イソトレチノインの効果は高いので、ニキビでお悩みの人にはぜひおすすめです。
難治性ニキビの治療薬として知られているイソトレチノインは、ビタミンAの一種であり以下のような作用があります。
などたくさんの効果が期待できるので1つずつ詳しく解説していきます。
しかし、内服薬であることから、副作用が気になる人もいるのではないでしょうか。
イソトレチノインは顔の重度ニキビや炎症性ニキビだけでなく、頭や背中、おしりなど全身のニキビに対して改善効果が期待できます。皮脂の分泌量が多い頭皮、物理的な刺激が加わりやすい背中やおしりなど、ニキビができやすい箇所も治療できますので、お悩みの方は一度ご相談ください。
ニキビ治療薬(アクネトレント)はイソトレチノインというビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用に優れているため、重症の炎症性ニキビに対して効果があります。
イソトレチノインが酒さ(赤ら顔)に効く理由は、主に3つあります。
難治性ニキビの改善・治癒をもたらす治療医薬品です。
皮脂腺を収縮させ、また角化を抑制することでニキビの出現を抑制します。
効果が非常に高く、リバウンドも起こりにくいため、欧米では20年以上の歴史を持つ「ニキビ治療の切り札」とも言われております。
強力な薬剤であるため、医師の指示の下、用法用量を守って使用していただくことが重要です。
顔に赤みが生じる酒さという疾患の中でも、丘疹膿疱型の酒さに対してイソトレチノインを服用することで効果があるとされてます。また、顔面播種性粟粒性狼瘡(LMDF)に対しても有効です。イソトレチノインが効く理由としては、皮脂分泌量の減少や抗炎症によるものと言われています。
イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。
イソトレチノインはビタミンA誘導体の一つで、肌の新陳代謝を促したり皮脂の分泌を抑制したりする作用があり、重度のニキビや酒さ、脂漏性皮膚炎、脂腺増殖症などの症状改善に効果があります。
1日の投与量は0.5mg/kgです。例えば体重50kgであれば1日の投与量は25mgとなります。食中または食後に内服してください。空腹時に内服してはいけません。治療期間は6ヵ月間(24週間)が目安です。服用開始してから最初の1ヵ月で一時的に症状が悪化する場合がありますが、自然に改善するのを待ちましょう。次第に落ち着きます。投与前に血液検査を行います。健康診断など直近の採血データを持参いただければ代用できます。再発または効果不十分の場合には最低8週間以上の間隔を空け2回目の治療を行います。
イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。
皮脂腺は、皮脂を分泌する器官で、毛穴に複数存在しています。ストレスやホルモンなどの影響で皮脂腺が活性化すると、皮脂の過剰分泌が起こります。過剰な皮脂は毛穴を詰まらせ、出口を塞がれた毛穴の中では皮脂が溜まっていき、また皮脂を養分とするアクネ菌も増殖していきます。アクネ菌が増殖することで毛穴の中では炎症が起こり、化膿が生じます。これが、ニキビです。
これだけ長く、これだけ多くの患者たちが使用しただけに
(推定千三百万人にのぼります)副作用への対処を含め
最大効果を引き出すための服用方法も明らかになってきております
当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。
血栓症の発症リスクがあります。
血栓症とは足の血管などにできた血栓が心筋梗塞、肺梗塞、脳梗塞などを起こす病気のことです。
発症確率が上がるのは内服開始後1~3ヶ月までで、それ以降は発症しにくくなるようです。
海外の調査では血栓症発症リスク人口1万人当たり高い順に 出産後(40~60)妊娠中(5~20人) マーベロン28など低用量ピル服用(3~9人) 服用していない普通の人(1~5人)ですのでそれほど高いわけではありません。
喫煙者、高齢、肥満の方は血栓症のリスクが上がります。
イソトロイン(イソトレチノイン)はニキビへの治療で用いられる内服薬です。
シミ・そばかすの原因には肌の新陳代謝の低下によるメラニンの停滞、多発するシミ(日光黒子)があります。シミ・そばかすが多くできてしまう方の特徴の1つとして、シミができやすいお肌・くすみやすいお肌となっていることがあります。シミに関しても1種類とは限らず、様々なシミが混じっている(エイジングコンプレックス)ことが多いです。
このためシミやくすみの治療だけでなく、お顔全体としてシミができにくい肌・透明感のあるお肌を作っていくことが大切です。日々のスキンケアがシミの原因となっている可能性もありますので、治療にあたっては医療機器や外用薬によるアプローチに合わせて、内服薬の併用やご自宅でのホームケアを並行して治療していきます。
イソトレチノインには以下のような副作用が見られることがあります。
イソトレチノインは効果があります。
ニキビは毛穴の詰まりと過剰な皮脂の分泌が原因となって起こるため、その原因を取り除くはたらきがあります。
イソトレチノインはビタミンA誘導体であり、下記の作用があります。
以上の作用により重度なニキビ治療に用いられます。
日本では未承認薬のため自費診療になります。
酒さにはにきびの皮疹とよく似た膿疱や丘疹があり、イソトレチノインの持つ抗炎症作用が酒さの赤みに効果があるのではと考えられているために、他の治療法では効かない酒さに使用されることがあります。
・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい
ニキビ治療に対して98%以上の有効性があり、非常に高い効果を誇る内服薬です。過剰な皮脂の分泌を抑え、炎症を鎮める働きがあるため、頑固なニキビや再発を防ぐ治療法として世界中で使用されています。特にニキビによる悩みが深刻な方にとって、劇的な改善が望める治療の一つです。
③ ベピオとの併用でスピロノラクトンは少量内服でも優れた効果を発揮する
これ以外にかかる費用として
初診料 3,300円(税込)、再診料 1,100円(税込)、血液検査 3,300円(税込)
※各種クレジットカードがご利用いただけます。
※費用その他の問題でイソトレチノイン治療が難しい方にはスピロノラクトンを提案します。詳細は下記をご参照ください。
☑ あらかじめ判明している副作用を理解すれば、怖がるほどの薬ではない
等があります。
特に重要なのは催奇形性で、比較的頻度の高いのは皮膚や粘膜の乾燥症状です。
イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。
中等度のニキビ患者に対して24週に渡って
20mg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、
98.99%の患者が改善し、
中でも著名に改善した患者が98.3%と
非常に高い有効率が報告されています 。
・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。
イソトレチノインの効果が出るタイミングについては、量によってさまざまな報告があるため、一概には言えません。また、個人の体質によっても大きく変わると考えられます。
文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック 院長 祖父江 千紗
内服開始2週間〜3ヶ月程度は、唇などの強い乾燥症状、また、軽度の筋肉痛や関節痛、頭痛などの副作用を認めることがあります。
上記で解説したように、イソトレチノインは妊娠中の人は服用できません。
欧米のニキビ治療ガイドラインで強く推奨されている薬剤であり、ほかの治療では改善がみられない重症のニキビにも効果が期待できますが、日本では未承認のため自費治療となります。
イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。
・中等症から重症ニキビがある
・ニキビ治療を2ヶ月以上行っているがどんどん悪化している
・ニキビ痕を残さないよう早めに治療したい
・思春期からくり返し症状が続いている
・フェイスライン、あごの大人ニキビが治らない
・保険治療のお薬にアレルギーがあり使えない
・硬いしこりのあるニキビができやすい
・酒さ(赤ら顔)がある
・毛穴づまりや皮脂によるざらつきを治療したい
・痛みのある施術が苦手
ある患者様にとっては効果のある薬も他の患者様にとっては効果がない
重度のニキビ患者に対して約5ヶ月に渡って1mg/kg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、90%の患者で炎症性ニキビの95%以上の減少が認められました。また、用量依存的に有効率が上昇(つまり、用量が多ければ多いほど有効率が上昇)したことも報告されています 4。
イソトレチノインは、以下3つの働きからニキビに効果があるとされています。
ニキビ治療としてだけでなく、脂腺増殖症や過剰な皮脂分泌の抑制にも効果がある治療薬です。皮脂腺を縮小させる働きがあるため、皮脂によるベタつきやテカリを抑えたい方にも適しており、肌全体の質感を改善することができます。過剰な皮脂分泌によるトラブルを抱えている方にとって、症状の緩和や再発防止に有効な治療法です。
文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック 院長 祖父江 千紗
当院で治療を受けたほとんどの患者が、以前に抗生剤や塗り薬などの皮膚科治療をすでに受けており、改善が認められなかったことを考えると、イソトレチノインの効果は非常に高く、再発率が低い治療と言えます。