イソトレチノインは医師の診察が必要なため薬局などで市販されていません。
重症・難治性ニキビ治療:イソトレチノインについて
「イソトレチノイン」は、国内において医薬品医療機器等法上の承認を得ていません。
■入手経路等
国内の医薬品卸業者より購入しています。
■国内の承認薬品等の有無
国内にて承認されている同効の機器・医薬品等はありません。
■諸外国における安全性などに係る情報
米国FDAで承認されています。
イソトレチノインの好転反応に関するよくある質問にお答えします。
イソトレチノインは酒さのぼつぼつ(丘疹・膿疱)に効果があります。皮脂を減らすことで、酒さの原因の一つ、デモデックス(Demodex)と呼ばれるニキビダニを減らす効果もあるとされています。ぼつぼつには非常に効果が高く、皮脂を減少させることで顔の赤みが減る場合もあります。
“一部の皮膚科医は、イソトレチノインは重度ニキビ治療への普及が十分と考えており、TikTokのトップビデオの60%がプラスの効果を言及するのを見て喜ぶでしょう。でも、対照的に、TikTokの動画の77%は、イソトレチノインの否定的な側面に言及…”
イソトレチノインは以下の薬剤との併用に注意する必要があります。
イソトレチノインの処方を希望の方はオンライン診療を行っていますので、以下のページをごらんください
イソトレチノインの副作用には個人差がありますが、服用開始から1〜2週間程度で始まることが多いです。
イソトレチノインの服用期間中に注意するべきことは以下の通りです。
1番発生しやすい乾燥の副作用は、イソトレチノインの作用上、服用しているあいだずっと続くと考えましょう。
アクネ菌の増殖が進むと、皮膚内ではアクネ菌を除去しようとはたらきかける免疫反応が生じるため、炎症が起きます。ニキビの炎症が重度の場合は、アクネ菌を除去する免疫反応が過剰にはたらくことで起きるとされています。イソトレチノインは免疫反応を正常化し、ニキビの炎症を鎮めます。
イソトレチノインの効果は高いので、ニキビでお悩みの人にはぜひおすすめです。
イソトレチノインは角化異常を改善し、正常化するはたらきがあります。皮脂が毛穴に留まることを抑え、アクネ菌の増殖が抑えられることにより、ニキビの炎症を鎮めます。
これらの治療法で十分な反応を示さない場合、イソトレチノインの導入を検討することに。
イソトレチノインは、以下のようにさまざまな角度からニキビ改善に働きかけます。
可能であれば、イソトレチノインの開始前や治療中に適宜産婦人科で妊娠反応検査を受けられることをお勧めします。
イソトレチノイン開始前と開始後は適宜血液検査を受けていただきます。肝機能や脂質異常等の副作用チェックのための採血です。
テトラサイクリン系抗生物質(ミノマイシンやビブラマイシン等)、トレチノイン外用剤やレチノール配合剤・ビタミンA製剤とは一緒に使うことができません。
IPL(フォトフェイシャル®)やレーザーによる施術は6ヶ月間休薬をしてから可能です。その他の施術は皮膚の状態によって可能です。
夜間の車の運転や機械の操作はおやめください。
直射日光や湿気を避けて25度以下の室温で保管してください。
イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。
そのため、イソトレチノインの服用を検討する際は、今回解説した内容を参考にしながら、医師に相談の上、服用しましょう。
「アクネトレント®」は、イタリアの で製造されたイソトレチノイン内服治療薬です。
イソトレチノインは皮脂腺を退縮させるはたらきがあり、ニキビの原因のひとつとなっている皮脂分泌を抑えます。皮脂の分泌量が少なくなることにより、ニキビの原因菌とされるアクネ菌が増殖・定着することができず、ニキビの炎症を鎮めることにつながります。
イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?
有効成分イソトレチノインはビタミンAの一種です。サプリメントを含むビタミンA関連の薬との併用により、ビタミンA関連の副作用を引き起こす可能性があるので併用は控えてください。
下記に当てはまる方は、イソトレチノインを処方できない可能性があります。
最近の研究では長期に内服を行うことで再発リスクを低下できる可能性が報告されており28、当院では中~高用量のイソトレチノインでニキビが改善した後に、イソトレチノインを低用量で維持する治療も行っています。
では逆に、イソトレチノインが飲めない方はどんな人なのでしょうか?
クリニックフォアでは、イソトレチノインを12,793円(イソトレチノイン 20mgとヘパリン類似物質ローション0.3% 50gとのセット料金)のお薬代と配送料550円で治療を始めることができます。
イソトレチノインの効果は、1ヶ月目頃から実感するケースが多いです。
過去にイソトレチノイン製剤でアレルギーを起こしたことのある方、パラベン・大豆・ピーナッツアレルギーのある方は服用できません。
イソトレチノインを服用すると、顔にが発生したりになることがあります。
イソトレチノインの内服で逆に顔の赤みが増すことが内服した5%程度の患者さんで見られます。これは内服中の一過性の現象なので、内服をやめれば赤みは元に戻ります。
・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤でアレルギーの既往歴がある方
酒さにイソトレチノインを使用する場合はニキビに使用する場合よりも通常期間は短くてよく、4-6ヶ月程度を1クールとすることが多いです。
商品名: イソトロイン(ISOTROIN)一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)
有効成分イソトレチノインは、頭蓋内圧亢進症(偽脳腫瘍)との関連の一部にテトラサイクリン系抗生物質の併用が関与しています。そのため、飲み合わせが悪い薬として併用が禁止されています。
以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。
イソトレチノインは毛穴の角化異常を抑え、皮脂分泌も減らすため、毛穴の開きや黒ずみを改善することができます。特に黒ずみについては多くの場合で目に見える改善がわかります。
イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。
一般的には、イソトレチノインほど乾燥等の副作用は強くありませんが、ホルモン治療は効果が安定するまで3ヶ月ほどかかります。また、治療開始後3ヶ月間は約30%の方に初期悪化(好転反応)と呼ばれる一過性の増悪がみられます。ホルモン治療を行って3〜4ヶ月が経過してもニキビが出来続ける場合は、治療内容の変更が必要になるケースもあります。イソトレチノインの再発率が30%であるの対し、ホルモン治療の再発率は60%とやや高く、治ったからといって急に中断せず、徐々に減量していく必要があります。平均して約1年以上の治療期間です。
・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方
ホルモン治療のニキビへの有効率は90%以上であり、イソトレチノインに次いで効果の高い治療方法です。ニキビだけでなく、皮脂の抑制や毛穴の縮小、肌質向上などの効果があります。
イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。
イソトレチノインは国内では承認されていないお薬なので、保険適用外です。自由診療での処方となり、医療機関によって費用が異なります。
イソトレチノインの作用機序には、主に以下の2つが知られています。
イソトレチノインは何度も繰り返すニキビや重症化したニキビの治療薬として、海外では古くから知られています。胎児の奇形や流産、うつ病など、重大な副作用もありますが、患者さまに処方可能と判断した場合のみ処方をしております。イソトレチノインはニキビでお悩みの方におすすめの治療薬です。当院へお気軽にご相談ください。
イソトレチノインは、毛穴の開きや黒ずみにも効果が期待できます。
いかがでしたか?
・イソトレチノインはニキビ治療の切り札的な薬であり、キチンと飲めばほぼ確実な効果が出る
・妊娠中、妊活中の女性は絶対服用NG
という点含め、飲み方やメリットデメリットについてご紹介いたしました。
日本の イソトレチノインの使い方は海外から10年以上遅れているため、今後もイソトレチノインの解説は続けてまいります。