4)体重35kg以上45kg未満:1.4g(プランルカスト水和物として140mg)


「ヒスタミン」は神経伝達物質と呼ばれ、様々なアレルギー反応を引き起こします。ヒスタミンの働きを抑えることでアレルギー症状を改善する薬です。
テレビのCMでよく宣伝されている薬で、一部はドラッグストアでの購入も可能です。第1世代と第2世代に分かれており、第1世代は眠気が強くでるため、第2世代の抗ヒスタミン薬を使用します。
第2世代の抗ヒスタミン薬でも眠気が出やすいものがあり、特に車の運転に関しては禁止されている薬剤もあるためご注意ください。


オノンDSは瓶製剤に加えて、0.5g・0.7g・1.0g単位の分包品も販売されています。

ぺリアクチンは上気道炎(いわゆる風邪)薬として古くから使用されています。私が医師になった40年前から(もっと以前から)今も咳にはアスべリン、痰にはムコダイン(カルボシステイン)、鼻水にはペリアクチンが定番で、現在も多くの市販感冒薬に含まれています。また1971年~1996年は効能効果に食欲増進・体重減少の改善(食欲増進作用)なども記載され、小児科ではとても馴染みの深い薬です(現在は効能が削除されている)。しかし最近上気道炎に対するペリアクチン使用を控える医療機関が増えつつあります。ペリアクチンは第1世代の抗ヒスタミン薬(他にポララミンやアタラックス)で上気道炎に伴うくしゃみ・鼻水に効果が認められていますが、脳への移行が高いため眠気や集中力、判断力、作業効率の低下などの鎮静作用が強く日常生活に影響を与えることがあります(特に成人で)。また小児では神経系が発達段階であるため熱性けいれんを誘発しやすいとの指摘もあり、小児神経学を専門にしている小児科医は処方を嫌う傾向があります。また諸外国では鼻水止めとして使用されることはほとんどありません。当院でも過去に熱性けいれんを起こしたことある子に対しては処方を控えていました。また鼻水を抑える効果はありますが鼻づまりには効果はあまり期待できません。気道の粘液分泌を低下させるため痰が硬くなり出にくくなるともいわれています。

その後に開発された第2世代抗ヒスタミン薬はどうでしょうか。ザジテン、セルテクトはかなり眠気がありますが、乳幼児でよく使用されるザイザル、アレロック、ジルテック(セチリジン)、アレジオン(エピナスチン)などは脳への影響は軽微とされています。しかしこれら第2世代抗ヒスタミン薬の効能効果は、アレルギー性鼻炎、じんましん、皮膚疾患に伴う掻痒(かゆみ)です。上気道炎と思われる病態に対してしばしばザイザルなどが処方されているようですが保険診療上は処方できません。従って当院では上気道炎の鼻水に対してこれらの薬は処方していません。蛇足ですが、シングレア、キプレス、オノン(プランルカスト)などは気管支喘息に対して使用される薬ですので、喘息以外の病気での喘鳴(ゼーゼー)に対しては処方できません。喘息の説明なしに処方されている例が多いようです。

鼻づまりが強い方や抗ヒスタミン薬だけでは不十分な方には、シングレア、オノン(プランルカスト)などのロイコトリエン受容体拮抗薬を併用します。

鼻腔内に花粉が入り込むことで、アレルギー誘発物質が発出され、血管や神経を刺激し症状が出ます。


セレスタミンは第一世代の抗ヒスタミン薬とステロイドの配合薬です(クロルフェラニンマレイン2mg(ポララミン)+ベタメタゾン0.25mg(リンデロン))。セレスタミン1錠にはプレドニン2.5mg相当のステロイドが含まれています。ステロイドは強力な抗炎症作用を有しており、様々な疾患の治療で使用されている重要な薬ですが、長期服用をすることで様々な合併症リスクが上昇するため、適切に内服する必要があります。
ーステロイドの合併症ー
□ 骨粗しょう症
□ 消化管出血
□ 白内障・緑内障 等
このような合併症リスクと、もともとの病気の治療効果を天秤にかけて慎重に投与すべき薬です。鼻炎の症状が強い場合に短期間で使用する分には良い薬ですが、長期間服用した場合には副作用のデメリットの方が大きいと考えられます。

アレグラ、アレジオンなど)がよいでしょう。鼻づまりがある場合は、抗ロイコトリエン薬(プランルカスト ..

花粉症の原因となっている花粉につきましては、実のところ、ほぼ通年飛散しています。ただ、花粉症を発症している方の15%ほどが、春に花粉が飛ぶスギやヒノキの花粉に反応しているので、花粉症=春という印象が強いと思います。

内服薬と点鼻薬の両方が使用可能ですが、抗ヒスタミン薬が最もよく使用されています。アレグラ、アレジオン、アレロックなど、「アレ」と付く名前が多いため混同されがちですが、実は薬によって効果や副作用が違うので要注意です。抗ヒスタミン薬には効果や眠気、服用法などによって様々な種類があります。また、鼻づまりを伴う場合には点鼻ステロイドも効果があり、眠気が出にくいという利点もあります。

オノン(プランルカスト)、キプレス(モンテルカスト)、点鼻薬。 (3)お子さんの場合 年齢によって使える薬と量が違います。

一般的に効果が強いと言われる薬、眠気が強いといわれる薬がありますが、効果には個人差があります。効果が強いといわれる薬でもその人にはあまり効かなかったり、眠気が少ないと言われる薬でもその人には眠たかったり。その逆もあります。抗ヒスタミン薬はいろいろ種類があるので、自分に合う薬を一緒に見つけましょう。

子供から大人まで、昔からたくさん使われてきた薬です(15歳未満のお子さまは市販薬ではなく病院で処方してもらいましょう)。
眠気が少ないため、日中の眠気が気になる方にはオススメです。
ジェネリックもあるため価格をおさえることができます。
軽いアレルギー症状であれば十分に効果があります。
強い効果をもとめる方は、ほかの薬を検討してもよいかもしれません。
1日2回内服するため、飲み忘れにはご注意を。


【花粉症の方必見】薬局で買えるアレグラとアレジオンの違いって?

花粉症の症状軽減には早めの治療が大切です。
花粉症治療で患者様が一番気にされるのは薬による眠気です。しかし病院で処方される薬の中には、眠気のない薬もあります。市販薬に多く含まれている第一世代抗ヒスタミン薬はくしゃみ・鼻水を止めますが、眠気が強く、口が乾くという副作用がありました。その副作用を軽減するために、新しい抗匕スタミン薬が開発されました。これは抗アレルギー薬とも呼ばれていて、現在病院で処方する薬の主流となっています。薬によってはほとんど眠気がない薬もあり、パイロットも服用することもできます。

市販もされている薬:副作用が少なく、安定的な効果があります = アレグラ ..

ロイコトリエンは血管を拡張させ、鼻の粘膜を腫脹させる物質です。ロイコトリエンの働きを抑えることで、鼻閉の改善が期待できます。鼻閉の症状が強い方は抗ヒスタミン薬に加えて、ロイコトリエン受容体拮抗薬を使用する場合があります。

第二世代:アレグラ(フェキソフェナジン)、アレジオン(エピナスチン ..

抗ヒスタミン薬は、眠気を起こしやすいものとそうでないものに大別されます。運転注意喚起のない薬には、フェキソフェナジン(アレグラ)、ロラタジン(クラリチン)、デスロラタジン(デザレックス)、ビラスチン(ビラノア)などがあります。
食事の影響を受けやすい薬は、フェキソフェナジン(アレグラ)とビラスチン(ビラノア)です。効果や副作用が似ている薬でも、構造の違いにより、効果や副作用が異なる場合があります。抗ヒスタミン薬を選ぶ際には、これまで抗ヒスタミン薬を服用したことがない方や、運転する方、精密機器を扱う仕事をしている方などは、眠気が出にくい薬を選ぶことがポイントです。また、抗ヒスタミン薬を選ぶ際には、経口投与の頻度(1回または2回)、食事の影響を受けるかどうかなども考慮のポイントになります。

キプレス、シングレア(モンテルカスト)、オノン(プランルカスト)など

花粉症で毎日つらい思いをしています。今までは「アレグラ」と「セレスタミン」を飲んでいて、症状も落ち着いていたのですが、今年は花粉の量が多いのか、その薬では症状が抑えきれなくなってきました。仕事にも支障が出てきて困っていました。そこで初めて病院を変えてみたら「プランルカルト」112.5mgが処方されました。朝アレグラ1錠とプランルカルト1錠・夜アレグラ1錠とプランルカルト1錠を飲み始めました。すると花粉症であることを忘れるくらい、症状が改善しました。セレスタミンは飲んでいません。嬉しいことなのですが、あまりの効きように「それほど強い薬?」と怖くなりました。どのようなお薬なのか、症状が改善されたら薬の量を勝手に減らしたりしていいのか、教えていただけたら嬉しいです。

アレグラやアレジオンなどはOTC薬(市販薬)にもなっていて、ドラッグストア ..

抗ヒスタミン薬には第一世代、第二世代があります。初めに第一世代抗ヒスタミン薬が開発されましたが、脳への影響が大きく、強い眠気や認知機能を低下させるなどの副作用がありました。そのため第二世代が開発され、現在では第二世代抗ヒスタミン薬が主流になっています。第二世代抗ヒスタミン薬は副作用も少なく、効果の持続、アレルギー反応の治療効果も優れています。

アレルギー性鼻炎⑥~アレルギー性鼻炎の治療方法~ | クリニック通信

花粉症の時に強い味方になるのが、さまざまな「花粉症を抑える薬」ですが、非常に種類が豊富です。飲み薬や点鼻薬、点眼薬、飲み薬でも「どの場所を抑えるか」によって様々に異なります。そうなると、自分で自分にあった花粉症の薬を探し出すのは至難の業です。

シングレア/キプレス(抗ロイコトリエン), モンテルカストナトリウム

図1に主な抗ヒスタミン薬のを示します。第1世代が50%以上の脳内H1受容体を遮断するのに対して、20%未満で非鎮静性とされます。赤い四角で囲ったものは第2世代と呼ばれるもので、すべて非鎮静性です。アレグラやアレジオンなどはOTC薬(市販薬)にもなっていて、ドラッグストアでも簡単に手に入るのでなじみが深いのではないでしょうか。

アレグラ, フェキソフェナジン, 錠・DS, [錠]・7歳以上[DS]・6ヵ月以上 ..

花粉症による鼻汁、鼻閉、くしゃみ、どの症状にもある程度の効果が望めます。症状が出ている時に症状を抑えるのはもちろんですが、毎年強い症状が出ている患者さんは症状が出始める前に使用すること(初期療法)で、症状を軽くして重症化を防ぐことができるといわれています。

アレグラは、TVのCMでもありますね。薬の名前は聞いたことがある方も ..

他の方もおっしゃっているように、プランルカストは特に怖いお薬ということはありません。アレルギー薬の一種ですが、アレグラとは少し働きが違います。アレグラを含め花粉症などでよく使われるアレルギー薬というのは、「ヒスタミン」というアレルギー症状を起こす物質を抑えるものです。プランルカストもアレルギー薬なのですが、ヒスタミンではなく「ロイコトリエン」という物質を抑える働きがあります。ロイコトリエンの拮抗薬は気管支喘息とアレルギー性鼻炎に適応があり、鼻炎においては特に鼻閉(鼻づまり)の改善に効果があると言われています。花粉症の症状で併用するケースも結構ありますよ。アレグラにしろプランルカストにしろ、継続して服用することで症状をできるだけ出さないようにすることができるので、調子が良いと思っても花粉の飛散時期が終了するまではしっかり服用を継続した方がよいです。プランルカストは子供用のドライシロップもあり、小児でも喘息の予防で長期的に服用を継続することも多いお薬です。ですので、安心して服用を継続して下さい。

内服薬(アレロック、ザイザル、ルパフィン、クラリチン、ビラノア


アレグラと違い、アレジオンは1日1回のめばOKです。
寝る前に飲めば1日効果があります。
効果はしっかり期待できます。
個人差がありますが眠気が気になる方は、ほかの薬を検討しましょう。

内服薬(アレロック、ザイザル、ルパフィン、クラリチン、ビラノア、アレグラ、アレロックなど) ..

そこで、花粉症の薬について一覧表にしながら、強さや種類、副作用の面から考察していきます。自分にあった花粉症の薬選びに参考になれば幸いです。

しかし、ビラスチン(ビラノア)、デスロラタジン(デザレックス)、フェキソフェナジン(アレグラ ..

効果が不十分であれば、ステロイドの点眼薬をつかうこともあります。ただし、感染症などの合併症に注意が必要です。
抗アレルギー作用のあるものはインタール®、アレギザール®、ザジテン®、リザベン®などがあります。
抗ヒスタミン作用のあるものはリボスチン®とザジテン®などがあり、即効性があります。
ステロイドの作用のあるものはフルメトロン点眼液®などがあります。

アレグラ(フェキソフェナジン); クラリチン(ロラタジン ..

人によってはよく効くこともあるようですね。実はアレグラにモンテルカストというプランルカストと同等の薬、日本ではシングレアなどという名前で売られている薬を追加投与しても、アレルギー性鼻炎に対する効果は同等だったという研究などがあります。大きな研究ではアレルギー性の鼻の症状については、ステロイド点鼻薬(ナゾネックスなど)、抗ヒスタミン薬(アレグラなど)、ロイコトリエン受容体拮抗薬(プランルカストなど)の順で効果があるとされています。ただ実地臨床では効果に個人差があるというのが実感で、あなたが効果が一番高いと感じられたのならそうなのだろうと思います。プランルカスト、つまり先行品だとオノンは小児にも投与するほどで安全性はわりと高いほうの薬です。副作用はほとんどないと思います。喘息も花粉症もともにアレルギーを基本とする病気なのですが、これはアレルギーに対してよく効く薬で、ロイコトリエン受容体という場所に作用します。ほかにアトピーやじんましんなどでも効果があるとされますが日本では使用できません。セレスタミンからやめたのは賢い選択ですね。セレスタミンはステロイドを配合しているので、効果もいいのですができれば短期の服用にとどめたいものです。それに対してプランルカストは飲み続けてもほとんど悪さはしないと思うので有効であると感じられていらっしゃるのなら飲み続けてよいと思います。まだまだ花粉は飛んでいますので。。。