フィナステリド(またはデュタステリド)とミノキシジルの併用治療
デュタステリドとフィナステリド錠は、どちらも似たような効果を発揮する治療薬です。同様の効果のある治療薬の併用は禁止されています。
デュタステリドを主成分とする治療薬には「ザガーロ」と「アボルブ」があります。
カプセル剤「トーワ」は、ゼラチンで作られたカプセルに薬の成分が詰められています。
デュタステリドのカプセル剤は錠剤よりも大きく、カプセルのゼラチンは喉や食道に付きやすいため、多めの水で飲みましょう。
風邪薬などの他のお薬と同様にAGA治療薬にも副作用があります。特に発毛薬として処方されるミノキシジルは元々血管を拡張して血圧を下げるための血圧降下剤として開発されたものですので、循環器系に重篤な副作用が出る場合があります。その為、必ず医師の診察の上で服用の可否を確認し処方を受けて下さい。
以下に当てはまる方には、デュタステリドを処方することはできません。
フィルムコーティングは薬の臭いや苦味を隠すだけでなく、薬の効果が出る速度の調節や胃を傷付けないための工夫です。
噛み砕くと薬剤が飛散して、周囲の人が経皮吸収をする危険性があるため、噛まずにそのまま飲みましょう。
しかしフィナステリドは2015年より国内での特許期間が終了し、ジェネリック医薬品として同じ有効成分のものが低価格で発売されました。
デュタステリドを服用する際は、いくつかの注意点を把握しておきましょう。
料金は正規品のフィナステリド錠1mg1ヶ月あたり分が6000円程度、デュタステリドの料金はガザ―ロカプセル0.5mg1ヶ月あたり分が7500円になります。
AGAの薬をやめてしまうと、それまで飲み続けていたことで正常な髪の毛が発毛していた場合も再度AGAを発症し薄毛になってしまいます。AGAの治療薬は続けることで効果が得られ、きちんと効果が得られるまで続けることで最終的にAGAの改善に至ります。それまで積み重ねた効果を失わないよう、自己判断で勝手に服用を中止しないようにしましょう。
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ですので、ミノキシジルをやめるときは、次項で述べるように必要があります。
子作りを希望している方は一時的に薬をやめて、1ヵ月ほど期間を空けるのがおすすめです。確実に薬の効果を薄めたい方は、半年を目安に時間をとると安心です。
このように副作用の違いとしてデュタステリドの方が生殖器系の副作用が多くなります。
デュタステリドは発毛効果が期待できるAGA治療薬として注目されています。
そのため現在AGAの治療は「フィナステリド」「ミノキシジル」「デュタステリド」の3本柱に頼るしかありませんが、違った形で今後もAGA治療はさらに発展していくと思われます。
デュタステリドの重大な副作用には、以下のような症状が見られます。
デュタステリドは、男性・男児の性機能に影響がおよぶ可能性があるといわれています。
デュタステリド服用時の注意点として、主に次の4つが挙げられます。
前述の通り、現在のAGA治療薬は「フィナステリド」「ミノキシジル」「デュタステリド」の3種類で今後直近で新薬が発売されるなどの発表はありません。
デュタステリドを入手するための方法は大きく分けて2つ存在します。
ただ、デュタステリドにより精子数が90%減った方もいるので注意は必要となります。
作用機序が同系統なので、デュタステリドとフィナステリドの併用はできません。
ミノキシジルによる薄毛対策は効果的です。しかし、ミノキシジルによってAGAの進行を抑制することはできません。より効果的な薄毛治療を行うには、内服薬治療を併用したり、自毛植毛治療を行う必要があります。
では、それぞれどれくらい効果が実証されているのか、具体的に見ていきましょう。
また、ミノキシジルの内服については、日本皮膚科学会が推奨できないと結論付けています。心不全などを引き起こすリスクがありますので、自己判断でミノキシジルタブレットなどを服用しないでください。
ただ、効果が強いからザガーロを選択するべきということではなく、ことが大切です。
一方で、M字ハゲには牽引性脱毛症という別の原因もあります。
牽引性脱毛症は、髪の毛を長時間引っ張ることで頭皮にダメージが蓄積し、抜け毛が多くなる症状です。
牽引性脱毛症によるM字ハゲは、AGAによる抜け毛ではないためデュタステリドは効果がありません。
これらとデュタステリドでは効果にどのような違いがあるのかを説明いたします。
M字ハゲは、生え際の抜け毛が進行し、生え際が後退した結果、M字のような髪型になっている状態です。
生え際の抜け毛のおもな原因はAGAであるため、M字ハゲにもデュタステリドが効果的に働くでしょう。
デュタステリドを通販購入する方法には主にと、の2種類があります。
生え際の抜け毛に悩んでいる方は、デュタステリドを服用することで改善する可能性が高いため、根気強く服用を続けましょう。
ミノキシジルはフィナステリドやデュタステリドとは異なり、です。
男性型脱毛症に関して、0.5%サイトプリン(CTP)配合育毛剤を用いた、86例(プラセボ群43例、CTP群43例)の男性被験者を対象とした観察期間16週間のランダム化比較試験において、CTP群では硬毛疎の状態と軟毛の状態に関して、硬毛疎の状態の改善例はCTP群で8例/43例(18.6%)、対照群では2例/43例(4.7%)、軟毛の状態の改善例は、CTP群は6例/43例(14%)、対照群では0例/43例(0%)であった。また16週後の毛髪所見および頭皮所見の改善度は、CTP群では「中等度改善」1例/43例(2.3%)「軽度改善」12例/43例(27.9%)の30.2%で軽度改善以上の効果、対照群は、「中等度改善」1例/43例(2.3%)「軽度改善」2例/43例(4.7%)で7.0%のみでした。
デュタステリド(ザガーロ)に細かな服用時間は定められていません。
また、デュタステリドは生え際や頭頂部に分布する5α-リダクターゼⅡ型(還元酵素)に働きかけることからも、生え際の抜け毛対策に有効です。
ミノキシジルは、デュタステリドと異なる作用機序で髪の成長を促進します。
デュタステリド投与により総精子数、精液量、精子運動率は23%、26%、18%減少しましたが、臨床的に影響が出るとされる30%の変化は認められず受胎能に影響はないと判定されています。
ミノキシジル・フィナステリド・デュタステリドの違いを表でまとめると以下の通りです。
そのため、ご自身の使用感なども加味しながら、「毛量が増えてきて、あとは脱毛を抑制して現状維持できればいいから、ミノキシジルを減薬しよう」「自分は発毛を促進する方向に特化したいので、フィナステリドを減薬しよう」という取捨選択はまったく問題ありません。
むしろ、そうすることによって、治療費の負担も軽減できます。
これにより、デュタステリドはAGAの進行をより強く抑えられます。
生え際の抜け毛は、おもにAGAが原因となって起こるため、デュタステリドは生え際の抜け毛の抑制にも効果を発揮するでしょう。
日本皮膚科学会ガイドライン推奨度:「D」ミノキシジルの内服を行うべきではない。
デュタステリドは、脱毛作用を持つジヒドロテストステロン(男性ホルモン)の生成を抑制することで、AGAの進行を抑制します。
当ひまわり医院でのデュタステリド(ザガーロ®)の価格(費用)は
デュタステリドは経皮吸収の性質があるため、妊娠中の女性や20歳未満は薬に触れないように気を付ける必要があります。子どもがいる家庭では、薬を触られないように置き場所を工夫しましょう。
デュタステリド(ザガーロ)に対するアレルギー反応として、蕁麻疹が出ることもあります。
その結果、デュタステリドは精子濃度と精子形態には影響しませんでした。
ミノキシジル錠 5mg (ミノタブ)について[医療広告ガイドライン- 限定解除-]
ミノキシジルの外用は、薄毛対策に有効な手段のひとつです。ただし、偽造品を購入したり、副作用のリスクがあったりしますので、医師の診断と処方のもと利用されることをおすすめします。