風邪の後などに、細菌感染が続き、鼻がつまったり、鼻漏が続いたりする病気です。 ..


慢性副鼻腔炎と診断されても症状(鼻づまり・鼻水・鼻が喉に流れる)の無い場合、心配のないことが多いです。
しかし、上に挙げたような自覚症状がないものの稀にポリープがあったり腫瘍があったりする場合があるのでしっかりと診察を受けられることをお勧め致します。


風邪の後、鼻炎症状に続いて、鼻水、鼻づまりが治らない、粘り気の ..

現在では内視鏡を用いて鼻の穴の中から副鼻腔の手術を行うことができ、患者さんの体への負担が少なく手術ができるようになりました。また、当クリニックでは、患者さんが手術中に不安や痛みを感じないように全身麻酔で手術を行っています。

鼻副鼻腔炎と鼻ポリープに関するマニュアルの代表的なものとして、国内では⑴日本鼻科学会「副鼻腔炎診療の手引き」、海外では⑵ヨーロッパ診療意見書、⑶英国臨床免疫アレルギー学会ガイドライン、⑷カナダ耳鼻咽喉科学会ガイドライン、⑸アメリカ感染症学会ガイドラインなどがあります。

鼻づまりが続き、においがわからなくなることがあります。副鼻腔炎が長期に及ぶ ..

嗅覚は鼻腔の内側の天井にある(ニオイセンサーがある部位)にニオイの分子が到達すると、頭蓋内の前頭葉の嗅覚エリヤに情報が送られ、脳がニオイとして自覚します。その経路()のどこかに問題が生じると嗅覚低下となります。:鼻の中の形の異常や病変によって、ニオイの分子が嗅上皮に到達出来ずに起こるタイプです。原因は急性や慢性の鼻炎・副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、鼻ポリープや鼻中隔わん曲症などです。:嗅上皮の嗅細胞の障害で起こるものです。原因はウイルス性炎症(感冒)や慢性副鼻腔炎、薬物性(抗がん剤、有毒ガス)、加齢などです。特に60才以上の男性で増加傾向にあります。:頭蓋内の嗅覚伝導路に障害が及んで発生します。原因は主に頭部外傷や脳腫瘍で、程度は高度になり易いです。認知症パーキンソン病でも起こることがあります。

好酸球性副鼻腔炎には14員環マクロライド系抗菌薬はあまり有効ではありません。細菌感染を合併している場合には一時的に抗菌薬でやや改善しますが好酸球の浸潤を主体とした Th2 炎症 が本疾患の本態であり抗菌薬は根本的な治療にはなりません。
現在好酸球性副鼻腔炎に最も有効とされている薬物はステロイドです。
ただしステロイドはその量や投与期間によって様々な副作用が起こる可能性もあり、漫然と投与できるものではありません。点鼻ステロイドや喘息に用いる吸入ステロイドを鼻から吐く方法はほぼ副作用が無く安全性は高いですが鼻茸(ポリープ)やスライム状の鼻水が充満している好酸球性副鼻腔炎には効きにくいと言われています。
近年、最も注目されている薬物は生物学的製剤です。これは重症喘息に適応のある薬剤でIgE抗体「ゾレア」、抗IL-5抗体「ヌーカラ」、抗IL-5受容体α抗体「ファセンラ」、IL-4/13受容体抗体「デュピクセント」などがあります。好酸球性副鼻腔炎は喘息に合併している場合が多いので喘息の治療としてこれらを投与すると副鼻腔炎も改善するという報告が増えています。ただし、すべての好酸球性副鼻腔炎に対して必ずしも有効ではなく、薬価も高く、まだ新しい薬ですので副作用の面からも慎重な使用が必要です。

内服治療もやや特殊な治療で抗生物質(クラリスロマイシンなど)を通常の約半分の量で3ヶ月程度内服し続けるという治療を行います。 歯性上顎洞炎

好酸球性副鼻腔炎の特徴は、鼻茸組織中に 好酸球 という免疫細胞が多数認められることです。 これまでの日本の副鼻腔炎では、好中球という免疫細胞が多く見られましたが、好酸球性副鼻腔炎は、好酸球が多数集まって炎症を起こすため、従来の副鼻腔炎とは異なる病気と考えられています。

嗅覚障害、鼻閉、鼻茸、気管支喘息やアスピリン喘息も併発します。好酸球が鼻茸で増加するため、必要に応じて鼻茸を減量する手術が必要になることがあります。ただし、通常の副鼻腔炎のクラリスロマイシンなどは効果無く、内服ではステロイド剤のみ効果が見られます。好酸球性中耳炎も発症すると耳閉感や難聴も認めます。内服でコントロールが難しい場合は、専門的に適切な治療ができる病院へ紹介させて頂きます。

慢性副鼻腔炎 | 岸和田市の耳鼻科 耳鼻咽喉科のあいばクリニック

頭痛薬や鎮痛薬は解熱鎮痛薬と総称され、代表的なものにはロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)、カロナール(アセトアミノフェン)、ブルフェン(イブプロフェン)などがあります。
葛根湯と解熱鎮痛薬を同時に服用しても、薬の作用としては問題ありません。ただし、葛根湯は「体を温め、ウイルスや細菌に対する効果を高め、自然治癒力を促進し、結果として解熱する」という働きがありますので、過度に体温を下げないよう注意が必要です。
一方、ロキソニン、カロナール、イブプロフェンなどの解熱鎮痛薬は体温を下げる効果があります。そのため、
併用するかどうかは個別の状況によりますが、と言えます。葛根湯を服用したけれど解熱しない場合や頭痛がひどい場合は、解熱鎮痛薬の使用を検討することもあります。具体的な指示は医師や薬剤師に相談しましょう。

急性中耳炎は発症初期には耳痛、発熱などの急性期症状を認めますが、治療により早期にそれらの症状は改善します。しかし、中耳の滲出液がしばらく貯留していることがあります。この貯留液は75~90%のものが3ヶ月以内に自然治癒し、消失することが多いです。この間は、鼻の状態によっては薬を出したり、鼻処置させていただくこともありますが、基本的に経過観察します。一方でこの間に急性中耳炎をぶり返すことも多いので(風邪をひいた時など)、その場合は抗生剤を投与することになります。3ヶ月以上中耳に滲出液がたまっている場合は、滲出性中耳炎と診断されます。


クラリスロマイシン等)を併用する場合等には、本剤の血漿中濃度が上昇すること ..

副鼻腔炎は、発症から4週間以内の場合は「急性副鼻腔炎」、症状が3ヵ月以上続く場合は「慢性副鼻腔炎」と診断されます。

保育園に通っている一歳の長男がよく鼻風邪をもらってきて、今回、緑色の鼻水を垂らし始めたので、耳鼻科…

慢性副鼻腔炎は、数回の外来治療で治すことは難しく、治療期間はある程度長くなります。
鼻茸が存在する場合や、薬を飲んでいてもなかなか治らない場合には、手術が必要になることもあります。

風邪だと思ったら、長く鼻水や鼻詰まりが続き、生活の質(QOL)を大きく低下 ..

など、前述の好酸球性副鼻腔炎と非常によく似た特徴を有しており、類縁疾患と考えられています。したがって、治療や経過もよく似ており、手術療法のみで完全に治すことは困難かもしれませんが、手術によって鼻閉や喘息症状が劇的に改善し、喘息薬の使用量が極端に少なくなる方も多く経験しています。解熱剤や鎮痛剤など手術後に使えないお薬もあり、手術後の経過観察が重要ですので経験の豊富な医療機関への受診をお勧めします。

副鼻腔炎の治療でクラリスロマイシン、カルボシステイン、ディレグラを処方されていますが、先ほどから全身に薬疹らしきものが出ました。

さて、鼻炎・副鼻腔炎だから耳鼻科じゃなくていいの?と思われるかもしれませんが、実は内科医や小児科医は自分や自分の子どもをなかなか耳鼻科に受診させません。

副鼻腔(鼻の奥に複数ある空洞)に細菌感染が起こり、後鼻漏(のどに鼻水が流れていく)、 鼻閉(はなづまり)、頭重感がおこります。 ..

鼻の通りを良くしなければ薬の効果が期待できない為、慢性副鼻腔炎のお子様でお鼻をかむことが難しい場合には通院してきっちりとお鼻の処置を受けさせるようにしてください。
慢性副鼻腔炎(ちくのう症)の適応となるのは3歳を超えたお子さんである為、当院では3歳に達するまではレントゲンは撮影致しません。

治療はクラリスロマイシンといったマクロライド系抗生物質を少量で長期間内服し ..

鼻水ではありませんが、黄色いかさぶた(痂皮)やいわゆる鼻クソが鼻の入り口近くに付着する病気です。原因のほとんどが鼻の触りすぎです。それによって入り口近くの鼻粘膜が荒れて滲出液が出て固まります。血が混じることも少なくありません。これが付くとかゆみが出たり、臭い感じがするので掃除しようとして鼻を強くかんだり、さらにほじったりします。この悪循環でまた痂皮が付着します。
患者さんは黄色い鼻がでて臭いので副鼻腔炎を疑って受診される場合が多いですが鼻の入り口の皮膚と粘膜の移行部のみに痂皮がついて小久の鼻腔内は全く正常な方も多く見られます。

副鼻腔の粘膜が腫れ上がることで、いびきや鼻づまり、臭覚の低下などが起こります。

内視鏡を使用してより安全で低侵襲(傷が少ない)な手術を行っております。手術操作はすべて鼻の穴から行い、鼻茸を切除し罹患している各副鼻腔の病的な粘膜を除去し、各副鼻腔を鼻腔に大きく開放して副鼻腔炎が再発しにくくします。

その中に、抗生剤(クラリシッド、クラリスロマイシン等)が含まれていますが ..

急性副鼻腔炎の状態が完治せず、3ヶ月以上継続した場合を言います。以前はすぐに手術になっていましたが、近年はエリスロマイシン、クラリスロマイシンなどの抗生剤を少ない量で長めに飲む加療が主に行われています。(抗生剤としては作用しません)

クラリスロマイシン『クラリシッド』、アジスロマイシン『ジスロマック』があります。 ..

これはほとんどの鼻の病気に共通する症状と言ってもよいくらい頻繁に聞く症状です。しかし実際の鼻腔(鼻のなか)の狭窄または閉塞と、自覚的な`鼻づまり感`とは相関しないことも多いです。また、ひとの鼻内は生理的にネイザルサイクルと言って、時間によって、片方が比較的に通り、もう片方がやや狭くなります。病気としては、急性鼻炎や副鼻腔炎(長期のアレルギー性鼻炎)、、、薬剤性鼻炎、アデノイド肥大症、など様々です。特に一方の鼻腔が常につまっている場合は、病気の可能性が高いので、苦しくなくても早めに受診することをお勧め致します。

急性副鼻腔炎|南馬込おかばやし耳鼻咽喉科 西馬込 耳鼻科 大田区

呼吸困難発作を伴わない湿性咳嗽が8週間以上継続し、副鼻腔炎を示唆する自覚症状、診察所見もしくは画像所見を認め、下記に述べる治療が有効であった場合に副鼻腔気管支症候群と診断していきます。
胸部や副鼻腔のレントゲン検査やCT検査が診断の参考になります。

ペニシリンやクラリスロマイシンなど, 痰切り(去痰薬) 咳止め(鎮咳薬) 痛み ..

これはほとんどの鼻の病気に共通する症状と言ってもよいくらい頻繁に聞く症状です。しかし実際の鼻腔(鼻のなか)の狭窄または閉塞と、自覚的な`鼻づまり感`とは相関しないことも多いです。また、ひとの鼻内は生理的にネイザルサイクルと言って、時間によって、片方が比較的に通り、もう片方がやや狭くなります。病気としては、急性鼻炎や副鼻腔炎(長期のアレルギー性鼻炎)、、、薬剤性鼻炎、アデノイド肥大症、など様々です。特に一方の鼻腔が常につまっている場合は、病気の可能性が高いので、苦しくなくても早めに受診することをお勧め致します。

病院報 Vol.17(小児外来で使用している抗生物質について(後編))

慢性副鼻腔炎になられた際に浮かんでくる疑問や心配の数々・・・。
あいばクリニックでよくお受けする質問をまとめてみました。

これらは、基本的には鼻の奥(鼻咽頭といいます)の細菌が暴れていることが ..

鼻水は、膿を含んだ黄色いものや、白くてネバネバしたものが一般的です。
のどの方にネバネバした分泌物が流れ込む、後鼻漏という症状だけがみられることもあります。
炎症が長引くと、鼻粘膜は腫れたまま分厚くなって、ブヨブヨした粘膜のかたまりである、鼻茸になることがあります。こうなると鼻づまりは高度になり、持続的になります。
鼻づまりや後鼻漏により不快感が増して、仕事や勉強の際の集中力の妨げになります。いびきの原因にもなります。
鼻の奥に鼻汁がたまるので、これが原因で中耳炎を引き起こすこともあります。
のどに下がる鼻汁のために、咳や痰が続くことがあります。気管支炎を引き起こすこともあります。

鼻づまり:鼻の通りが悪くなり、息苦しく感じることがある; 鼻水 ..

これを2型炎症反応といいますが、うまく調節ができないとアレルギー反応の原因になってしまいます。鼻ポリープはこの2型炎症反応によって副鼻腔の粘膜がポリープのように腫脹してできると考えられています(詳しい仕組みはわかっていません)。