それぞれで多少性質が異なり、効果の発現時間や鼻づまりに対する効力な
販売開始から20年以上が過ぎた現在では薬の特許が切れているため、サノフィ以外の多くの製薬会社がアレグラ錠の有効成分であるフェキソフェナジン塩酸塩の名前でジェネリック医薬品※を販売しています。
鼻閉にもやや効果があります。眠気の副作用がなく、全体に副作用が軽微です。 ..
昨年11月には、「デザレックス」と「ビラノア」の2つの医療用の新薬が発売。今年2月にはスイッチOTCの「クラリチンEX」が発売されました。「アレグラ」や「アレロック」といった大型製品には後発医薬品が参入し、市場構造にも大きな変化が訪れた抗アレルギー薬。新たに発売された新薬やスイッチOTCも加え、今年も激しいシェア争いが繰り広げられそうです。
昨年も書きましたが、どのお薬がいいのかということについては個人差が大きく、一番新しい薬が必ず効きますよとは言い切れません。いろいろな薬を試してみて、一番効果のある薬を探すことが必要です。当院ではその方に合った薬を見つける手助けをさせて頂きます。
【効果持続時間】12hr(U)使用後28 日間は耐性の発現がないことが確認されている(U)
タリオン(一般名:ベポタスチンベシル酸塩)は、ヒスタミンH1受容体拮抗作用とインターロイキン-5産生抑制作用をあわせ持つ薬剤で、鼻症状や皮膚のかゆみなどの改善に用いられます。
タリオンは、ヒスタミン受容体選択性が高く、抗コリン作用があらわれにくい第二世代の抗ヒスタミン薬です。そのため、従来の抗ヒスタミン薬と比べて、口渇や排尿障害などの副作用はそれほど多くありません。
なお、「タリオン」という名称は、ギリシア神話の美の三女神のうちの一人「Thalia:花(=鼻)の盛り」に由来します。
第1世代の方がくしゃみ、鼻漏に効果がありますが、脳への影響が大きく、副作用である眠気や集中力低下が強いため、現在では多くの場合で第2世代が使用されます。鼻閉への効果はむしろ第2世代の方が高いです。
作用は強力で長期作用型(半減期は36~54時間)です。正常の副腎はステロイド薬 ..
脳内移行性の強い抗ヒスタミン薬は表3 のようなヒスタミン神経系の機能をブロックし、そのため眠気、認知機能の低下、食欲の増進、痙攣の誘発を引き起こすとされ4)、第2 世代抗ヒスタミンは第1 世代と比較して脳内移行性(脳内H1 受容体占拠率)は有意に低下していますが、中でもザジテン(R)やセルテクト(R)などは占拠率が50 %を越えており鎮静性が強いといえます(表4)5)。現在、日本に於いて承認されている抗ヒスタミン薬のうち、添付文書に「自動車運転等の危険を伴う機械操作の禁止又は注意」という記載がないのは、クラリチン(R)とアレグラ(R)に限られています。
抗ロイコトリエン薬、抗プロスタグランジンD2 ・トロンボキサンA2 受容体拮抗薬は、鼻閉型の場合、第1 選択となります。特徴として眠気は少ないのですが、効果発現に1 ~ 2 週間ほど必要とします。使用に際しては患者に十分時間が掛かることを説明した方が良いでしょう。またケミカルメディエーター遊離抑制薬、Th2サイトカイン阻害薬、経口ステロイドも同様に眠気、認知力低下を認めない薬剤ですが、前2剤は効果発現が遅く、また効果も弱いため第1選択薬とはいえません。経口ステロイド剤の効果は強力ですが、副腎皮質抑制などの副作用の点から長期内服に向く薬剤ではなく、症状増悪時に追加投与する薬剤という位置付けになるといえます。
*)発現頻度はドライシロップ及び錠剤において認められた副作用の合計。 薬効薬理、臨床成績
鼻噴霧用ステロイドは、使用効果は強く、効果発現も早く、副作用も少ない事から、単独投与でも併用投与にも向く薬といえます。以前は1 日2 回噴霧の点鼻薬が殆どでしたが、最近ではナゾネックス(R)、アラミスト(R)などの1 日1 回噴霧の点鼻薬も出てきており、薬剤コンプライアンスの面からも使いやすくなっています。
もう一つは(ビラスチン)というお薬です。ビラノアは海外で開発された新しいお薬で、2010年から欧米では処方されています。特徴は眠気の副作用が少なく、効果の発現が早いにもかかわらず、1日1回1錠の内服でいいという点です。ただし、空腹時に飲まないと効果が半減してしまうそうです。空腹時というのは、食後2時間以上開けて内服し、内服後1時間以上食事をとらないようにとのことで、いつ飲んだらいいのか中々難しいお薬です。
効果発現は約1~2日で、鼻アレルギーの3症状に等しく効果がある ..
次に、先発薬の3種類について、製品面からみた処方理由の違いをみていく。今回取り上げた先発薬はいずれも発売されて時間が経過していることもあり、処方理由のトップには「使い慣れているから」が上がる。薬は個々の患者の状況に合わせて選択されていくものであり、慣れ以外では効果発現の早さ、用法・用量の利便性など、それぞれの薬が持つ効果・効能の特性が処方理由にも現れている。
また、1日に何回も使用していると、効果持続時間が徐々に短くなってくる。
鼻アレルギー診療ガイドラインでは表1 のように“その他”の内に“漢方薬”と簡単に記載されていますが、最近では眠気などの副作用や、長期内服に対する不安、薬価などの面から漢方治療を希望される患者も少なくありません。アレルギー性鼻炎の初期治療に用いられる薬としては図1 のような薬剤があります6、7)。第一選択薬としては小青竜湯が挙げられます。我が国で二重盲検ランダム化比較試験が行われた唯一の漢方薬であり、鼻汁・くしゃみ・鼻閉に対して有効であると考えられています。漢方薬は全般的に西洋薬と比較して効果発現は30 分と早いのですが、効果持続時間が短く、また効果に個人差があります。そのため、初期治療には有効なのですが、慢性期の治療には不向きであるため、炎症を沈静化する柴胡剤(小柴胡湯、柴朴湯など)や西洋薬との併用も提唱されています8)。
効果を得るには4~6週間以上必要です。 効果発現も比較的早く、数日から2~4 ..
選択肢にない薬剤は、アレグラ(患者からの声/臨床の中で実感/効果が確実)とアレロック(効果の立ち上がりが速い/患者の評判が良い/副作用は強いが最も効果を感じる)が多く、その他少数回答としては、ディレグラ、タリオン、アレサガ、クラリチンなどがみられました。
特徴は眠気の副作用が少なく、効果の発現が早いにもかかわらず、1日1回 ..
ひとつは(デスロラタジン)というお薬です。これは、クラリチン(ロラタジン)というお薬から構造を変化させたお薬で、12歳以上で1日1回1錠内服するお薬です。クラリチン同様眠気の副作用は少ないと言われています。効果も高いと言われています。数値上はクラリチンよりも長く効く可能性がありますので、今まで1日1回飲んで翌日効果が減弱するなと感じていた方は試す価値があるかもしれません。デザレックスは日本では新発売ですが、ヨーロッパなどでは2001年から発売されていて、既に各国で流通していますので、すごく新しい薬というわけではありませんが、日本で使用できるようになり、選択肢が増えたと思います。
・一般的に抗ヒスタミン薬の効果発現は3時間だが、デザレックスは約1時間で効果発現する(Tmax=1.75) ..
花粉症の症状軽減には早めの治療が大切です。
花粉症治療で患者様が一番気にされるのは薬による眠気です。しかし病院で処方される薬の中には、眠気のない薬もあります。市販薬に多く含まれている第一世代抗ヒスタミン薬はくしゃみ・鼻水を止めますが、眠気が強く、口が乾くという副作用がありました。その副作用を軽減するために、新しい抗匕スタミン薬が開発されました。これは抗アレルギー薬とも呼ばれていて、現在病院で処方する薬の主流となっています。薬によってはほとんど眠気がない薬もあり、パイロットも服用することもできます。
予防療法としては抗アレルギー薬の内服による治療が主流ですが、その薬の効果が出るまで1~2週間程度の時間 ..
当院でよく処方する抗アレルギー薬にはアレグラ、クラリチン、アレロック、エバステル、ジルテック、ザイザルなどがあります。 また、喘息などの症状が出る場合もあり、そのような非常に症状の強い患者様にはセレスタミンやリンデロンなどのステロイド薬を短期間のみ頓用で使用してもらうこともあります。
実際に花粉症である私が、薬を飲んだ印象をあげてみました。
花粉症などのアレルギー性鼻炎や蕁麻疹などのかゆみの改善に有効性が認められています。効果の発現時間は比較的早く、服用から1時間 ..
、シーズン中は切らさずのみ続けるようにします。それほど強力な薬ではありませんが、リスク・副作用の少ない薬が多くほぼシーズン中は飲み続けることが出来ますし、症状の軽い方であれば抗アレルギー薬のみでも症状が軽くなることが十分期待できます。
効果について 「アレグラFX」はどのくらい効果が持続しますか? 「アレグラFX」は、1日2回、朝夕の服用で24時間効果が持続します。
ステロイド薬が配合される目薬です。花粉症には、副作用のでにくい低濃度の製剤がよく使われます。優れた効果がありますが、眼圧上昇による緑内障を来たす場合があるなど、安易な長期使用は好ましくありません。効果と副作用のバランスが考慮され、専門医により慎重に処方されます。
・アレグラとアレジオンは同じ第2世代抗ヒスタミン薬。 作用についてほとんど差がない。
疫学調査の結果では、小児におけるアレルギー性鼻炎の発症は低年齢化の傾向にあり、その原因抗原はハウスダストやダニが圧倒的に多いとされています。また副鼻腔炎や喘息の合併頻度が高いことが特徴です9)。以前は、小児適用が認められているアレルギー性鼻炎治療薬は少なかったのですが、最近は第2 世代抗ヒスタミン薬を中心に増えてきています。適応年齢にバラツキがあり、使用薬剤により確認が必要です(表5)。
[PDF] アレグラ錠30mg アレグラ錠60mg 添付文書(案)
※ジェネリック医薬品
先発品(今回の場合であればアレグラ錠)の特許が切れた後に、新薬と同じ有効成分を主成分としている医薬品のことです。効果や安全性については先発品と比較して同等と認められています。
(1)本剤を季節性の患者に投与する場合は、 好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、 好発季
花粉などの吸入抗原が吸い込まれることで、まずは鼻粘膜表層に存在する粘膜型マスト細胞から突起しているIgE抗体と結合します。その結果、マスト細胞から、ヒスタミンやロイコトリエン、プロスタグランジンD2と言った化学伝達物質が放出されます。これらの化学伝達物質は、まずは知覚神経や血管に作用して、くしゃみ、水様性鼻汁、鼻閉と言った生体反応を引き起こします。これは即時相反応と呼ばれています。次にマスト細胞はトロンボキサンA2などの炎症細胞動員因子も放出し、その結果、活性型好酸球を中心とする炎症性細胞が浸潤してきて、ロイコトリエンなどの化学伝達物質が産生されて鼻粘膜の腫脹を来します。その結果、鼻閉症状が引き起こされます。この反応は花粉(抗原)曝露後、6~10時間経過して起こるため、遅発相反応と呼ばれています。花粉の時期などは継続的に抗原に曝露されているわけで、体内では即時相反応と遅発相反応が絡み合って同時に起きていると言えるでしょう。
アレグラFX 5つの強み|アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFX」
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
(3)作用発現時間・持続時間 ························ 13
タリオンは効果発現までの時間が短く、臨床試験では30分~1時間程度で効果があらわれたと報告されています。
作用持続時間は中程度で、通常は1日2回の服用で1日中効果が持続します。