抗ヒスタミン作用を持たないアレルギー治療薬には、以下などがあります。


6.トシル酸スプラタスト
成人アトピー性皮膚炎で、タクロリムス軟膏に本剤を併用し症状の改善が早い傾向を示した報告がみられた13)。また、難治性顔面紅斑をもつ成人アトピー性皮膚炎で、タクロリムス軟膏併用にて軟膏量が減少した報告があった14)


②経皮感作によってアトピー性皮膚炎のアレルギー疾患が生じています。

■ 抗ヒスタミン薬は、アトピ—性皮膚炎に対する併用療法として使用されます。

7.塩酸ヒドロキシジン、マレイン酸クロルフェニラミン、フマル酸クレマスチン
いわゆる古典型の抗ヒスタミン薬で、マレイン酸クロルフェニラミンの報告は掻痒に対して無効であった5)。塩酸ヒドロキシジンやフマル酸クレマスチンに対する報告でエビデンスの高い報告は、最近はない。

早期発症のアトピー性皮膚炎は気管支喘息のリスクファクターです。

症例)男性幼児
アレルギー性鼻炎のためフェキソフェナジンドライシロップを服用開始。服用1時間後、足首と手首にかゆみが出現。翌日2回目の服用後、口の周りにも赤い発疹が出現したためフェキソフェナジン中止、オキサトミドに変更。翌日より発疹は消失。
投与2回とも症状が出たので、フェキソフェナジンによるアレルギーと判断。

フェキソフェナジンの添付文書では、過敏症の項目で「そう痒(よう) 5%未満」「蕁麻(じんま)疹・発疹 0.1%未満」の報告があります。そう痒の割合が比較的高いのは注目点です。当モニターへの報告でも過去に発疹7例・そう痒5例の報告が上がっています。
もともとアレルギー症状の多い患者に処方される機会が多いことから、疾患による皮膚症状が出やすいことを考慮する必要があるかもしれません。また、かゆみなどで処方された場合、それが副作用と判断できず、症状の悪化につながる可能性もあります。アレルギー薬とはいえ「かゆみ・発疹が出る」ということを頭に置いておくことも大切です。
フェキソフェナジンは、鼻炎のみの適応ですが、一般用医薬品としてもひろく流通しているため、よりひろく使用されています。薬を飲んでもかゆみが止まらないという訴えがある時は、飲んでいるその薬が原因では? という発想をもってみましょう。
(全日本民医連医薬品評価作業委員会)

アレグラ アレルギー性鼻炎・蕁麻疹・アトピー性皮膚炎 | 製品情報

アトピー性皮膚炎の飲み薬は、抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬であれば市販薬があります。一時的にかゆみなどの症状を抑えたいということであれば、使用を検討してもよいかもしれません。しかし、アトピー性皮膚炎の治療を本格的・継続的に進めるのであれば、病院にて診断を受けてから治療をスタートすることをおすすめします。

■ 非鎮静性のH1受容体選択的抗ヒスタミン薬であるフェキソフェナジン(商品名アレグラ)は、アレルギー性鼻炎および蕁麻疹の治療において堅実な有効性および安全性を示す。

アトピー性皮膚炎治療薬 · フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「ケミファ」, フェキソフェナジン塩酸塩

アトピー性皮膚炎の重症度合いは、皮疹の面積と症状の強さが判断基準となります。 加えて、皮疹は面積より個々の皮疹の重症度が重要視されます。血液検査で、血清IgE値や末梢血好酸球数、血清TARC値が上がってくるため、重症度を決める参考となります。

皮膚肥満細胞症は肥満細胞が増殖する疾患です。小児例が多いですが、成人例もあります。皮膚が茶色のしみになる場合、かたまりを認める場合、水疱を認める場合と様々です。病変部を擦るとみみずばれが生じ(ダリエー徴候)、診断時に有用です。当科では、WHOの診断基準に従っております。病変部の皮膚を2か所採取し、病理検査と東京医科大学倫理委員会で承認された遺伝子検査を行います。遺伝子変異を認めた場合は、小児科や内科と併診し多臓器病変を確認します。
皮膚肥満細胞症の治療薬は現在ありません。しかし、小児の場合は自然治癒することが多いです。一方、成人例の場合は、自然治癒はしませんので、定期的な受診が必要です。症例によって対応方法が異なります。アナフィラキシーショックが生じるケースもあるので、患者さんの症状にあった治療をいたします。


まず、第二世代の抗ヒスタミン剤。 ・アレグラ(フェキソフェナジン)1日2回服用.

■ したがって、フェキソフェナジンがアトピー性皮膚炎に伴うかゆみの軽減に有用であると考えた。

抗ヒスタミン薬 | 本郷どうぶつ病院 | 長野県長野市の動物病院

4.塩酸エビナスチン
小児アトピー性皮膚炎でエビデンスの高い報告11)がなされた。塩酸エビナスチンとフマル酸ケトチフェンとの比較試験が行われ、両者間で非劣性、患者、医師の評価ともアトピー性皮膚炎の改善に有用であった。塩酸エビナスチンの安全性はフマル酸ケトチフェンと同程度との結果であった。

アトピー性皮膚炎診療ガイドライン:妊娠中、授乳中の抗ヒスタミン薬内服の ..

アトピー性皮膚炎は適切な治療によって症状をコントロールすることで、良い状態を保つことが可能です。また、成長と共に症状が改善していくことが、多くの症例から分かっています。
治療は以下を目標として進められます。

まず用いるのは、アレグラやアレジオンなどのヒスタミンH1受容体拮抗薬です。 ◇抗アレルギー薬「アレグラ」の特徴と効果、副作用>>

現病歴 幼少時にアトピー性皮膚炎と診断され,11歳頃から頭髪が抜け始めた。フェキソフェナジン塩酸塩(アレグラ®FXジュニア)内服,モメタゾンフランカルボン酸エステル(フルメタ®)軟膏を外用するも皮疹は改善と増悪を繰り返していた。デュピルマブ投与目的に当科を受診した。

アトピー性皮膚炎 (シリーズ専門医に聞く「新しい治療とクスリ」)

■ アトピー性皮膚炎に関連する掻痒を軽減するために、塩酸フェキソフェナジン 60mg1日2回 vs プラセボの有効性を比較した。

アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒。 ..

要約 アトピー性皮膚炎に対する抗ヒスタミン薬として,最も汎用されている1日2回投与の塩酸フェキソフェナジンと塩酸オロパタジンを用いて,両群間で痒み抑制効果の違いがあるかどうかをVisual Analogue Scale(VAS),Skindex16を中心に非盲検交差試験法にて検討した.その結果,いずれの薬剤においても,VAS値は投与開始4週後,8週後ともに有意な減少効果が認められた(p<0.05).また,QOLの指標であるSkindex16のスケールも経時的に有意に減少した(p<0.05).VASからみた薬剤の有効性について,両群間に有意な差はみられなかったが,眠気の頻度は塩酸フェキソフェナジンで有意に低かった.塩酸フェキソフェナジンは患者の満足度においても明らかに高く,アトピー性皮膚炎において,第一選択薬となる抗ヒスタミン薬と考えられた.

フェキソフェナジン塩酸塩の副作用発現率は10.8%(9/83例)で

アトピー性皮膚炎の治療において、飲み薬は塗り薬の補助的な位置づけにあります。

漢方薬は体質改善によって症状の緩和を目指すものであり、さらにアトピー性皮膚炎の有効性に関する報告が少ないこともあって、飲み薬よりも補助的な意味合いを持ちます。実際に、西洋薬と併用するのが一般的です。

あり、主な副作用は傾眠3.6%(3/83例)であった。27),28)

アトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能の改善や維持と、炎症の抑制が主な治療となります。このことから、患者様の生活環境や生活習慣などの改善も必要になっていきます。治療方法としては以下のようなものがあります。

アトピー性皮膚炎 | すずらん健康館 | 東京武蔵野の漢方相談店

当院では、アレルギー物質(アレルゲン:アレルギーの原因となる抗原)によって引き起こされるアトピー性皮膚炎、金属アレルギー、食物アレルギーなどの診断・治療、検査を行います。気になるアレルギー性の症状、またはアレルギー性の可能性がありそうな症状がみられたら、ご受診ください。

【製】日本ケミファ; 【販】日本薬品工業; 【販】日本ケミファ

■ ランダム化多施設二重盲検プラセボ対照研究により、アトピー性皮膚炎の患者(16歳以上)は1週間のプラセボ導入期間に続き、塩酸フェキソフェナジン 1日2回60mgまたはプラセボ1週間投与にランダム化された。

薬事情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介(2004年2月)

アトピー性皮膚炎は先進国で最も一般的な皮膚の病気の一つで、子供の20%、大人の1-3%が罹患していると言われています。小児に多いとされるアレルギー性疾患ですが、大人のアトピーの大半は治療が必要な状態です。

一方、カテゴリーCはデスロラタジン(デザレックス®)、フェキソフェナジン(アレグラ®)であるとしています。

フェキソフェナジンは、H1受容体拮抗(きっこう)作用だけでなく、ケミカルメディエーター遊離抑制作用・炎症性サイトカイン遊離抑制作用・好酸球遊走抑制作用などを有するとされる第2世代抗ヒスタミン薬です。乳幼児から高齢者まで幅ひろく使用でき、眠気が少ないのも特徴で、内科・耳鼻科・皮膚科など多くの診療科で使用されています。
今回はそのフェキソフェナジンの「かゆみ・発疹」の副作用を紹介します。

KEGG DGROUP : DG03243 アトピー性皮膚 ..

抗ヒスタミン剤の種類は、色々あるのですが、アトピー性皮膚炎の方には「H1受容体拮抗薬(第二世代)」のお薬が、よく処方されます。

お薬の名前でいうと

(ジェネリック医薬品:ケトチフェン、ケトテン、ジキリオン、スプデル、セキトン、デズワルト、フマル酸ケトチフェンン錠、マゴチフェン)


(ジェネリック医薬品:フェキソフェナジン塩酸塩)


(ジェネリック医薬品:アズサレオン、アルピード、エピナスチン、ピナジオン、ユピテル)




(ジェネリック医薬品:オロパタジン塩酸塩)


(ジェネリック医薬品:アゼラスチン塩酸塩、ラスプジン)


(ジェネリック医薬品:アトピクト、オキサトミド、オキサトーワ、ガーランド、セキタールシロップ、セルトミド、トーラスタン、ペペシン)



(ジェネリック医薬品:ヒスポラン、ベナンザール、メキタジン、ミキタミン)


(ジェネリック医薬品:エバスチン)


(ジェネリック医薬品:セチリジン塩酸塩)


(ジェネリック医薬品:ロタラジン)





などがあります。これ以外にも、上記にお薬も、まだまだあります。

これらの薬は、アトピー性皮膚炎の治療だけでなく、、、でも処方されます。

こうした「抗アレルギー剤」は、ステロイドとは違い、習慣性(体の慣れ)やリバウンドの心配は、あまり気にしなくてもいいです。

ただアトピーを根本的に治しているわけではないので、症状を抑える対策以外にも、アトピーの症状が悪化しない生活習慣、スキンケア対策、体質改善なども検討していきたいです。

こうしたお薬を飲まれている方は、急に止める必要はありませんので、当店の「スキンケア対策」や「漢方薬」などと併用して、悪化予防の対策をしっかり頑張っていきましょう。

フェキソフェナジン塩酸塩OD錠30mg「NP」 (後発品), 22.8円/錠

抗炎症作用や鎮痛作用があり、塗布することで皮膚の炎症・痛みを和らげます。帯状疱疹や、湿疹、アトピー性皮膚炎などの治療で使われる塗り薬です。

アトピー性皮膚炎 118 例(20.7%)、 皮膚そう痒症70例 (12.3%)、 その他 1 ..

飲み薬は、主に抗ヒスタミン剤が使われていました。 最近、ヤヌスキナーゼ阻害剤(コレクチム軟膏と同じ系統のお薬)であるオルミエント錠で2歳からの小児アトピー性皮膚炎に適応が追加されました。 体重30kg以上では4mg錠を、30kg以下では2mg錠を基本とし、症状がよければそれぞれ2mg/1mg錠に減量してよいとされています。 副作用に注意して服用を始める必要があるため、あらかじめ血液検査などで感染症などに関する問題点がないかどうか確認する必要はあります。 このほか、12歳以上/体重30kg以上ではリンヴォックが、12歳以上ではサイバインコが使えます。