トレチノインを使用すると、ニキビ・ニキビ跡の改善が期待できます。


トレチノインはしみ全般に有効ですが、真皮性のしみの治療には不十分です。トレチノイン治療と同時に他の必要な治療を受ける必要があります。 最初の診断で治療方法や期間、それに伴う費用などの概略もお示しすることが出来ます。


トレチノインを使用すると、以下のような症状が起こる場合があります。

レチノイン酸治療に用いる漂白剤
レチノイン酸を用いたシミ治療における漂白剤併用の重要性は既述の通りである。現在、漂白剤特にチロシナーゼ活性阻害効果を有する薬物などは多くのものが存在するが、化粧品として販売されているものはどれも弱く、本治療では使えない。我々は、ハイドロキノン、コウジ酸の原末から院内調剤して用いている。現在、基剤などの違いから5種類の漂白剤を調剤し使い分けている(表3)。ハイドロキノン(5%)乳酸(7%)軟膏は油脂基剤で閉塞性保湿剤としての役割も持つが、乳酸を含むことから角質剥離効果があり最も強力な漂白効果を持つ。反面irritationを起こすことが多い。ハイドロキノン(5%)アスコルビン酸(7%)親水軟膏は角質剥離効果は持たないが、ハイドロキノン(5%)乳酸(7%)軟膏に比べるとirritationが少ない。ハイドロキノン(5%)UVクリームはクリーム基剤に紫外線散乱剤とハイドロキノンを配合したもので治療中朝メイク前に外用する。ちなみに、我々は特に問題がない限り治療期間中も、メイクは通常通り許可している。但し、油分や界面活性剤を含むものは外用薬の下には控えさせている。コウジ酸(5%)親水軟膏およびUVクリームはハイドロキノンで接触性皮膚炎を起こす患者のみ使用しているが、効果を比較すると非常に弱く(in vitroで約1/60~1/100程度10)。)、臨床結果は大きく異なる。

ニキビの中でもぼこぼことした頬や顎のニキビは嚢胞性ざそうと呼ばれ、非常に治りにくいです。このタイプのニキビはイソトレチノインを使った治療が有効なケースが多いです。

ハイドロキノンは市販の美白化粧品にも配合している場合があります。

ただし、シワの改善にかかる期間には個人差はありますが、。その間に副反応が強くでた場合には、一度相談していただけますと幸いです。

人は紫外線を浴びるとメラノサイト内でメラニンという色素が生成され、メラニンが角層に貯まるとシミになります。
また、お肌の奥の真皮にあるコラーゲンが減ってしまうとお肌の弾力が失われ、しわができやすくなります。
トレチノインは、ターンオーバー(新陳代謝)を促進し、角層にたまったメラニンの排出を促すとともに、コラーゲンなどを作る細胞を元気にし、お肌の弾力を高めます。

医師から決められたサイクルを守って、トレチノインを使用してください。

イソトレチノインの使用と精神的な副作用との因果関係については、多くの論文があり論争があります。すべての論文をご紹介することはできませんが、主なものをまとめてご紹介します。

しみ治療は基本的には処方されたトレチノインクリームと美白剤であるハイドロキノンクリームを毎日患部に塗っていただくという形になります。トレチノインの作用でターンオーバーが速くなると、多少剥けてきたり、赤くなったりしますが、しみの種類や肌質によって個人差がありますので、特に1クール目はきめ細かいアドバイスが必要となります。
また治療期間中は保湿剤とオイルで皮膚を保護する必要が出る方もあります。

医療機関で医師の判断のもとトレチノインを処方してもらうことが大切です。

A 経皮吸収はほとんどないといわれていますが、ビタミンA、ビタミンA誘導体は妊娠中は禁忌とされていますので、中止してください。(経験的には問題ないとされていますが、お子さんの事を一番に考えてください。)

エレクトロポレーション(EP)とは、電気穿孔により、肌のバリアを一時的に麻痺させ、肌の有効成分を皮膚の深部にまで浸透させる方法です。
たとえ、高価な化粧品を使っても、肌には有害物質から肌を守るバリア層があるので、ただ皮膚に塗布しただけでは、有効成分は奥深く入っていきません。0.1%の浸透率なのです。


それぞれの違いについて詳しく気になる方は「」の記事をご覧ください。

これまでイソトレチノインは重度のニキビでお悩みの患者様に処方されることが多かった治療薬ですが、昨今では中等度のニキビでお悩みの方や、長年に渡り一度治ってはまたできるといった繰り返しのニキビでお悩みの患者様への処方も増えてきています。

イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。

イソトレチノインの内服を始めると、ほぼすべての人が唇の皮めくれを経験します。リップクリームやワセリンを塗ることでらくになりますが、内服中はずっと続くことが多いです。

以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。

トレチノインは様々な肌トラブルに対して効果的です。しかし副作用も併せて発生します。トレチノインの副作用は主に以下の2点。

イソトレチノインの効果は、1ヶ月目頃から実感するケースが多いです。

個人輸入は厚生労働省から禁止されています。当院では医師の責任の下で医薬品の処方と治療を受けることができる患者さんのみに診療を行っておりますので、ご了承ください。

実際、トレチノインはニキビやニキビ跡に対して以下の効果を発揮します。

治療を開始したら、まず1週間後に一度受診してください。その後は2週間に1度程度の診察が望ましいです。はじめの1ヶ月間は特に大切な時期です。薬の効き方には個人差があり、個別に反応を見ながらの治療になりますので、定期的に診察が受けられる時期に始められる様お奨めいたします。

一方で、薬を弱めに効かせると、シミが再発しやすい傾向があります。

重度ニキビ治療薬のイソトレチノインには、患者様によってはやや副作用が出る場合があるため治療にあたってはしなくてはなりません。
当院では以下の流れで治療を行っていきます。

イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。

Q.トレチノインって何ですか?
A.トレチノイン(レチノイン酸)とは、美肌に効果的であるビタミンA(レチノール)の誘導体です。トレチノインは、血液中にごく微量流れているものですから、抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こすことはありません。肌の深部に働きかけ、肌の再生を行います。主な働きとしては、肌の角質をはがす、皮脂の分泌量を調節する、肌の内部でコラーゲンを増やす、皮膚を再生する、などがあります。このことから様々な肌のトラブル、しわ、しみ、にきびをはじめ、そばかす、肌のくすみ、毛穴の黒ずみなどに効果があるとされています。

下記に当てはまる方は、イソトレチノインを処方できない可能性があります。

・にきび跡の治療として使う場合、通常、ほとんどのにきびは3週間程度で改善しますが、十分に改善した後もメンテナンスが必要となります。3~4ヶ月続けることでにきびの赤みも消えます。
・必ず使用方法に従い、治療してください。場合によっては、シミなどを増やしてしまうこともあります。
・必ず冷蔵庫で保管してください。

トレチノインが効果的なシミの種類としては以下がいわれています。)

Q.副作用はありますか?
A.トレチノインの副作用として、催奇形性がありますので、妊娠中や妊娠の可能性のある方は使用しないでください。また、保存方法や取り扱い期間、他の化粧品との組み合わせ、紫外線防止など、きちんと守らないと逆にシミができたり、かぶれ、色素沈着することがあります。

・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤でアレルギーの既往歴がある方

医師が患部(ニキビ)を診察し、イソトレチノイン適応と判断され治療をご希望の方には、内服前に血液検査を行います。
※3ヶ月以内に他の医療機関で血液検査をされた方は結果をご持参下さい。
※血液検査は自費診察料となり、4,500円(税込)となります。

・ハイドロキノンの外用を積極的に併用していただく方がよい時期です。

アキュテイン(イソトレチノイン)使用中のうつや自殺などの症例が報告され7 8、1998年にFDAはそれらの副作用との関連性について警告を出しました2。FDAはエビデンスはないものの可能性があるとし、Roche(製薬会社)と協議が行われ、アキュテインのラベルや添付文書に精神的な副作用の表示がなされることが合意されました3

イソトレチノインの詳しい注意事項や副作用については、をご覧ください。

イソトレチノインは難治性のニキビ、重度のニキビに対して欧米では広く使用されているお薬で、1982年にアメリカFDAにより先発医薬品はアキュテイン(Accutane)が経口カプセル剤として承認され1、その後ロアキュテイン、イソトロインなどの同成分のジェネリック医薬品が登場しました。欧米を含めて多数の国で承認されていますが、日本では未承認薬です。

イソトレチノインは、特に副作用に注意しながら服用する必要があります。

ビタミン剤などが必要に応じて処方されます。
しみの種類によっては他の治療(レーザーなど)や手術を行います。

トレチノインを使用する前には、医師の診察を受けた方が安心です。

トレチノインはもともとニキビやニキビ跡の治療薬としてアメリカで多く使用されていたお薬です。

イソトレチノインの服用中は、以下のようなこともしてはいけません。

治療期間は初めの1~1.5か月はトレチノイン・ハイドロキノン併用期間です。その後併用期間と同じ期間をハイドロキノン単独使用期間とします。つまり2~3か月が1クールとなります。ずっと続けて使用すると肌に耐性ができてしまい、効果が得られなくなる場合があります。その際効果が出たところで1度1ヶ月ほど治療を休止し、その後また再開する、というサイクルを繰り返す場合があります。

イソトレチノインは国内では承認されておらず、市販もされていません。

当院では、「ロアキュタン」と「アクネトレント」を処方しています。
定期的に採血が必要です。

イソトレチノインの服用前、服用後のほか、長期間服用したときの値を比較し、数値が悪化している場合には服用を中止することもあります。