『シン・仮面ライダー』ではそのナレーションはへと変更されている。


その一方でサソリからプラーナには大きな犠牲が支払われていると指摘されているものでもある。それを裏付けるように池松壮亮氏が演じる本郷猛/仮面ライダーの変身ベルトの正式名称は「タイフーン プラーナ強制排出補助機構付初期型」とされ、柄本佑氏演じる一文字隼人/仮面ライダー第2号の変身ベルトの正式名称は「タイフーン 開閉式安全装置付初期改良型」となるなど、プラーナを危険視するような安全装置が存在している。


原作の『仮面ライダー』には、他にも欠かせないキャラクターが登場します。

池松壮亮氏演じる本郷猛が変身する仮面ライダーのデザインは俗に「旧1号」と呼ばれるデザインで、顔に浮かび上がる手術跡などは漫画版を踏襲したものとなっていた。それは柄本佑氏演じる一文字隼人も同じで、一文字隼人の変身する仮面ライダー第2号も「旧2号」に似たデザインと設定になっている。

そして一文字隼人が仮面ライダー第2号として「仮面ライダー」の名を継いだのは、緑川ルリ子が「自分ではなく自分のプランを信じてくれ」といった本郷猛に対して「あなたを信じる」と返したように、本郷猛と緑川ルリ子たちのように人間の善性を信じてみようとした結果ではないだろうか。

※5TTFC?シン仮面ライダーは劇場公開作品なのに何知ったかぶってんだ?

もうここまで来れば、テレビ版同様、「シン・仮面ライダー」の本郷猛も死神博士を追ってヨーロッパに飛んで黒くなって帰ってくるとしか考えられないのではないでしょうか?

シン・ゴジラの出来を見ると
俺が観たかったライダーになる可能性は高い
ディテールの面でやや不安はあるが

これは、仮面ライダーにおけるクロスファイヤーとの関係とよく似ています。

一方本郷は、肉体は失ったものの、脳髄だけは無傷だったため、本郷家の財産をつぎ込んだ最新のテクノロジーで脳髄だけの状態となり、仮面ライダーのマスクを通じてテレパシーで会話をし、一文字のサポートをし、共に再びショッカーと戦います。

言うまでもなく、仮面ライダー本郷猛の改造手術を執刀したあの緑川博士の若き頃です。

※8 シン仮面ライダーのpvでTTFCの宣伝したの忘れてるんか?

演じたのは(1990年7月9日生まれ)。2001年、劇団四季ミュージカル「ライオンキング」のヤングシンバ役でデビュー。主演「」(03)でスクリーンデビューを飾り、実写版「」(05)で初主演を務めた。主演作「」(09)や、「」(12)などを経て、14年には8作品が公開され、「」「」「」(14)の3作品で第38回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。その後も「」「」(16)や、「」(17)などに主演したほか、「」(16)といった話題作で活躍。TVドラマでは、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(12)や、「」シリーズ(14)などに出演。短編映画「」(12)では監督と主演を兼ねた。

「 カラーコミックス」レーベルとして単行本化されたマンガ版の第1巻(71年11月発行)の冒頭を見て、「このシーンの切り替え(引用者註:手術灯が回転してバイクの車輪へと変化するや回想シーンへ突入)、子どもにはむずかしくありませんか?」と質問をしたというのだ。石森は「まあな」と笑顔で返したそうである。低年齢向けとして、そういった問題点は重々承知はしているけど、少しだけそうした手法もしてみせた……といったところだったのであろう。


村枝賢一の『仮面ライダーSPIRITS』が元ネタだと考えられます。

ライダー(バイク乗り)というキャラクターの特性を活かしたロードムービー風のハコ書きも良かったが、主人公・本郷猛の成長譚であると同時に、ヒロイン・緑川ルリ子の物語にもなっており、その点も面白いと思ったのだ。

緑川イチローはルリ子の兄であり、最強の敵、仮面ライダー第0号・チョウオーグ。

そういった安全装置としての変身ベルトを着けず、大量のプラーナを注入されてしまった緑川イチロー。他にもイワン博士は緑川弘博士にオーグメンテーションによる精神破綻を防ぐための技術について語り、クモをクモオーグへと強化する際にはクモオーグが暴れる姿を見てと評価するなど、精神面にも悪影響を及ぼす可能性が考察できるプラーナ。プラーナの大量注入と予告映像で森山未來氏が演じる緑川イチローが虚ろな目で多数のチューブやケーブルに繋がれていることに何か関係はあるのだろうか。

「本郷、俺は心を決めたんだ」「今から俺は仮面ライダー第2号だ」

「仮面ライダー」の番組企画初期のデザイン案の一つで、クロスファイヤーから「スカルマン」を経て「仮面ライダー」へとそのデザインは変遷していきます。

『仮面ライダー』第9話・第10話(コブラ男編)の撮影中、本郷猛役の藤岡弘 ..

浜辺美波氏が演じることが発表されている主人公の一人の緑川ルリ子。『シン・仮面ライダー』における主人公の一人である緑川ルリ子なのだが、『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』を読み進めていくと謎が深まってくるキャラクターである。

『シン・仮面ライダー』公開記念 庵野秀明セレクション 仮面ライダー傑作選

プラーナとは原義ではサンスクリットで呼吸、息吹、気息を意味し、インド哲学では風の元素も意味している。更には人体を構成する要素であり、生命力そのものとされている。テレビシリーズ『仮面ライダー』でベルトに当たる風によってファンを回し、風力エネルギーで変身していた仮面ライダーにプラーナという単語が用いられている興味深い。

仮面ライダーTHEFIRST」で「ウエンツ瑛士」さんが演じた「晴彦」が変身する「コブラ ..

『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』では緑川一家は三人家族として描かれ、緑川ルリ子が一切登場しないまま母親の緑川硝子は通り魔によって殺害されてしまうのである。父親の緑川弘博士が別の女性と子供をもうけたとすれば緑川ルリ子の存在も納得できるが、緑川弘博士は妻の死後に研究に没頭し、研究以外がおろそかになり、女性と関係を持つ状態とは思えない。更に息子に対してプラーナを躊躇なく使用するなど、今残された家族を喪うことのみ恐れるマッドサイエンティストとなっている。

映画『シン・仮面ライダー』に登場する仮面ライダーと蜘蛛男をイメージして作られた眼鏡が登場!

そのため『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』を読んでから予告映像を見ると、浜辺美波氏演じる緑川ルリ子は降ってわいてきた存在のように思えてしまうのだ。そこに緑川弘博士がプラーナという生命の神秘に迫る新技術の研究をしていることを考えると、緑川ルリ子というキャラクターがその出自も含めてより興味深い存在になってくる。

Figuarts 仮面ライダー/本郷猛(シン・仮面ライダー)になります。 本体に目立っ ..

これらのことから『シン・仮面ライダー』のラストシーンで一文字隼人が孤独の中で迷っていた理由は映画序盤の本郷猛と同じく他人の命を自らの手で奪うという葛藤、嫌悪していた政府や権力者と協力するか否か、そして悲しみの記憶の洪水による真の孤独の恐怖にあったと考えられる。

仮面ライダー よみがえるコブラ男編 石ノ森章太郎 シン・仮面ライダ..

帰国した本郷は、日本で戦う一文字と合流、ここに仮面ライダー第1号と第2号、ダブルライダーの夢のタッグが誕生したのです。

HG 仮面ライダー4 怪異!蜂女編 全6種 蜂女 コブラ男 ショッカー ..

最後にスピンオフ漫画『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』の主要人物と、そのリメイク元につて解説と考察していきたいと思う。『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』ではテレビシリーズ『仮面ライダー』だけではなく、他の石ノ森章太郎原作作品のリメイク・キャラクターが多いため、それについても解説し、リメイク・キャラクターとしての登場理由についても考察したいと思う。

【アンパンマンMAD】シン・仮面ライダージャム【第1319幕 偽OP】

頭部に銃弾がかすめたことで運良く洗脳が解けていた一文字は、残りのライダーたちを撃破。人類の自由のために戦う本郷に感銘を受け、自身が新しい「仮面ライダー」になることを誓うのです。

RKF レジェンドライダーシリーズ 仮面ライダーエボル コブラフォーム

『シン・仮面ライダー』で森山未來氏が演じ、『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』で主人公を務める緑川イチローはおそらく十字仮面(クロスファイアー)のリメイク・キャラクターだと考えられる。十字仮面はファイヤー十字(クロス)、十字仮面、クロス火面などの仮題のあった仮面ライダーの前身のキャラクターである。

「LINE POP2」と映画「シン・仮面ライダー」のコラボがスタート

「今度の事件も、きっとショッカーの仕業だ 奴らの目的は?」あれ?どうした?猛!声が違うぞ!そう今回から、本郷猛仮面ライダーの声は納谷六郎さんが代役。

仮面ライダー コブラ男 ソフビ キングサイズ 旧バンダイ 当時物

だが、すでに映画をご覧になった方はご存じのことと思うが、完成した『シン・仮面ライダー』では、コブラ男と蛇女は登場せず(前者は名前のみ出てくる)、その代わりに、サソリオーグ、ハチオーグ、カマキリ・カメレオン(K.K)オーグ、チョウオーグなどが“追加”されており、こうした「怪人」側の大幅な変更は、先行作である『仮面ライダー THE FIRST』(長石多可男監督)との重複を避けるという意図もあっただろうが、それ以上に、物語全体を「緑川ルリ子の視点」で動かすためだったかもしれない。というのも、前述のオーグメント(ショッカーの改造人間)のうち、ハチオーグとチョウオーグはルリ子と近しい関係であるため(前者は友人のような存在、後者は兄である)、物語はおのずと彼女を中心に動いていくことになるのだ。