SGLT2阻害薬はその作用機序からケトアシドーシスに注意が必要です。


ジャディアンスは一般名を「エンパグリフロジン」といいます。2型糖尿病ほか、慢性心不全の患者さんにも使用することができます。


糖尿病内服薬にSGLT2阻害薬であるフォシーガを内服していました。

まずは適応の違いから。もともと、SGLT2阻害薬は2型糖尿病の治療薬として登場しました。ここは共通点ですね。

マンジャロには、強力なHbA1低下効果と体重減少効果があることが報告されています。
2型糖尿病を対象とした海外での研究データですが、これまでに日本で販売されていた糖尿病治療薬の中で最も体重減少効果が強いとされていたオゼンピックと比較しても非常に強いHbA1c低下効果と体重減少効果があることが示されています。

[PDF] 糖尿病治療薬の比較・切り替えについて 注射薬(付表 ..

平均観察期間773±477日の間に、年齢や性別、併存疾患やその他の糖尿病治療薬で補正した解析で、エンパグリフロジン、ダパグリフロジン、カナグリフロジン、その他のSGLT2阻害薬の間で、腎機能の指標である推算糸球体濾過量(eGFR)の年次変化量を比較した。





この原尿ですが、健常成人では、1日150Lの血液をろ過して作っています。



原尿中のブドウ糖を、そのまま外に出すともったいないため、腎臓の尿細管という所で、SGLT1、SGLT2という蛋白質を通じて、体内に再吸収されます。

SGLT1とSGLT2は両方とも、糖分の再吸収に関わっており、原尿中のブドウ糖の約9割が、主としてSGLT2により再吸収されます。






上図は、SGLT2阻害薬のカナグリフロジン(カナグル)により、腎臓の尿細管で、SGLT2が阻害され、尿中に大量の糖分が漏れる様子を描いたものです。

ところで、SGLT2阻害薬を飲むと、どのくらい尿糖が増えるかご存知でしょうか?





これは、角砂糖(1個 3~4g)では、だいたい、20個~30個分に相当します。

結構、多くの糖分が外に出ていきますね。

[PDF] SGLT2阻害薬の臨床効果および有害事象の比較に関する研究

当院では、初回は、フォシーガ・ジャディアンスなどのSGLT2阻害薬または、リベルサス(やせる糖尿病薬)を導入します。

6種類のSGLT2阻害薬について、それぞれ、ジャディアンス(一般名:エンパグリフロジン)は2,573症例、フォシーガ(同:ダパグリフロジン)は2,214症例、カナグル(同:カナグリフロジン)は2,100症例、それ以外のSGLT2阻害薬は5,213症例[スーグラ(同:イプラグリフロジン)2,636症例、デベルザ(同:トホグリフロジン)1,467症例、ルセフィ(同:ルセオグリフロジン)1,110症例)]に対して処方されていた。

現在、薬剤部では、6 種類の糖尿病治療のお薬(スーグラ、フォシーガ、デベルザ、ルセフィ、カナグル、

。SGLT2阻害薬はインスリンが枯渇した1型糖尿病患者さんにも効果が期待できます。尿細管における糖の再吸収を妨げ、インスリン非依存的に血糖降下作用を示すからです。併用によりHbA1cの低下に加えて、インスリン投与量や体重の減少も認められています。

SGLT2阻害薬を服用することで尿中の糖が増えるため、主に膀胱炎等の尿路感染症、膣カンジダ症等の性器感染症が懸念されています。また、尿量増加による頻尿にも注意が必要です。


A スーグラ · B ルセフィ · C フォシーガ · D デベルザ · E カナグル · F ジャディアンス.

2005年1月~2021年4月に登録され、登録後に4ヵ月以上が経過してから、糖尿病に対してSGLT2阻害薬が処方され、透析治療歴のない1万2,100症例(年齢中央値53歳、84%が男性、HbA1c中央値7.5%)を解析対象とした。

[PDF] SGLT2 阻害薬投与前後の血糖ならびに 尿量変化について

「本研究は、糖尿病だけでなく慢性腎臓病や循環器疾患に対する主要な薬剤としてSGLT2阻害薬への期待が高まるなかで、SGLT2阻害薬の各薬剤間での腎保護作用が同等である可能性を、大規模なリアルワールドデータで示したものです」と、研究グループは述べている。

商品名: 【先発医薬品】スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、カナグル、ジャディアンス など · この薬の作用

SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の併用は効果的ですが、両薬剤ともに副作用があるため、医師の指導のもとでの使用が重要です。
脱水症状や消化器症状などに注意が必要です。

【SGLT2阻害薬】スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、アプルウェイ、デベルザ、カナグル、ジャディアンス 10分で解説糖尿病治療薬.

新薬の糖尿病治療薬の一つであるSGLT2 阻害薬(スーグラ、ルセフィン、フォシーガ、デベルザ、カナグル、ジャディアンス)は、尿に糖を排出する事で血糖を下げる薬があります。

カナグル, フォシーガ, デベルザ, ルセフィ, ジャディアンス

そこで研究グループは、国内最大規模のレセプトデータベースである「JMDC Claims Database」を用いて、糖尿病に対して新規にSGLT2阻害薬が処方された症例を対象に、個々のSGLT2阻害薬の薬剤間で腎機能の経時的な変化量を比較した。

ン(ジャディアンス、当院院内採用薬ならスーグラ、フォシーガ、カナグル)とプラセボを比較し、3.1 年間 ..

血液は腎臓で濾過され浄化される。濾過の過程で最初に作られる尿(原尿)には、まだ体に必要なものが含まれており、それらは再び腎臓で吸収され血液中に戻る。血液中のブドウ糖(血糖)も体に必要なもので、高血糖でなければほぼ100%再吸収され、尿糖としては排出されない。
このようなブドウ糖の再吸収を担っているのがSGLT2 で、その働きを妨げる薬がSGLT2 阻害薬である。血液中の過剰なブドウ糖の再吸収を減らし、尿糖として排出することで高血糖を改善する。

同様の薬剤には、カナグル、スーグラ、フォシーガ、ジャディアンス、デベルザ、ルセフィ等があります。 SGLT2阻害薬による減量効果

特に、低血糖症状と糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)に注意です。SGLT2阻害薬を併用する場合、インスリン量の調節が欠かせません。単位数を減らさないと効きすぎによる低血糖、単位数を減らしすぎるとDKAを発症しやすくなるからです。絶妙なバランスが求められます。

フォシーガ®、ジャディアンス®、カナグル®、デベルザ®、ルセフィ ®】

フォシーガは、一般名を「ダパグリフロジン」といいます。110ヶ国以上で承認されている、インスリン治療との併用が可能な薬です。2型糖尿病ほか、慢性心不全や糖尿病のない慢性腎臓病、1型糖尿病の患者さんにも使用することができます。

スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、ジャディアンス

SGLT2阻害薬だけを使用する場合は低血糖は起こりにくいのですが、併用薬の効きが良くなるため注意が必要です。

[PDF] 薬郵」臨床現場評価りポート V01.43 糖尿病治療薬(SGLT2阻害澗

SGLT2阻害薬は前述のGLP-1受容体作動薬と並んで、所謂”やせ薬”と称されます。

デベルザ錠、スーグラ錠、フォシーガ錠、ルセフィ錠、カナグル錠、ジャディアンス錠.




そのため、カナグル、フォシーガ、ジャディアンスを中心に説明します。



SGLT2阻害薬は、近年の研究から腎保護効果を有することが示されているが、これまで薬剤間で腎保護作用を比較 ..

SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬を併用することで、相乗的な体重減少効果が得られます。
SGLT2阻害薬がエネルギー消費を増加させる一方で、GLP-1受容体作動薬は満腹感を持続させ、食欲を抑えるため、体重減少が加速します。

慢性腎臓病に対する治療薬は限られており、現在比較的早期のCKDに対して治療効果がはっきりしているものは、ACE阻害薬、ア.

ただし、“initial dip”と呼ばれ、SGLT2阻害薬の内服開始間もない期間は腎臓の機能が一時的に低下することが知られており、それを理由に即座に中止してしまうのはもったいない為、処方医は長期的視野で継続・中止の可否を慎重に決定する必要があります。

薬価 (内服薬) 2024年 改訂 SGLT2 阻害薬 ジャディアンス フォシーガ カナグル デベルザ スーグラ

さてもともと糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬ですが、まずは心血管病のある糖尿病患者にSGLT2阻害薬を投与すると心血管死亡、心不全入院を有意に改善したというデータが得られました。
次の段階として、糖尿病の有無にかかわらず心不全の治療薬になりうるかどうかの臨床試験が行われました。心不全患者で標準治療が行われている群にSGLT2阻害薬を投与すると、糖尿病の有無にかかわらず心血管死と心不全入院は有意に減少した、との大規模臨床試験結果が相次いで発表されました。

糖尿病患者でなくても心不全治療にSGLT2阻害薬が有効ということが分かったのです。そして本邦および海外の心不全診療ガイドライン(医師が病気を治療するときの指針)において、SGLT2阻害薬は標準的または基本的治療薬として考慮されるべき、と位置づけられました。

フォシーガ錠 5mg・10 ㎎ ジャディアンス錠 10mg・25mg

SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬は、どちらも体重減少に効果がある薬剤ですが、それぞれ異なる作用機序と特徴があります。
以下に、両薬剤の比較をまとめます。

フォシーガ®、ジャディアンス®、スーグラ®、ルセフィ®、デベルザ®、カナグル®など

8.添付資料

図1 SGLT2阻害薬の薬剤間におけるeGFRの変化量