試打したコブラ「ダークスピード MAX」10.5度×純正シャフト「ツアーAD for cobra(S)」


このように、一般の概念にあまりとらわれないコブラが作った最新のドライバーが「エアロジェット」シリーズ。投影面積が大きい、いかにもデカヘッドといった出で立ちですが、空力性能に注力して開発されています。


コブラ MAX ドライバー cobra Fit-on Max

こんにちは! マイゴルフクラブです(´▽`)

先日、「新製品の試打クラブ入ってきてないかなー」とヴィクトリアゴルフに行ったところ、≪コブラ F-MAX≫というドライバーを見つけました!

その時点では「コブラの新製品?」と思いながら、≪KING F9≫というドライバーと比較のデータを取っていたのですが、≪ボールが上がりやすい・つかまりやすい・芯が広い≫やさしさの3拍子が揃った良いドライバーだなーと思っていました。

試打しているところに、店員さんが来て、

店員さん「マイゴルフクラブさん、そのクラブどうですか?」

私「めちゃくちゃやさしくて、良いクラブですね(´▽`)」

店員さん「なんとこのクラブ……クラブセットなんですよ!!」

私「えーっ!?」

店員さん「ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティー、アイアン6本、パター、キャディーバッグ全部込みで9万円でお釣りが返ってくるんです!!」

私「えーっ!?」

という感じでした(笑)。

後半、私が「えーっ!?」としか言ってなかったのは、それくらい衝撃だったからです!

試打データも載せているので、ぜひ見てみてください(´▽`)

実際に試打したところ、強いオープンフェースで、ターゲットに対してスクエアに構えやすい。そして、アドレスではクラブ長が45.0インチと長すぎないので、ヘッドが大きく見えてミートしやすいイメージが出ている。試打クラブは10.5度でシャフトはメーカー純正の『スピーダー NX for Cobra』(フレックスS)仕様。『LTDx』のときにも記載したが、このシャフトはかなり軟らかめなので、ヘッドスピードが40m/sくらいのゴルファーであれば、このスペックで十分だろう。

そして、『LTDx』と同じく、ヘッドのネック軸周りの慣性モーメントが8085g・㎠と非常に大きいので、ダウンスウィング時のヘッドの返りが緩やかで、フェード系弾道が打ちやすい。また、低重心率が63.2%と標準的なので、適度なスピンが入り、高めの弾道でボールは安定する。ただし、『LTDx』はスイートスポット位置がフェース中央よりトウ側1.1ミリの場所にあったが、『LTDx MAX』はヒール側2.3ミリにあり、3ミリくらいヒール寄りになっている。そのため、バルジ(横方向の丸み)のギア効果により、フェース中央でヒットした場合ドロー回転がかかりやすく、明らかに『LTDx』よりも球をつかまえやすい。ネック軸周りの慣性モーメントの大きさと相まって、ストレート系の弾道が打ちやすくなっている。

『LTDx』はヘッド重量が202.2g、クラブ全体慣性モーメントが289万g・㎠だったが、『LTDx MAX』は197.7gと軽く、かつ、282万g・㎠と小さいので振りやすく、より球をつかまえやすいドライバーと言えるだろう。

コブラ MAX フェアウェイウッド cobra MAX 【5W】

「エアロジェット」のメインとなるテクノロジーは、主に3つ。まず、ボディ全体を滑らかなシェイプにすることで空力性能を高めた「エアロダイナミックシェイピング」。次に、フェースすぐ裏の内部下側にフェースに密着させることなく配置されたウェイトによって、ヘッド剛性に干渉せず低重心化を実現させた「パワーブリッジ・ウェイティング」。そして、フェースを15分割し、それぞれのエリアの反発やミスへの寛容性を、AIによるシミュレーションを用いて設計された「パワーシェル・H.O.T フェース」の3つです。

こんにちは、最近平均飛距離が落ちてきているのが悩みのじゅんやあくです。

そんな私ですが、3月にコブラより発売されたエアロジェット MAX ドライバーを試打する機会をいただいたので、早速試してみました。

併せて、4月に発売されたSB ウェッジも試してみたので、そちらもご紹介します。

コブラ F-MAX US フェアウェイウッド COBRA SuperLite 【3W】

まずは簡単にエアロジェット ドライバーをご紹介。

こちらのシリーズ、ノーマルの「エアロジェット」に加え、ロースピンモデルとなる「エアロジェット LS」、つかまりやすくて上がりやすい「エアロジェット MAX」の3タイプで構成されています。

つかまりやすい、上がりやすいを“やさしさ”の指標とすると、「LS」が一番難しく(つかまりにくい、上がりにくい)、「MAX」が一番やさしいということになります。

私が今回試したのは、「MAX」です。

スペックは、以下の通り(計測:スタジオCGA)。

コブラ エアロジェット MAX ドライバー(10.5度)
シャフト:オリジナル SPEEDER NX for COBRA(S)
リアルロフト:10.2度
ライ角:59度
長さ:45.5インチ
クラブ重量:300.6グラム
バランス:D3.5
振動数:236cpm

スペック的には、ヘッドスピード40~42メートル/秒(m/s)にドンピシャという感じでしょうか。

構えてみると、ヘッド後方にだいぶストレッチバックしていることがわかります。最も“やさしい”モデルということもあり、投影面積が大きく、安心感がかなりあります。

打つ前から期待が高まります。

2024年モデルのコブラダークスピードMAXドライバーは、3モデルの中では最もシャロー形状で高弾道を打ちやすくドローバイアスに設計されたモデルです。

Cobra(コブラ)KING(キング) LTDx MAX(マックス)ドライバー を試打しました。

実際に打ってみました。

何球か打ってみて感じたのは、芯の広さです。

フェースのどこに当たっても、ナイスショットの5%落ちくらいは飛んでくれます。つまり、ナイスショットが240ヤードだとして、「あ、ちょっといま先っぽだったな」と思っても230ヤードくらいは飛んでくれています。

以前からコブラは「フェースのどこに当たっても初速が落ちない(超訳)」という性能を標榜していますが、その伝統はしっかりとこのモデルにも継承されていました。

打感は、少し硬めに感じました。「くっつく」と「弾く」の中間くらいのイメージです。

この「MAX」は、3タイプの中では一番つかまるタイプとのことですが、そこまでつかまり過ぎる感じはありません。また、右にすっぽ抜ける感じはほとんどありませんでした。

一方、球はかなり上がりやすいと思いました。めちゃくちゃ低スピンということではなく、バックスピン量は2500~2800回転くらいでした。どこに当たってもだいたい真っすぐ飛んでくれるのは、このスピン性能のおかげかもしれません。安定感は抜群です。

なので、球を上げられる&つかまえられるという人なら、ロフトを立てて使うとさらに低スピン化して飛距離アップするでしょう(もちろん、ノーマルのエアロジェットという選択肢もアリです)。

余談ですが、いわゆる“カチャカチャ”系のドライバーは、一般的にロフトを立てるとフェースが開きます。

ロフトを立てるとバックスピン量が減るので、球が上がり過ぎている場合はロフトを立てることで飛距離がアップします。その代わり、少しつかまりにくくなります。

私の場合、ロフトを1度立てたセッティングにすると、バックスピン量が2500回転以下になり、最も飛ぶようになりました。

実際にコースで9ホール使用してみましたが、ほとんどフェアウェイか、曲がってもファーストカットくらいまでで、曲がっていないということもあり7回のティーショットの平均で約230ヤードほど飛んでいました。

大満足です。

コブラの中では最もやさしいモデルのダークスピードMAXドライバーは、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。


コブラ「ダークスピード MAX」をHS42m/s前後で徹底試打検証!【ロフト角別】

さて、4月に発売されたSBウェッジ。SBは“SNAKE BITE(スネークバイト)”の略で、文字通り「蛇のように噛む」ということでしょうか。

この「スネークバイト」と名付けられた超精密CNCミルドグルーブによるスピン性能がこのウェッジのオススメポイントのようですが、私が注目したのはソール形状とシャフト重量です。

特にオススメしたいのが、48度~52度の、いわゆるアプローチウェッジ(AW)付近のロフトのモデルです。

アイアンセットの別売りAWや、他のこの付近のロフトの単品ウェッジでは、ヒールを落としているモデルはあまり見たことがありません。

しかし、こちらのSBウェッジは、AW近辺のロフトのモデルでもヒールを少し落としてくれています。

つまり、AWでもフェースが開きやすいのです。

これが役に立つのが、最も難しいシチュエーションと言われている30~50ヤードくらいの中途半端な距離のバンカーショット。

クリーンに打つのは難しいし、AWやピッチングウェッジを開いてエクスプロージョンするのも難しい、ゴルフで最も難しいショットの一つですよね。

この高難度シチュエーションを少しやさしくしてくれるのが、SBウェッジのAWだと思いました。

そしてもう一つのおすすめポイントが、シャフト重量。

純正では、ダイナミックゴールドEXツアーイシューと、ダイナミックゴールド105から選べますが、この“105”というのがミソ。

ヘッドスピード40~42m/s近辺のプレイヤーのほとんどは、アイアンシャフトが90グラム前後の軽量スチールだと思います。

アイアンのフルショットは90グラム台でもいいけど、フルショットだけではなく、ランニングアプローチやピッチ&ランでも使うというAWには、少し重さが欲しいところです。

しかし、たいていの単品ウェッジのシャフトラインアップは、120グラム台の重量級シャフトと90グラム台の軽量級シャフトの2択になっていると思います。

つまり、アイアンセットが90グラム台のシャフトのゴルファーにとっては、90グラム台のアプローチウェッジは軽過ぎて、120グラム台のシャフトは重過ぎるのです。

なので、アイアンセットが90グラム台の軽量スチールシャフトを使っている人には、AWでこのダイナミックゴールド105はドンピシャの重さになるので、ものすごく個人的にオススメしたいです。

特に、ヘッドスピード40~42m/sくらいのゴルファーだと、50度のフルショットが95~100ヤードになるので、大変使いやすいと思います。

というわけで、MSD42的にヘッドスピード40~42m/sのゴルファーに大変おすすめしたい、コブラのエアロジェット MAX ドライバーとSBウェッジをセットでご紹介しました。

みなさまぜひお試しください。

コブラ ダークスピードMAXフェアウェイウッド は、3兄弟の最もやさしいモデル。

「エアロジェット」シリーズのドライバーは3モデルをラインアップ。今回取り上げる「エアロジェット MAX ドライバー」は、つかまりのよさとミスへの寛容性を高めたモデルです。

コブラ MAX ドライバーの試打レビュー 口コミ・評価 ギアスペック

コブラのドライバーは、個人的にはヘッドが重く捕まりが抑えられているモデルが多いイメージがありますが、ダークスピードMAXドライバーは3モデルの中では楽に捕まるモデルでオートマチックに高弾道を打ちやすくなっています。

コブラ『AEROJET MAX』ドライバー トラックマン試打

実際に打ってみると、コブラのドライバー3モデルはややハードな傾向があるので、1番やさしいMAXドライバーでも重量感があってある程度のパワーが必要だと思いました。

コブラ『DARKSPEED MAX』ドライバー トラックマン試打

コブラ F-MAX スーパーライト 10本セット キャディバッグ付きがオンラインストア価格で8万8265円でした!

レディース用のクラブセットもありました!

レディースの場合はハーフセットになって、8本セット キャディバッグ付きで7万8446円!

通常、クラブセットは試打クラブがないものがほとんどなので、実は私も初めてクラブセットを試打しました!

これからクラブセットを購入しようと考えている方にはオススメです(´▽`)

ご参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

それでは、また次回に!

コブラMAX Cobra MAX(JP) コブラ ドライバー クラブ詳細

多くのクラブを手掛けてきた設計家・松尾好員氏が最新クラブを徹底的に計測・分析する「ヘッドデータは嘘つかない」。今回はコブラゴルフの『キング LTDx MAX』ドライバーを取り上げる。

コブラ(Cobra)(メンズ)ダークスピード MAX ドライバー(1W

試打する『ダークスピードMAX』ドライバーは、スピン量を抑える低スピン設計による飛距離性能と、COBRA史上最大級の慣性モーメントにより、高い寛容性を実現。2つあるウェイトは、後方ポジションで直進性と高弾道をもたらし、ヒール部分でドロー軌道を可能にしている。ヘッド形状は、フェースの中央部とバックフェース後方を高くした流線形のエアロ形状で、スウィング中のクラブが受ける空気抵抗を軽減し、ヘッドスピードを最大化する、という。

コブラゴルフ/KING/LTDx MAX ドライバーのクチコミ評価

つかまりに関しては、ほんの少しだけつかまるといった具合。「エアロジェット」シリーズの中で「MAX」は最もつかまりの強いモデルなのですが、一般的なドライバーと比較するとかなり抑えてある印象です。左を嫌がる上級者でも十分使えるぐらいです。とはいえ難しさはまったくなく、スライサーの人でも、ミスヒットへの強さを生かして安定したフェード系のボールを打てると思います。

コブラ「ダークスピード MAX」をHS42m/s前後で徹底 ..

Cobra(コブラ)
KING LTDx MAXドライバー
/2022年3月発売モデル
【ロフト】
・9°
・10.5°
【シャフト/価格】
・SPEEDER NX for Cobra (S)(SR)(R)中調子 45.5″/¥75,900(税込)

【ギア情報・評価】LTDx MAX ドライバー(コブラゴルフ)

「エアロジェット MAX ドライバー」は、直進性が高くてスピンの少ない弾道を、楽に打たせてくれるモデルでした。それでいてミスに強く、しかし極端な補正能力を持たない扱いやすさが魅力です。