精巣上体炎 精巣で作られた精子の通り道である精巣上体が細菌の繁殖によって炎症 ..


症状が続くようであれば、その抗菌剤は効果がないのだと理解してください。あるいは、尿道の器質的な変化や膀胱の排尿機構に何らかの異常があると考えるべきでしょう。


前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、

●一番大事なことは、尿の回数を増やすことです。
人間の体は非常によくできています。膀胱炎になると残尿感などで、尿の回数を増やしてくれと教えてくれます。
薬剤による治療法を書いた文書の処方例の中に、この尿意を押さえる薬剤を抗菌剤と一緒に処方しているのを見たことがありますが、これは注意した方がよいと思います。適切な抗菌剤を内服すれば、数回の排尿で痛みや強い残尿感は無くなるはずです。

膀胱炎の初期または急性膀胱炎では水分摂取は意味のあることです。しかし頻回に排尿をしなければなりません。痛みを伴う急性の膀胱炎では、有効な抗菌剤は治癒に役立ちます。

尿道口から淋菌、クラミジアが逆行性に侵入して、精巣上体炎や前立腺炎が起きる場合もあります。 ..

尿中にはある程度の細菌を殺してしまう作用があります(類似した概念を血液のレベルではオプソニンopsonin効果といいますが、尿中では何と表現するかわかりませんが)。この細菌増殖を抑制する作用は、尿が希釈されると極端に落ちてきます。
膀胱内には尿道を経由して細菌が侵入する機会は常にあるわけですから、この作用がなければいつも感染症で悩むことになります。
膀胱炎が発症するためにはある程度の菌数(正確には濃度)が必要であるということも理解してください。大量の水分摂取で自然治癒したのは、上で述べた菌数減少の方が尿の細菌増殖を抑制する作用よりも有効であったということになります。

性感染症は、性行為によって感染する疾患の総称で、クラミジア感染症、淋病、梅毒、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、HIV感染症(AIDS)など、様々な種類があります。
感染は性器同士の接触だけではなく、肛門、口腔、手など様々な経路で起こります。
男性の場合、多くは尿道に症状があらわれ、、尿道から膿や粘液が出る、が出る、などの排尿症状の他、性器の痒みや小さないぼができるなどの症状が起こることもあります。
性感染症を放置すると、パートナーや不特定多数の相手に感染を広めたあげくに、自身やパートナーの不妊に繋がる、妊娠した場合胎児感染や出生時感染から赤ちゃんに異常が出るなどの危険性もあります。
性感染症の診断があった際には必ずパートナーの方も検査を受けるようにしてください。また、お互いに完治させないと、パートナーとの間で感染を繰り返すピンポン感染といった事態も起こりますので、完治の診断が出るまで医師の指示に従って治療を続け、その間、性行為は控えるようにしてください。

男性では、淋菌性尿道炎や淋菌性精巣上体炎、精嚢炎をおこします。 女性では ..

理論的に考えれば、細菌が細胞分裂で体内で増える以上に体外に排泄してしまえば、膀胱炎は治癒することになります。皆さんの中にはこれで薬の服用をしないで治癒した経験をお持ちの方もいると思います。しかしそれは単に尿量が増えたために治癒したのではないと理解してください。

水分をたくさん飲むという意味を考えてみましょう。水分をとると尿量が増加します。尿意をもよおしますので当然排尿します。排尿を繰り返すことによって、膀胱や尿道に存在する細菌は尿と共に体外に排出されることになります。

精巣上体炎; 深在性皮膚感染症; 表在性皮膚感染症; 慢性呼吸器病変の二次感染; 淋菌 ..

●急性・慢性を問わず、膀胱炎の患者さんは申し合わせたように「水分をたくさん飲んだのですが」とおっしゃいます。多分、家庭医学書などに記載されているのかもしれません。

反復感染で炎症が骨盤内まで広がると、骨盤腹膜炎を発症します。
主な症状は強い下腹痛や性交痛、発熱などで、重症な方ですと救急外来を受診しなければなりません。内診時で子宮を少し動かしただけでも激痛を生じた場合、骨盤腹膜炎の確定診断を速やかに下します(骨盤腹膜炎の原因がクラミジアだと分かるには、多少時間がかかります)。
ここまで炎症が広がると、卵管采周囲癒着や骨盤内の癒着の併発が起き、卵のピックアップ機能の障害も生じます。卵管采が完全に閉塞したら、卵管留膿腫、卵管留水腫などをきたすため、手術する必要があります。ここまでの症状があった場合は、自然妊娠がかなり難しくなります。


精巣上体炎、精巣がん、前立腺炎、尿路結石などの診療を男性医師が行っております。前立腺炎 ..

クラミジアが子宮頚部から卵管へ侵入した場合でも、自覚症状がなかなか現れず、発見が遅れる傾向が強いです。
パートナーに感染の疑いがある場合や、おりものの増量、不正出血、下腹部痛、性交痛などの症状がみられる場合、または触診で感染部位の圧痛(押すと痛みが生じること)などがみられた場合は、分泌物検査を行います。
クラミジアに初めて感染した場合ですと、卵管への障害も修復できるため、卵管障害につながるケースは少ない傾向にあります。ただし、十分な治療を受けなかったり、パートナーの治療を放置したりした場合は、反復感染のリスクが高まります。
卵管炎が慢性的に継続すると、卵管粘膜ヒダ構造が欠如したり、卵管分泌細胞が扁平化したりします。特に卵管上皮下まで炎症が広がると、卵管が線維化を起こし、卵管内腔が狭くなったり、卵管蠕動運動の障害が起きたりします。ここまで進行すると自然回復は不可能になり、卵・胚の輸送能障害が起きて子宮外妊娠や卵管性不妊へつながります。

男性では尿道炎と精巣上体炎を、女性では子宮頸管炎と骨盤内炎症性疾患を ..

淋菌感染症を放置すると男性は精巣上体炎、女性は骨盤内感染症になって不妊の原因になります。詳しくは、下図でご確認ください。

重症化すると精巣上体炎に進展する。 女性:子宮頚管が主な感染部位で、尿道炎は ..

膀胱がんのほとんどは、膀胱内部を覆っている尿路上皮にできるがんで、進行状態によって層状になっている膀胱壁の上皮に留まっている筋層非浸潤性膀胱がんと、少し深いところにある筋層まで及んでいる筋層浸潤性膀胱がんに分けられます。
症状は、、、、などの他、進行すると尿が出にくくなることや、腰や脇腹の痛みなどがあらわれてきます。中でも特徴的なのは、痛みなどこれといった症状が無いのに突然血尿が出ることです。膀胱がんは、男性で10万人に28~29人程度、女性では10万人に9人程度とおよそ3対1で男性に多く、また45歳以上になると罹患者が増え始め、8割は65歳以上の高齢男性となっています。
喫煙習慣が大きく関連していると言われており、非喫煙者と比べて2.5倍発症リスクが高くなるという統計もあります。治療方法としては、診断と治療を兼ねた、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)を行い腫瘍の深達度や組織型や悪性度を確認します。
膀胱癌の内視鏡画像、CT画像などあります。
治療は進行状態やリスクの状態によって、比較的リスクが低く筋層浸潤が見られない場合は、予防的な治療として膀胱内に薬物を注入して行う方法を検討し、筋層浸潤が起こっている場合は膀胱全摘出手術、転移が見られる場合は化学療法や免疫療法などを検討することになります。
膀胱全摘出などの場合、その後の生活の質に大きく影響しますので、腸管を使った代用膀胱である回腸新膀胱などのQOLを保つ治療が可能であるかを検討していくことも可能です。肉眼的に血尿があったり、定期検診などで尿に潜血があったりした場合は放置せず、早めにご相談ください。高度医療機関と連携し適切な治療を提供致します。

□尿道炎によって激しい尿道痛といった症状が生じる。 □性器から黄白色のドロっとした膿が出る。 □進行すると精巣上体炎といった病気を発症。

腎臓でも尿を作る働きをしている腎実質に発生するがんが腎臓がん(腎細胞がん)です。2対1くらいの頻度で男性に多く、男性では10万人に33~34人の割合で発症するという報告があり、がんの中では比較的少ない方に入ります。なお、腎臓内でも腎盂にできるがんもありますが、これは腎盂がんと言い、腎臓がん(腎細胞がん)とは区別されています。
腎臓がんは初期にほとんど自覚症状が無いことが問題です。進行するとや背中や腰の痛み、腹部にしこりを認めたりすることがあります。
初期のうちはロボット手術や腹腔鏡手術による治療で根治を目指すことが可能ですが、進行すると転移することがあります。稀に、下大静脈(人間の一番大きな心臓へつながる静脈)に腫瘍伸展し腎がんの下大静脈腫瘍塞栓などで、むくみや息切れなどの症状で発覚することもあります。近年では、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などといった治療薬の発達により、かなりの治療効果を得られるようになってきました。
当院では、腎臓がんが疑われるような場合、即日超音波検査を行っており、治療が必要な場合は、連携する高度医療施設に紹介して、スムーズに治療を受けることができるようにしております。医院長は大学病院では、腎がん下大静脈腫瘍塞栓摘除を専門にしていたことや現在も順天堂大学に勤務中であることから、がん治療やロボット手術、分子標的薬治療等のハイボリュームセンターである順天堂大学とも連携し治療を行っていきます。

放置すると炎症が進行することで発症します。精巣上体(副睾丸)の ..

はっきりした原因は不明ですが、先天的にできる場合と後天的に出現する場合があります。腎臓の中に内部に液体が入った風船状の袋ができてしまうことがあり、これを腎嚢胞と言います。特に症状は無く、別の目的で超音波検査やCT検査をした際に偶然発見されることが多くなっています。ほとんどは良性のもので、症状が無い場合は経過観察で良いのですが、稀に大きくなって痛みがあらわれたり、腎臓の中心部にできて尿路を塞いでしまうことがあります。またのう胞内に感染を起こすことがあります。5%程度に腎のう胞壁からのがんの発生の可能性があります。
また、左右の腎臓ともに嚢胞が多発する場合(多発性のう胞腎)、遺伝的要素に関係があると言われており、のう胞感染や稀に悪性腫瘍を伴うものもありますので積極的な治療介入を行う事もあります。(サムスカ・のう胞穿刺、腎臓摘出など)慎重に加療を検討致します。当院では、の正会員として加盟(会員N0.A0145)しており、多発性のう胞腎協会の本部であるへの専門外来への紹介が可能です。

これを放置してしまうと「上行感染」といってさらに奥へと菌が侵入し、症状を悪化させるおそれもあります。 男性:精巣上体炎(副睾丸炎)

腎実質でつくられた尿は腎臓内の集合場所である腎盂に集まり尿管へ送り出され、膀胱へと至ります。尿道から入った細菌が下部尿路に留まらず、尿管を逆流して腎臓まで至ることや、尿路結石によって尿が詰まり逆流するなどの原因によって、腎盂が炎症を起こしてしまうことがあります。症状としては、尿が濁る、が出るなどの他、高熱を発する、背中の痛みなどがあります。
腎盂腎炎は適切な治療を行わないと、腎実質に感染が波及し、血液内に菌が到達し菌血症から敗血症になり生命に危険が及ぶこともあります。高熱を発し、背中などに痛みがあるのに、風邪のような上気道の症状がない、尿が濁っているなどの症状がある場合は腎盂腎炎の疑いが強いため、放置せず受診してください。特に糖尿病の方や、ステロイド薬を服用している方などは重症化の危険性があります。

症状は、尿道炎・膀胱炎が多いですが、精巣上体炎、直腸炎、びらん・潰瘍、下腹部 ..

●高齢ご婦人の中には膀胱の不定愁訴(頻尿、下腹部・腰部の不快感など)は、年だからとあきらめている方もいるようです。本当にあきらめる必要があるのでしょうか。
慢性膀胱炎とされている病態の中で一番多いのは、尿道から膀胱三角部といわれている部分までの器質的な病変です。
原因はいろいろありますが、基本的には女性ホルモンの分泌低下による粘膜組織の変化です。この病変の中に知覚神経が巻き込まれてしまうのですから、上に述べた不定愁訴は当然出てくることになります。

尿道炎から進行すると精巣上体炎を起こすことがあります。中年以下の男性の精巣上 ..

精巣に発生するがんです。発症は10万人に一人程度と稀ながんですが、好発年齢は0~10歳、20~40歳、60歳以上の3峰性です。20~30歳代と若い世代の男性に発症するがんのうち白血病などを除く固形がんとしては多い疾患になります。
精巣がんは早期のうちであれば、治療で完治できますが、早期にはほとんど自覚症状がありません。無自覚のうちに進行し、精巣の大きさが変化したり、しこりができたり、硬さが変わってくる(硬結)などの症状があらわれ、転移の恐れもあります。また、下腹部の違和感、痛みといった自覚症状もあらわれるようになります。
なお、手術による治療の際は、準緊急手術扱いとなり、腫瘍の波及を防ぐために早期に取り除く必要があります。将来的に妊娠させる能力(妊孕性)に配慮したい場合は、精子の冷凍保存や精巣内から精子を直接採取して保存する方法などを検討することがあります。これらの治療は限られた医療施設でのみ可能ですので、連携する医療機関を紹介して治療を続けることになります。

男性は強い痛みを伴う精巣上体炎を発症することがあり、これは精子を運ぶ ..

精巣上体とは、精巣の上部に精巣を取り囲むように存在する器官で、副睾丸と呼ばれることもあります。通常は精巣で作られた精子を集めて精管に送っています。精管は最終的に前立腺の中央に開口(精丘)し尿道へと繋がっています。そのため、尿道口から侵入した細菌が精管を通して精巣上体まで到達して炎症を起こすのが精巣上体炎であり、男性の尿路感染症の一つです。症状としては陰嚢内部が腫れたり痛んだりする他、発熱することもあります。
原因となるのは、大腸菌などの常在菌の他、クラミジア・トラコマティスや淋菌といった性感染症の原因菌の場合もあります。
精巣上体炎が疑われるときは、採尿、採血検査などによって原因の特定、炎症の状態を確認する他、超音波検査を行います。
精巣上体炎は重症化することもあり、精管が閉塞すると男性不妊の原因となりますので注意が必要な疾患です。必要に応じて連携する高度医療施設へ紹介し、入院治療を行うなど、慎重な対応が必要です。

尿道炎(尿道分泌物、尿道掻痒感、排尿痛)精巣上体炎(陰嚢内容の腫脹、疼痛、発熱) ..

膀胱の機能は尿を溜める「蓄尿」と溜まった尿を出す「排尿」に分けることができます。通常であれば適切な量の尿を溜めて、溜まった尿を全て排出することができます。この、溜めて出すというスイッチのコントロールは脳が行なっています。このスイッチの切り替えを行うための神経は、膀胱から脊髄を通り脳に達しているため、脳の障害や脊髄、神経や膀胱自体が障害を受けると、溜めて出すことががうまくできなくなります。これを神経因性膀胱と言います。近年では神経因性下部尿路機能障害(neurogenic lower urinary tract dysfunction: NLUTD)という用語が用いられています。脳梗塞やパーキンソン病や多発性硬化症、脊髄損傷、二分脊椎、糖尿病など神経の障害から、前立腺肥大症などによる長期的な下部尿路閉塞も原因となります。原因や障害を受けている部位によって症状は異なりますが、排尿回数が増える、尿意が起きない、尿漏れが起こる、といったことが挙げられます。また、膀胱内に長時間尿が溜まった状態が続くことで、感染症や腎機能障害が起きることもあります。治療は原因や症状により異なりますが、薬を内服したり、カテーテルを使用することで、尿を溜めて出すという膀胱本来の機能を取り戻します。排尿のお悩みを持たれている方は、当院までお気軽にご相談ください。