まずはじめに、コロナ治療薬としては中等症~重症で使われています。


7月21日に日本で2例目の新型コロナウイルスの治療薬として厚生労働省に認定されました。デキサメタゾンは1960年代初頭から、アレルギー反応や関節リウマチ、喘息など様々な疾患に利用されるステロイド系抗炎症薬で、すでに日医工が製造をしており、保険にも適応されています。


[PDF] デキサメタゾン COVID-19 小児患者に対する治療薬としての位置付け

厚労省が発行している「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 第2.2版」(2020年7月17日発行版)の「日本国内で承認されている医薬品」に5月に承認された「レムデシビル」に続く形で記載され、効果が検証された形では2例目の治療薬となる。

2021年春から新型コロナウイルスワクチンの接種がスタートしたことにより、発症や重症化の予防効果が一定程度ありました。しかし、発症時には、重症度等により治療を行う こともあります。今回は、国内で承認されている主な治療薬について紹介します。(2021年11月15日時点)

デキサメタゾンはすでに抗炎症剤として、ぜんそくや皮膚炎など様々な症状の治療に使われている。 初めて致死率を下げる薬

新型コロナウイルス感染症の治療内容は重症度に応じて異なり、それぞれを単独または併用で行います。重症度は発症からの日数、重症化リスク因子、合併症などを考慮して、繰り返し評価することが重要とされています。

厚生労働省(厚労省)は、ステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」を、新型コロナウイルス感染症の治療薬として、国内で承認されている医薬品として指定したことが分かった。

コロナ治療薬「デキサメタゾン」とは? | ぽちたま薬局スタッフブログ

同手引きには、英国での試験の結果、新型コロナの重症例の死亡率を減少させたとの報告があるほか、米国国立衛生研究(NIH)も、6月25日付で治療ガイドラインを改訂し、人工呼吸または酸素投与を要する新型コロナ患者への同薬剤の使用を推奨している。


同治療薬は既存薬からの転用ではなく新型コロナの治療薬として新たに開発、実用化されたものです。そのほかにも各国で治療薬開発の研究が進んでおり、今後の動向に関心が集まっています。

コロナ治療薬に「デキサメタゾン」…「レムデシビル」に続き2例目

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬・ワクチンの開発動向をまとめました。

現在、世界各国の製薬会社や研究機関がさまざまなタイプの新型コロナウイルス感染症の治療薬を開発中です。多数開発されている、抗体医薬品(抗体薬)とは、体内に侵入した異物を排除する抗体を利用した医薬品のことで、がん、感染症、難病などの治療に期待されています。がん細胞やウイルスなどの表面にある標的(抗原)をピンポイントで狙って攻撃するため、高い治療効果が期待でき、一方、正常な細胞に影響を及ぼさないことが特徴です。
以下、開発中の治療薬で主なものを表にまとめました。


[PDF] COVID-19治療薬デキサメタゾンの類縁物質分析

中和抗体薬は、新型コロナウイルスに感染した患者から得られた抗体を基に製造された治療薬です。
厚生労働省の承認を受けた中和抗体薬には、現在は点滴薬や注射薬が登場しています。

タゾン」が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬

これらの治療薬には炎症を抑える働きがあり、新型コロナウイルス感染症の発症から7日前後で見られる過剰な炎症反応の抑制に効果的です。

コロナの治療薬には、抗ウイルス薬や中和抗体薬、免疫抑制薬などさまざまな種類が ..

理由はレムデシベルの有効性をみるために、世界各地の入院患者に対して行なったいくつかの臨床試験で、死亡率の改善が証明できないという結果が出たため。レムデシベルは、新型コロナが最も体内で増殖する時期(発症から1週間程度)に有効な抗ウイルス薬であることから、重症度、人種、発症から投与された日までの時間、プラセボ薬の有無など、臨床試験の状況の差異が影響したのではないかと推測されます。
しかし、まだ確かなエビデンスがあるわけではなく、厚生労働省は「承認の根拠となった治験データが否定されたわけでも、有効性がないという結果でもないため、治療薬として見直す予定はない」と発表しています。

サイトカインストームに対しては現在国内では主に2つの治療薬が中心になります。 1) ステロイド(デキサメタゾン)

特例承認を受け、日本でも新型コロナの治療に使用されているレムデシベルですが、WHO(世界保健機関)は「新型コロナウイルス感染症の治療ガイダンス」の内容を更新し、同治療薬を「積極的に推奨しない(弱い推奨)」と公表しました。

コロナウイルス治療薬として承認されました。 Dexamethasone(デキサメタゾン)

日本で承認されているコロナ治療薬は、安全性と有効性が認められています。

※カロナールやロキソニン等の解熱・鎮痛薬は、新型コロナウイルス感染症の治療薬には含まれません。 ステロイド薬(デキサメタゾンなど)

重度の低酸素血症を呈する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の成人入院患者において、デキサメタゾンの12mg投与は6mgと比較して、28日後の生命維持装置を使用しない生存日数を改善せず、28日と90日後の死亡率にも差はないことが、デンマーク・コペンハーゲン大学病院のMarie W. Munch氏らCOVID STEROID 2 Trial Groupが実施した「COVID STEROID 2試験」で示された。研究の成果は、JAMA誌オンライン版2021年10月21日号で報告された。

本研究は、重度の低酸素血症を有するCOVID-19患者におけるデキサメタゾン12mgと6mgの有効性の比較を目的とする医師主導の二重盲検無作為化試験であり、2020年8月27日~2021年5月20日の期間に、4ヵ国(デンマーク、インド、スウェーデン、スイス)の26病院で行われた(Novo Nordisk財団などの助成を受けた)。

対象は、年齢18歳以上、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染が確定されて入院し、(1)酸素補充療法(流量≧10L/分)、(2)低酸素血症に対する非侵襲的換気または持続陽圧呼吸療法、(3)侵襲的機械換気のいずれかを受けている患者であった。

被験者は、最長10日間、デキサメタゾン12mgを静脈内投与する群または同6mgを投与する群に、1対1の割合で無作為に割り付けられた。

主要アウトカムは、28日時点の生命維持装置(侵襲的機械換気、循環補助、腎代替療法)なしでの生存日数とし、層別変数で補正された。副次アウトカムは事前に8つが設定され、今回の解析では、そのうち5つ(90日時点の生命維持装置なしの生存日数、90日時点の生存退院日数、28日時点と90日時点の死亡、28日時点の1つ以上の重篤な有害反応)が評価された。

982例(年齢中央値65歳[IQR:55~73]、女性31%)が解析に含まれ、デキサメタゾン12mg群に497例、同6mg群に485例が割り付けられた。このうち971例(12mg群491例、6mg群480例)で主要アウトカムのデータが得られた。介入期間中央値は両群とも7日で、12mg群の9例(1.8%)、6mg群の11例(2.3%)が医師の指示に反して28日以内に退院した。

28日時点の生命維持装置なしの生存日数中央値は、12mg群が22.0日(IQR:6.0~28.0)、6mg群は20.5日(4.0~28.0)であり、両群間に有意な差は認められなかった(補正後平均群間差:1.3日、95%信頼区間[CI]:0~2.6、p=0.07)。

副次アウトカムである90日時点の生命維持装置なしの生存日数中央値は、12mg群が84.0日(IQR:9.3~90.0)、6mg群は80.0日(6.0~90.0)であった(補正後平均群間差:4.4日、99%CI:-1.6~10.4)。また、90日時点の生存退院日数は、それぞれ61.5日(0~78.0)および48.0日(0~76.0)だった(4.1日、-1.3~9.5)。

さらに、28日時点の死亡率は、12mg群が27.1%、6mg群は32.3%(補正後相対リスク[RR]:0.86、99%CI:0.68~1.08)、90日時点の死亡率は、それぞれ32.0%および37.7%(0.87、0.70~1.07)であり、いずれも有意差はみられなかった。

28日までに1つ以上の重篤な有害反応(敗血症性ショック、侵襲性真菌症、臨床的に重要な消化管出血、デキサメタゾンに対するアナフィラキシー反応)が発現した患者の割合は、12mg群が11.3%、6mg群は13.4%であり、両群間に差はなかった(補正後RR:0.83、99%CI:0.54~1.29)。体外式膜型人工肺(ECMO)は、12mg群が3例(0.6%)、6mg群は14例(2.9%)で使用された。

なお著者は結果について、「本試験は、有意差を同定するには、検出力が十分でなかった可能性がある」としている。

今般、新型コロナウイルス感染症患者の増加に伴い、その治療薬であるデキサメタゾ

もともとエボラ出血熱の治療薬として開発されたものです。ウイルスのRNAを合成するポリメラーゼという酵素の働きを阻害し、します。適応は新型コロナによる肺炎を有するものとされていますが、交流量の酸素投与や挿管に至った重症例では効果が期待できない可能性があります。
投与によりやを含む過敏症の発現、腎機能障害や肝機能障害の可能性があるため、患者の状態を十分に観察することが重要です。

厚労省、新型コロナ治療薬として抗炎症薬「デキサメタゾン」を承認

米国でも6月25日、国立衛生研究所(NIH)の治療ガイドラインを改訂し、人工呼吸器または酸素投与を要する患者にデキサメタゾンの投与を推奨している。

新型コロナウイルス感染症の治療に使われるステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」

デキサメタゾンは、ステロイド系抗炎症薬として幅広く活用されていおり、複数のメーカーが生産している。薬価も低い。英国で先に試験的投与が行われ、オックスフォード大学のチームが率いる研究者が新型コロナウイルス感染症の重篤患者2,000人以上に投与。6月16日の発表では、人工呼吸器がなければ呼吸できなかった患者の致死率が、同薬の投与により35%低下。酸素吸入を受けていた患者では、致死率が20%低下したという暫定結果を発表した。英国の保健・社会福祉相は同日、デキサメタゾンを新型コロナウイルス感染症患者に投与することを開始すると表明している。

薬として承認されている「バリシチニブ」(商品名オルミエント)を新型コロナウイルス感染症の治療薬 ..

現在、日本では10種類のコロナ治療薬が登場しており、急ピッチで開発が進められたコロナ治療薬の安全性について、疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

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厚生労働省は7月17日、ステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」を、新型コロナウイルス感染症の治療薬として、国内で承認されている医薬品に指定した。同省が同日に発表した「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 第2.2版」の中で明らかにした。

[PDF] COVID-19 の薬物治療ガイドライン version 4 1

コロナ治療薬の開発にあたっては、世界的に数多くの治験がおこなわれました。
正しく使用することで、。