ジスロマックという抗生剤は、初めて飲ませる薬です。 副作用って ..


近年、小児の副鼻腔炎は程度が軽くなってきており自然に治る傾向もあるため、減少傾向にあります。しかし、一方ではアレルギー性鼻炎の合併が60%弱に認められ、滲出性中耳炎などの耳の病気や頑固な咳の原因にもなるために放置できない副鼻腔炎が多いことも事実です。治療は成人の副鼻腔炎とほぼ同様でマクロライド系抗生物質の長期少量投与や抗ヒスタミン剤などの薬物療法が中心となります。ただ、保存的治療で良くならない場合やポリープがある場合、耳や咳などの合併症が良くならない場合は手術が必要となります。一般的には小児の副鼻腔炎は7~8歳をピークとしてそれ以後は治癒傾向にあるために10歳を過ぎても良くなってこないときに手術を考えます。現在では内視鏡下手術により、骨の発育に悪影響を与えない手術もできるようになってきましたが、小児の場合は必要最小限の手術がふさわしいと考えられています。また、術後の治療も重要で、成人以上に完全治癒までの時間がかかるために術後数年間は経過観察が必要です。


【ジスロマック咳】に関する医師への相談をご紹介。【ジスロマック ..


表1 3~4週間持続する咳と痰の注意点
・咳と痰は日中に多いか、夜に強いか?
・痰は膿性で切れにくいか?
・症状はだんだん増悪しているか?
・発熱、食欲低下、体重減少など全身症状を伴うか?
・食事のときにむせないか?

表2 咳と痰が持続する疾患
症状が2週間以上
かぜ症候群(急性気管支炎)
症状が3~4週間以上継続
COPD(慢性気管支炎、肺気腫)
気管支拡張症
後鼻漏
気管支喘息
うっ血性心不全
胃食道逆流症
誤嚥性気管支炎
薬剤副作用(ACE阻害剤、βブロッカーなど)

1~2週間以内の経過をとる場合には急性と考えられ、上気道炎、急性気管支炎がここに含まれる。まとめてカゼ症候群と呼ばれることもある。9割はウイルス感染で、時にマイコプラズマ、クラミジアの感染がある。マイコプラズマの感染では、マイコプラズマ感染後の気道過敏症として、カラ咳がひっきりなしに出るという特徴がある。通常は3週目安とし、これを超えて咳が続く、痰が続く場合には本格的に調べた方がよいということになる。
夜間、特に夜明けに咳がある、あるいは痰がでにくいという場合、気管支喘息を疑う。発作性に症状が出るという特徴がある。
慢性気管支炎、肺気腫をまとめて最近は慢性閉塞性肺疾患、COPDと呼ぶが、これは昼間、体動時に症状が増悪することが特徴。
細菌性の感染がある場合に、痰は膿性となり、量が増え、粘稠で切れにくいことが特徴となる。

表3 慢性の咳と痰を呈する疾患の症状と治療
後鼻漏
慢性副鼻腔炎があり、寝ると気道に粘液がたれてくる。咳あり。
マクロライド系抗生物質
胃食道逆流症
胸やけ。就寝時の咳、痰。遅い時間の夕食。食事:刺激物、脂っこいものが好き。
プロトンポンプ阻害剤
COPD
症状は主として起床後、日中に症状が強い。息切れがある。安静で改善。喫煙歴や粉塵暴露歴あり。
気管支拡張症の吸入
気管支喘息
夜明けに咳、痰。発作性。
気管支拡張薬の吸入。吸入ステロイド。テオフィリン製剤。抗ロイコトリエン薬。
うっ血性心不全
就寝時、咳と痰。痰は白色。下肢の浮腫など。
利尿薬

COPDの方の95%以上はスモーカー。スモーカーの約15%がCOPDになる。喫煙歴があるかどうかは気管支喘息との鑑別点にはなる。COPDの初期症状として咳あるいは痰のみということがある。
気管支喘息は、病歴で、以前に同様な症状があった、夜明けに非常に強くなる、夜明けに発作を起こす、寛解期がある、発作を起こしていないときには症状が殆ど無いことが特徴。
うっ血性心不全は就寝後まもなく咳と痰が続くという訴えになる。これも高齢者に多い病気だが、うっ血性心不全を起こすような基礎疾患があるということになる。具体的には高血圧、陳旧性の心筋梗塞などで心機能が低下している様な場合。COPDでは夜中に咳、痰が強くなることはあまり多くない。
気管支喘息やCOPDの合併症として胃食道逆流症が起こっていることが多い。その結果、病態が非常に複雑になる。特に気管支拡張剤薬による副作用で食道の下端の筋肉が弛緩しやすくなり、逆流性の食道炎が起こり易い。その場合、胸やけとか、あるいは朝、口の中が苦いというような訴えになる。実際は胃カメラをやってもなかなか鑑別がつかないこともある為、対応が難しい。
高齢者の場合、誤嚥あるいは誤飲によって、食事が誤って気管に入るというものが多い。脳血管障害後遺症が原因になることが約6割ですが、慢性的な誤嚥により、気管支炎を起こして、それが咳と痰の持続を起こして来るというがある。
気管支拡張症は常に咳と痰が出るわけではないが、感染が加わると症状が増悪することがある。
間質性肺炎、肺繊維症は基本的には乾いた咳が出て、軽い感染があると痰が出ることがある。
高齢者に多いのが薬の副作用による咳。一番多いのがACE阻害薬、あるいはβ-ブロッカー、時にはβ-ブロッカーの点眼薬でも起こることがある。緑内障があって、β-ブロッカーの点眼薬を使っている場合に喘息症状が非常に悪化することがある。

2週間以内の咳と痰であれば、対症療法として治療する。膿性痰があれば抗生物質を投与する。これで症状がだんだん軽くなっている場合にはプライマリーケアとしては特に検査は不要。
2週間を超えて膿性痰であるとか感染症状が続く場合には、白血球数あるいはCRP、それから循環器系の疾患を除外する為に心電図、胸部のX線写真を撮ることになる。
かぜ症候群の場合には対症療法でよいが、気管支喘息の場合には吸入ステロイドを使うということと、気管支拡張剤を必ず使うことが必要。咳が出るという場合に、咳止めだけを使うと痰を伴う場合には痰がかえって肺の中に貯まって呼吸困難が強くなる。去痰剤については、非常に賛否両論があって、非常に個人差がある。

咳嗽の治療薬
中枢性鎮咳剤(非特異的) 麻薬性 リン酸コデイン
非麻薬性 アスベリン、メジコン、トクレス
気管支拡張薬 テオフィリン薬 テオドール、テオロング、ユニフィル、ユニコン
(咳喘息) β2刺激剤 メプチン、スピロベント、サルタノール、ホクナリンテープ、セレベント
吸入抗コリン薬 アトロベント、フルブロン、テルシガン
ステロイド薬 プレドニン、リンデロン、フルタイド、テルシガン (喘息、アトピー咳嗽)
抗菌薬 レスピラトリーキノロン オゼックス、スパラ、高用量クラビット、ガチフロ、ケトライド ケテック
(マイコプラズマ、クラミジア感染症)
14,15員環マクロライド系抗菌薬 エリスロシン、アイロシン、クラリス、クラリシッド、ルリッド、
(副鼻腔気管支症候群)
ジスロマック
その他の抗菌薬
去痰剤(各種湿性咳嗽) ビソルボン(粘液溶解薬)、ムコダイン(粘液修復薬)、ムコソルバン(粘液潤滑薬)、クリアナール、スペリア(分泌細胞正常化薬)
漢方薬 ツムラ麦門冬湯 (非特異的)
抗アレルギー薬
ヒスタミンH1受容体拮抗薬 アゼプチン、アレロック、ジルテック、セルテクト、アレジオン、アレグラ、
(アトピー咳嗽) クラリチン、エバステル
ロイコトリエン受容体拮抗薬 オノン、アレコート、シングレア、キプレス
トロンボキサン阻害薬 ドメナン、ベガ、ブロニカ
Th2サイトカイン阻害薬 アイピーディー
(咳喘息)
消化性潰瘍治療薬(胃液逆流による咳嗽)
ヒスタミンH2受容体拮抗薬 ガスター、ザンタック、タガメット
プロトンポンプ阻害薬 タケプロン、オメプラール、オメプラゾン、パリエット

ジスロマックとは?アジスロマイシンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版)

マイコプラズマ肺炎は、自然にも治りますが、抗菌薬で症状を軽くすることができます。そのため子どもでは、テトラサイクリン系抗菌薬、ニューキノロン系抗菌薬の効果があると考えられます。
しかし、テトラサイクリン系抗菌薬は、8歳以下の子どもに、2週間以上長く使用すると歯が黄色くなったり、骨の発達に影響を受けると言われています。短期間で適切に使用するのであれば、副作用はかなり少なくなります。
ニューキノロン系抗菌薬も、関節への影響から子どもにあまり使用されませんが、最近、子どもに安全なニューキノロン系抗菌薬があります。

ステロイドの吸入薬は軟膏などと異なり、粘膜上皮細胞から分泌される粘液のため、自然に喀出されますので、短期間の吸入であれば副作用はほとんどありません。妊娠を考えている方にも安全に使用できます。

ジスロマックとトラネキサム酸を処方されましたが痰が辛くなってきたので、ムコダインを飲みたいですが飲み合わせ大丈夫でしょうか?

本剤は細菌の増殖を効果的に抑制し、多様な呼吸器系病原体に対して卓越した効果を発揮します。その作用機序は、細菌のタンパク質合成を阻害することで病原体の繁殖を防ぐことにあります。

(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
8.1.アナフィラキシー・ショックがあらわれるおそれがあるので、アレルギー既往歴、薬物過敏症等について十分な問診を行うこと〔11.1.1参照〕。
8.2.本剤の使用にあたっては、事前に患者に対して、次の点を指導すること〔11.1.2参照〕。
・中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群が疑われる症状[発疹に加え、粘膜(口唇、眼、外陰部)のびらんあるいは水ぶくれ等の症状]があらわれた場合には、服用を中止し、ただちに医師に連絡する(服用終了後においても前記症状があらわれることがある)。
8.3.意識障害等があらわれることがあるので、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意するよう患者に十分に説明すること。
8.4.アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから、投与終了数日後においても副作用が発現する可能性があるので、観察を十分に行うなど注意すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1.他のマクロライド系又はケトライド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
9.1.2.心疾患のある患者:QT延長、心室性頻脈(Torsadedepointesを含む)を起こすことがある〔11.1.8参照〕。
(肝機能障害患者)
9.3.1.高度肝機能障害のある患者:肝機能を悪化させるおそれがある。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒト母乳中に移行することが報告されている)。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
患者の一般状態に注意して投与すること(アジスロマイシン経口剤の一般感染症の臨床試験成績から、高齢者において認められた副作用の種類及び副作用発現率は、非高齢者と同様であったが、一般に高齢者では、生理機能が低下しており、血中・組織内濃度が高くなることがある)。
(相互作用)
10.2.併用注意:
1).制酸剤(水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム)[アジスロマイシンの最高血中濃度低下の報告がある(機序不明)]。
2).ワルファリン[国際標準化プロトロンビン比上昇の報告がある(マクロライド系薬剤はワルファリンの肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、ワルファリンの作用が増強することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。
3).シクロスポリン[シクロスポリンの最高血中濃度の上昇及び血中濃度半減期の延長の報告がある(マクロライド系薬剤はシクロスポリンの主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、シクロスポリンの血中濃度が上昇することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。
4).ネルフィナビル[アジスロマイシン錠の1200mg投与で、アジスロマイシン濃度・時間曲線下面積<AUC>及び平均最高血中濃度の上昇の報告がある(機序不明)]。
5).ジゴキシン[アジスロマイシンとの併用により、ジゴキシン中毒の発現リスク上昇の報告がある(P-糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、ジゴキシンの血中濃度が上昇することを示唆した報告があるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。
6).ベネトクラクス[ベネトクラクスの効果が減弱するおそれがあるので、併用を避けることが望ましい(機序は不明であるが、ベネトクラクスの血中濃度が低下する可能性がある)]。
(その他の注意)
15.1.臨床使用に基づく情報
アジスロマイシンとの因果関係は不明だが、心悸亢進、間質性腎炎、肝壊死、運動亢進があらわれたとの報告がある。
15.2.非臨床試験に基づく情報
15.2.1.ラットの受胎能及び一般生殖能試験(雄2ヵ月以上、雌2週間以上投与)で、20mg/kg投与の雄雌に受胎率低下が認められた。
15.2.2.動物(ラット、イヌ)に20~100mg/kgを1~6ヵ月間反復投与した場合に様々な組織(眼球網膜、肝臓、肺臓、胆嚢、腎臓、脾臓、脈絡叢、末梢神経等)にリン脂質空胞形成がみられたが、投薬中止後消失することが確認されている。なお、リン脂質空胞はアジスロマイシン-リン脂質複合体を形成することによる組織像と解釈され、その毒性学的意義は低い。
(保管上の注意)
室温保存。

気管支炎:症状は?人にうつるの?風邪とのちがいは?薬はあるの?

などがあります。この病気の本質はまだまだ未解明の部分が多く、したがって根本的な治療法も確立されていませんが、感染による好中球炎症を主体とした副鼻腔炎と異なり、マクロライド系の抗生物質はあまり効かないため薬物療法に多くは期待できません。喘息や嗅覚障害を合併した重症例も多いために現時点では内視鏡下手術を施行し、術後ステロイドの内服や局所投与、局所の洗浄を行いながら、ポリープが再発したときにはあまり大きくならないうちにもう一度摘出するといったところが一般的です。再発率が高いといっても鼻閉や後鼻漏が少なくなり、喘息症状が著明に改善する場合も少なくありません。むしろマクロライド療法に多くを期待できない分、手術療法が果たす役割は大きいと考えています。

咳喘息について
今まで特に「喘息」などの病気がなくても、かぜをひいた後などに、咳だけの症状が長引く場合があります。発熱や痰の症状がなく、咳だけが一向におさまらないで、むしろ日増しに咳がひどくなるといった症状が3週間以上続く場合は、「咳喘息」が疑われます。
喘息では、ご存じのようにゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴や呼吸困難を伴うことが多いのが特徴です。一方、「咳喘息」は、喘鳴や呼吸困難がなく、慢性的に咳だけが続く病気です。しかし、「咳喘息」は時に、気管支喘息になることもあるといわれていますので、早めに治療を受けることが大切です。
咳は、気道に異物や刺激が加わったり、炎症が起きて分泌物が溜まってきたりした場合にそれらを外に出そうとするためにおこる、いわゆる生体の防御機構のひとつです。
咳には、湿性の咳と乾性の咳(空咳)があります。湿性の咳は過剰に生じた痰をだすための咳であり、主に気道の炎症が原因です。 「咳喘息」では、ふつう痰を伴わない乾性の咳が認められます。通常のかぜ薬や咳止めや抗生物質などはあまり効果がありません。もちろん、胸部レントゲン検査や呼吸機能検査には異常は認められません。
治療は、気管支喘息と同様に気管支拡張剤や吸入ステロイド剤が有効です。吸入のステロイド薬は、局所に使用するため、経口ステロイド剤に比べて副作用は少ないといわれています。治療は数ヶ月続ける必要があります。
「急性(咳症状が3週間以内)」の咳は主に、ウイルス感染などによる上気道感染によるかぜによるものが多く、一方「遷延性(3週間以上)」「慢性(8週間以上)」の咳症状は、「咳喘息」「アトピー咳嗽」、「副鼻腔気管支症候群」があげられます。
アトピー咳嗽は「咳喘息」と区別が困難なことがありますが、気管支拡張薬が無効で、抗アレルギー剤や吸入ステロイド剤が有効です。「副鼻腔気管支症候群」は、副鼻腔炎(蓄膿症)によって、鼻汁が気管支に流れて気管に入って気管支炎が起こり痰を伴った咳が出ます。
その他、長く続く咳症状として、「咳喘息」と鑑別しなくてはいけない病気として、肺結核、肺がん、間質性肺炎、慢性心不全、逆流性食道炎、高血圧の薬(ACE阻害薬)の使用などがあげられます。
「咳喘息」の治療において、日常生活の注意点をあげてみます。
・かぜやインフルエンザに注意。特に流行期は、うがい、手洗いを徹底し、マスクを使用しましょう。
・たばこに注意。本人の禁煙は当然のこととして、他人からのたばこの煙も悪化させる要因となります。家庭や職場など、周囲のひとにも注意してもらいましょう。
・飲酒を控える。アルコールを飲むと、体の中に気道を収縮させるアセトアルデヒドができて咳を起こしやすくします。
・咳を誘発させる原因となる、ハウスダスト、ダニ、かび、ペットの毛、花粉などの刺激を避ける。こまめに室内をきれいにしましょう。
・過労を避け、ストレスをためない。睡眠と休養を十分にとりましょう。
・咳は体力を消耗します。栄養のバランスを考え、消化のよい食事をこころがけましょう。また、食べ過ぎにも注意が必要です。
・気温の変化に注意。急激な気温の変化は、「咳喘息」の発作を誘発します。外出時の服装に注意して室内外の温度差を大きくしないようにしましょう。
・加湿器などによって湿度を保つ。乾燥すると気道の粘膜が刺激されて、咳が出やすくなります。風邪が治っても、咳だけが続く場合は、「咳喘息」かもしれません。速やかに受診することが大切です。
【咳喘息と気管支喘息の症状】
類似点
・長引く咳、時に激しく咳込む
・さまざまなアレルゲン、たばこの煙、寒暖の差などが誘因に
・市販のかぜ薬、 咳止めではよくならない
異なる点
・ゼイゼィ、ヒユーヒューという「喘鳴」はない
・呼吸困難は少ない
・痰はあまりからまない
【咳喘息の特徴】
・咳が3週間以上続く
・発熱や痰を伴わない
・ゼーゼ一、ヒューヒュ一、呼吸困難はない
・かぜ薬や咳止め、抗生物質は効かない
・吸入ステロイド薬が効果的
【咳喘息の治療】
・気管支拡張剤、吸入ステロイド薬が有効(局所に使用するため経口ステロイド剤より副作用は少ない)
治療は数カ月続ける必要がある
【日常生活での注意】
かぜに注意・禁煙
飲酒は控える。ハウスダスト、かび、ペットの毛などの刺激を避ける
・気温の変化に注意


時に動悸が生じたり、気を失ったりすることがあります。 心室性頻脈

6). ベネトクラクス[ベネトクラクスの効果が減弱するおそれがあるので、併用を避けることが望ましい(機序は不明であるが、ベネトクラクスの血中濃度が低下する可能性がある)]。

マイコプラズマ肺炎は、感染から発症までの潜伏期間が1~3週間ぐらいで、痰 ..

患者の一般状態に注意して投与すること(アジスロマイシン経口剤の一般感染症の臨床試験成績から、高齢者において認められた副作用の種類及び副作用発現率は、非高齢者と同様であったが、一般に高齢者では、生理機能が低下しており、血中・組織内濃度が高くなることがある)。

百日咳を治療する場合、最初のかぜ様症状の間(初めの1週間以内)にマクロライド系の抗生剤(エリスロマイシン、クラリス、ジスロマック ..

最初、発熱、咽頭痛、頭痛、だるさなど普通の風邪っぽい症状があった後、1週間くらいしてから咳が出始めます。乾性咳嗽と言って痰があまり絡まない咳が特徴ですが、少し痰が絡むこともあります。風邪の後に咳が止まらない、今までこんなに咳が続くことはなかった、市販の咳止めを飲んでも薬が切れるとまた咳が出て治らない、咳のせいで寝れない、しゃべる時に咳が止まらなくなる、などの症状がマイコプラズマを疑い検査をするきっかけになります。咳よりも呼吸をする時の胸の痛みや息苦しさ、吐気や下痢などの腹部症状症状が目立つ場合もあります。痰のない乾いた咳が特徴と言われますが、痰のあるなしだけでマイコプラズマを否定出来ません。マイコプラズマという細菌は細胞壁を持たない細菌で、細胞壁をターゲットに抗菌作用を発揮するペニシリン系抗菌薬やセフェム系抗菌薬などのβラクタム系というグループの抗菌薬が無効であるのもマイコプラズマの特徴です。3週間以上咳が止まらない、そう言えばまわりにもずっと咳をしている人がいる場合、マイコプラズマを始めとする咳の感染症を疑って診察を進めていきます。

ただし、非結核性抗酸菌(NTM)は環境にいる菌なので、病気でなくても痰 ..

アスピリン喘息はアスピリン様の薬理作用を有する非ステロイド性解熱鎮痛薬(NSAIDs)により発作が誘発されるという特徴を持ち、喘息発作、アスピリン過敏症、鼻茸を3主徴とする疾患です。小児には少ないが、30~50歳に発症することが多く、頻度としては成人喘息の4~30%、中等症以上では10%以上に認められると言われています。

【歩く肺炎】マイコプラズマって、いったいどんな病気? | 医師ブログ

深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、子宮頸管炎、骨盤内炎症性疾患、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1.〈骨盤内炎症性疾患〉淋菌を適応菌種とするのは、骨盤内炎症性疾患の適応症に限る。
5.2.〈咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、副鼻腔炎〉「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
5.3.〈肺炎〉症状に応じてアジスロマイシン注射剤から治療を開始する必要性を判断すること〔7.6、7.7参照〕。

先ほどお話をした症状の特徴(乾いた咳が多い、痰が少ない、そして痰が少ない影響で ..

〈発症抑制〉
成人にはアジスロマイシンとして、1200mg(力価)を週1回経口投与する。
〈治療〉
成人にはアジスロマイシンとして、600mg(力価)を1日1回経口投与する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1.治療に関する海外臨床試験においてエタンブトールとの併用効果が示されているため、治療の際にはエタンブトール(1日15mg/kg)と併用すること。
7.2.治療に際してはエタンブトールに加え、医師の判断によりMACに対する抗菌活性(invitro)を有する他の抗菌薬を併用することが望ましい。
7.3.本剤を使用する際には、投与期間、併用薬について国内外の学会のガイドライン等、最新の情報を参考にし、投与すること。

咳喘息だと思うが百日咳の可能性もあるのということで抗生剤はジスロマックが出 ..

心因性咳嗽について
心因性咳嗽は、長期間続く乾性咳嗽で、器質的疾患はなく、心理社会的条件によって症状に消長が生じる疾患のこと。睡眠中は消失するのが特徴である。神経性咳嗽あるいは習慣性咳嗽もほぼ同義である。
感冒を契機に生じる例も多く、雁の鳴き声様、犬が吠えるような、あるいは霧笛のようななどと形容される、強い咳払いのような咳嗽が発作性に反復する。咳嗽は音が大きい割には重症感が乏しいのも特徴の一つである。喉の異物感や瘙痒感を訴えることも多く、喉頭周囲の原因が疑われる場合が多い。診断をする際は、咳喘息やアトピー咳嗽など慢性咳嗽を来す疾患は全て除外する必要がある表。
表 学童・思春期における長引く咳のよくある原因
感染症 マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎、百日咳、パラ百日咳、ウイルス感染症、肺結核
非特異的 副鼻腔炎、気管支炎、気管支拡張症
アレルギー 気管支喘息咳喘息、アトピー咳嗽、アレルギー性鼻炎後鼻漏症候群
刺激性 受動喫煙、能動喫煙
ストレス 心因性咳嗽習慣性咳嗽
医原性 阻害薬など
その他 間質性肺炎、気管支腫瘍
咳喘息やアトピー咳嗽では、アレルギー性素因を背景に発症するが、いずれもステロイドが有効である。マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎、百日咳、ウイルス感染症などの呼吸器感染症に引き続いて遷延する感染後咳嗽では、抗体検査などにより感染が証明できる上、夜間睡眠中にも咳嗽が消失しない。これらの点が鑑別のポイントとなる。
診断は、特徴的な咳嗽を来すため比較的容易ではあるが、一通りの検査を行って器質的疾患を否定しなければ、保護者や患児が納得しないことが多い。そのため、除外診断を行うために、薬物治療を試しながら、各種の検査を進めていくケースがほとんどである。
検査は、胸部、喉頭ファイバースコピー、スパイロメトリー検査、呼気測定、心理テスト等、いずれも施行して悪いものではない。ステロイド薬が無効で喘息はほぼ除外されている場合には、喉頭の異物、炎症、腫瘍などを除外するために喉頭ファイバースコピーの実施が必須である。
典型的な心因性咳嗽と診断出来た場合には、患児と保護者には診断の後に、器質的な疾患はなく、強い咳をするとそれが刺激になって悪循環を生じており、薬剤は無効だと説明。そして、咳が出そうと感じたら水を飲むか、ミント粒で紛らわせるなどの対応を指導する。本疾患は難治例も少なくない。時に難渋する症例では、臨床心理士によるカウンセリングや専門医の受診が必要となることもある。

表1 3~4週間持続する咳と痰の注意点 ・咳と痰は日中に多いか、夜に強いか? ..

主に採血検査でマイコプラズマに感染しているかどうか調べます。マイコプラズマに感染している場合マイコプラズマ抗体が上昇が認められます。長引く咳の原因となる感染症にはマイコプラズマの他に、百日咳やクラミドフィラ、結核など様々な原因がありますが、咳の症状だけでは原因を特定するところまでは出来ません。マイコプラズマには迅速検査もありますが、感度が十分ではないことと、百日咳やクラミドフィラといった長引く咳の症状の感染症の有無や、アレルギー性の有無も同時に調べることが大切です。気管支喘息や咳喘息でも夕方、夜間、明け方の発作性の咳症状が出ますので、既往歴、小児喘息の既往の有無、喫煙歴、聴診など適宜診察します。他、慢性的な咳症状を来す疾患の疑いがあれば胸部レントゲンを始め適宜追加の検査を行うこともあります。特に、結核は見逃しては非常にまずいので、結核または結核疑いの人と接触した、接触した可能性がある場合は必ず医師に伝えてください。いずれにせよ、ただの普通の風邪で咳が3週間以上残ることはないので、咳が3週間以上続いていて全然止まらない場合は一度医療機関を受診しましょう。

咳は最初は痰のからまない乾いた咳、その後痰のからんだ咳に変化していく ..

こうした特徴的な性質が、アジスロマイシンの臨床的価値を高め、多様な感染症に対する効果的な治療を可能にしています。

痰を減らしたりする作用もあります。また、このお薬は基本的に菌を殺す ..

マイコプラズマに有効な抗菌薬で治療します。第一選択としてマクロライド系抗菌薬、主に3日内服して一週間効果のあるジスロマック(アジスロマイシン)という抗菌薬を使います。同じマクロライド系抗菌薬のクラリス(クラリスロマイシン)は近年耐性化が指摘されていますが、効いているようであれば続けます。治療はマイコプラズマの咳症状がなくなるまでです。多くの場合、1週間または2週間で治ります。マクロライド系抗菌薬の腸管への作用でお腹が緩くなることがしばしばあるので整腸剤と一緒に使います。マクロライド系抗菌薬が使えない場合、効かない場合、テトラサイクリン系抗菌薬のミノマイシン(ミノサイクリン)、ニューキノロン系抗菌薬を使う場合もあります。