➢ 抗コリン薬の投与は閉塞隅角緑内障の患者では禁忌であるが、開放隅角緑内障


緑内障は、視神経(眼が見た情報を脳へ伝えるケー ブルのような組織)の障害と、それに対応する視野の障害が認められる疾患です。視神経障害および視野障害は進行性、非可逆性であり、進行すると失明にまで及ぶこともあります。緑内障は、視神経乳頭と呼ばれる部分が眼圧により障害されることが発症の機序とされています。もっとも最近では、眼圧が正常範囲内でも緑内障を発症する症例や、治療により眼圧を十分に下降させても進行する症例が見られ、眼圧以外の因子についても論じられていますが、眼圧が重要な因子であることは間違いありません。


緑内障患者に禁忌とされている薬剤は、抗コリン作用、交感神経刺激作用を有する薬剤など多数あ

高齢者が多い緑内障患者では、点眼薬を1滴確実に滴下することができていない患者さんも多いと思われます。点眼薬を早めに使い切ってしまう患者さんでは、ドボドボと滴下していることが考えられます。点眼薬を必要以上に滴下すると、眼周囲の副作用だけでなく全身性の副作用を惹起する可能性もあります。点眼指導は、治療効果を最大限引き出すという目的だけでなく、副作用の発生回避という側面からも非常に重要です。
続きは、是非下記の記事よりご確認ください。

確認しますね。...特に問題なさそうなので、どちらのお薬でも大丈夫です。それと、まずは内服薬を試してみて、効果の面で不安があれば点鼻薬を検討するのもよいかもしれません。「フルナーゼ点鼻薬」であれば、緑内障の方も使用できる可能性があります。要指導医薬品ですので、その場合は薬剤師に相談してくださいね。

緑内障は、何らかの原因で視神経が障害され、視野が狭くなる病気です ..

追跡期間5.5年における、緑内障への進展と関連を示す臨床的特徴をコホート研究で検討。緑内障進展群と非進展群で確認された有意な影響について、原文からも理解を深めることができます。

眼科学講座教授の井上俊洋氏が、続発緑内障の診断ポイント、治療方針、処方の組み立て方に関して詳細解説。疾患によって選択する点眼薬が列挙され、薬剤ごとの禁忌や慎重投与を選択する上で役立つ情報です。

緑内障で使えない薬 | たける眼科 | 福岡市早良区 高取商店街[西新駅

第二世代の抗ヒスタミン薬の中で、例外的に抗コリン作用を併せ持ち、前立腺肥大や緑内障に対する使用が禁忌に指定されている薬剤は以下のうちどれか。

緑内障専門医2名が挑む、眼底写真から緑内障性視野欠損の可能性を判断し評価する研究内容です。AIが専門家よりも有意となったデータについて、原文も一緒に掲載されています。

4 閉塞隅角緑内障の患者[症状が悪化するおそれがある。] [9.1.4 参照]

抗ヒスタミン成分のうち、になっています。抗コリン作用の強い成分とは、ジフェンヒドラミン塩酸塩やクロルフェニラミンマレイン酸塩などのと、第二世代の抗ヒスタミン成分のです。第二世代の抗ヒスタミン成分には、基本的に緑内障の人に関する注意書きがありませんが、メキタジンには強い抗コリン作用があるため、第一世代の抗ヒスタミン成分と同様、「相談すること」になっています。

30代くらいの男性で鼻水の症状があります。花粉症と診断されていますが、セルフケアをご希望です。緑内障治療中とのことで、使ってはいけないと言われているお薬があるかどうか伺いましたが、特に何も言われていないそうです。おくすり手帳はこちらです。


また、ステロイド点眼は角膜疾患の有無や緑内障の有無、ステロイド ..

かしこまりました。眠くなりにくいお薬で、緑内障の方も服用可能と考えられるお薬がありますので、そちらが普段お使いのお薬と一緒に使えるかどうかを薬剤師に確認してまいります。

外来では「緑内障禁忌の薬を使っても、緑内障発作をおこす心配はきわめて少ない」と言

人の目はよくカメラに例えられますが、カメラのレンズに相当するのが人の目では水晶体という組織になります。正常な水晶体は透明で弾力があり、厚さを変えることでピントを合わせる働きをしています。この水晶体が濁ってくると光を通しにくくなり、かすんで見えるようになります。この状態を白内障といいます。
白内障は様々な原因で起こりますが、最も多いのは加齢によるもので、誰でも年齢とともに少しずつ水晶体は濁ってきます。その他にも糖尿病、アトピー性皮膚炎、薬の副作用、外傷などによっても起こります。

これまで,狭隅角緑内障と閉塞隅角緑内障という病名は同一視され,混在して使用 ..

一部のお薬には、緑内障を悪化させるリスクのある成分が入っています。ですが、使用可能なものもありますよ。花粉症のお薬には、大きく分けて飲み薬と点鼻薬がありますが、どちらかご希望はありますか?

目では瞳孔括約筋を弛緩させ散瞳を引き起こし、医原性の急性緑内障発作

緑内障と診断されたかた/高眼圧症を指摘されているかたには、禁忌薬(使えない薬・飲めない薬)があります1

緑内障と診断された医師にご相談ください。 「スクラート胃腸薬S(錠剤)」「スクラート胃腸薬S(散剤)」「スクラートG」は服用いただけます。

白内障が進行してくると、水晶体が光を通しにくくなるため全体的にかすんで見えるようになり、また明るいところでは水晶体の濁りで光が反射するためまぶしくなります。白内障によって視力が低下した場合は、眼鏡を作り直してもはっきり見えるようにはなりません。

[PDF] 付表① 当院で汎用される抗アレルギーと使用時の注意点

緑内障患者には、抗コリン薬であるアトロピン硫酸塩水和物が禁忌である。散瞳により眼圧上昇が悪化するおそれがあるためである。そのほか、抗コリン薬の禁忌は前立腺肥大症が頻出である。

新規発見率は89%であったことから,未治療の患者が多数潜在していると推測される。 [眼圧上昇の機序]

こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
今回のテーマは「緑内障の人がつかってはいけない薬はある?」です。

[PDF] フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン配合錠

風邪薬や花粉症に使われるお薬の中には、眼圧を上昇させ、緑内障の症状を悪化させてしまうものがあります。
中でも抗ヒスタミン薬、抗コリン薬を含む薬は風邪薬、アレルギー薬に含まれていることが多く房水の排出をさらに悪くさせ眼圧を上昇させてしまうので注意が必要です。
しかしながら、すべての緑内障の患者さんが風邪薬を飲めないわけではありません。
特に注意が必要なのは、閉塞隅角緑内障(または狭隅角緑内障)と言われるタイプの方は眼圧が上がってしまいます。
その他の薬や

2.5 尿閉のある患者[症状が悪化するおそれがある。][9.1.6

眠くなりにくいお薬ですね。現在、治療中の病気などはありますか?たとえば、緑内障や高血圧などがあれば教えてください。

アレグラ (フェキソフェナジン):1日2回。眠気が少なく、車の運転も ..

緑内障を指摘されている多くの方は「開放隅角緑内障」です。
この場合は、禁忌となりません。

具体的な案(商品)を伝えます。 【アレグラFXの成分】 フェキソフェナジン塩酸塩【クラリチンEXの成分】

白内障の治療には点眼治療と手術がありますが、点眼治療は白内障の進行を遅らせるだけで、症状を改善させることはできません。白内障が進行してきて日常生活に不自由があるなら手術を行います。当院ではを行っています。

アレグラ』 脳への移行率3 %未満 → 眠気の頻度0.5 %, □ 脳への移行率 6 ..

(1)緑内障のほとんどは開放隅角で、抗コリン作用のある薬剤をのんでも危険はありません。
(2)狭隅角の人だけが危険ですが、眼科に受診していない場合、本人は緑内障の危険について無自覚・無症状なので、添付文書に記載があっても無意味です。
(3)狭隅角の人でも、眼科で予防的にレーザー虹彩切開術を受けていれば、緑内障急性発作の危険はありません。(この処置を受けていない場合は注意が必要です)

つまり、添付文書に緑内障禁忌と書いてあるのはあまり合理的ではなく、実際には不要な脅しになってしまっていることがほとんどです。

しかも、抗コリン作用がかなり弱くても、可能性だけですべて一律に緑内障禁忌になってしまっているのも問題だと思います。

もっとも、以上の議論はかなり単純化してしまっているのも事実。ものごとに例外はつきものです。たいていは大丈夫とはいえ、添付文書にある以上、一応眼科医にその薬をのんでよいかどうか尋ねていただくのが安全です。

ビラノア錠20mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

「閉塞隅角緑内障」であるかどうかが重要です2

アレグラ; アレロック; レスタミン; ポララミン; クラリチン; ザイザル; デザレックス; ビラノア; ルパフィン

緑内障は、何らかの原因で視神経が障害され、視野が狭くなる病気です。日本人の40歳以上の20人に1人がかかるといわれ、日本における失明原因の第1位です。多くの場合、非常にゆっくりと視野障害が進行していき、本人が気付いた時には手遅れという場合がしばしばあります。
眼球は房水という液体によって一定の圧力に保たれており、この圧力を眼圧といいます。房水は眼球内で作られ、シュレム管という管を通って眼外に排出されますが、何らかの原因で房水がうまく排出されないと眼圧が高くなります。眼圧が高くなると視神経が圧迫されて傷つき、視野が狭くなっていきます。

[PDF] 「抗コリン作用」を有する薬剤における 使用上の注意改訂のお知らせ

狭隅角でも、緑内障発作をおこさなければ全く無症状です。視神経や視野も問題ないことが多いので、健康診断などで見つかることもまずありません。眼科にかかったことがない限り、わからないのです。本人も気づきません。

急性緑内障発作は、こういう、全く無自覚・無症状の人におこります。眼科にかかったことのない狭隅角の人が危ないのです

自分で緑内障の危険があるという意識は全くありませんから、添付文書に「緑内障には禁忌」とか「狭隅角には禁忌」と書いてあったとしても無意味です。

逆に、眼科で狭隅角のために緑内障の急性発作をおこす危険が高いと診断されても、レーザー虹彩切開術を受けていれば危険でなくなります。

つまり、内科などの医師が、患者さんに緑内障かどうか問診することは、緑内障の急性発作を防ぐのに役に立っていないのです。