イソトレチノインは皮脂腺の活動を抑えるため、肌が乾燥しやすくなります。
イソトレチノインを数ヶ月続けた後は、服用を辞めてもニキビは数年できにくいとされています。
服用を辞めた後に再発が起きにくいイソトレチノインの量や日数は、体重から計算できます。
・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい
■20歳の男性。この方はかなり重症でボコボコ赤い盛り上がりが毎日出現。
痛みも伴い、膿疱(ウミ)も多発。
炎症部位の赤みも強く、ノイローゼになっていたケースです。
イソトレチノイン40ミリ内服開始。途中フラクショナルレーザーを追加照射。1年の経過で改善しました。
同時に口周りのほくろ除去も行い(ダイオードレーザー)、かなり印象が変わったと思います。
しかし、2017年のイソトレチノインのシステマティックレビューでは、レーザー脱毛が危険であるという工ビデンスはないとされました。
イソトレチノインとレーザー治療の組み合わせで起きる作用について解説していきます。
当院では、イソトレチノインの内服歴のある患者さんは瘢痕化や治癒遅延を生じやすいので、原則内服中と、内服中止から1ヶ月以内の方の照射はお断りさせて頂いております。
● 服用中は日焼けしやすくなるため、日焼け止め外用、長時間に渡る紫外線または日光照射を避けてください。
イソトレチノインは以下の薬剤との併用に注意する必要があります。
この抗炎症作用により、特に膿を伴う重度のニキビや、慢性的に炎症が続くケースにおいて、他の治療では効果が見られない場合でも、イソトレチノインは有効な治療手段となります。
イソトレチノインはアメリカで使われいてるニキビ治療のための飲み薬ですが、日本では承認されていません。
副作用に注意しながら続ける必要があるため、渋谷駅前おおしま皮膚科では血液検査を行いながら、医師が慎重に経過を確認しています。
イソトレチノインの服用期間中に注意するべきことは以下の通りです。
● 服用中は皮膚が過敏になるため、フェイシャルピーリング等をするときは必ず主治医にご相談ください。
重大な副作用:
妊娠している女性に投与すると流産や胎児奇形を引き起こすことがあります。
内服期間中と内服後1カ月は必ず避妊してください。
妊娠が判明した場合は、すぐに服用を中止し医師に相談してください。
イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。
投与量:イソトレチノイン1日40ミリ
鼻と顎に強い炎症が起きている重症ニキビです。
アレックスレーザー等のレーザー治療に反応せず、イソトレチノイン内服40ミリ開始、5ヶ月後の状態です。
炎症はかなり鎮静化しており、その後もフォローしていますが、赤みも更に改善しています。
イソトレチノインの副作用として、胎児に対する重篤な影響があります。
しかし、ベピオやエピデュオなどの保険適応の薬を長期間使ってもよくならない場合は、 海外では重症~中等症のニキビに使われるイソトレチノイン内服療法がおすすめです(参考文献1)。
イソトレチノインを服用中に全身脱毛を行うことはおすすめされません。
唇の皮脂腺は非常に少ないため、イソトレチノインの影響を受けやすく、乾燥やひび割れが起こりやすくなります。
皮膚科でのイソトレチノインでも保険適用外となるため注意が必要です。
イソトレチノインを初めてみたいけど副作用が気になる方や、服用を辞めた後の経過が気になる方は渋谷駅前おおしま皮膚科まで、ぜひ一度ご相談ください。
イソトレチノインは、基本的に18歳以上の方が服用できる治療薬です。
ハートライフクリニックでもイソトレチノインの服用治療を行っております。
推奨する服用期間等はクリニックによって異なりますが、当院で推奨している基本的な方法をご紹介いたします。
イソトレチノインと他のニキビ治療薬との併用は慎重に行う必要があります。
1.適応と判断され、内服を希望される方は治療前に血液検査を行います。
2.血液検査の結果に問題がなければ、内服を開始します。
3.2週間後に一度診察においでください。
4.開始1ヶ月後に副作用の有無を確認するため、血液検査を行います。
5.その後は1ヶ月ごとに診察し、症状や副作用を見ながら用量を適宜増減します。
6.治療が終了した後は軽度再発することもあり、外用薬などによる再発予防のための維持治療が必要です。
7.内服終了後、症状の再燃がみられた場合は、2ヶ月以上の休薬期間後に2クール目を検討します。
ため、イソトレチノインをご検討している方も気軽に服用開始できます。
米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。
鬱、精神病、胎児の催奇形性などの副作用も報告されています。
以下では、イソトレチノインの治療期間と服用量について解説します。
副作用に注意が必要ですが30年以上前から知られているニキビ治療薬で、正しく使えば難治性のニキビに非常に有効です。ですが、副作用に注意が必要なことから、インターネット上では様々な情報や質問が出回っています。そこで、今回はイソトレチノインの副作用、禁忌、イソトレチノインが向いている方や飲み方の注意点だけでなく、皮膚科医がイソトレチノインの副作用に関する疑問にお答えしました。
上記のように、イソトレチノインにはさまざまな副作用が確認されています。
世界的には体重当たり0.5mg~1.0mg/日(50kg:25㎎~50㎎/日)の内服が推奨されておりますが、重症ニキビの方が少ない日本人においてはやや少なめの20㎎/日から始めることが多いです。6ヶ月程度継続して内服するとニキビの再発がみられにくくなります。累計内服量が120㎎~150mg/kgに達するとニキビの再発が少なくなるという報告もあります。当院ではまずは1日20㎎から内服を開始し、症状や副作用の経過を見ながら内服量の増減を行い計6か月程度継続することを推奨しております。
イソトレチノインの副作用には、頭痛や吐き気などが見られる場合があります。
イソトレチノインが使えない方
・妊娠中の方(催奇形性のため)
・妊娠を考えている方
・授乳中の方
・小児(少なくとも12歳以下では使用できません。
骨の発達障害のため)
イソトレチノインを服用すると、肝機能が低下することがあります。
※体重1kg当たり、イソトレチノインの積算量が120mgは最小限の量です。
また150mg以上を服用したからといって、ニキビがより再発しにくくなるというデータはありません。
イソトレチノインを服用すると精神疾患を引き起こす可能性があります。
イソトレチノインは皮脂の分泌を抑えることで、頭皮の油分バランスに影響を与え、脱毛を引き起こす可能性があります。
イソトレチノインを服用すると一時的にニキビが悪化する可能性があります。
・イソトレチノインを服用中に妊娠した場合や妊娠中の服用は、短期間の使用や少量であっても胎児に先天異常や流産、早産、死産の危険性が極めて高くなりますので絶対に避けてください。
・そのためイソトレチノインの投与期間中と投与を終了してからの一定期間(女性の場合は内服終了後6ヶ月間、男性は内服終了後2ヶ月間)は決して妊娠しないようにして下さい。(※妊娠をお考えの女性は、イソトレチノイン治療と妊娠の計画をしっかり立てた上で、治療を検討していただく必要があります。)
・イソトレチノイン服用中の授乳も絶対に避けて下さい。
・イソトレチノイン服用中および最終服用日から6ヶ月間は献血をしないようにしてください。(献血から作られる血液製剤は妊婦に使用される恐れがあり、胎児がイソトレチノインの影響を受ける可能性があります。)
イソトレチノインの治療中は脱毛を併用しないように気をつけましょう。
胎児への催奇形性(内服中・内服後1ヶ月は避妊する必要があります)。炎症性腸疾患、うつ病(これらはイソトレチノインとの関係は分かっていませんが報告があります)
そのため、イソトレチノインの服用は自己負担となることを理解しておきましょう。
A.イソトレチノインを服用後、一時期ニキビが増える・肌が赤くなる場合があり好転反応と呼ばれています。この症状は、薬の作用によって皮膚のターンオーバーが促進されて角栓や皮脂などが表面に出てくることが要因です。一般的に悪化する状態は肌がターンオーバーの促進に慣れてくる数週間~1カ月です。ひどくなって気になる場合は一度受診をおすすめしています。様々なお薬による対処が可能です。
イソトレチノイン服用中・服用後のレーザー治療は本当にできない?
イソトレチノインはのリスクがあると言われています。
そのため、
また、です。
もし妊娠した場合には、すぐに服用を中止し医師までご相談ください。