フェキソフェナジン風邪の鼻水について | 医師に聞けるQ&Aサイト


1980年生まれ。島根県松江市出身。2021年9月から松江市西津田にある「うえだ内科ファミリークリニック」内で小児科外来をはじめました。木曜日午後、土曜日、日曜日も診療してます。一般外来のほかに、アレルギー診療や小児在宅医療、NICU卒業生のフォローアップなども提供しています。


「1歳0ヶ月 鼻水 薬 フェキソフェナジン」に関する医師の回答

こどもで使う解熱剤は、安全性の面から「アセトアミノフェン」一択になると思います。 アセトアミノフェンにはいろいろな種類があり、例えば坐薬だとアンヒバ®、内服だとカロナール®、コカール®、市販薬だと小児 ...

小児科の外来をしていると、よく保護者さんから「出席停止になるか」について質問を受けます。以下に代表的な疾患をまとめましたので、参考にしてみてください。 第1種感染症 基本的に第1種の感染症は「治癒する ...

フェキソフェナジン塩酸塩DS5%「トーワ」の効果・効能・副作用

中耳炎に対する抗生剤の予防効果はNNT20(かぜの患者さん20人に抗生剤を投与して、1人だけ中耳炎の合併を防ぐことができる)

「かぜが悪化しないように、念のため抗生剤が欲しい」と考える方もおられるかもしれません。しかしながら、かぜはウイルスが原因であり、細菌が原因でないため、細菌をやっつけるための抗生剤は投与しても効果がありません。

子供の鼻水について | 南加瀬ファミリークリニック | 川崎市幸区

小さいお子さんは、RSウイルスやヒトメタニューモウイルスなどに感染すると急性細気管支炎を発症してしまうことがあります。細気管支炎を発症すると、咳が続いたり、ゼイゼイすることがあるので、ロイコトリエン拮抗薬が使われることがあります。しかしながら、呼吸器ウイルス感染症に関連した喘鳴(ゼイゼイ)に対しては経口ステロイド使用や救急外来受診、入院回数を減らす効果は認められず、小児のウイルス感染による喘鳴の治療としてロイコトリエン拮抗薬は推奨されていないのが現状です。ですので、喘息発作の予防以外でロイコトリエン拮抗薬を処方する場面というのは、アレルギー素因(家族歴など)があって、かぜの度にゼイゼイを繰り返すお子さんに対して、長期的に使用するということになるかと思います。

は小児の気管支炎喘息の発作を予防するお薬です。ロイコトリエンは好酸球やマスト細胞などから作られます。ロイコトリエンは気管支平滑筋を収縮させ、血管透過性を向上させることで、気管支や鼻粘膜の分泌物を増加させます。ロイコトリエン拮抗薬はロイコトリエン受容体を阻害して、気管支喘息やアレルギー性鼻炎に効果を発揮します。

日本では、風邪の鼻水・鼻づまり(鼻閉)の治療薬として抗ヒスタミン薬(ペリアクチン、ポララミンなど)がよく処方されています。

気管支喘息のない小児に対してβ2刺激薬が有効か評価したRCTでは特にβ2刺激薬を使用しても咳の症状が早く良くなるわけではなく、副作用として興奮や振戦(ふるえ)といった副作用が多くなったという結果でした。基本的にはやはり、気管支喘息や気道の過敏性が亢進しているお子さんに対して気管支拡張薬は使うべきだと思っています。

咳が続く、ゼコゼコするということで、を処方することがあります。気管支拡張薬(β2刺激薬)は気管支平滑筋を弛緩させることで、気管支を拡張させる効果があり、主に気管支喘息に対して用いられます。小児ではかぜを契機に喘息発作が起こることがしばしばあるので、クリニックではβ2刺激薬は、まずはメプチンを吸入してもらって、症状の改善があるかを確かめてから、そのまま吸入薬かもしくは内服を処方するようにしています。ご家族の希望があれば、貼付薬も処方しますが、貼付薬はジェネリック医薬品だと血中濃度が安定しないので、先発品のホクナリンテープ®で処方しますが、咳止めとしての効果があるかは検討する必要があります。


風邪による咳はむしろ去痰薬だけの方が改善する傾向にあった、という ..

こどもに処方される咳止めとしては、チペピジン(アスベリン®)があります。実際に小児科外来でもよく処方されますし、私も処方することがあります。しかしながら、チペピジンが小児の咳止めとして有効であるというエビデンスは実際にはあまりありません。自然にかぜが治ったのか、薬によって咳が軽快したのかを区別する研究デザインは立てにくいのがあります。ただ、チペピジン自体も副作用がないわけではなく、例えばおしっこが赤くなるとか食欲が落ちるといったことはしばしば診療で経験されます。

「レボセチリジン」、「フェキソフェナジン」、「ニポラジン」などです。

せき止めシロップ・コンコン咳止め液、小児用エスエスブロン液エース、小児用ヒストミンかぜシロップ、新コールトップ液G・K、アルベンこどもかぜシロップ などです

風邪などの感染症が流行するシーズンや花粉の飛散時期に、鼻水が止まらず困った ..

コデインは咳止めのなかで最も強い効果があると考えられています(実際はそうでもない...)が、小児ではほとんど使うことはありません。というのも、コデインは麻薬性であるため依存性の問題や呼吸抑制、腸の動きが悪くなる、眠気、めまい、悪心、嘔吐などの副作用が認められるためです。2011年にWHOは小児にコデインを使用しないように勧告を出しています。

塩酸塩錠100mg「サワイ」,沢井,6132015F1010,セフジトレンピボキシル ..

風邪は基本的には自然に治る病気です。鼻水や咳があっても、元気に過ごしているならば、特に薬は必要ありません。しかし、鼻水や咳が酷くて眠れない、食欲が低下しているなどの症状があるときには薬剤を使用します。この風邪は様子を診ていて良いの?と疑問に思うこともあると思います。その時は内科、小児科を受診して、重篤な所見が無いのかを確認して、必要最低限の薬剤で対応するのが良いと思います。

フェキソフェナジンに関するブログ新着記事です。|当選したうめこんぶ茶|私流✭薬の管理方法|花粉症対策に|検診|始めてます、花粉対策.

※耳鼻科などで実施している、鼻水の吸引について。一時的には症状は軽くなりますが、風邪を治す効果はありません。症状を軽減する有効な方法だと思いますが、効果が一時的であり積極的には推奨しません。

10歳36kgの娘にオロパタジン5mg(アレルギー症状のある際に服用

一方で、Aの風邪の鼻水について。抗ヒスタミン薬は風邪の鼻水を減らす効果は無いです。また抗ヒスタミン薬のデメリットとして、眠気、活動性の低下があります。そのため、風邪による鼻水の場合には、抗ヒスタミン薬は効果がなく、さらに眠い・活動性低下といった副作用を生じるため、処方を避けるべきであるとされます。

17歳高校生に、風邪気味で前回残っていた、ピーエイ配合薬、メジコン15mg1個、頭痛対策でカロナール300mgを夕べ10 ..

Bのアレルギー性鼻炎については、抗ヒスタミン薬という、いわゆる花粉症の薬が効きます。薬では、ポララミンやザイザル、オロパタジンというものです。

うえだ内科ファミリークリニック小児科の公式ブログです

・のかゆみ止めとして抗ヒスタミン薬が使用されるが、ヒスタミン非依存性の経路で起こるかゆみがあるため、必ずしも抗ヒスタミン薬が有効ではない。

〈小児〉

・抗ヒスタミン薬はには有効でないため、投与すべきではない(小児急性中耳炎診療ガイドライン2018年版)

〈小児〉

フェキソフェナジン塩酸塩DS5%「トーワ」は、以下の適応を申請中です。ただし、発売までに確実に通して来るでしょう。
※追記 適応は無事通りました。

アレグラ*1と風邪薬との飲み合わせについて アレグラ*1FXなどのフェキソフェナジン塩酸塩が配合された抗ヒスタミン薬と、抗ヒスタミン成分が配合された風邪薬との併用は避けてください。 眠気などの副作用がでやすくなるおそれがあります。

両剤とも0.3g/包と0.6g/包があるが、2連包か4連包かの違いがありあmす。
アレグラの方は一列で1日分だが、フェキソフェナジンは一列で2日分になるので、少しわかりにくいかも?
包装は少し違って、アレグラが中が見えない包装になっているのに対して、フェキソフェナジン塩酸塩DS5%「トーワ」は透明ポリセロ包装を採用しています。

小児科医

ストロベリー味ということで口に入れると甘いが、舌には苦味が残ります。
水に溶かすと早く苦味を感じるので、粉のままさっと飲んだほうが良い
とはいえ、フェキソフェナジン塩酸塩DS5%「トーワ」よりはかなり飲みやすいと思います。

フェキソフェナジン塩酸塩DS5%「トーワ」

フェキソフェナジン塩酸塩DS5%「トーワ」は口の中で溶けてる途中から苦味が出てきますが、アレグラは溶け切ってから舌の上に苦味が残っているという感じです。早めに苦味を感じるって結構デメリットだと思います。
粒はアレグラの方が大きいように感じましたが、すぐ溶けるので問題ないですね。

フェキソフェナジン塩酸塩DS5%「トーワ」東和薬品株式会社

フェキソフェナジン塩酸塩DS5%「トーワ」の味などの特徴をまとめつつ、先発品のアレグラドライシロップと比較していきます。

〔和名〕フェキソフェナジン塩酸塩DS5% 「トーワ」

2019年から子どもへの処方が増えると思われる、フェキソフェナジン塩酸塩DS5%「トーワ」の紹介です。