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しまった、血だけ飲んで心臓と胆のうの写真を撮るべきだった。ちょっと後悔。
料理ができるまでちょっと食堂を見学。
ヘビは、高タンパク質、低カロリー、高カルシウムとの事。(完璧な食材)
"お頭つけますか。"と質問されたので、"食べられるなら是非"ということでお頭付きとなる。
姿焼き登場。
見た感じ、ヘビぽくない。
頭と肝臓。この肝臓、食べてビックリ。すげーうまい。
"牛や豚の肝臓が食べられない人でもヘビは食べられる"との事。納得。
全体の味としては臭みもないので結構おいしい。
結構焼いているので鳥皮ぽくカリカリしている。
(今度は塩味とか、ハンバーグとか食べてみたい)
ヘビ完食後、残ったスープにお湯を入れて出汁も飲み干す。
完食ッッッッッ!!!!
お客が自分だけだったので料理長さんと結構お話ができた。
・ヘビ料理ができる人はほとんどいなくなったとの事。
関東でも2、3人しかいなく、常連客もいるので引退できないとの事。
(競輪の選手とかが常連らしい。)
・昨年の12月は週刊誌や雑誌の取材で忙しかったとの事。
売店のお土産もほとんど完売状態だったとの事。
"干支なんて1ヵ月もしたら忘れるのだから"の部分に納得。
・昔は刺身とかもやっていたとの事。
・マムシの子供おどりぐいはマムシの出産時期にしかやっていないとの事。
保健所の指導があるらしく、寄生虫がつく前の生まれたてしかできないとの事。
・毒蛇の毒は加熱すると必須アミノ酸に変わり無毒化されるとの事。
・日本以外の毒蛇でも加熱すれば同じなので食べられるらしい。
保護条約の関係もあって料理で出すことはできない。
・中国にヘビの料理指導に行ったけど、彼等は教えても全部自己流しかやらないので
無駄だったとの事。
(中国のヘビ料理は全部煮混んでしまうヘビスープ。2/3ぐらい煮てしまうとの事)
最後に料理長さんが"ここに居るヘビ見る"と言ってきたので、ヘビを見学。
魚料理店と同じく、ヘビも水槽で飼われている。
動かない・・・・ちなみに、これはマムシ。
業を煮やしたのか、料理長さんがヘビを取りだした。すごいサービス。
ハブ。採毒室と違って、仕切りもなんにもない場所。
正直、ヘビの扱いにたけている料理長さんがいたけど、後ずさりをしてしまった。
やはり冬なのか、動きはかなり緩慢だった。
4,000円はしたけど結構おもしろかった。
今度はハブかシマヘビを食べたいなー。(もしくは子マムシの踊り食い)
踊り食いや、長野県のザザムシなんかも該当するかもしれません。 勿論今ここ ..
二日後の夕刻、新丸ビルの六階にあるワインバー[Y・Y]で晴子と理恵はワインを飲みながら話し込んでいた。
「実は、あたし堀口さんをすごく好きだったの。でも彼ってでしょ? あたし、何回も彼に気のあるフリをして見せたんだけど、彼って全然あたしに振り向いてくれなかったのよ。」
晴子は黙って理恵の話を聞いた。
「お葬式の時、あなたを紹介されて、なぜ振り向いてくれなかったか、分かったような気がしたわ。あなたのようなお綺麗な恋人がいらしたなんて、あたしびっくりして、道理でって自分を納得させたの」
晴子がどう答えればいいのか迷っていると、理恵は続けた。
「もしもよ、彼が生きている間にあなたの存在を知っていたら、あたし、すごく焼きもちを焼いたと思うの。多分嫉妬して眠れない日が続いて、何が何でもあなたから彼を奪ってしまったかもよ」
「……」
「でも、二人とも彼を失って失恋しちゃったから、お互いに傷を舐めあうってのは少し言い方が可笑しいけど、この際、お友達になって下さらない」
アルコールが効いて饒舌になった理恵は濃い目のルージュが似合っていて口元に魅力のある目の大きな女性だった。晴子は彼女に聞きたいこともなかったし、聞き役に回って理恵の話を聞いていた。
「それはそうと、堀口さんに時々トレメンド・ソシエッタって名前の会社から電話があったわよ。会社の取引先にはそんな会社はないから、多分個人的なお付き合いだと思うけど。普通の人が聞くとお洒落な名前の会社なんだけど、イタリア語を日本語に訳すと[恐怖の会社]って怖い名前なの。それでよく覚えているわ」
晴子はこの話を聞いて、先日船橋から教えられた女優Mの話と何か関わりがありそうな予感がした。
■コブラの心臓
・「心が強くなりそう」(29歳/運輸・倉庫/技術職)
・「一番見た目がグロくなさそうだから」(25歳/医薬品・化粧品/技術職)
・「心臓は生物が生きるために重要なものだから」(23歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「ものすごいスタミナが付きそうな印象」(34歳/情報・IT/技術職)
・「心臓なら形が分かりにくいと思う、普通の肉のようだったりして」(45歳/電力・ガス・石油/技術職)