コブラ役には寺沢が当初から希望し、ゲーム版で同役を演じた山田康雄が予定されていた。


■レディの素顔と正体が明らかになるエピソード 頬をかすめて飛ぶ弾丸をものともせず、ゆらりと足を踏み出して左腕のサイコガンをおもむろに構える。そう、それは紛れもなく「ヤツ」さ……!! 銀河パトロールに追われる賞金首でありながら、コブラは犯罪組織「海賊ギルド」とも対立する一匹狼の宇宙海賊です。相棒はアーマロイドの「レディ」だけ。左腕に仕込んだサイコガンと持ち前のタフな肉体を武器に、ロマンと愛を求めて今日も大宇宙を駆け巡る……! 2023年9月8日に亡くなった漫画家・寺沢武一氏の代表作『コブラ』は、1978年に「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートし、ハードボイルドなストーリーでたちまち人気になりました。そして1982年7月に劇場用オリジナル作品としてアニメ化された後、同年10月よりTVアニメシリーズの放送がスタートし、さらなる人気を獲得したのです。 本作のアニメ版で印象的なエピソードといえば、劇場版のベースとなった初期エピソード「イレズミの女編」、スポーツ選手を装って潜入捜査する「ラグ・ボール編」、海賊ギルドの幹部サラマンダーと対決する「シドの女神編」あたりを思い出す人が多いでしょう。 しかし筆者があえて推したいのは、TVアニメシリーズ終了後、2009年にリリースされたOVA(ビデオ販売用オリジナルアニメーション)『タイム・ドライブ』です。『タイム・ドライブ』は「時のひずみ」に飲み込まれて存在が消えかかっているレディを救うため、コブラが20年前の世界に入り込んで原因を探す……という物語です。 作中の「20年前」とは、コブラが整形する以前、レディとコンビを組みはじめた頃の時系列です。レディがどのように若き日のコブラと出逢ったのか? なぜアーマロイドのボディになったのか? そもそもレディはどのような女性で、どんな素顔をしていたのか? つまり『タイム・ドライブ』はコブラとレディのコンビ結成秘話を描く物語なのです。 さらにもう一点。このエピソードは、リリース後に大きな意味を持つことになってしまいます。長年コブラを演じてきた声優・野沢那智さんの、「最後のコブラ」になってしまったのです。■あなたは野沢那智派? それとも松崎しげる派?「アニメ『タイム・ドライブ』DVD Vol.2」(ハピネット)。若き日のコブラと、アーマロイドになったレディが描かれている 野沢那智さんは『タイム・ドライブ』以降のアニメ展開でも続投するはずでした。しかし病気のために降板し、新たなTVアニメシリーズでは、『タイム・ドライブ』で若き日のコブラを演じた内田直哉さんがバトンを受け取ることになります。 内田直哉さんはアニメ版『コブラ』では3代目。初代は劇場版を担当した松崎しげるさん、2代目が野沢那智さんです。そのあたりの出演作について、『コブラ』の歴代アニメシリーズを振り返ってみましょう。●【SPACE ADVENTURE コブラ】劇場用オリジナル作品/1982年7月公開
松崎しげるさんがコブラを演じた初アニメ化作品。「イレズミの女編」をベースにしつつオリジナル展開で物語を描く。出﨑統監督のテイストが色濃く反映されており、やや大人向けのSFロマン作品となりました。ハードボイルド成分が高いのも特徴です。●【スペースコブラ】TVアニメシリーズ/1982年10月より/全31話
野沢那智さんがコブラを演じた、もっともポピュラーなシリーズ。原作コミックをなぞる形で、長い連載シリーズのおよそ半分ほどのエピソードを映像化しました。●【COBRA THE ANIMATION】OVA/2008年~2009年/『ザ・サイコガン』全4話、『タイム・ドライブ』全2話
『コブラ』生誕30周年を記念して企画された新たなアニメシリーズ。コブラ役はもちろん野沢那智さん。TVシリーズと違ってハードボイルド成分が濃くなっているため、野沢さんの演技も落ち着いたものとなっています。また『タイム・ドライブ』では、若き日のコブラを内田直哉さんが担当しました。●【COBRA THE ANIMATION TVシリーズ】TVアニメシリーズ(BS放送)/2010年1月より/全13話
野沢那智さんの降板により、内田直哉さんがコブラを演じた新シリーズ。映像化されていなかった原作エピソードをセレクトしてアニメ化しました。 劇場版からスタートしたアニメ版のコブラは、松崎しげるさん、野沢那智さん、内田直哉さんへとバトンが渡りました。もっとも長く演じたのは、もちろんTVシリーズを担当した野沢那智さん。そのため「コブラ=野沢那智さん」のイメージを持っている方が圧倒的でしょう。 その一方で、劇場版から入った人は「松崎しげる版こそコブラだ!」と思うはずです。劇場版とTVシリーズではそもそも作品のトーンが違いますし、松崎しげるさん演じるコブラはロマンス映画の側面を持つ劇場版にぴったりのセクシーなボイスでした。松崎しげるさんが歌う主題歌「DAYDREAM ROMANCE」の切なく、そして力強いバラードはまさに歌声のサイコガン。聞く者のハートを何人も撃ち抜いたことでしょう。 また「歌手・松崎しげる」としては、実は『ザ・サイコガン』以降の新アニメシリーズで、エンディングテーマを担当しているのです。 つまり『タイム・ドライブ』は、コブラとレディのオリジン話であるとともに、野沢那智さんの最後のコブラであり、松崎しげるさん・野沢那智さん・内田直哉さんの3人のコブラが一堂に会する作品でもあったのです。 過去と現在が交錯するエピソードで内田直哉さんが役を引き継ぐ……。これほど運命的なエピソードはありません。 エピソードの立ち位置としても、担当声優さんのヒストリーとしても「特別な一本」である『タイム・ドライブ』。この機会に劇場版から追い直してはいかがでしょうか? なおレディ役の榊原良子さんは、劇場版から現在に至るまで、すべてのアニメ版でレディを演じています。そんな「コブラのすべてを知る女」にも注目です。(気賀沢昌志)


Tengi_T 寺沢武一さんはコブラの声を山田康雄さんで希望してたのですが、東京ムービーとしてはルパン三世がある限りそれは難しいとの事で。

言い忘れていましたが、本作は「フルボイス」ではないので普段キャラクターの台詞は文字で表示されるだけなんですが、こういったイベントシーンには声優さんによる「声」の演技がちゃんと入っていて、イベントシーンを盛り上げてくれていました。あ、声といえば…まあそれは後にしますか。

吹き替えは、クリント・イーストウッドを野沢那智さん。山田康雄さんが亡くなられたあとの作品ですから、テレビ放映時に誰がイーストウッドの声をやるのかな?と、劇場でこの作品を観ながら思っていたのを思い出しました。

コブラ #COBRA #寺沢武一 #山田康雄 #石川悦子 #沢りつお #安達忍 #勝生真沙子

「野沢那智さんじゃないコブラなんか認めない!」なんて事を言いたいわけじゃなくて、実はコブラがTVアニメ放送されるにあたって最初にコブラ役の候補に挙がったのは山田康雄さんだったんですよね。でも結果的に野沢那智さんにコブラ役が決まった(スケジュールの関係でと聞いたこともありますが)という経緯があるんで、もし山田康雄さんがそのままコブラ役に決まっていたら?という「もしも」がこの作品で実現されたわけです。

山田康雄氏…
ルパンⅢ世は、彼にしかできない、そう思わせる人でしたね
亡くなった時は本当にショックをうけました

当時の私は「コブラ役は山田康雄さんが適任」と友人達に語り、その友人達 ..

山田康雄さんも、ルパンの軽いひょうきんな(表現が古い)役から、イーストウッドのド渋いハードボイルドな役まで完璧にこなせる役者さんですから、ひょうきんな面とハードボイルドな面両方を持つコブラ役には適任だと思いますし、案の定本作での山田康雄コブラは原作のイメージをまったく損なわないものでした。

こんにちは
みなさん

この前BS12で❝鈴鹿8耐❞のバイクレースの中継をずっと見ていたら、❝スペース コブラ❞の劇場版を放送するCMが流れていた

へぇ〜?!! ❝スペース コブラか懐かしいなあ❞と思い録画予約をした

先日、録画したビデオを見ようとして、ふいに他の❝スペース コブラ❞のシリーズはアマゾンプライムビデオで見られないか調べてみた

そうしたら、Dアニメ経由で4つのシリーズがヒットした

今、そのうちの一つ1番最初のシリーズを見ている

今から40年前のテレビアニメ❝スペース コブラ❞ こんな以前のアニメなのに面白いです 左腕に仕込ませたサイコガンとアーマロイド・レディが今見てもカッコいいです

さすが日本のアニメ!! 世界的に人気なのが実感できます

それともう一つ、エンディングテーマが大野雄二作曲の❝シークレット デザイア❞でこれがまたいい味出しています

もしみなさんも暇なら是非一度見てください

これが40年も以前に制作されたシリーズとは思えない面白さです
大満足です(^^)v

今日も気温が上がりそうです
お互い熱中症に気をつけて過ごしましょう

山田康雄吹き替え サンダーボルト(´74米) キャンペーンシール無し 未開封新品. 8,880円.

出崎統監督によるテレビアニメのDVDパートワークの数々が、書店で発売中である(発行元ぴあ)。「あしたのジョー」(パート2含む)が好評だった結果、「宝島」「ガンバの冒険」と続き、1月23日からは「」全31話が発売開始となった。1982年7月3日公開の「SPACE ADVENTURE コブラ」に続き、同年10月7日から83年5月19日まで放送されたテレビシリーズである。
ギルドに属さない宇宙海賊コブラが、美女の依頼に応えて謎解きや宝さがしをしたり、巨悪へ無謀とも思える戦いを挑んだりと、痛快娯楽の極みといったアクション作品である。星から星へと旅をする宇宙船乗り、行く先々にも人間ばなれした異星人たちがいるというスペースオペラの古典的な世界観をストレートに援用している点でも独特である。
どんな危地にも動じず、しかし行動原理は人間くさい感情で、タフで優しく無敵のヒーロー像、コブラ。その点ではハードボイルド探偵、西部劇のガンマン、流浪の剣豪などとも重なる部分が多い。そして身体・精神と一体化した左腕の仕込み銃「サイコガン」で悪党を一掃する「カタルシス重視の作品」で、同時にヒロインの肌は露出が多く、グラマラスであって、いろんな点で目を楽しませる工夫に富んでいる。「オトナのための童話」的なニュアンスを強く感じる作風なのだ。
本作は深夜帯ではなく、フジテレビの木曜日午後7時から放送されていた。エロスとバイオレンス満載という点で、現在では絶対に不可能な放送枠であるが、このころのSFアニメがいかにパワフルだったかというひとつの証左ではないだろうか。
たしかに1982年秋口のアニメ雑誌を調べてみると、SFアニメの著名タイトルがずらっと並び、激戦をくり広げていた時代性が如実に分かる。同期の10月新番組としては「超時空要塞マクロス」「わが青春のアルカディア無限軌道SSX」があって、これに「六神合体ゴッドマーズ」「戦闘メカ ザブングル」「銀河烈風バクシンガー」「太陽の牙ダグラム」といった継続番組(ロボットアニメ)が加わる。映画も1983年春に結集するSFアニメ大作群「宇宙戦艦ヤマト 完結編」「幻魔大戦」「クラッシャージョウ」「うる星やつら オンリーユー」というラインナップの過密興行に先行する情報が、公開約半年前なのに大量に載っていて期待感を高めている。加えて「魔法のプリンセス ミンキーモモ」「太陽の子エステバン」「さすがの猿飛」「FUTURE WAR 198X」など、元気のいい作品から新聞で話題になった作品まで併走しているのだから、実にエネルギッシュな感じがする。
2000年ぐらいに深夜アニメが盛んになり始めたころ、あるベテラン監督がこんなことを語っていた。「前はアニメ雑誌を見れば、業界全体が編隊飛行をしているような感じがあった。めざす方向性はいっしょで、右を見ればこう飛んでいるのか、左を見ればこんな飛び方があるのかと、そういう印象だった……」と。そんな状況のピークもまた、おそらくこの1982年ごろなのではないか。
検証してみると、興味深いことに気づいた。1978年にアニメ雑誌「アニメージュ」が創刊されて、「ジ・アニメ」「アニメディア」「マイアニメ」と同じA4サイズのアニメ雑誌が増殖した。これにB5サイズの「アニメック」「OUT」が加わるのだから、明らかに飽和状態である。それでも一人で何誌も買うほどニーズがあり、作品、作家のほうも何かにつけてパワフルであった。1985年には、さらにA4ワイドの「ニュータイプ」が加わるのだが、1986年末には一挙3誌が休刊してしまう(発売月は1月先行するので表記上は1987年初頭)。そして1977年の劇場版「宇宙戦艦ヤマト」から始まった青年層向け最初の「アニメブーム」は、ここでいったん区切りがついたとされている。
その間、約8年ということになる。そしていま話題にしている「1982年」が、その中点の4年目にあたる。まさに上がるだけ上がり、やがて下がり始める直前の「ピーク」と見て間違いない。
ピークを形成する要因のひとつは、1978年日本公開(米国1977年)のアメリカ映画「スター・ウォーズ」による「宇宙SFブーム」である。そしてその初期3部作の完結編「ジェダイの帰還」の公開もまた、1983年である。連動性は、かなり強い。宇宙SFブームも「この辺で一段落かな」というこの時期、数々の「次の動き」が始まっている。
まず、出崎統監督の「コブラ」は劇場版に先行してパイロット版が制作されているが、これは北米輸出を前提にしていた。そして「」の放送開始ごろ、出崎統監督は翌年公開の「ゴルゴ13」の準備を併走していて、同時に記事になっている。CGを初めて本格的にアニメへ組み込むという、挑戦の意欲が監督の口から語られているのだ。そして「」の絵コンテ(さきまくら名義)は初期話数に留まり、「出崎統監督のテレビアニメ」は、しばらく放送されなくなってしまうのだ。
東京ムービー新社(トムスエンタテインメント)が、合作など海外向け作品に注力を始めていたのが、その最大の理由である。出崎統監督ら主力クリエイターは、予算も市場も大きい外国市場に振り向けられ、円高になってメリットがなくなる時期まで、この状況が続く。その円高時期は1986年から1987年ごろまでなので、アニメ雑誌休刊ともシンクロしていた。
日本の年表だけを見ていると、1983年末にOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)がスタートしたことと、「少年サンデー」「少年ジャンプ」原作のアニメが他社のアニメ雑誌に掲載しづらくなったこと、ファミリーコンピュータが1983年に発売されたことによって、1986年の衰退へ向かうように見えてしまう。しかし「」と出崎統監督の動きに注目すると、決してそれだけではないことが分かってくる。むしろ「ベテラン戦力の国外流出」が相当、歴史に大きな影響をあたえているはずなのだ。これは目に見えにくい影響であるがゆえに、注意喚起しておかないと見逃してしまう。
だからこの件は、手を替え品を替え何度でも話すようにしている。理由は「そろそろ合作ブームの当事者たちがリタイアするから」である。どの会社がどんなスタッフで、どんなタイトルを何本ぐらい手がけていたのか、それすら明解ではない現況。なんとか歯止めをかけたいものである(敬称略)。

スペースコブラのコブラは、僕の中で「これがコブラだ!」と、松崎しげる劇場版よりも、作者寺沢武一が原作を描く際にイメージしていたクリントイーストウッドのようなPCエンジン版山田康雄よりも、スペースコブラのコブラこそが「これしかないっ!」と思えるコブラだった。
※実際そのときの野沢那智はルパン三世を山田康雄に取られたことが随分悔しかったらしく、その分コブラに強い思い入れを持って演じたらしいみたいなこともネットで見かけたりした。


山田康雄 & You – せ・しゃれまん = Cest Charmant

山田康雄や広川太一郎や富山敬や塩沢兼人や鈴置洋孝が死んだときの方がショックが多きかった。
※あんま関係ないけど富山敬は山寺宏一でもイケルかと思ったけど、マ大佐は意外と細川俊之がアリかも。こないだあしたのジョー見て、力石の持つ「ニヒルな感じ」が塩沢兼人に通じそうかな、と。広川太一郎の軽妙さは代わりがいないけど。

山田康雄 & Youによるせ・しゃれまん = Cest Charmant ..

遠い未来の世界、銀河系には様々な異星種族が入り乱れ、その治安は銀河連邦警察が辛うじて守っていた。そんな時代、と呼ばれる一匹狼の正統派宇宙海賊がいた。相棒のサイボーグ、アーマロイドレディと共に銀河系を渡り歩く。彼の海賊行為は殺しは出来るだけ少なく、盗みはスマートに且つ美しくと言うのを信条にしていたが、海賊ギルドと呼ばれる組織が一匹狼のに目を付ける。加入を迫る海賊ギルドだったが、はその誘いを突っぱねた為、四六時中殺し屋に狙われることになった。多額の賞金まで掛けられてしまった為、は町のチンピラにまで狙われる事になってしまう。
純地球系人類の彼ではあったが、その超人的な肉体と精神力は他の種族に追随を許さず、尚且つ左手の義手に仕込まれた精神力をエネルギー波に変えて撃つサイコガンは並居る敵を蹴散らした。しかし、そんな彼の噂はぷっつりと消えてしまう。銀河のに吸い込まれたとか殺し屋に殺されたとか諸説様々だったが、実際には行方不明であった。そのまま五年が経つと、伝説の賞金首として人々の記憶から次第に薄れていった。
平凡なサラリーマンのジョンソンは、今日も朝早くに壊れかけた給仕アンドロイドベンに目覚ましを投げつけられる。壊れかけだった為か、今日が日曜日だと言うことも認識できないようだ。休日の日に早起きしたのも何かの縁か、雀の涙ほどのボーナスを持ってトリップムービー(脳内に擬似的な体験を見せる映画のような物)を見ることに決めたジョンソン。シアターに行き、ハーレムとの艦長を兼ねる様な映画を注文したジョンソンだったが、そこで見たのは海賊の体験であった。平凡なサラリーマンの自分とは大違いな彼にひと時の夢を見るジョンソン。いい気分でいたのも束の間、帰宅途中に事故をおこしてしまう。事故の相手は先程見たムービーに出てきた下っ端海賊であった。思わずその名前を口にして銃を向けられる。あれは映画の話ではなかったのか!? 絶体絶命のその時、不意に左手が動き、轟音と共にその海賊を撃ち貫く。左手はすでに無く、そこにあったのは黒光りする巨大な銃。
混乱と共に帰宅したジョンソンはベンに自分がここにいつからいたのかを尋ねる。五年前だったが、それ以前の記憶を全く思い出せない。壁の仕掛けに触れると、そこには海賊が使っていた銃と義手。次第に記憶がはっきりしてきたその時、海賊からの襲撃を受ける。ベンが盾になってくれた為に何とか撃退するジョンソンだったが、天井裏からも敵が。背中に銃を突きつけられるジョンソン。その危機にベンが動く。まるで蛹から蝶が羽化するように出てきたそれは、の相棒、アーマロイドレディだった。レディの強力なパワーとサイコガンで襲撃者を一掃する二人。
平凡なサラリーマン、ジョンソンはの偽りの姿だった。闘争の日々に明け暮れる生活に疲れを感じていたは自ら記憶を操作し、顔を変えて人生をやり直そうと思ってジョンソンと言う偽りの人間を作り上げたのだ。しかし、闘争の日々を過ごしていた時には平和な生活を、平凡な生活をしていた時には刺激を。人間とは身勝手な物だと思いつつ、今度は刺激を求める。ギルドに顔が割れてしまった以上また闘争の生活に逆戻りだが、冒険と危険の待つ銀河へと再び身を投げ出していくにはジョンソンには無い、不敵な笑みが浮かんでいた。

コブラは山田康雄氏が担当。 本日のHappy Birthday! 1991年 (27周年) GB サッカー トンキンハウス

コブラの声優はテレビアニメ版の野沢那智氏がファンにはもっとも知られているだろうが、このゲーム版では山田康雄氏となっている。これは寺沢氏のたっての要望だったという。
人気漫画やアニメのアドベンチャーゲーム化はそれまでにもしばしば見られたが、本作のように原作者が深く関わるのはきわめて稀と言ってよかった。1991年には寺沢氏が脚本・総監督まで務めた第2弾の『コブラⅡ 伝説の男』が発売され、こちらも好評を博した。

山田康雄さんが亡くなられたあとの作品ですから、テレビ放映時に ..

まぁ最近は声優という職業も一時期より陽が当たってるから、案外スッと代わりが見つかるかも知れませんね。
※ローグギャラクシーというゲームの中の山寺宏一さんの声を聞いたとき、「時代は変わっていけるんだな」って思いました。今一線で活躍してる人達がみんな消えても、作品は作られ続けるし、声を当てる人もまた現れていく。元発言でも書きましたが、野沢那智さんだって「以前のままのコブラ」ではいられなかったですしね。
※友人も「納谷悟朗さんも随分声が歳取ったなぁ」って言ってたりしましたし。

PCエンジンの「宇宙海賊コブラ」で、コブラの声をあてていたのが山田康雄さん。

寺沢武一先生
9月8日に心筋梗塞のため東京都内にて68歳で他界

監督は『家なき子』『ブラックジャック劇場版』『劇場版とっとこハム太郎』全4作品の出崎統
脚本は原作者寺沢武一と『ルパン三世 カリオストロの城』劇場版『キン肉マン』(6作目を除いて)の山﨑晴哉

過去数回鑑賞

1982年公開作品

ミロス星の女王になる資格があるフラワー三姉妹を巡るコブラと宇宙海賊ギルドのクリスタルボーイとの戦い

テレビアニメに比べるとキャラクターデザインはやはり出崎色が強い
テレビアニメの方も監督は出崎統だが
なぜかコブラの声は明らかに松崎しげるで野沢那智ではない
今まで勘違いしていたが劇場版の方が先(7月)でテレビアニメの方があと(同年10月から)
自分はアニメのコブラを観たのはTVの方が先でコブラといえば野沢那智なので松崎しげるには違和感があった
ああそういえば劇場版は松崎しげるだったなと思い出しまた今回もそれはいずれ慣れてくる
TVアニメでは原作者寺沢武一がコブラの声に山田康雄を希望したが制作会社がルパン三世と被るという理由で野沢那智が抜擢された
原作者寺沢武一はコブラに山田康雄をイメージして描いていたという
寺沢武一がルパン三世のファンだったためかTVアニメの主題歌作曲は大野雄二であり敵のクリスタルボーイの声は小林清志だった
劇場版は時代劇でお馴染みの睦五郎が担当したが小林清志と比較してもこちらはあまり違和感がなかった

原作は義手の中にサイコガンを忍ばせているが劇場版は左腕が光った後にサイコガンが現れる設定になっている
TVアニメは原作の方を踏襲している
自分としては劇場版の方が好きだ
義手を放り投げるとあとで拾いに探さないといけない
ストロンガーの手袋にしてもそうでそれを想像するとカッコ悪い
他にいくらでもあるんだろうけど

劇場版は原作版を踏襲しヌードが多い
フラワー三姉妹の乳首はピンクだがよく見るとなぜか星型だ
ドミニクの声は風吹ジュンのためか彼女の若い頃のヌードを思い出したが乳首は星型じゃない方が良いな

クリスタルボーイはTVアニメ版より劇場版の方が不気味だ
自分は劇場版の方が好き

劇場版の方はTVアニメに比べると声当て専門ではない俳優が多い
声優好きのアニメファンはこれを客寄せパンダなどと詰る傾向があるがそれは自分たちは世間一般とは違う変わり者だと認めているようなもので愚かなことだ
声優と俳優に境界線をつけているのは悪質なアニメオタクだけで実際のところそんなものはない
うる星やつらのサクラ先生は初代が鷲尾真知子だしタッチの孝太郎は林家こぶ平(現・林家正蔵)だしアンパンマンの声は戸田恵子だ
サザエさんの加藤みどりは『がんばれ!!ロボコン』でロボコンが散々迷惑をかける大山家のお母さん役としてコメディエンヌぶりを発揮してる

主題歌を歌う松崎しげるはやはりとても良い

配役
左腕がサイコガンに変化する宇宙海賊のコブラに松崎しげる
ミロス星の三姉妹の長女で賞金首稼ぎのジェーン・フラワーに中村晃子
宇宙船型刑務所で囚われクリスタルボーイに洗脳されていたミロス星の三姉妹の三女のキャサリン・フラワーに藤田淑子
コブラの相棒のアーマロイド・レディに 榊原良子
フラワー三姉妹を見守るコンピューターが作り出した立体映像のトポロ教授に久米明
宇宙海賊ギルドの幹部でコブラの宿敵のクリスタル・ボーイに睦五郎
ルルージュ星解放戦線スノーゴリラ隊長のサンドラに田島令子
ルルージュ星にてサンドラの元でお世話になってるミロク星の三姉妹の次女のドミニク・フラワーに風吹ジュン
首を切り落とされてもなお生き続ける賞金首の宣教師ダコバに緒方賢一

山田康雄氏)でよかったと思う。だけどコブラは自分にとってのルパンに ..

っはい。覚えている人も初めて聞く人も、大体概要を分かってくれましたね。当時かなりのクォリティを持つ寺沢先生の漫画は様々な先駆けでした。という分野を漫画にして表現し、更にコンピューターを使って原稿に着色する方法を一番初めに行なったのは彼なのです。今でこそコンピューター着色技術はすでに一般的ですが、すでに20年前にそれを行なった彼の着眼点は凄まじい物だったと思います。何せ当時は誰にも真似出来なかったのですから。まぁある意味、今の漫画技術をデジタルにしてしまった張本人かも。実は手塗りの着色原稿の方が好きな自分だったり。
1978年に週間少年ジャンプにて連載されたこの作品は、実は現在でも出版社を変えて継続されているのは正直驚き。当時珍しい書き溜め連載、つまりある一定の話数が完成したら順次掲載していく方法で、原稿が出来ていない時には休載期間を取るという、週間雑誌には余り見ない形式が取られました。その為、一週間で原稿を完成させるような多忙さは無く、作画クォリティを全く下げずに作品を発表することが出来たのです。が、これってかなり御大臣なんじゃ?(笑)でも、昨今では週間の作品は結構崩れがちらほらすることがありますし、いい物を時間を掛けて発表することは悪いことではないと思います。実際に寺沢先生の人気は高く、ジャンプではかなり重宝されていた事だと推測できます。その為に断続的な連載になるのも仕方なかったのでしょう。
1982年にはその人気もかなり上昇し、劇場映画になり後にはTVアニメも発表。そう、実は劇場が先行だと言うのも珍しい形だと思います。劇場は未見ですが、TVの方は何話か見てみました。
寺沢先生曰く、の声優は(の声の人。すでに他界)しかいないと思っていたようですが、実際にはルパン色が強く出てしまう為(では無くなってしまう為)劇場版では、TVではが担当することになったらしい。当時TV見てた自分も山田さんがやればいいのにと思っていましたが、それだと確かにに変装したルパンになってしまうから、野沢さんの方が良かったのかもしれない。
現に、現在の自分は野沢じゃなきゃいやんいやん。(笑)
TV版は基本的に原作と差別化したかったのか「」というタイトル付けになっています。何でだろ、原作エピソードばっかりなんだけどなぁ。かなり脚色されているようですけどね。
しかし、これも80年代、バブルに制作された作品だった為か、画像の質がとてもいい。まるでディズニーアニメの様によく動く作画。でもルパンと差別化を図りたかったはずなのに、音楽がまたルパンっぽい(笑)主題歌とかトランペット等をよく使っているのが特徴なんですが、かなりルパンの雰囲気に近いんだよねー。音楽製作は。やっぱりイメージが海賊と盗賊、余りもてない三枚目、無駄に出てくるグラマラスな美女等、被るところが多々合ったからこういうイメージになるのも仕方ないことか。主題歌のイントロだけ聞いたらどっちか分かんなくなるじゃん!(笑)
完全版の「」も12巻で終了かな? 出来れば続巻も出て欲しい今日この頃。皆さんはどんな風にこの作品を思い起こしますか?

コブラ:山田康雄 ナタリー:安達忍 ヨーコ・オブライエン:勝生真沙子 エビル:沢りつお レディ:石川悦子

男の浪漫!出崎統作品最高!野沢那智と榊原良子最高!

元々寺沢武一氏はコブラを山田康雄さんにやって欲しかったらしく一度ゲームでコブラを山田さんがやってるの聞いたけど…ルパンですやんか…と思った。ルパ…

山田康雄 他2名ルパン3世 LUPIN THE THIRD first tv

その一方で、劇場版から入った人は「松崎しげる版こそコブラだ!」と思うはずです。劇場版とTVシリーズではそもそも作品のトーンが違いますし、松崎しげるさん演じるコブラはロマンス映画の側面を持つ劇場版にぴったりのセクシーなボイスでした。松崎しげるさんが歌う主題歌「DAYDREAM ROMANCE」の切なく、そして力強いバラードはまさに歌声のサイコガン。聞く者のハートを何人も撃ち抜いたことでしょう。