ボノサップパック400の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)


プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合


主な副作用は、下痢(35例)及び味覚異常(13例)であった。 (2)二次除菌

ピロリ菌除菌治療薬には抗生剤の容量で400と800の2つの規格があります。クラリスロマイシンの1日用量を400mgと800mgの2種類です。

3次除菌は自由診療(全て実費)となります。
診察、検査、薬剤代を合わせて27220~29180円前後の費用がかかります。

[PDF] ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン 和物・クラリスロマイシン

一方の慢性胃炎は、長期間に渡って続いている胃炎になります。これは、急性胃炎が慢性化したものではありません。繰り返し炎症が起きている状態です。発症の原因の大半は、ピロリ菌の感染によるものです。そのほかにも、ストレスや薬剤の影響で発症することもあります。主な症状は、胃もたれ、胃の不快感、腹痛(食前・食後)、吐き気、食欲不振などです。病状がある程度まで進行すると、胃粘膜の表面に炎症が起きるだけでなく(表層性胃炎)、胃粘膜や組織が委縮する(委縮性胃炎)、胃粘膜自体が分厚くなる(肥厚性胃炎)といった状態になることも少なくないです。なお胃粘膜の萎縮が進めば、腸粘膜に似た状態(腸上皮化生)になって、胃がんを発生するリスクが高くなります。

羅列すると、感染胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、早期胃癌に対する内視鏡治療後胃、胃リンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、胃過形成性ポリープ、機能性ディスペプシア、胃食道逆流症、鉄欠乏性貧血です。

試験(CCT-401試験)では、ボノプラザン/アモキシシリン/クラリスロマイシン3剤併用療法1日2

まずは1次除菌についてです。画像のボノプラザン、クラリスロマイシン、アモキシシリンの3剤をまとめた「ボノサップパック」の他に、ラベプラゾール、クラリスロマイシン、アモキシシリンの3剤をまとめた「ラベキュアパック」があります。

このページでは、ピロリ菌除菌の標準治療(一次除菌・二次除菌)と抗生物質に対する耐性菌、除菌中の副作用などについて説明します。

ランサップ○R :ランソプラゾール+アモキシシリン+クラリスロマイシン ..

ピロリ菌の感染が原因であれば、速やかに除菌治療を開始してください。原因がピロリ菌以外であれば、胃酸の分泌を抑える効果がある薬(プロトンポンプ阻害薬 等)が用いられます。また生活習慣の改善も行い、過食を避ける食習慣、ストレスが溜まりにくい環境づくりを構築することも大切です。

一次除菌療法での副作用は発疹が4名(2.1% うち1名が治療中止)、下痢が1名(整腸剤使用 0.5%)。いずれもアレルギー歴なし。発疹のうち2名は治療終了後に発現。


<適応菌種>アモキシシリン,クラリスロマイシン感性のヘリコバクター・ピロリ。 · 用法・用量

ピロリ菌の除菌治療では、抗菌薬2種類、胃酸を抑える薬1種類を、通常の2倍量で7日間内服します。抗菌薬は、初回の治療(一次除菌)としては、アモキシシリン、クラリスロマイシンの2剤を用い、初回治療が不成功時の治療(二次除菌)としては、アモキシシリン、メトロニダゾールの2剤を用います。抗菌薬の乱用によりクラリスロマイシン耐性のピロリ菌が増えてきており、一次除菌が不成功となる主な原因と考えられています。そのため、二次除菌ではクラリスロマイシンをメトロニダゾールに変更しています。胃酸を抑える薬は、プロトンポンプ阻害薬またはボノプラザンという薬を用います。ボノプラザンは2015年に発売された薬で、従来のプロトンポンプ阻害薬よりも強力に胃酸を抑える作用があります。ボノプラザンを用いた方がピロリ菌の一次除菌成功率が高く、現在は、ほとんどボノプラザンが使用されます。当院で2014~2016年にピロリ菌除菌をした患者さんを調べた所、一次除菌成功率はプロトンポンプ阻害薬を用いた群では74%、ボノプラザンを用いた群では90%と、ボノプラザン群で有意に高率でした。二次除菌ではプロトンポンプ阻害薬群では79%、ボノプラザン群では86%、で、統計学的に有意な差ではありませんでしたが、ボノプラザンの方が高い傾向にありました。二次除菌が不成功であった場合の三次除菌治療にも有効な治療はありますが、保険診療の対象は二次除菌までです。

アモキシシリン、クラリスロマイシンに感性のヘリコバクター・ピロリ ..

日本人では約3500万人(50歳以上の7〜8割が感染)の感染者がいるとみられています。日本ヘリコバクター学会のガイドラインでは、胃癌リスクを軽減するために、ピロリ菌感染者のすべてに除菌療法を受けることが強く勧められています。報告によっても異なりますが、除菌により35~75%程度発癌リスクが軽減するとも言われています。
除菌治療は、胃酸分泌抑制剤(最近ではボノプラザン:商品名タケキャブが用いられることが多い)と2種類の抗生物質を併用して7日間服用します。1次除菌はボノプラザンとアモキシシリン、クラリスロマイシンの3剤で、90%除菌に成功します。うまくいかなかったときは、クラリスロマイシンをメトロニダゾールに変更し、3剤を7日間服用で行います。これは95%成功します。
10%程度に下痢がみられるとされますが、軽い症状なら治療を完結しましょう。まれには、激しい下痢・血便などの抗生剤関連の出血性腸炎がみられます。この場合や薬疹をきたしたときはただちに除菌は中止します。
またメトロニダゾールはアルコールから代謝されるアセトアルデヒドの分解を阻害してしまうため、少量の飲酒ですごい悪酔いをきたしてしまいます。内服中は絶対禁酒です。

ボノプラザン(VPZ)/アモキシシリン/クラリスロマイシン(CAM)個別処方,ボノサップで除菌治

ただし、実際に保険診療で除菌できる疾患としては、感染胃炎(内視鏡検査で診断)、胃潰瘍・十二指腸潰瘍(内視鏡または造影検査で診断)、早期胃癌に対する内視鏡治療後胃、胃リンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、のみです。これら以外、例えば鉄欠乏性貧血などは不可能なので、自費診療となります。

また、血中の非特異的 IgE 値を測定した。 1次除菌にはアモキシシリン、クラリスロマイシン、ボノプラザンを、2次除菌にはアモキシシ

除菌治療については、1日2回(朝、夕)の頻度で、プロトンポンプ阻害薬(あるいはボノプラザン)、アモキシシリン、クラリスロマイシンの3種類の薬剤を1週間限定で服用していきます(1次除菌)。服用を終えた日から1ヵ月後に除菌されたか否かを判定する検査を行います。

PPI(プロトンポンプ阻害剤)+クラリスロマイシン+アモキシシリン ..

ボノサップパック400
└タケキャブ錠20mg :2錠
└アモリンカプセル250:6カプセル
└クラリス錠200 :2錠

ボノサップパック800
└タケキャブ錠20mg :2錠
└アモリンカプセル250:6カプセル
└クラリス錠200 :4錠
見て気づくと思いますが、抗生物質であるクラリス錠のボノサップパック800のほうが1日量が多いです。

ピロリ菌の除去率において抗生物質が多いほうが効果があるように考えてしまいがちですが、実は効果に差はありません。実際にはボノサップパック400でも800でも同じくらいの除菌率が実際です。

クラリスロマイシンは苦味が強く、胃から吸収されてに唾液に溶けて苦味が出やすく、800はより強くにその苦味が感じられます。除菌を成功するために、飲み続けることができるかが鍵なのです。そのため、飲みやすいボノサップパック400のほうが主流として使われると考えられます。

を用いて治療を行います。 ボノプラザン(タケキャブ)(20mg) 2錠/日

除菌内服治療終了後、少なくとも 8週間以上経ってから判定します。プロトンポンプインヒビター* (ボノプラザン、エソメプラゾール、オメプラゾール、ランソプラゾール、ラベプラゾールなど)を服用している と偽陰性となる可能性がありますので、4 週間以上前から休薬するか、他の薬剤に変更しておく必要 があります。

ヘリコバクター・ピロリ除菌製剤の解説|日経メディカル処方薬事典

正式名称は、ヘリコバクター・ピロリです。グラム陰性桿菌に分類され、体長は4μm程度で数本のべん毛を持っています。これは胃の中で生息し続ける細菌ですが、そもそも胃内は強酸性下にあるので、生物にとって生きにくい環境でもあります。しかしこのピロリ菌については、ウレアーゼと呼ばれる酵素を産生しています。そしてウレアーゼには、胃の中にある尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解する働きをします。アンモニアはアルカリ性であることから、強酸性下であってもピロリ菌の周囲だけは中和させることができ、生きながらえることができるのです。

二次除菌, ボノプラザン(タケキャブ®), 胃酸の分泌を抑える薬

ピロリ菌除菌の副作用には、皮疹などのアレルギー、下痢、吐き気、食欲低下、味覚異常、腎障害、肝障害などがあります。アレルギー症状がでた場合は服薬を中止して下さい。下痢などの消化器系の副作用は2~3割の方にでる可能性があり、軽い症状であれば内服を続けてください。ただし、血便がでたり、飲食が全くできないような重い症状の場合は服薬を中止して医療受診して下さい。

本邦におけるHelicobacter pylori除菌治療の問題点

タケキャブを用いた除菌治療でクラリスロマイシン用量400mgと800mgどちらをもちいる方がよいか結論はまだでていません。

プロトンポンプ阻害薬(PPI),ボノプラザン(VPZ),アモキシシリン(AMPC), ..

一次除菌では、胃酸の分泌を抑える薬としてPPI(プロトンポンプ阻害剤)またはP-CAB(商品名:ボノプラザン®︎)、抗生物質はアモキシシリン®︎クラリスロマイシン®︎を用いることがガイドラインで推奨されています。

[PDF] ボノプラザンフマル酸塩錠、日本薬局方アモキシシリンカプセル

胃粘膜で炎症を繰り返すことで潰瘍が生じます。無症状の場合もありますが、吐血や強い腹痛、貧血、黒色便を生じることもあります。胃カメラ検査により潰瘍からの出血の止血を行います。悪化してしまうと、胃あるいは十二指腸粘膜に穴が開いてしまい手術が必要になります。発症や再発を防ぐためにもピロリ菌の除菌を行うことをお勧めします。