今回は最近の糖尿病のお薬について、少しご紹介したいと思います。
GLP-1受容体作動薬(Glucagon-Like Peptide-1 receptor agonists, GLP-1 RA)は、
糖尿病の治療に使用される薬剤で、血糖値のコントロールを助けるだけでなく、
体重の管理にも寄与することが知られており、海外では肥満症の治療薬としても用いられます。
これらの薬剤は、GLP-1受容体に結合することで、インスリンの分泌を増加させ、血糖値を抑制します。
2022 糖尿病・甲状腺 加木屋たけうち内科 All right reserved.
糖尿病治療でリベルサスを開始した患者さんです。しました。現在も治療を継続されています。
ご使用中またはご検討中の患者様におかれましては、ご不便をおかけいたしますが、
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
ここからは、リベルサスの利用にあたってよくある質問に対して回答します。
・SGLT2阻害薬(ジャディアンス®、フォシーガ®など食事摂取不良時に内服するとケトン体という物質が体内で増え、ケトアシドーシスという合併症のリスクが高まります。また、尿に余分な糖を排泄する薬のため、脱水を助長するリスクがあり内服を避けるべきです。
一般的にです。特に18歳など若い時から高度肥満がある方は、なかなか減量が難しい例が多い印象です。本来は減量作用の強いマンジャロを使用したいBMIではありますが、本人の希望でリベルサスで治療し順調に結果を出しています。結果が出ている理由として、が挙げられます。
DMMオンラインクリニックでは、リベルサスの初回購入時のみ診察が必要です。
2023年11月15日公表の情報ではさらに以下の条件が追加されています。
ー最大投与期間は68週まで
ー2カ月に1回以上は管理栄養士による栄養指導を受けること。
ー常勤医師が日本循環器学会・日本糖尿病学会・日本内科学会の専門医を有すること。
ー上記学会からであること。
糖尿病は、血糖をコントロールするインスリンというホルモンに異常が起こり、血糖値の高い状態が続く病気。患者は全国に1000万人いるともいわれ、うち9割を占める2型糖尿病は、遺伝的要因に食生活など環境要因が加わり発症する。網膜症などの合併症や、脳卒中などを引き起こす動脈硬化のリスクを高めるため、薬で血糖値を調節することが重要となる。
初回から4週間ほどは、リベルサス3mgの服用を継続するのが一般的です。
しかしこれまでの薬は、毎日の投与が必要で患者の負担が大きく、効果が不十分なことも多かった。そこへ近年、投与頻度が低く、より効果の高い「GLP-1受容体作動薬」という新薬が登場。インスリン分泌を促す仕組みの薬で、トルリシティもこのタイプだ。2019年の臨床試験(治験)で心血管疾患のリスクを下げる結果が出たことも、支持されるゆえんだ。
リベルサス®は、湿気や光に弱いお薬です。シートが破れ、錠剤がむき出しのまま保管されている場合、湿気や光の影響で本来の効果が発揮できない可能性があります。シートに正しく入っている新しい錠剤を服用してください。
2型糖尿病への適応を有する GLP-1受容体作動薬については、供給を上回る需要が増
元々体にあるGLP-1を外から補充することで、過剰になってしまった食欲を抑制することで、食事制限のハードルを下げることが期待できます。
ダイエットの指導を受けるとしても「我慢する」事を強いられると、やる気を失ってしまいダイエットが続かない、という方もいらっしゃるでしょう。
GLP-1受容体作動薬により、満腹感が通常よりも早く来るため、食事量の調整が比較的容易になります。
GLP-1受容体作動薬について,供給を上回る需要が増加している影響により一部の製剤において限定
糖尿病の治療では、生活習慣の改善が一番根本にあります。糖尿病は遺伝的な要因も関わりますが、生活習慣の乱れから生じます。定期的な運動、健康な食事、減量などが大事なのは、容易に想像できると思います。しかし現実問題、これら生活習慣を守るのは難しいため遵守率は高くなく1)、ほとんどの患者さんは薬物治療が必要となります。
糖尿病治療の主な目的は、です。この合併症は、微小血管の合併症と、大血管の合併症に分かれます。
です。腎臓(腎臓は小さい血管の集合体です)が悪くなる腎症が進行すると最終的には透析になったり、神経では手や足の痺れから始まり進行すると下肢切断、眼においては網膜症が進行すると失明につながることがあります。
す。これは、心筋梗塞や狭心症などの心臓の血管の病気と、脳卒中(脳出血・脳梗塞)という脳の血管の病気を合わせたもので、発症すると命を落とすこともあり生命予後にも大きく関わります。
微小血管と大血管の2つの合併症のうち、微小血管の合併症は血糖を良好にコントールすることで減らすことができるという一貫したデータがあります。例えば日本で行われたKumamoto studyでは、下記の図のように血糖を厳格にコントロールすることで網膜症と腎症の発症を有意に減らしました2)。
最近は供給不足が言われているようだが、会社もしっかりしているので ..
※肥満症に関する健康障害
(1)耐糖能障害(2 型糖尿病・耐糖能異常など)(2)脂質異常症(3)高血圧(4)高尿酸血症・痛風
(5)冠動脈疾患(6)脳梗塞(7)非アルコール性脂肪性肝疾患
(8)月経異常・不妊(9)閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群(10)運動器疾患(11)肥満関連腎臓病
製品供給 · 事業開発ライセンシング · MSDストーリーズ · 企業としての責任 · 企業 ..
この中で最も厳しい条件は教育研修施設であることです。
ほとんどのクリニック・診療所は教育研修施設ではなく、該当するのは実質地域の総合病院に限られます。
ウゴービの適応となる患者さんはかかりつけ医で基本的な投薬や食事運動指導を受けた後に、総合病院へ紹介という流れになりそうです。
昨今美容目的や適用外使用でのGLP-1製剤の需要増加に伴い流通・供給不足となっており、国も警戒しているのかもれません。
現在、オゼンピックが供給不足のため、当院扱いのオゼンピック0.25㎎、0.5㎎は在庫がございません。入荷未定と.
だが今年に入り、GLP-1薬は供給不安に陥る。トルリシティを販売する日本イーライリリーは3月、国内外での需要増を理由に、新規患者への処方を制限する限定出荷を医療機関に通知。さらに5月には「在庫消尽が発生する見込み」とし、ほかの薬への切り替えを依頼する事態となった。代替薬としての需要が高まったこともあり、3月に発売したばかりのGLP-1薬「マンジャロ」も8月に限定出荷に至る。いずれも解消の見通しは立っていない。
セマグルチドは、卵黄嚢胎盤がラット胚の栄養供給に必須である妊娠期間中に、GLP-1 受容体を介
※リベルサスは2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に認可されているものの、肥満治療目的では認可されていません。当院では、医師の慎重な判断のもと、希望される患者様のみに処方しております。
GLP-1市場、オゼンピック供給問題で変動 トルリシティ再浮上か、経口剤リベルサスへのシフトも ..
ノボノルディスクファーマと日本イーライリリーが、2023年の国内業績を発表しました。両社ともGLP-1受容体作動薬が成長を左右する局面にあり、ノボは過去最高の売上高を更新。経口剤の投入で売り上げ拡大に拍車がかかる糖尿病とともに、海外で爆発的に市場が広がる肥満症の適応も成長を後押ししています。
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糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。
現在、本来薬を必要とする患者さまへの供給が不安定になっている状況が発生しており、厚生労働省から美容・痩身目的で.
・GLP-1受容体作動薬(リベルサス®、オゼンピック®など)→胃の中の食べ物の排泄を遅らせることによる食欲抑制作用があり、食欲がない時に投与すると吐き気が増すなどのリスクがあります。
供給に関するお知らせ・厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課 ..
・2型糖尿病に用いる経口GLP-1作動薬。食事療法を助ける経口製剤のイメージ。
【肥満に悩む糖尿病患者に朗報】「マンジャロ注」供給再開! 2024年5月16日 ..
リベルサス3mgを10日間服用後、7mgに移行し20日間使用、2.2kg体重減少。7mgを計測し。食事もしっかり食べれているが、自然と食事量をセーブできるようになったとのことである。目標の45kg台へ向けて治療を継続している。
最終回は、三環系抗うつ薬や抗パーキンソン剤、GLP-1受容体作動薬など、各科に拡がる薬剤供給不安の現状について。 ..
結論
腎臓病(CKD)における新しい治療薬は、腎機能の保護や心血管リスクの低減に重点を置いており、SGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬、フィネレノンなどが特に注目されています。これらの薬剤は、腎機能の進行を遅らせ、腎臓病(CKD)患者さんの経過を改善する効果が期待されています。医師の指導のもと、適切な治療法を選択し、腎臓の機能を維持するために、最新の治療法を活用していくことが重要です。
トルリシティの全国的な供給困難で複数患者で治療切り替えを余儀なくされている。
高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかを有した肥満症患者
ただし、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。
「BMI:27以上で2つ以上の肥満に関連した健康障害がある※。」
もしくは
「BMI:35以上」