これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。


イソトレチノインは、毛穴の詰まり(角化異常)を改善して、正常に整える効果があります。皮脂が毛穴に停滞するのを解消するため、アクネ菌の増殖も抑えられ、アクネ菌が引き起こしていた炎症も沈静されます。


イソトレチノインの詳しい注意事項や副作用については、をご覧ください。

イソトレチノインの作用機序は、皮脂腺に働きかけて皮脂腺を萎縮させます。
その結果、皮脂の分泌を10分の1程度にまで減少させます。

「なかなかニキビが治らない」「顔全体にニキビがあって辛い」というお悩みはありませんか。イソトレチノインは重症ニキビに効果的とされ、ニキビ治療の切り札とも称される薬です。

イソトレチノインの効果は高いので、ニキビでお悩みの人にはぜひおすすめです。

上記のような副作用があるとされていますが、先述したように欧米ではメジャーな薬なので、必要以上の心配はいりません。

海外では安全性が認められ、1982年にFDA(米国食品医薬品局)から認可を受け、1983年に欧州委員会CEマークを取得しています。
欧米のガイドラインでは、広範囲に広がるニキビや他の治療で効果が得られなかった場合に、高いレベルでの使用が推奨されています。

しかし、内服薬であることから、副作用が気になる人もいるのではないでしょうか。

当院ではイソトレチノイン以外にスピロノラクトンによるホルモン治療も行っています。作用メカニズムの観点から女性のみ対象となりますのでご注意ください。スピロノラクトンは利尿薬や心不全治療薬として使われる薬剤ですが、抗アンドロゲン作用があり男性ホルモンを抑え、ニキビに対して高い有効性があることが知られています。イソトレチノインほどではありませんが、通常の保険治療よりも強力な治療効果が期待できます。また安全性が高く、イソトレチノインよりも治療費を抑えることができます。デメリットとして効果が現れるまで多少時間がかかり、中止後は再発しやすいことです。内服4カ月(早ければ1~2カ月)で徐々に効果が現れ、1年後の有効率は95%以上です。

また、空腹時よりも、食事をとっているときのほうが薬が効率よく作用するため、服用の1時間前~1時間後の間に食事を摂ったほうがよいといわれています。ただ、一般的には食後の服用を指示されることが多いです。

☑ あらかじめ判明している副作用を理解すれば、怖がるほどの薬ではない

1日1錠(20mg)から始め、症状を見ながら増量することがあります。内服は16~20週間続けることが推奨されています。服用をやめても効果が続くことが多いですが、服用をやめてニキビが再発する場合は、内服を再開することもあります。

イソトレチノインは、ニキビの原因であるアクネ菌に対する細胞の免疫応答を正常化する「免疫調整作用」を有することも報告されています。


※個人差はありますが効果はすぐに現れず少しずつニキビが減少していきます

経口イソトレチノインには、皮脂腺を退縮させ、皮脂分泌を大きく減らす作用があります 7 20。この作用により、ニキビの原因菌であるアクネ菌は定着できなくなり、抗生物質よりもアクネ菌を減らすことができます 21

イソトレチノインの服用中は、以下のようなこともしてはいけません。

他のお薬やサプリを飲んでいる場合は、お互いに効果が下がったり、逆に作用が強くなりすぎて体に悪影響を及ぼしたりすることがあります。

当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。

それ以外は、大きな副作用はありません。例えば肌が乾燥する・唇がパリパリする・人によっては髪がパサつくと仰る方もおられます。脱毛、髪の毛が抜けやすくなる副作用もありますが、イソトレチノインによる脱毛、つまり薬剤性の慢性休止期形式脱毛症においては薬をやめると回復することが殆どです。しかし回復が非常に遅い・理由は不明ですが回復しにくい、という方がいるのもまた事実です。
実は多くの薬に脱毛の副作用が報告されており、あまり過度に恐れる必要はありません。例えば低用量ピルにも薄毛のリスクは報告されています。

イソトレチノインは国内では承認されておらず、市販もされていません。

・その他主な副作用に、発疹、鼻出血、皮膚の乾燥、頭痛、視覚障害、筋肉や関節の圧痛、悪心、嘔吐、うつ病、自殺企図などがあります。

特にお薬が届きにくいしこりニキビ(嚢胞性ざ瘡)にも効果があります。

同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。

リスク・副作用:服用により、以下の副作用が見られることがございます。

イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシスを促すため 8、治療後もある程度は皮脂量の減少を認めます。しかし、収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、大部分の皮脂は戻ります。

イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。

イソトレチノインは皮脂の分泌を抑制する作用があります。()
ニキビの原因となる皮脂を抑えることによって根本的なニキビ治療に繋がります。

効果とその後の肌質改善含め、6~9ヶ月内服する方が多くなります。

イソトレチノインは効果があります。
ニキビは毛穴の詰まりと過剰な皮脂の分泌が原因となって起こるため、その原因を取り除くはたらきがあります。

1日20mgから始め、治療効果をみながら40mg増量することもあります。

米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。
鬱、精神病、胎児の催奇形性などの副作用も報告されています。

リスク・副作用:服用により、以下の副作用が見られることがございます。

脂性の肌質の方や、重症ニキビを患っておられる方は、皮膚内の皮脂腺の過形成が多く認められています。 ブドウの房状に皮脂腺が非常に大きくなっているのが観察されているのですが、イソトレチノインの内服により

③ ベピオとの併用でスピロノラクトンは少量内服でも優れた効果を発揮する

その他の副作用としては、 起こりやすいものとして皮膚や粘膜の乾燥、目の乾燥による眼瞼炎や結膜炎、鼻粘膜の乾燥による軽度の鼻血、発疹、軽度の赤み、皮剥け、肝機能低下、血中コレステロール値の上昇など 稀に起こるものとして一時的な脱毛、頭痛、めまい、吐き気、筋肉痛や関節痛、うつ病、自殺企図などの精神疾患など があります。

イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。

ビタミンA誘導体の経口薬で、米国では重症ニキビの治療薬などとして40年以上使用されています。日本では厚生労働省の承認が取れていないため保険適用外となりますが、重症ニキビに対して効果の高いニキビ薬として知られています。「ニキビ治療の切り札」ともいわれているため、繰り返すニキビや重症ニキビなどにお悩みの方におすすめです。

リスク・副作用:服用により、以下の副作用が見られることがございます。

イソトレチノインは、皮脂腺を縮小(退縮)させる作用があり、その結果、ニキビの原因である皮脂分泌を抑制します。皮脂の分泌量が減ることで、アクネ菌などニキビの原因菌が定着できなくなるため、炎症の進行を防ぎ止めることができます。

イソトレチノインに加えることにより、効果や持続をさらに高めることができます。

ニキビを発症する主な原因の1つは皮脂の過剰分泌によるものです。
イソトレチノインは、皮脂腺を縮小(退縮)させる作用があるため、皮脂の分泌を減らすことができます。
その結果、ニキビの原因菌であるアクネ菌の増殖を抑制し、今あるニキビを改善し、新たにニキビができることを防ぎます。

イソトレチノインを服用する際には、以下の点に気をつけてください。

同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。

イソトレチノインは以下の薬剤との併用に注意する必要があります。

イソトレチノインはビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑制し、毛穴の詰まりを改善することで、ニキビを根本から治療する内服薬です。
重症・難治性ニキビに対して特に効果的で、一般皮膚科での保険内の薬による治療で改善されない場合や、一度治っても繰り返しニキビができてしまう方に推奨されます。

上記で解説したように、イソトレチノインは妊娠中の人は服用できません。

・イソトレチノインの服用期間中、飲み忘れてしまった場合でも、1回の内服量を守りましょう。