この記事では、フィナステリドの用法用量について詳しく解説いたします。
なお、年齢や症状によって用量が調節されることはありますが、1日1.0mgが上限となっています。
AGA治療に用いられるフィナステリドには、次のような効果が期待できます。
プロペシアは、1日1回1錠服用していただきます。基本的には、飲むタイミングや時間に決まりはありませんが、ご自身で飲む時間は決めておくほうが良いでしょう。プロペシアは、およそ24時間作用するため、1日目は朝9時に服用し、2日目は夜9時に服用すると、プロペシアの効果が切れる時間ができてしまいます。そのため、毎日同じ時間帯にプロペシアを服用することが重要です。また、日常的にお酒を飲まれる方は、プロペシアを夕食時に服用するのは避けてください。プロペシアは主に肝臓で分解されるため、アルコールと同時に摂取することで、肝臓への負担が大きくなってしまいます。
なお、プロペシアの効果が現れ始めても、2日に一回の服用にしたり、自己判断で服用を中止したりしないでください。プロペシアは服用を続けることで、AGAや薄毛を改善する効果が持続します。
科学的根拠として、デュタステリドがAGAに深く関与しているDHTを約90%抑える強い作用があげられます。DHTの抑制率はフィナステリドの約70%を大きく上回っており、より高い薄毛治療効果が期待できます。
プロペシア(フィナステリド)の服用方法は、次のようになっています。
人によって、フィナステリドを使い始めてから、およそ3ヶ月で効果を感じる方もいますが、通常は効果が出るまで時間が必要です。
フィナステリドを長く使っているからといって、効かなくなるということは証明されていません。ただし、薬の効果は人によって異なることから、思ったほど効果を感じられない場合は「効かなくなってきている」と思ってしまうかもしれません。
フィナステリドは抜け毛を抑え、薄毛の進行を止める効果が期待されます。
プロペシアは保険適用外の薬剤なので、全額自己負担となります。プロペシアの当院での薬剤費は1mg:8,800円/28錠(税込)です。ジェネリックのフィナステリドは6,600円/30カプセル(税込)です。
フィナステリドは効果が認められるまで6か月程度かかります。治療開始後1~2か月で「効果が感じられないから治療を止める」のはお勧めできません。治療開始から3か月程度で効果が実感できる場合もありますが、稀なケースと言えます。
また、フィナステリドは非常に緩やかに効果が出てくる薬剤です。5年以上、場合によっては10年以上にわたり効果が認められるといった報告もあります。一時的な抜け毛の増減に一喜一憂せず、長く継続することが大切です。
飲み忘れに気づいた時点で、フィナステリド1錠を内服して下さい。
フィナステリド錠の用法は、1日に1回経口投与するという極めてシンプルなものです。というのもフィナステリドの効果は24時間持続するからです。
AGA治療薬はフィナステリド以外にも、内服薬のデュタステリドや外用薬のミノキシジル、また内服薬のミノキシジルがあります。フィナステリドを使っていて効果を感じられない場合は、一度医師に相談してみましょう。
ミノキシジルとフィナステリドは働き方が違うため、併用が可能です。
プロペシア錠の有効成分であるフィナステリドは、活性型の男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)の合成を抑制する働きを持つ成分。この有効性に着目した米国メルク社によって、まずは前立腺肥大症の治療薬として研究が開始されました。複数の臨床試験によってフィナステリド5mg/日の安全性が確認され、1992年に認可を受けて販売を開始。現在は110カ国もの国で、フィナステリド5mgが用いられています。
この試験中、男性型脱毛症(AGA)の患者に発毛効果が認められたことから、AGA治療薬としても臨床開発がスタート。1997年にはフィナステリド1mg がFDA(米国食品医薬品局)からAGA治療薬として承認を受けました。日本でも2005年10月に厚生労働省の認可を受け、この成分を含有するプロペシア錠が、同年12月に初めて日本で販売されることになりました。今では最もスタンダードなAGA治療薬として、世界60カ国以上の国で承認されています。
現在、日本で認可販売されているフィナステリドには、「プロペシア錠」(0.2mg/1mg)と、ジェネリック医薬品の「フィナステリド錠」(0.2mg/1mg)があります。AGA治療薬は保険適用外ですが、ジェネリック医薬品が登場したことで費用負担が軽減され、より多くの方がAGA治療に臨むことができるようになりました。
フィナステリドを服用しているが、効果が感じられない場合でです。
一般的な医薬品の場合、有効成分の持続時間が平均すると8時間程度であることが多いため、朝晩の2回服用したり、朝昼晩の3回服用したりする必要があります。その点フィナステリド錠は1日に1回服用すればよいだけなので、服用を継続しやすいです。
プロペシア(フィナステリド)はどのようなメカニズムでAGAに作用しますか?
製薬会社(MSD *現在はオルガノン社)で報告されている主な例では性欲減退や勃起不全がありますが、いずれの出現率も1%前後ときわめてまれです。プロペシアが *注 男性ホルモンの派生物質に作用する薬であること、現在はインターネットで様々な情報が出回っていることで、飲む前に持った不安感がいわゆる男性機能に影響を及ぼしている可能性があることは否定できません。ただしこれら副作用のはっきりとした原因はわかっていないので、少しでも心配に感じたら一時的に使用を止めてみる必要があるかなど、医師にご相談下さい。
フィナステリドを服用しても抜け毛が止まらないのですがなぜですか?
ジェネリック薬品は一般名称(成分名)の後ろにメーカー名を繋げた名称が一般的で、フィナステリドの場合はフィナステリド錠「メーカー名」のように表記されます。
フィナステリド錠とプロペシアの効果や安全性は同等ですが、薬を成形するために使用されている。
フィナステリドで効果を感じられない時の対処法には、以下が挙げられます。
デュタステリドの商品には、ザガーロ®、デュタステリド®がありますが、どちらも0.1mg、0.5mgの2つの量の製剤が。どちらの量から開始するかは医師の判断になり、用量が多くなるほど増毛・硬毛効果があります3) 。
フィナステリドは、継続するのが大切です。そのため、毎回費用がかかります。
フィナステリドは厚生労働省によって「発毛効果がある」と認められている有効成分の1つで、国内ではプロペシアと呼ばれるフィナステリド錠が男性型脱毛症(AGA:Androgenetic Alopecia)の治療薬としてよく知られています。フィナステリドは内服タイプの治療薬が認可されているので、経口投与が可能となっています。
なお、フィナステリドを服用し始めて間もなく、抜け毛が増えることがあります。
フィナステリドは厚生労働省によってその発毛効果を認められていますが、フィナステリド以外に発毛効果が認められているのは、デュタステリドとミノキシジルだけです。またフィナステリドとデュタステリドは内服タイプの医薬品が認可されていますが、ミノキシジルに関しては塗り薬タイプのみが認可されています。
先発品のフィナステリドとジェネリックの効果はほぼ変わらないといわれています。
AGAの改善が見られた場合には、医師の判断で内服薬の量を1日1回から2日に1回にして、3日1回にする、といった「治療の軽減」を実施することがあります。
また、フィナステリドは抑うつ症状の副作用が起こることもあります。
フィナステリドを服用されていても、また季節の変わり目などで抜け毛の本数は大きく変動しますので、一時的な状態に一喜一憂せず、服用を継続することが大切です。
フィナステリドの服用で、初期脱毛と呼ばれる症状がおきる場合があります。
プロペシアは、1日1回内服する薬です。通常の用量は主成分0.2mgなので、「プロペシア錠0.2mg」を1日1錠服用するのが基本となります。
フィナステリドの服用を開始した後に、一時的に抜け毛が増えることがあります。
ただし、量か増えるほど副作用のリスクは増加。メリットやデメリットを考えて、医師と相談して決めましょう。
フィナステリドとザガーロはどちらもAGAの進行を止める効果が期待できます。
フィナステリド錠は、先発薬と同一の成分を用いて開発されるため、研究開発にかかる費用や期間が少なくて済みます。そのため、があるので、費用を抑えて投薬治療を行ないたい方はジェネリック薬を検討してみると良いでしょう。
フィナステリド錠の効果は持続するのです。その証拠に風邪薬などの一般的な医薬品は、1日に2回飲んだり3回飲んだりするのが普通となっています。
フィナステリドの効果や副作用の詳細については、下記記事で詳しく解説しています。