クラリスロマイシンによるクラミジアの殺菌率は、2週間で約90.9%。
通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日400mg(力価)を2回に分けて経口投与する。
またデエビゴは、生理的な覚醒物質であるオレキシンと同一成分です。
通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日800mg(力価)を2回に分けて経口投与する。
COVID-19の治療における抗生物質を調査した11件(11,281人の参加者)の試験が見つかった。11件の試験の全てで、アジスロマイシンが調査された。9件の試験(10,807人の参加者)で、アジスロマイシンと無治療、プラセボ、標準治療を比較した。アジスロマイシンと他の抗生物質を比較した試験が2件あった。リンコマイシン(1件の試験、24人の参加者)とクラリスロマイシン(1件の試験、450人の参加者)であったが、本レビューで使用できるデータが報告されていなかったので、このレビューの結果はアジスロマイシンのみに適用される。
多くの睡眠薬では、30日の処方制限がありますが、のも特徴的です。
抗菌薬の乱用は現在、日本だけでなく世界的な課題となっていることは、これまでお伝えしてきた通りです(例えば「」)。抗菌薬を処方するのは医師ですから、こういった問題は一般の人には関係のないことと思われるかもしれませんが、海外の薬局では誰でも簡単に抗菌薬を買えますし、個人輸入で気軽に購入している人も少なくありません。また、家畜産業での抗菌薬大量使用についても知っておくべきであることも述べました。
1.一般感染症:表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍、咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、子宮頚管炎、感染性腸炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎。
2.非結核性抗酸菌症:マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス症(MAC症)を含む非結核性抗酸菌症。3.ヘリコバクター・ピロリ感染症:胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎。
<効能・効果に関連する使用上の注意>1.咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、感染性腸炎、中耳炎、副鼻腔炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する。
2.進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。3.特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行う。
4.早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。5.ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であることを確認及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認する。
クラリスロマイシンは飲んだ分が全て吸収されるわけではありません。
一般感染症1日400mg,2回分割経口投与。非結核性抗酸菌症1日800mg,2回分割経口投与。以上,年齢・症状により適宜増減。ヘリコバクター・ピロリ感染症1回200mg,アモキシシリン水和物1回750mg,プロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回,7日間経口投与。クラリスロマイシンは必要により適宜増量可。ただし1回400mg,1日2回まで。
マクロライドの代表的な商品名(先発品)は、クラリス、ジスロマック、エリスロシン、ルリッド、ジョサマイシンなどです。これらのうち、最も有名でよく使用され、さらに「誤用」が多いのがクラリス(一般名は「クラリスロマイシン」、他の先発品に「クラリシッド」もある)です。今回は、なぜクラリスがそんなにも誤った使い方をされるのか、そしてそれによりどのような問題が生じているのかについて解説していきます。
クラリスロマイシンは薬の飲み合わせに注意しなくてはならない薬です。
クラリスをはじめとするマクロライドの特徴のひとつは「抗炎症作用」があることです。つまり、単に細菌を退治するだけでなく、組織に生じた炎症を抑える働きがあるのです。この効果に期待してマクロライドが使用される例はたくさんありますが、最もよく使われるのが慢性副鼻腔(びくう)炎(蓄膿<ちくのう>症)に対する「マクロライド少量長期間投与」です。
COVID-19入院患者に対するアジスロマイシンのエビデンスは非常に確実性が高いものである。しかし、外来患者におけるアジスロマイシンのエビデンスは確実性が低い。主な理由は、いくつかの試験に欠陥があったため、信頼できる結論を導き出すことができなかったからである。関連するエビデンスが見つかったのはアジスロマイシンという1つの抗生物質だけであり、COVID-19の治療における他の抗生物質の効果はわからない。このエビデンスの差を埋めるために、今後も新しい試験を探し続ける。今回のエビデンスでは、特に薬剤耐性の危険性を考慮すると、アジスロマイシンがCOVID-19の有効な治療法であるとは言えない。アジスロマイシンやその他の抗生物質は、十分に計画された試験以外では、COVID-19の治療に使用すべきではない。
コロナ陽性(COVID19感染症)の場合の喉の痛みは「経口抗ウイルス薬」
一般に、抗菌薬使用法の原則は「短期間に十分な量を」ですが、この治療は抗菌作用ではなく抗炎症作用を狙ったものであり長期間の投与が必要となります。マクロライド少量長期間投与は、もともとは「びまん性汎細気管支炎」と呼ばれる難治性の呼吸器疾患に対する治療でした。その後、副鼻腔炎に対する有効性も認められ、現在頻繁に行われています。
クラリシッド 効果が出るまでについて | 医師に聞けるQ&Aサイト
【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔呼吸困難,痙攣,発赤等が発現〕【11.1.2】QT延長,心室頻拍(torsade de pointesを含む),心室細動〔QT延長等の心疾患のある患者,低カリウム血症のある患者においては特に注意。[9.1.2参照]〕【11.1.3】劇症肝炎,肝機能障害,黄疸,肝不全〔劇症肝炎,AST,ALT,γ-GTP,LDH,ALPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸,肝不全が発現。[9.3参照]〕【11.1.4】血小板減少,汎血球減少,溶血性貧血,白血球減少,無顆粒球症〔[8.2参照]〕【11.1.5】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑〔投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.6】PIE症候群・間質性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等が発現。このような症状が現れた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.7】偽膜性大腸炎,出血性大腸炎〔偽膜性大腸炎,出血性大腸炎等の重篤な大腸炎が発現。腹痛,頻回の下痢が現れた場合には投与中止〕【11.1.8】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇が発現。横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕【11.1.9】痙攣〔痙攣(強直間代性,ミオクロヌス,意識消失発作等)が発現〕【11.1.10】急性腎障害,尿細管間質性腎炎〔乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には投与中止〕【11.1.11】IgA血管炎【11.1.12】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,さらに肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕
[PDF] マクロライド系抗生物質製剤 日本薬局方 クラリスロマイシン錠
(禁忌)
1.本剤に対して過敏症の既往歴のある患者。2.ピモジド投与中、エルゴタミン含有製剤投与中、スボレキサント投与中、ロミタピドメシル酸塩投与中、タダラフィル<アドシルカ>投与中、チカグレロル投与中、イブルチニブ投与中、イバブラジン塩酸塩投与中、ベネトクラクス<再発又は難治性の慢性リンパ性白血病の用量漸増期>投与中(ベネトクラクス<再発又は難治性の小リンパ球性リンパ腫の用量漸増期>投与中を含む)、ルラシドン塩酸塩投与中、アナモレリン塩酸塩投与中、フィネレノン投与中、イサブコナゾニウム硫酸塩投与中の患者。
3.肝臓障害又は腎臓障害のある患者で、コルヒチンを投与中の患者。(慎重投与)
1.他のマクロライド系薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者。2.肝機能障害のある患者[肝機能障害を悪化させることがある]。
3.腎機能障害のある患者[血中濃度が上昇する恐れがある]。4.心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者[QT延長、心室頻拍(TorsadedePointesを含む)、心室細動をおこすことがある]。
5.高齢者。(重要な基本的注意)
本剤をヘリコバクター・ピロリ感染症に用いる際には、除菌治療に用いられる他の薬剤の添付文書に記載されている禁忌、慎重投与、重大な副作用等の使用上の注意を必ず確認する。(相互作用)
本剤は、肝代謝酵素チトクロームP450(CYP)3A阻害作用を有することから、CYP3Aで代謝される薬剤と併用したとき、併用薬剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇する可能性がある。また、本剤は、P-糖蛋白質に対する阻害作用を有することから、P-糖蛋白質を介して排出される薬剤と併用したとき、併用薬剤の排出が阻害され血中濃度が上昇する可能性がある。一方、本剤はCYP3Aによって代謝されることから、CYP3Aを阻害する薬剤と併用したとき、本剤の代謝が阻害され未変化体の血中濃度が上昇する可能性があり、また、本剤はCYP3Aによって代謝されることから、CYP3A4を誘導する薬剤と併用したとき、本剤の代謝が促進され未変化体の血中濃度が低下する可能性がある。1.併用禁忌:
1).ピモジド<オーラップ>[QT延長、心室性不整脈<TorsadedePointesを含む>等の心血管系副作用が報告されている(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。2).エルゴタミン含有製剤(エルゴタミン酒石酸塩含有製剤、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩含有製剤)<クリアミン>[血管攣縮等の重篤な副作用をおこす恐れがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
3).スボレキサント<ベルソムラ>[スボレキサントの血漿中濃度が顕著に上昇しその作用が著しく増強する恐れがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。4).ロミタピドメシル酸塩<ジャクスタピッド>[ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇する恐れがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
5).タダラフィル<アドシルカ>[併用薬剤のクリアランスが高度に減少しその作用が増強する恐れがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。6).チカグレロル<ブリリンタ>[チカグレロルの血漿中濃度が著しく上昇する恐れがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
7).イブルチニブ<イムブルビカ>[イブルチニブの血中濃度が上昇しその作用が増強する恐れがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。8).イバブラジン塩酸塩<コララン>[過度の徐脈が現れることがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
9).ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期)<ベネクレクスタ>[腫瘍崩壊症候群の発現が増強する恐れがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。10).ルラシドン塩酸塩<ラツーダ>[ルラシドンの血中濃度が上昇し作用が増強する恐れがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
11).アナモレリン塩酸塩<エドルミズ>[アナモレリンの血中濃度が上昇し副作用の発現が増強する恐れがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。12).フィネレノン<ケレンディア>[フィネレノンの血中濃度が著しく上昇する恐れがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
13).イサブコナゾニウム硫酸塩<クレセンバ>[イサブコナゾールの血中濃度が上昇し作用が増強する恐れがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。2.併用注意:
1).ジゴキシン[嘔気、嘔吐、不整脈等が報告されているので、ジゴキシンの血中濃度の推移、自覚症状、心電図等に注意し、異常が認められた場合には、投与量を調節する等の適切な処置を行う(本剤の腸内細菌叢に対する影響により、ジゴキシンの不活化が抑制されるか、もしくはP-糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、その血中濃度が上昇する)]。2).スルホニル尿素系血糖降下剤(グリベンクラミド等)[低血糖(意識障害に至ることがある)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与を中止し、ブドウ糖の投与等の適切な処置を行う(機序は明確ではないが、本剤との併用により、併用薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
3).カルバマゼピン、テオフィリン、アミノフィリン水和物、シクロスポリン、タクロリムス水和物、エベロリムス[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、併用薬剤の血中濃度の推移等に注意し、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。4).アトルバスタチンカルシウム水和物、シンバスタチン、ロバスタチン(国内未承認)[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行い、腎機能障害のある患者には特に注意する(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。
5).コルヒチン[コルヒチンの血中濃度上昇に伴う中毒症状<汎血球減少・肝機能障害・筋肉痛・腹痛・嘔吐・下痢・発熱等>が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)、なお、肝臓又は腎臓に障害のある患者で、コルヒチンを投与中の患者には、本剤を併用しない(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。6).ベンゾジアゼピン系薬剤<CYP3Aで代謝される薬剤>(トリアゾラム、ミダゾラム等)、非定型抗精神病薬<CYP3Aで代謝される薬剤>(クエチアピンフマル酸塩等)、ジソピラミド、トルバプタン、エプレレノン、エレトリプタン臭化水素酸塩、カルシウム拮抗剤<CYP3Aで代謝される薬剤>(ニフェジピン、ベラパミル塩酸塩等)、リオシグアト、ジエノゲスト、ホスホジエステラーゼ5阻害剤(シルデナフィルクエン酸塩、タダラフィル<シアリス・ザルティア>等)、クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム)、ドセタキセル水和物、アベマシクリブ、オキシコドン塩酸塩水和物、フェンタニル/フェンタニルクエン酸塩[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)、なお、トルバプタンにおいては、本剤との併用は避けることが望ましいとされており、やむを得ず併用する場合においては、トルバプタンの用量調節を特に考慮する(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。
7).ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病)[ベネトクラクスの副作用が増強する恐れがあるので、ベネトクラクスを減量するとともに、患者の状態を慎重に観察する(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。8).抗凝固剤:
(1).抗凝固剤<CYP3Aで代謝されP-糖蛋白質で排出される薬剤>(アピキサバン、リバーロキサバン)[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(本剤のCYP3A及びP-糖蛋白質に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝及び排出が阻害される)]。(2).抗凝固剤<P-糖蛋白質で排出される薬剤>(ダビガトランエテキシラート、エドキサバントシル酸塩水和物)[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(本剤のP-糖蛋白質に対する阻害作用により、併用薬剤の排出が阻害される)]。
9).イトラコナゾール、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル等)[本剤の未変化体の血中濃度上昇による作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(本剤と併用薬剤のCYP3Aに対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される)、また、イトラコナゾールの併用においては、イトラコナゾールの血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(本剤と併用薬剤のCYP3Aに対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される)]。10).リファブチン、エトラビリン:
(1).リファブチン、エトラビリン[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。(2).リファブチン、エトラビリン[本剤の未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇し、本剤の作用が減弱する可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(併用薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、本剤の代謝が促進される)]。
11).リファンピシン、エファビレンツ、ネビラピン[本剤の未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性があり、本剤の作用が減弱する可能性があるので、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(併用薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、本剤の代謝が促進される)]。(高齢者への投与)
一般に高齢者では、生理機能が低下しており、高い血中濃度が持続する恐れがあるので、慎重に投与する。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.動物実験で、母動物に毒性が現れる高用量において、胎仔毒性(胎仔心血管系異常、胎仔口蓋裂、胎仔発育遅延等)が報告されているので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。なお、国外における試験で次のような報告がある。SD系ラット(15~150mg/kg/日)及びCD-1系マウス(15~1000mg/kg/日)において、それぞれ母動物に毒性が現れる最高用量でラットに胎仔心血管系異常並びにマウスに胎仔口蓋裂が認められた。また、サル(35~70mg/kg/日)において、母動物に毒性が現れる70mg/kg/日で9例中1例に低体重胎仔がみられたが、外表、内臓、骨格には異常は認められなかった。
また、ラットにクラリスロマイシン(160mg/kg/日)、ランソプラゾール(50mg/kg/日)及びアモキシシリン水和物(500mg/kg/日)を併用投与した試験において、母動物での毒性増強とともに胎仔発育抑制増強が認められている。更に、ラットにクラリスロマイシン(50mg/kg/日以上)、ラベプラゾールナトリウム(25mg/kg/日)及びアモキシシリン水和物(400mg/kg/日以上)を4週間併用投与した試験で、雌で栄養状態悪化が認められている。
2.ヒト母乳中へ移行することが報告されているので、授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせる(なお、動物実験(ラット)の乳汁中濃度は、血中濃度の約2.5倍で推移した)。(小児等への投与)
低出生体重児及び新生児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。(適用上の注意)
1.レジオネラ肺炎の治療において単独で使用することが望ましいが、患者の症状に応じて併用が必要な場合には次の報告を参考に併用する薬剤の特徴を考慮し選択する。1).レジオネラ肺炎の治療において、中等症以上の患者にリファンピシンと併用し有効との報告がある。
2).レジオネラ肺炎の治療において、invitro抗菌力の検討において、本剤とレボフロキサシン又はシプロフロキサシンとの併用効果(相乗ないし相加作用)が認められたとの報告がある。2.投与時:健常人での薬物動態試験で天然ケイ酸アルミニウムと併用した場合、本剤の吸収が低下するとの報告がある。
3.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。(その他の注意)
1.ラットにアモキシシリン水和物(2000mg/kg/日)とランソプラゾール(15mg/kg/日以上)の4週間併用経口投与した試験、及びイヌにアモキシシリン水和物(500mg/kg/日)、ランソプラゾール(100mg/kg/日)、クラリスロマイシン(25mg/kg/日)の4週間併用経口投与した試験で、アモキシシリン水和物を単独あるいは併用投与した動物に結晶尿が認められているが、結晶はアモキシシリン水和物が排尿後に析出したものであり、体内で析出したものではないことが確認されている。2.ヘリコバクター・ピロリの除菌判定上の注意:ランソプラゾール等のプロトンポンプインヒビターやアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン等の抗生物質の服用中や投与終了直後では、13C-尿素呼気試験の判定結果が偽陰性になる可能性があるため、13C-尿素呼気試験による除菌判定を行う場合には、これらの薬剤の投与終了後4週以降の時点で実施することが望ましい。
(取扱い上の注意)安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、本剤は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量すること ができる。 ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。 7 .
副鼻腔炎は急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎に大別されます。急性副鼻腔炎は細菌やウイルスの感染が原因となりますが、慢性副鼻腔炎は細菌やウイルスによる感染症ではなく病態(病気の原因や病状のタイプ)が多様で個々の患者様によって治療方法も異なります。それゆえ、慢性副鼻腔炎の治療に当たっては慢性副鼻腔炎の病態を鑑別して診断することが重要です。症状や病歴だけでなく、アレルギー性鼻炎・喘息・鼻中隔弯曲・鼻茸などの有無や鼻汁の性状、画像所見(検査や線検査)などを参考にして、個々の患者様の慢性副鼻腔炎の病態にあった治療を行います。
当院では内視鏡(電子スコープ)や撮影装置を備えており、初診時に慢性副鼻腔炎の詳細な評価が可能です。
クラリスロマイシンがスボレキサントの代謝を邪魔してしまうことで、スボレキサントの分解が遅れ、
さて、問題はここからです。これまでなかなかいい治療法がなかった慢性副鼻腔炎が、クラリス少量長期間投与で改善されるようになったのはいいことです。ですが、慢性副鼻腔炎というのは軽症例も含めればとても頻度の高い疾患です。すべての慢性副鼻腔炎にこの治療を行えば、ものすごい勢いで使用量が増えていきます。一方、びまん性汎細気管支炎は、まれで予後の悪い難治性疾患です。