一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg


ニキビができる原因は、肌のターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れ、ストレスなどさまざまな理由がありますが、難治性ニキビの直接の原因は、皮脂腺の肥大化にあります。


内服薬でニキビの出来にくい肌を目指す「イソトロイン(イソトレチノイン内服)」

イソトレチノインは、患者さまの体重や状態によって異なるため、医師の指示に従いましょう。

頭痛の副作用が出やすくなるためビブラマイシン、ミノマイシンといったテトラサイクリン系の抗生剤とは同時に内服できません。
そのほかの抗菌薬、鎮痛薬、アレルギー薬、経口避妊薬(ピル)との併用は問題ありません。

イソトレチノインには以下のような副作用が見られることがあります。

脱毛、Vビーム、シミ取りなど各種レーザー、IPL光治療、ポテンツァ、ダーマペン、ピーリング、ほくろ除去などの小手術はいずれもイソトレチノイン内服中でも施術可能です。
しかしながら、イソトレチノイン内服中は皮脂の分泌が抑制され、皮膚は敏感な状態にあるため合併症のリスクが高まる可能性がありますので、施術をご希望の場合はご了承ください。
お肌が敏感になりやすいですので、スキンケアを十分に行う必要があります。
イソトレチノイン内服中に開腹手術や美容外科での大きな手術は避けてください。

一般的には、1日1~2回イソトレチノイン20mg錠を飲むことからスタートします。
1日20mg錠で改善されることが多いですが、患者さまの状態によっては1日40mg錠に変更することもあります。

イソトレチノインは水よりも脂肪に溶けやすい性質があるため、食後に内服することで体内に効率よく吸収されます。
時間帯はいつでも構いませんが、食後に飲むことが望ましいです。

通常の治療期間は、4~6ヵ月程度となっていますが、患者さまの状態によって服用期間は異なります。

土曜日は10:00〜14:00 (窓口受付 9:45〜13:30)

主なニキビ治療薬には、毛穴の詰まりを改善する塗り薬や、抗菌薬の塗り薬、飲み薬などがあり、保険適用の薬を使うことが多いです。しかし、場合によっては保険適用外の薬が有用であることもあります。ここでは、保険適用外ではありますが、重症のニキビにも効果が期待できる「イソトレチノイン」という飲み薬について、効果や使い方、副作用などを詳しく解説します。

1980年代にFDAの認可を受け、有効性が確認されています。また、2003年に、世界のざ瘡専門家により発表された「ざ瘡治療ガイドライン」では、通常のにきび治療では改善が難しいとされる中~重度の症状に対して高いレベルで推奨されており、欧州や欧米ではイソトレチノインの内服は第一選択肢となっています。

イソトレチノインは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。

軽症のニキビに対しても、他の治療が無効であり再発を繰り返す患者さんへ処方しています。中等症以下のニキビに対しては、0.5mg/kg/日か、それ以下のイソトレチノインの低用量療法で効果が出る場合も多くあります 5, 6

イソトレチノインとは、ビタミンA誘導体を含む飲み薬です。ビタミンA=レチノールという成分であり、ビタミンA誘導体はレチノールの構造が変化した成分のことです。皮脂分泌の抑制や毛穴の詰まり改善、炎症抑制、抗菌作用などさまざまな効果が期待でき、他の治療薬ではなかなか改善しない重症のニキビや、繰り返しできるニキビの治療に使うことがあります。


イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?

イソトレチノイン内服治療後は長期的にニキビが落ち着くことが多いですが、再発することもあります。
再発の際も症状は軽度なことが多いですので、その際はニキビの塗り薬で対応します。
それでもニキビが悪化する場合には、2回目のイソトレチノイン内服を行うことがあります。

イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。

イソトレチノインは効果があります。
ニキビは毛穴の詰まりと過剰な皮脂の分泌が原因となって起こるため、その原因を取り除くはたらきがあります。

イソトレチノインは、1ヶ月後に皮脂が減ってきたことを実感できます。

女性には胎児の催奇形性という重大な副作用があり、イソトレチノイン内服における最大の問題点と言えます。従って内服中はもちろんのこと、内服中止後1年間は必ず避妊を行っていただきます。内服導入の際には、毎月妊娠検査薬をご持参頂き、当院にて看護師と一緒に反応チェックをさせて頂きます。

イソトレチノインを、4~8ヶ月内服した後はニキビができにくくなります。

【諸外国における安全性に係る情報】
米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。
胎児の催奇形性、鬱、精神病などの精神疾患の副作用も報告されています。

・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい

イソトレチノインには、直接的な抗菌作用はありませんが、皮脂腺を退縮させ、皮脂分泌を大きく減らす作用があります。

イソトレチノインは医師の診察が必要なため薬局などで市販されていません。

約4週間に1度の通院が必要です。治療期間は1クール、6ヶ月間です。治療の効果が弱い場合は、1クールの期間を8ヶ月間に延長することもあります。採血等の副作用チェックが必要なため、定期的に通院できるかどうか、事前にご確認をお願いいたします。

皮脂は、ニキビの原因になり、ニキビを悪化をさせる良くないものです。

ニキビ・ニキビ跡治療、酒さ治療、毛穴や皮脂の治療について興味のある方や、どうすればいいのか困っている方はぜひ参考にしてください。

イソトレチノインはマツキヨを含めた薬局の市販はされていない理由は2つです。


ため、ニキビの炎症が治まった後にが残ってしまいます。炎症によってメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)が活性化することでシミ(炎症後の色素沈着)が長く残ったり、炎症にともない細い血管が増えたり拡張することで赤みが長い間残ってしまいます。また、皮膚の深い部位(真皮や皮下脂肪)に炎症が続くと、炎症によって周囲の組織が破壊されることで瘢痕(へこみ)が残ってしまいます。
にきび痕としてのこる赤みへこみは見た目の印象に強く影響するため、精神的にもストレスが多くQOL(生活の質)を著しく低下させます。

血管増生による赤みと皮膚のへこみが残った場合、保険治療では治療が難しいため自費診療を行う必要があります。治療に必要な時間も費用面での負担も大きくなってしまいますので、ニキビ跡を残さないためには、早めに赤く腫れ上がったニキビを治療する必要があるのです。

当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。

この治療法で用いられるイソトレチノインは日本国内では医薬品医療機器等法において、未承認の医療機器または医薬品となります。
*承認を受けていない医薬品・医療機器について「個人輸入において注意すべき医薬品・医療機器について」はこちらをご確認ください

電話受付木・日・祝除く10:00~18:00(土曜16:30まで)

アクネトレントの内服を開始すると、マヨネーズのチューブを絞るように皮脂腺の成分が押し出されてくるため、お顔のニキビが一時的に悪化します。
これを好転反応と言いますが、この時点で内服を中断される方もおられますが、長くて2~3週間で終わりますので、頑張りましょう。
好転反応が終わるころから、口唇の乾燥症状がでてきます。これは、口唇の皮脂腺の油が枯渇したサインです。
リップなどで口唇乾燥を防いでください。

「アクネトレント®」は、イタリアの で製造されたイソトレチノイン内服治療薬です。

イソトレチノインは皮脂の分泌を強力に抑える効果や、毛穴まわりの角質詰まりを抑える効果があり、ニキビにとても有効です。

イソトレチノインをはじめビタミンAを含んだ系統の薬では 妊娠がおすすめされません。

しかし、何らかの原因で肌バリア機能がうまく働かなくなったり、炎症が生じて毛穴が詰まってしまうと、皮膚の中に皮脂や角質などの汚れが溜まります。
そこにニキビ菌(アクネ菌)が繁殖してしまい、ニキビ菌と戦うために免疫細胞が集まることで、強い炎症を起こして赤く腫れます。

電話受付木・日・祝除く10:00~18:00(土曜17:00まで)

•皮膚や粘膜、鼻、眼の乾燥症状。鼻の乾燥にともなう軽度の鼻出血。ドライアイ、眼瞼炎、結膜炎。
•重度のアナフィラキシー反応
•薬疹、重症薬疹(多形紅斑、スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死融解症など)
•うつ病、幻覚・幻聴、自傷行為、攻撃的になるなどの精神疾患
•骨や筋肉の痛み、筋力低下、横紋筋融解症
•肝機能障害(皮膚や眼球の黄ばみ、黄疸、疲労感)
•腎機能障害(むくみ、疲労感)
•吐き気、嘔吐
•視力障害、目のかすみ、頭痛
•下痢、下血、腹痛
など

イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。

・1日1回1カプセルを食後に内服します。
(*必ず食後に内服してください。)
・飲み忘れた場合は、次の日にその日の分量のみ内服してください
(*過剰摂取しないように注意してください)
・ニキビの再発抑制効果を得るためには最低でも6か月間内服いただくことをおすすめしております。
・イソトレチノインの開始には事前の血液検査が必要になります。
・内服開始後も定期的に採血が必要です
(*採血料も自費となり1回2,500円ご負担いただきます)。
・女性は月経開始を2、3日確認してから、本剤内服を開始してください。
・女性は内服中ならびに内服終了後最低でも1ヶ月間は避妊してください。
・内服中、内服終了後2ヶ月間は献血をしないでください。
・内服中は日光過敏となる可能性があるため、日焼け止めを使用し、長時間紫外線にあたらないように注意してください。

イソトレチノインは以下の薬剤との併用に注意する必要があります。

イソトレチノインは、があります。
そのため、 もし妊娠がわかった場合は、すぐに服用を中止し医師に相談して下さい。