SGLT2阻害薬はその作用機序からケトアシドーシスに注意が必要です。


2型糖尿病ではSGLT2発現率が上がり、グルコースの取り込みが亢進しているため、SGLT2を選択的に阻害する薬剤は2型糖尿病の治療に効果的である(適応の問題で1型糖尿病には使用できない)。


SGLT2阻害薬「フォシーガ」「アプルウェイ/デベルザ」など承認取得

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子細胞代謝学分野・九州大学大学院医学研究院病態制御内科学分野の小川佳宏教授、東京医科歯科大学医学部附属病院の土屋恭一郎助教(現・山梨厚生病院)、同大学大学院医歯学総合研究科分子内分泌代謝内科の柴久美子大学院生らの研究グループは、九州大学、名古屋大学、田辺三菱製薬との共同研究により、2型糖尿病の治療薬として既に臨床応用されているSGLT2阻害薬カナグリフロジンの経口投与が、脂肪肝からNASHを経てNASH肝癌の発症を遅延・抑制することをマウスにおいて初めて見出しました(図1)。本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構の革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)「生体恒常性維持・変容・破綻機構のネットワーク的理解に基づく最適医療実現のための技術創出」研究開発領域における研究開発課題「細胞間相互作用と臓器代謝ネットワークの破綻による組織線維化の制御機構の解明と医学応用」(研究開発代表者:小川佳宏)の一環で行われました。本研究成果は、国際科学誌Scientific Reports(サイエンティフィック リポーツ)に、2018年2月5日午前10時(英国時間)にオンライン版で発表されます。

添付文書上、デベルザとの併用が禁忌となっている薬剤はありません。しかし、糖尿病治療薬や血糖降下作用に影響を与える薬、利尿薬などとの併用には注意が必要です。他の医療機関で下記のような薬剤を処方されている場合は、診察時にご相談ください。

糖尿病の薬なのに腎臓を守る?SGLT2阻害薬の腎保護作用について

ではなぜ糖尿病の薬が心不全に対して効果があるのか、その作用機序は確定的なものはまだありません。SGLT2阻害薬が有する利尿・体液減少作用、軽度の血圧低下作用、腎負荷減少作用、血中ケトン体濃度上昇作用、エリスロポイエチン増加作用、交感神経や一酸化窒素活性に対する作用など複数の作用機序が考えられています。

SGLT2阻害薬は、主に糖尿病の治療に使用される薬剤です。
SGLT2は、腎臓の尿細管で糖を再吸収する作用を持ちます。
SGLT2阻害薬は、糖の再吸収を防ぎ、糖を尿とともに排出するように働きます。

SGLT2阻害薬には、 , , , などがございますが
当院では内服のしやすい を採用しております。

商品名としてカナグル、スーグラ、フォシーガ、ジャディアンス、デベルザ、ルセフィ等があります。 SGLT2阻害薬による減量効果

どうしてもSGLT2阻害薬が必要な人は、そのあたりに注意して服用を続けなければなりませんが、果たして、「どうしてもSGLT2阻害薬が必要な人」はそんなに多いのでしょうか。古くから使われている安くて安全な薬もあるわけです。

心臓がパンパンに腫って水が溜まる心不全の治療として、少し詳しく説明すると、1980年代までは利尿剤、ジギタリスが中心でした。1990年にACE阻害薬投与で心不全の生存率が著明に改善することが示されました。その後β遮断薬、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬の有効性が示され心不全の治療はACE/ARB+β遮断薬+MRAの3剤併用が基本治療となりました。(第一次パラダイムシフト)そして近年ACE/ARBにかわってARNIが誕生し、ARNI+β遮断薬+MRA+SGLT2阻害薬の4剤併用療法(第二次パラダイムシフト)が確立したのです。

[PDF] 糖尿病治療薬の比較・切り替えについて 注射薬(付表 ..

メディカルダイエット(医療ダイエット)で使用されるケースもある「SGLT2阻害薬」。もともとは糖尿病治療に利用される薬ですが、痩身効果も期待できます。

例えば、DPP-IV阻害薬という食事によってインスリンのの作用がまし、グルカゴンという血糖が上がるのを防ぐ薬には7種類の薬がありますが、クラスが3つに分かれる、くらいは医師の常識として知っておかなくてはいけません。 またSFLT-2阻害薬という尿に糖をだす薬(スーグラ を出されたらそこはやめましょう)には5種類(スーグラ 除く)ありますが、フォシーガ、カナグル、ジャディアンス以外の薬をだすにはそれなりの理由が必要です。 例えばルセフィは副作用として皮膚障害が少ない、デベルザは半量でも効果がある(ただし体重減少は半量ではない)という報告がある、などです。


[PDF] SGLT2 阻害薬服用患者の併用薬による 肝機能に及ぼす ..

さてもともと糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬ですが、まずは心血管病のある糖尿病患者にSGLT2阻害薬を投与すると心血管死亡、心不全入院を有意に改善したというデータが得られました。
次の段階として、糖尿病の有無にかかわらず心不全の治療薬になりうるかどうかの臨床試験が行われました。心不全患者で標準治療が行われている群にSGLT2阻害薬を投与すると、糖尿病の有無にかかわらず心血管死と心不全入院は有意に減少した、との大規模臨床試験結果が相次いで発表されました。

糖尿病患者でなくても心不全治療にSGLT2阻害薬が有効ということが分かったのです。そして本邦および海外の心不全診療ガイドライン(医師が病気を治療するときの指針)において、SGLT2阻害薬は標準的または基本的治療薬として考慮されるべき、と位置づけられました。

スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、カナグル、ジャディアンス

血液は腎臓で濾過され浄化される。濾過の過程で最初に作られる尿(原尿)には、まだ体に必要なものが含まれており、それらは再び腎臓で吸収され血液中に戻る。血液中のブドウ糖(血糖)も体に必要なもので、高血糖でなければほぼ100%再吸収され、尿糖としては排出されない。
このようなブドウ糖の再吸収を担っているのがSGLT2 で、その働きを妨げる薬がSGLT2 阻害薬である。血液中の過剰なブドウ糖の再吸収を減らし、尿糖として排出することで高血糖を改善する。

C フォシーガ; D デベルザ; E カナグル; F ジャディアンス

ここからいえることは、SGLT2阻害薬を内服するときは水分摂取に気をつけよう、ということになります。しかし、糖尿病のせいで尿量が多いために日頃から積極的に水分を摂取しているという人も多いわけで、そのような人たちに「さらに水分を・・・」というのは大変かもしれません。

糖尿病の最新のお薬に「SGLT2阻害剤」というお薬があります。 (スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、カナグルなど)

デベルザはSGLT2(エスジーエルティー・ツー)阻害薬に分類される錠剤で、2型糖尿病に使用できますが、フォシーガと違い、心臓や腎臓に対する適応は承認されていません。

【SGLT2阻害薬】スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、アプルウェイ、デベルザ、カナグル、ジャディアンス 10分で解説糖尿病治療薬

SGLT2阻害薬の副次的な作用のひとつに体重減少がある。各薬剤の長期投与試験における投与52週後の平均体重減少量は表のとおり。

すでにフォシーガ(ダパグリフロジン、アストラゼネカ/小野薬品)、デベルザ ..

2024年5月31日に順天堂大学の研究グループは、SGLT2阻害薬が老化細胞を除去し、加齢関連疾患の治療に有効であることを発見しました。
SGLT2阻害薬は、糖尿病治療のために開発されましたが、老化細胞の蓄積による慢性炎症を抑制する作用があることが分かりました。
老化細胞は体内で悪玉物質を放出し、アルツハイマー病、動脈硬化、フレイルなどの疾患を引き起こす要因となりますが、SGLT2阻害薬はこれらの悪玉物質の放出を防ぐことで、炎症を軽減し、加齢関連疾患の進行を抑える効果があります。
研究はNature Aging誌に発表され、動物実験での効果が確認されました。
これにより、SGLT2阻害薬が新しい治療法として臨床応用される可能性が示唆されました。
研究グループはさらに詳細なメカニズムを解明し、ヒトへの臨床試験を進める予定です。
これにより、健康寿命の延伸や加齢関連疾患の予防・治療に貢献できると期待されています。

2014年10月29日 糖尿病新薬「SGLT2阻害薬」服用で5人が死亡

体重が減りやすい糖尿病治療薬には、SGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬があります。

デベルザとは? 「デベルザ(DEBERZA)」という名称は、ポルトガル語で「美」を意味する「de beleza.

その他、腎機能障害や肝機能障害がある方なども、デベルザの服用には注意が必要です(参照:特定の患者さまへの使用に関して)。

【1日300kcal減】SGLT2阻害薬という糖尿病治療薬の ..

SGLT2阻害薬は、もともと糖尿病の薬として使用されてきましたが、近年では心臓や腎臓にも良い効果が認められています。
加えて、体重減少効果もあり、若返り効果(アンチエイジング)も期待される薬です。

SGLT2阻害剤フォシーガの効能は? 糖尿病薬フォシーガの副作用は? フォシーガ錠の適応は? フォシーガ ..

SGLT2阻害薬は、血中の”不要な”糖を尿と一緒に排出する薬です。ということは、糖と一緒に血中に”必要な”水分も排出してしまう可能性があります。実際、糖と一緒にナトリウムの排出が増えることが分かっており、ナトリウムの排出が増えると水分の排出も増えるのです。

SGLT2阻害薬「フォシーガ」 体重減少の効果は、リベルサスについで2番目に強いです。 体重減少の他に、血圧や脂質を下げる効果もあります。

クレアチニン・クリアランスという腎臓の機能を計算せずに、中毒域の薬をだされている場合もあります。 また75歳をこえて、メトグルコをだす人(医者)もいます。 またメトグルコは最低でも1日1000mg飲まないと意味がなく、副作用だけがでるのですが、750mgだしたり、500mgだしたり(最初はいいのですが、出し続けるのは問題外)するのは、何をしたいのだろう、本気で治療されてないな、と感じます。

ダパグリフロジン(商品名:フォシーガ) · ルセオグリフロジン ..

尚、必要以上の糖は排泄しませんので、SGLT2阻害薬単独では低血糖になるリスクは非常に低いとされています。

[PDF] 世間を騒がせている 糖尿病の新薬ってどんなお薬なの?

このSGLT2阻害薬は、血糖値を下げるだけではありません。
当院でも採用しているジャディアンスを用いた大規模臨床試験(EMPA-REG OUTCOME 試験)では、心血管イベントの減少効果が認められました。
また心不全による入院のリスクも低下させる事もわかりました。
つまり心臓を守る効果も有るという事です。
最近では、心臓の他に腎臓にも良いという事もわかってきました。
ですから、このお薬は糖尿病の分野だけでは無く、循環器の分野でも注目を浴びています。
ちなみに、これらの効果はSGLT2阻害薬全てに有るのでは無いかと言われています。