個人輸入であれば海外産のAGA治療薬を安く購入することができます。


禁煙補助、婦人病、貧血、冷え性、更年期障害、腰痛、気管支炎、高血圧等の効能・効果を標榜したものは医薬品であり薬事法に該当しますが、それ以外のものは雑品であり薬事法には該当しません。薬事法に該当する場合、税関限りの確認で2か月分(2,400本)まで個人輸入が可能です。2か月分を超える数量を個人輸入する場合、薬監証明の取得が必要です。


まずは個人輸入や海外産のAGA治療薬の詳細について見ていきましょう。

ミノキシジルは血管拡張作用を有し、もともと高血圧患者の治療薬として1979年から使用されていました。副作用として多毛が認められたことから発毛剤として開発が進められ、1988年にAGA治療薬として承認され、現在では代表的なAGA治療薬の一つとなっています。ミノキシジルは、また近年、国内で認可の有無によらず治療薬を安価で入手できることからなため、当院では推奨しておりません。安心して治療を行うためにも、をお勧めします。


AGA治療の費用や期間について医師がケース別に解説。AGA治療は長期戦となることが多いため、年間・全体の費用を見積もることが重要です。治療目的や薄毛の段階による費用の変動も考慮し、ご自身に近いケースを確認しましょう。

個人輸入をした薬に限らず副作用はどの薬にも出る可能性があります。

もちろん効果には個人差があり、外用薬で発毛効果を実感できる可能性もあります。発毛剤には相性があるため、医師と相談しながら治療法を検討しましょう。

ミノキシジルは元々、薄毛治療のお薬として開発された訳ではなく、高血圧患者の治療薬として血圧を下げる為に使用されていました。
副作用として多毛症(体毛が濃くなる症状)が挙げられるようになり、現在では多くの頭髪専門クリニックで薄毛治療のお薬として使用されています。
男性型脱毛症(AGA)やびまん性脱毛症(FAGAなど)の症状が進行している方の多くは、毛乳頭にある毛細血管がかなり細くなっていて血流が悪い為、十分な栄養や酸素が毛根に行き渡っておらず、栄養不足に陥ることでヘアサイクルが乱れます。
ヘアサイクルが乱れると、毛髪が十分に成長しないまま未熟な状態で脱毛してしまう為、抜け毛が増え、徐々に薄毛の症状が進行していきます。

ミノキシジルの個人輸入に伴うリスクとしては主に次のようなものがあります。

ミノキシジルには、毛細血管を拡張させて血流を増やす作用がある為、ミノキシジルの内服薬を服用すると、血流が良くなり、十分な酸素や栄養が毛母細胞にまで行き渡り、ヘアサイクルが整うことで発毛が促されます。
ただし、ミノキシジル自体に抜け毛を抑える作用はないので、ミノキシジル単体で服用するよりも、プロペシアやフィナステリド、デュタステリドなどと併用して使用することが望ましいと言えます。

国内販売のAGA治療薬で治療を続けるのは、コスト的に負担になるため個人輸入をして治療薬を手に入れている人も少なくありません。

そして最後は、個人輸入のメリットとして考えられている「価格」についてです。

しかし、個人輸入薬を使うのには、たくさんの危険があります。詳しく見てみましょう。

個人輸入とは、医薬品・医薬部外品・医療機器・化粧品などを個人使用の目的で購入することを言います。手段としては、海外の通販サイト・海外のメーカーの販売サイト・個人輸入を扱う代理店からの購入が一般的です。


個人輸入のAGA治療薬は適切に服用するのが難しいといったリスクもあります。

これは、厚生労働省でも2012年に薬事法が改正され「医薬品等の個人輸入について」で認められています。

個人輸入で購入できるAGA治療薬には主に以下のものがあります。

海外メーカーから直接個人へ発送されるので処方箋が必要なく、AGA治療薬が手に入ります。

個人輸入できるミノキシジル内服薬の種類には以下のものがあります。

同じ成分の薬が安く買えるから」という理由で、AGA治療薬を海外から個人輸入する方が一定数います。

個人輸入できるミノキシジル外用薬の種類には以下のものがあります。

一見お得な方法に見えるかもしれませんが、個人輸入のAGA治療薬には大きなリスクがひそんでいます。

薬の副作用は、ミノキシジルに限らずどんな薬にも起こりうるものです。

当院へ初めてカウンセリングに来られる患者様の中には、ミノキシジル内服薬を個人輸入し、自己流で服用されている方が稀にいらっしゃるのですが、ネットで購入した薬には何が含まれているかわからず、安易に服用するのはかなり危険な行為です。
日本の医療機関で処方されている薬や医薬品に関しては、品質や有効性、安全性の確認がきちんとされている為、安心してご使用いただけますが、海外から個人輸入した薬にそういった保証は一切ありません。
正規のメーカー品を装ったニセモノである可能性も十分にあり、実際に健康被害も多数報告されています。
副作用や体調不良を感じ、医師の診察を受診したとしても、個人輸入された薬に含まれる成分や作用についてきちんと把握できない為、迅速な処置が困難になります。
薬の服用を行う際は必ず医師の診察を受け、安全性の高い薬を服用するようにしましょう。

ミノキシジルなどのAGA治療薬には、血行を促進する作用があります。

上記の疾患がある方は、ミノキシジル内服薬を服用する際、専門の医療機関で医師にご相談下さい。
ミノキシジルには血管を拡張させる薬事作用があり、塩類と水を体内に貯留させる為、心不全の原因となる可能性があります。
また心拍を上げる作用があるので、このような問題を避ける為に、当院では利尿剤の使用や心拍数を下げる、降圧剤としての作用もあるβブロッカーを併用することがあります。
さらに、サプリメントや他の薬との組み合わせによる相互作用で血圧が下がる場合も考えられる為、血圧測定や血液検査をして、健康状態を確認したうえで治療プランを立てます。

ミノキシジル外用の発毛効果に関しては、高い水準の根拠があります。

この記事では現役美容クリニック医師の立場から、AGA治療薬の個人輸入がなぜおすすめできないのか、5つに分けて理由を解説いたします。

個人輸入でのAGA治療薬の購入は、前述のとおりおすすめできません。

AGA治療を考えるにあたって、インターネットで治療方法や費用などを検索される方がほとんどだと思います。その中で副作用について書かれていることも多く、副作用が心配で治療に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。

ミノキシジルの副作用として、以下のような症状が報告されています。

代表的なAGA治療薬として知られるフィナステリド(プロペシア)とミノキシジル。どちらもAGAの改善効果を持ちますが、2つの治療薬では作用機序が異なります。それぞれの治療薬に関して詳しく解説します。

ミノタブは個人輸入の通販サイトでも購入ができますが、おすすめしません。

ミノキシジルタブレットやミノキシジルの外用薬を通販で購入したいけど、どこで購入するのがいいかわからない方へ。
ミノキシジルを通販する方法には、個人輸入サイトやオンライン診療対応のクリニックがありますが、安全性や届くスピード、医師のサポートを考慮すると、クリニックでオンライン診療を受診するのがおすすめです。

ミノタブは国内で承認されておらず、個人輸入は危険が大きいです。

海外の安価なミノキシジルを個人輸入で入手しようとする方もいるようですが、

安心して治療を行うためにも、AGA治療薬の個人輸入は避けましょう。

ここでは、ミノキシジルの個人輸入に潜むリスクをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

Q . AGA治療内服薬は服用する個数や時間帯は決まっていますか?

この記事ではフィナステリドの効果や副作用、個人輸入や通販サイトで購入する際の注意点・リスクについてわかりやすく解説しています。

AGAの治療薬を探していると、ネットで「個人輸入サイト」を見つけることが。

ミノキシジルは、AGAの治療に使用されている薬の1つです。クリニックで処方されるミノキシジルと、市販薬のミノキシジルがあります。いずれも、AGAに対する作用が認められています。ここでは、ミノキシジルの作用やメカニズムなどについて詳しくご紹介します。

その他、ミノキシジルの副作用についてはこちらの記事も参照ください。

初期脱毛は薄毛治療の開始時に抜け毛が目立つ症状です。ミノキシジルの作用によりヘアサイクルが正常化されると、それまで生えていた細い毛が押し出されるために生じます。

個人輸入のAGA治療薬で費用セーブ?見逃しがちな4つのリスクとは?

本記事ではミノキシジルとプロペシア(=フィナステリド)の併用時における、効果の変化や併用する際に注意が必要な薬、副作用などについて医師が解説します。
記事の最後にはAGA治療に関するよくある質問についてお答えしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

医療機関において医師が個人輸入した国内未承認のいわゆる発毛薬を、医師の指示

ミノキシジルは発毛を促す治療薬です。もともと欧米で高血圧患者の治療薬として使用されてきたミノキシジル内服薬ですが、副作用として多毛がみられたことからAGA治療薬として再開発され使用されるようになりました。ミノキシジルには内服薬と外用薬がありますが、ミノキシジル外用薬は日本皮膚科学会が発表している「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」で最も推奨度の高い、推奨度Aに位置づけられています。