クラリスロマイシンドライシロップ製剤の酸性スポーツ飲料併用時およびムコダイン® DS 併用時の苦味予測


今回はお子さんに粉薬を飲ませる上で、混ぜると苦くなる薬についていくつかお話したいと思います。
その定番といえば「クラリスロマイシン」と「カルボシステイン」でしょうか?何故クラリスロマイシンとカルボシステインを混ぜると苦くなるのでしょうか?まずクラリスロマイシン原薬自体が苦く、苦みはキニーネに匹敵するほど強いと言われており、それをマスキングするため塩基性物質のコーティングを施したり、口腔内pH6.8程度では原薬が溶け出さないような工夫がされた製剤が上市されています。クラリスロマイシンとカルボシステインの併用で苦味がでるのは、カルボシステイン製剤が酸性であるため、前述のような製剤的工夫が施されていても酸性条件下で製剤加工が壊れ、原薬が溶け出してしまうためです。

上記のカルボシステインはドライシロップ(DS)や細粒に関してですが、シロップ(S)と混ぜても苦くならないことはあまり知られていません。シロップ剤はもともと、酸性のカルボシステインにpH調整剤を加えてpHを5.5~7.5にしているため苦くならないのです。ですので、カルボシステインをドライシロップ(または細粒)からシロップに変更する事も対策の一つになるでしょう。先発品と後発品では一部多少の違いはあれば大きな差までは無いようです。

上記は薬同士を混ぜて苦くなる例でしたが、次は薬と水以外で混ぜた時のお話です。先ほどのクラリスロマイシンですが、先程と同様の理由でヨーグルト、スポーツ飲料、果汁ジュース、乳酸菌飲料といったものと混ぜると苦みが増します。ゼリーでも酸味のある味では同様です。おススメはミルクココア、アイスクリーム(バニラ・チョコ)、練乳あたりです。クラリスロマイシン以外では同じマクロライド系抗生剤の「アジスロマイシン」でも似たような傾向にありますし、インフルエンザ治療薬の「タミフル(オセルタミビル)DS」は乳酸菌飲料、バニラアイス、リンゴジュースと混ぜると味が変化し飲み難くなります。以上の事は「乳幼児・小児服薬介助ハンドブック」が多数発売されており、薬局に常備しておく事をお勧めします。薬剤師の皆さんには、お子さんの服薬アドヒアランスを向上させるようなアドバイスをする事が求められます。


クラリスロマイシンドライシロップ(CDS)とムコダインドライシロップ(MD

薬の味を的確に説明できることは、薬剤師の服薬指導の幅を広げます。
この企画では、現役薬剤師のやくちちが薬を実際に味見して、レビューをします。今回取り上げるのは、抗生剤の中でも苦味が強いクラリスロマイシンDSです。メーカーごとにどのような差があるのでしょうか?
自ら味見をして感じたことを患者さんに上手に伝えましょう。

今回はお子さんに粉薬を飲ませる上で、混ぜると苦くなる薬についていくつかお話したいと思います。
その定番といえば「クラリスロマイシン」と「カルボシステイン」でしょうか??まずクラリスロマイシン原薬自体が苦く、苦みはキニーネに匹敵するほど強いと言われており、それをマスキングするため塩基性物質のコーティングを施したり、口腔内pH6.8程度では原薬が溶け出さないような工夫がされた製剤が上市されています。クラリスロマイシンとカルボシステインの併用で苦味がでるのは、カルボシステイン製剤が酸性であるため、前述のような製剤的工夫が施されていても酸性条件下で製剤加工が壊れ、原薬が溶け出してしまうためです。

上記のカルボシステインはドライシロップ(DS)や細粒に関してですが、シロップ(S)と混ぜても苦くならないことはあまり知られていません。シロップ剤はもともと、酸性のカルボシステインにpH調整剤を加えてpHを5.5~7.5にしているため苦くならないのです。ですので、カルボシステインをドライシロップ(または細粒)からシロップに変更する事も対策の一つになるでしょう。先発品と後発品では一部多少の違いはあれば大きな差までは無いようです。

上記は薬同士を混ぜて苦くなる例でしたが、次は薬と水以外で混ぜた時のお話です。先ほどのクラリスロマイシンですが、先程と同様の理由でヨーグルト、スポーツ飲料、果汁ジュース、乳酸菌飲料といったものと混ぜると苦みが増します。ゼリーでも酸味のある味では同様です。おススメはミルクココア、アイスクリーム(バニラ・チョコ)、練乳あたりです。クラリスロマイシン以外では同じマクロライド系抗生剤の「アジスロマイシン」でも似たような傾向にありますし、インフルエンザ治療薬の「タミフル(オセルタミビル)DS」は乳酸菌飲料、バニラアイス、リンゴジュースと混ぜると味が変化し飲み難くなります。以上の事は「乳幼児・小児服薬介助ハンドブック」が多数発売されており、薬局に常備しておく事をお勧めします。薬剤師の皆さんには、お子さんの服薬アドヒアランスを向上させるようなアドバイスをする事が求められます。

S)あるいはムコダイン細粒(MGr)が配合された場合の苦味発現の程度

今回は抗生剤の中でも苦味が強いとされているクラリスロマイシンDSの味見を行いたいと思います。

今回はお子さんに粉薬を飲ませる上で、混ぜると苦くなる薬についていくつかお話したいと思います。
その定番といえば「クラリスロマイシン」と「カルボシステイン」でしょうか??まずクラリスロマイシン原薬自体が苦く、苦みはキニーネに匹敵するほど強いと言われており、それをマスキングするため塩基性物質のコーティングを施したり、口腔内pH6.8程度では原薬が溶け出さないような工夫がされた製剤が上市されています。クラリスロマイシンとカルボシステインの併用で苦味がでるのは、カルボシステイン製剤が酸性であるため、前述のような製剤的工夫が施されていても酸性条件下で製剤加工が壊れ、原薬が溶け出してしまうためです。

上記のカルボシステインはドライシロップ(DS)や細粒に関してですが、シロップ(S)と混ぜても苦くならないことはあまり知られていません。シロップ剤はもともと、酸性のカルボシステインにpH調整剤を加えてpHを5.5~7.5にしているため苦くならないのです。ですので、カルボシステインをドライシロップ(または細粒)からシロップに変更する事も対策の一つになるでしょう。先発品と後発品では一部多少の違いはあれば大きな差までは無いようです。

上記は薬同士を混ぜて苦くなる例でしたが、次は薬と水以外で混ぜた時のお話です。先ほどのクラリスロマイシンですが、先程と同様の理由でヨーグルト、スポーツ飲料、果汁ジュース、乳酸菌飲料といったものと混ぜると苦みが増します。ゼリーでも酸味のある味では同様です。おススメはミルクココア、アイスクリーム(バニラ・チョコ)、練乳あたりです。クラリスロマイシン以外では同じマクロライド系抗生剤の「アジスロマイシン」でも似たような傾向にありますし、インフルエンザ治療薬の「タミフル(オセルタミビル)DS」は乳酸菌飲料、バニラアイス、リンゴジュースと混ぜると味が変化し飲み難くなります。以上の事は「乳幼児・小児服薬介助ハンドブック」が多数発売されており、薬局に常備しておく事をお勧めします。薬剤師の皆さんには、お子さんの服薬アドヒアランスを向上させるようなアドバイスをする事が求められます。

* クラリスロマイシンやジスロマック等一部の抗生剤では、酸味の強いジュースや

構造式:クラリスロマイシン
先発品のクラリスDSに加えて沢井製薬、東和薬品、小林化工(MEEK)の4製剤を用意しました。次の項では、先発品であるクラリスDS10%と後発品であるクラリスロマイシンDSの3種類について、味の違いを説明していきたいと思います。

2020年にドラマ化されたアンサングシンデレラの第2話でもクラリスロマイシンDSの味や飲ませ方について触れたシーンが登場しています。

クラリスロマイシン「タカタ」(高田製薬)を採用しています。 苦味 ..

ただし、カルボシステイン自体が酸性であることから、一緒に飲むとクラリスロマイシンなどのコーティーングをはがしてしまい、苦くなってしまうんです。

クラリスDSは原薬のクラリスロマイシンに苦味があるため、製剤には口内で溶けにくく酸性環境の胃内で速やかに溶解するような工夫が加えられています。


[PDF] クラリスロマイシン DS 小児用 10%「タカタ」配合変化表 固形状態

クラリスロマイシンをpH5以下で溶解するアクリル系高分子(胃溶性高分子)の中にワックスと一緒に封じ込めて球状のマトリックスとし、これをpH6.5以下で溶解するアクリル系高分子皮膜と甘味料を加えたアルカリ性物質で二重にコーティングしています。

[PDF] 文献調査結果のまとめ (平成20年4月~20年9月分)

散剤は水に溶かせば服用できる。クラリス DS とムコダイン DS の同時処方は初めて(お薬手帳で確認)。

クラリスロマイシン錠 200mg「EMEC」、クラリスロマイシン錠 50mg 小児用「EMEC」及びクラリスロマイシン DS10% ..

今回は1回に0.5gずつ、サワイ→クラリス(先発品)→トーワ→MEEKの順番で味見を行なっております。
それでは、味見を行なっていきましょう!

[PDF] シロップ用クラリスロマイシン クラリスロマイシン錠

(処方例)
Rp1)クラリスドライシロップ10%小児用 1g
分2 朝夕食後 14日分
RP2)ムコダインDS50% 0.6g
分2 朝夕食後 14日分

また、クラリスロマイシンドライシロップ 10%小児用「タイヨー」の開発を企画し、薬食発第

まずは沢井製薬のクラリスロマイシンです。
“クラリスロマイシン=苦い”という思い込みもあって、やはり味見の中でも苦味を感じる薬の味見は緊張します。

クラリス | 配合変化 | IF | 医療関係者向け情報 | 大正製薬株式会社

内服薬の「薬剤調製料」は「1剤」を単位として算定します。2種類以上の薬剤が処方されている場合、服用時点が同じであるかどうかが「1剤」の基準となります。では、用法が同じ『クラリスドライシロップ10%小児用』と『ムコダインDS50%』を苦味回避のために別包で調剤した場合、2剤として薬剤調製料を算定できるのでしょうか?

クラリスロマイシン力価(含量)はHPLC法により測定。 試験項目, 配合後, 評価基準.

内服薬の「薬剤調製料」は「1剤」を単位として算定します。2種類以上の薬剤が処方されている場合、服用時点が同じであるかどうかが「1剤」の基準となります。では、用法が同じ『クラリスドライシロップ10%小児用』と『ムコダインDS50%』を苦味回避のために別包で調剤した場合、2剤として薬剤調製料を算定できるのでしょうか?

クラリスDSとムコダインDSを混ぜちゃダメ? | くすりの勉強

(処方例)
Rp1)クラリスドライシロップ10%小児用 1g
分2 朝夕食後 14日分
RP2)ムコダインDS50% 0.6g
分2 朝夕食後 14日分

有効成分の苦味を防ぐための製剤設計が施してあるが、酸性飲料で服用した場合には ..

クラリス DS は、酸性薬剤であるムコダイン DS と同時服用することで強い苦味を呈する。両薬剤を併用する場合には、苦味発現を防止するために服用間隔をあける等の注意が必要である。

味覚センサを用いたマクロライド系ドライシロップの苦味評価(苦味マスキングに関する報告 第22報) ..

クラリスDSとムコダインDSを同時に飲んだり混ぜて飲むと、口内でクラリスロマイシンが放出され、苦味が強く発現します。

2006 年 3 月に、クラリスロマイシン錠 200mg/錠小児用 50mg/DS 小児用 10%「タカタ」は高田製

苦味を抑えるためには、クラリスDSを服用した後にムコダインDSを服用します。
クラリスDSを服用後に水でうがいをすると、さらに苦味が軽減されます。
ムコダインDSを先に服用する場合には、水でうがいをした後クラリスDSを服用するまでに20分以上間隔を空ける必要があります。

クラリスロマイシン錠200mg/錠50mg小児用/DS10%小児用「サワイ」は、日局 ..

クラリス DS は、酸性薬剤であるムコダイン DS と同時服用することで強い苦味を呈する。両薬剤を併用する場合には、苦味発現を防止するために服用間隔をあける等の注意が必要である。

ヨーグルト、スポーツ飲料、果汁ジュースなどで苦みが増します。 5.その他

ムコダインDSを先に服用した場合、最悪の場合細粒が舌上に残留すれば舌上のpHが低下し、後のクラリスロマイシンDSの苦みを惹起する可能性があると考えられることから、先にクラリスロマイシンDSを服用し十分な水を服用するか、うがいを行った後にムコダインDSを服用すれば苦味の発現はほぼ回避できると考えられる。

クラリスロマイシンドライシロップ 10%小児用を 1 回 5mg/kg(クラリスロマイシン ..

クラリスドライシロップの服用性の改善[文献 1]
クラリスドライシロップ 10% 小児用は、発売当初のドライシロップ(1996 年)は、原薬であるクラリスロマイシンの苦味をマスキングするためにワックスマトリックス粒子とし、これに賦形剤や矯味剤を添加して調製した製剤であった。しかし、患児によっては苦味のために服用困難な場合もあり、さらなる苦味の軽減が大きな課題であった。そこで、ワックスマトリックス粒子を高分子皮膜でコーティングした製剤が一部変更申請され、2006 年に発売となった。このような苦味マスキングを行った結果、新製剤は水で服用すれば、苦味を感じにくい製剤設計となっている。しかし実際には、スポーツドリンク等の酸性飲料で飲ませているケースもあり、そのような場合には直ちに苦味が発現するという問題もある。

[PDF] クラリスロマイシン錠 200mg「日医工」 クラリス ..

や『クラリシッド(一般名:クラリスロマイシン)』のドライシロップは、「バニラアイス」や「練乳」・「プリン」・「ココアパウダー」と混ぜると、飲みやすくなります。

しかし、酸性のものと混ぜるとコーティングが剥がれてしまうため、強い苦味を感じることがあります。また、薬剤の粒が口に残っていると苦味を感じる原因になるため、服用後は水で口をゆすぐことをお勧めします。

剤型:ドライシロップ 性状:白色の粉末で,味は甘い。 (2)製剤の物性

一方、ムコダインDSは少し酸味があるものの、本剤自体の苦みは強くない。
しかし、本剤は、水に懸濁した際にpHが酸性となる(ムコダインDS0.5gを水5mLで懸濁したときのpHは4.2)。
このため、エリスロシンDSの苦味をマスクしているコートを溶かしてしまう。