令和6年インフルエンザ予防接種は10月1日火曜日から実施しています。 体調の ..
(1)ステロイド点鼻薬
鼻内に1日1~2回噴霧します。定期的に使用しないと効果が十分発揮されません。妊婦さんでも使用可能です。
(2)血管収縮剤
粘膜の血管を収縮させて粘膜の腫れを取り除くことで、鼻づまりに効果を発揮します。即効性があるのですが使い過ぎると、副作用で逆に腫れがひどくなり鼻づまりが増悪します(薬剤性鼻炎)。
症状がひどいときのみ使用してください。市販の点鼻薬には、ナファゾリン塩酸塩という成分が含まれている場合があり、使いすぎには注意が必要です。
予防接種, 二種混合ワクチン、三種混合ワクチン、麻しん(はしか)風しん混合ワクチン、インフルエンザ予防接種、成人用肺炎球菌ワクチン ..
インフルエンザワクチンの予防接種で受診しました。事前に予約していたので、待ち時間もあまり無く割とスムーズに接種を終える…
本稿では、アレルギーを有する方へのインフルエンザワクチン接種に関し、国内および米国の対応をまとめました。
② アレグラ、アレジオン、アレロックのような抗ヒスタミン薬やオノン、
インフルエンザワクチンの効果 (Vaccine Effectiveness:VE) は70~90%とされています。これはどういう意味でしょうか。そう質問すると多くの人が、ワクチンを打った人の70~90%はインフルエンザに感染しなくなる。と回答します。この解釈は間違いです。
正しくは、ワクチンを打った人と打たない人と比較して70~90%インフルエンザにかからなくなる (=70~90%かかりにくくなる) と言う意味です。これは統計学的な話なので、医療者にとっては馴染みのある感覚なのですが、一般の方が聞いてもピンとこないかもしれません。結論としては、感染する確率は接種しない人の5分の1程度になると丸暗記してしまっても構いません。この数字は個人レベルでは、年齢や基礎疾患の有無により大きく変わります。また感染による発症予防のみならず、感染してしまった場合の重症化と死亡を減らす効果があることも証明されています。
よく受ける質問として、卵アレルギーがある人は受けていいのかという問い合わせがあります。確かにインフルエンザワクチンは鶏の受精卵を使用してウイルスの培養をしていますので、卵アレルギーのある方は腫れが強くなったり蕁麻疹が出たりといった軽度のアレルギー反応が出ることがあり、接種に注意が必要です。ただそれを承知の上で医師の判断の下で注意して接種すれば問題ありません。
インフルエンザワクチンには、発症をある程度抑える効果や、重症化を予防する効果があ
本稿では、アレルギーを有する方へのインフルエンザワクチン接種に関し、国内および米国の対応をまとめました。
「インフルエンザは喘息患者における急性増悪に影響することが知られており、近年のシステマティックレビュー6)によると、インフルエンザワクチン接種は急性増悪による緊急受診や入院を59~78%予防する可能性が示されている。米国では、中等症以上の喘息患者はインフルエンザ罹患による重症の合併症を来す可能性が高いハイリスク群とされ、毎年接種を受けるべきとされている7)。なお、米国小児科学会は『鶏卵アレルギーがあっても通常通りインフルエンザワクチン接種が可能であり、ワクチン接種前に鶏卵アレルギーの有無を確認する必要はない』としている8)」。
☆ 例年、10月からインフルエンザワクチン接種が始まると、待合
風邪とインフルエンザは、原因となるウイルスが異なるため、まったく別の病気です。しかしながら、風邪もインフルエンザも寒い季節にかかりやすく、症状も似ている部分が多いことから、どちらの病気にかかっているのかを自分で判断するのは難しいです。一般的にインフルエンザの方が症状は重いといわれており、免疫力が低下していたり、持病を持っていたりする人がかかった場合は重篤化の恐れがあるため、より注意が必要です。重篤化を防ぐためには、早期に適切な治療を行うことが大切。インフルエンザにかかったことにいち早く気が付くためにも、風邪とインフルエンザの違いについてポイントを押さえおきましょう。
「インフルエンザは喘息患者における急性増悪に影響することが知られており、近年のシステマティックレビュー6)によると、インフルエンザワクチン接種は急性増悪による緊急受診や入院を59~78%予防する可能性が示されている。米国では、中等症以上の喘息患者はインフルエンザ罹患による重症の合併症を来す可能性が高いハイリスク群とされ、毎年接種を受けるべきとされている7)。なお、米国小児科学会は『鶏卵アレルギーがあっても通常通りインフルエンザワクチン接種が可能であり、ワクチン接種前に鶏卵アレルギーの有無を確認する必要はない』としている8)」。
News Up “もう少し遅かったらやばかった” アレルギーとワクチン接種
米国の予防接種諮問委員会(ACIP: the Advisory Committee on Immunization Practices)は、「インフルエンザワクチンによるインフルエンザの予防と対策の勧告」を毎年発表しています。2024/2025シーズンの勧告より、卵アレルギー患者などへの接種に関してご紹介します。
医療機関において,インフルエンザワクチンによる副反応疑い報告基準に該当する症状を診断した場
インフルエンザ弱毒生ワクチンは, 逆遺伝学(reverse-genetics)手法を用いてプラスミドに組み込まれた8つのウイルス遺伝子(HAとNA遺伝子は野生株由来, その他6遺伝子は弱毒生ワクチン用のウイルス由来)を細胞に導入して作製される8)。経鼻ワクチンは全身免疫誘導とともに抗原特異的分泌型IgA抗体産生を中心とした粘膜免疫応答を期待できる。鼻腔内という投与経路により, 注射が不要となり, 被接種者および接種者の負担軽減も期待できる。フルミスト®点鼻液は感染価として約107のA型およびB型生ウイルスを含有する4)。6歳未満では, 従来の不活化ワクチンと比較して感染抑制効果が高いとされたが, インフルエンザ関連の入院は減少させなかった9)。国内の2~18歳を対象にした第Ⅲ相試験におけるワクチンの有症状の感染に対する有効性は27.5%〔95%信頼区間(95%CI): 7.4-43.0〕と報告されている10)。50歳以上のワクチン効果は示されていない。また, 2歳未満への接種では入院と喘鳴頻度の上昇を認めたため11), 日本では2~19歳未満が接種対象であり12), 重度の喘息を有する者または喘鳴の症状を呈する者は接種要注意者, 妊婦は接種不適当者(禁忌)とされる。投与方法は, 1回0.2mLを鼻腔内噴霧(各鼻腔内に0.1mLを1噴霧)。2023年現在, 36の国と地域で承認済みである。
[PDF] ワクチン接種後のアナフィラキシーが疑われる※症例
米国の予防接種諮問委員会(ACIP: the Advisory Committee on Immunization Practices)は、「インフルエンザワクチンによるインフルエンザの予防と対策の勧告」を毎年発表しています。2024/2025シーズンの勧告より、卵アレルギー患者などへの接種に関してご紹介します。
2022/10/XX インフルエンザワクチン注射部位の疼痛を訴える。 2022/10/06 ..
インフルエンザの予防接種は任意ですので受けるのも受けないのも自由です。
ただ、予防接種には個人のレベルだけでなく、他人の健康も考慮する側面があることを知ったうえで、予防接種を受けることによって生ずるお子さんとご家族の利益と不利益を天秤(てんびん)にかけ、最終的なご判断をなさってください。
・フェキソフェナジン(アレグラ®) 成人は、1回60mgを1日2回服用
卵アレルギーを有する者への鶏卵培養のインフルエンザワクチン接種に関する研究のレビューには、アナフィラキシーあるいは重度の過敏性反応の症例はないことが記載されている。一方、鶏卵フリーワクチンであるRIVを卵アレルギーがある者へ接種した後に、重度アレルギー反応が発生したことがVAERS(ワクチン有害事象報告システム)の報告に記録されている。これらの報告では、鶏卵培養のインフルエンザワクチン接種後に観察された反応は、卵たん白以外の物質によって引き起こされた可能性と、すべてのワクチンをすべての被接種者(アレルギーの既往の有無に関わらず)へ接種する際に、重度の過敏性反応を診断・治療できるよう備えておくことの重要性を強調している。
【2】インフルエンザワクチンインフルエンザワクチン接種は一般的に妊娠 ..
予防接種をしても100%発症を防ぐことはできませんし、インフルエンザの予防接種は麻疹(ましん)のような生ワクチンほどの高い防御率は期待できません。しかし、ほとんどの人が予防接種をした場合、流行を阻止できると言われています。
これらの症状は、風邪でも、インフルエンザでもみられます。しかしながら、市販の風邪薬は、インフルエンザの際に服用しても効果は期待できません。
重症で生命にかかわるようなワクチンに対する反応は、まれではあるが、アレルギーの既往の有無に関わらず、どのワクチンでもどのような被接種者でも発現しうる。予防接種を実施する者は、どのワクチンでも、急性過敏性反応を迅速に診断・治療できる人員と設備が整った状況下で接種すべきであることを念頭に置く。すべての予防接種を実施する者は、所属施設の救急時の対応策を熟知し、心肺蘇生法を習得しておく必要がある。卵アレルギーを有する者に特別に推奨される接種後の経過観察時間は設けていない。ただし、ACIPは、患者が失神を起こした場合の受傷リスクを減らすために、どのワクチンでも接種後15分間は患者(座位または仰臥位で)の経過観察をすることを推奨する(表1)。
鼻水が続く場合は、抗ヒスタミンが含まれるアレジオンやアレグラが有効です。 ..
インフルエンザが流行すると真っ先に被害者になるのは体が弱った老人や免疫力が落ちた病人、次に免疫力のない幼い子どもたちです。
ぜんそくの患者さんは発作を起こしやすくなります。
特に家族や親しい友人や親戚(しんせき)など身近にそのような人がいる場合、予防接種を受けることは自分自身をインフルエンザから守るためだけでなく、自分にとって大切な人々の命を守るという意味もあります。
インフルエンザの患者様が2人見つかりました。 今週から「発熱者 ..
卵アレルギーを有する者への鶏卵培養のインフルエンザワクチン接種に関する研究のレビューには、アナフィラキシーあるいは重度の過敏性反応の症例はないことが記載されている。一方、鶏卵フリーワクチンであるRIVを卵アレルギーがある者へ接種した後に、重度アレルギー反応が発生したことがVAERS(ワクチン有害事象報告システム)の報告に記録されている。これらの報告では、鶏卵培養のインフルエンザワクチン接種後に観察された反応は、卵たん白以外の物質によって引き起こされた可能性と、すべてのワクチンをすべての被接種者(アレルギーの既往の有無に関わらず)へ接種する際に、重度の過敏性反応を診断・治療できるよう備えておくことの重要性を強調している。
ビラノア錠20mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
花粉症の手術:レーザー治療など薬物治療では鼻水やくしゃみなどの症状をある程度を抑えることはできますが、鼻粘膜の腫れが強いと鼻づまりがなかなか治らないことがあります。なかなか治らない鼻づまりに対しては手術も選択肢の1つです。手術の方法はいくつかありますが、外来で簡単に行うことができるものにレーザー治療があります。方法について少し詳しく解説します。
まず、鼻の中に麻酔薬のついたガーゼを入れて麻酔を行います。麻酔が十分に効いていることを確認して鼻の粘膜をレーザーで焼きます。麻酔時間を含めて1時間程度で行うことができます。治療後はを防ぐために、血流がよくなる長時間の入浴や飲酒、運動を避けてもらいます。がでることはありますが軽くて済むことがほとんどです。量が少ない場合は様子見で問題ありません。量や回数が多い場合には治療を受けた医療機関に連絡して下さい。 処置後は1週間程度、鼻詰まりの悪くなることがありますが、時間の経過とともに良くなっていきますので心配することはありません。ただし、1週間を過ぎても症状が変わらないまたは悪くなるようであれば治療を受けた医療機関に相談してみて下さい。花粉症に対するレーザー治療は保険が適用されるので6,000−10,000円程度で行うことができます。施設ごとに異なることがありますので、医療機関に問い合わせてみると確実です。(2024年10月)レーザー治療の効果は1−3年です。症状が悪化した場合は、再びレーザー治療を行うこともできます。レーザー治療以外の手術には鼻の粘膜を縮小させる方法や、鼻水を出す神経を切断する方法などをがあり、レーザー治療で症状のコントロールが良くない場合に検討されることがあります。
[PDF] 新型コロナワクチンに係る医薬品、医療機器等の品質
病院で受けられる花粉症の治療について花粉症は市販薬を使うことで自分で治療することもできますし、医療機関ではより専門的な治療を受けることも可能です。ここでは医療機関で受けられる治療について説明します。
医療機関で受けられる主な治療は次のものです。これらの治療を上手に組み合わせることで、を和らげることができます。次にそれぞれの治療について説明していきます。花粉症の薬物治療はくしゃみや鼻水などの症状を抑えることが目的です。症状に合わせて内服薬、点鼻薬、点眼薬が用いられます。治療で使う主な薬は以下のものになります。馴染みのない言葉が並んで難しそうな印象を受けるかもしれません。この次ではそれぞれについて易しく説明していきます。花粉症は花粉に対するアレルギー反応が原因となって起こります。アレルギー反応にはヒスタミンやロイコトリエンといった化学物質が関与しています。内服薬はこれらの化学物質の働きを邪魔することによって効果を発揮します。 また、花粉症の内服薬は症状が強い時に使われるほかに、初期療法という治療にも使われます。初期療法は花粉が飛散する1-2週間前から治療薬を飲み始めることです。初期療法によってそのシーズンの症状が軽くすることができると考えられています。次に、花粉症の内服治療の中心であり、初期療法にも用いられる抗ヒスタミン薬とロイコトリエン受容体拮抗薬、それに加えて漢方薬について説明していきます。■(、、、、、、など)抗ヒスタミン薬は花粉症の治療によく使われます。ヒスタミンという化学物質の作用を邪魔してアレルギー反応を抑えて、くしゃみ、鼻水などの症状を和らげます。一方、副作用には眠気や喉の渇き、(尿が出なくなる)、、眼圧の上昇などがあります。持病に、などがある場合には特に注意が必要なので、お医者さんに持病を伝えるようにしてください。また、運転をする際には副作用の眠気に注意が必要です。抗ヒスタミン薬の中には眠気が出やすいものと出にくいものがあるので、日頃運転する機会が多い人は必ずその旨を伝えて眠くなりにくいものを使ってください。■(、、など)ロイコトリエン受容体拮抗薬はアレルギー反応に関わるロイコトリエンの働きを阻害することにより効果を発揮します。花粉症の治療薬としてよく使われる抗ヒスタミン薬に比べると、鼻づまりに効果が高いとされています。速やかに効果を発揮する抗ヒスタミン薬に比べて、効果が出るのに時間がかかり、1週間程度かかることが多いです。副作用として下痢や腹痛、眠気などがあります。くしゃみや鼻水より鼻づまりの方がつらいという人は、ロイコトリエン受容体拮抗薬に期待できるかもしれませんので、一度お医者さんに相談してみてください。抗ヒスタミン薬とロイコトリエン受容体拮抗薬については「」でも詳しく説明しているので参考にしてください。■漢方薬漢方薬の(しょうせいりゅうとう)は鼻詰まりに対して効果があるとされています。小青竜湯には麻黄(まおう)という成分が含まれていて、この成分が鼻づまりに対して効果を発揮します。抗ヒスタミン薬やロイコトリエン受容体拮抗薬の副作用で眠気が強い場合、その代わりとして小青竜湯を使うと、眠気を抑えつつ症状も上手にコントロールできるかもしれません。 ただし、漢方薬は症状や体質などによって効果や副作用の出やすさが違ってきます。このため、漢方薬を希望される場合は、症状や体質を医師や薬剤師に伝えて、効果を得られやすそうかを聞いてみてください。漢方薬と症状・体質の関係については「」でも詳しく説明しています。花粉症に対して病院で処方される主な点鼻薬は、鼻噴霧(びふんむ)用ステロイド薬と、交感神経刺激薬です。その他に、抗ヒスタミン薬や、ケミカルメディエーター遊離抑制剤などを含むものもあります。それぞれ違った作用で花粉症の症状を改善することができます。ここでは主に用いられる鼻噴霧用ステロイド薬と交感神経刺激薬の2つについて説明します。■鼻噴霧ステロイド薬(、、など)鼻噴霧用ステロイド薬は症状の改善効果が高い薬です。鼻粘膜のを抑えて、効果を発揮します。使用開始から1−2日で効果が現れて、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状が和らぎます。症状がでてから早めに使用することで、花粉の飛散がピークの時の症状が和らぐことも報告されています。このため、症状が悪化する前に使用を開始することが重要です。 また、ステロイドと聞くと副作用が心配になりますが、鼻噴霧用ステロイドを使っても体内に吸収されるステロイドはかなり少ない量です。全身での副作用はほとんどみられません。1日1回のみの使用で効果を発揮する鼻噴霧用ステロイドの特徴を下記にあげます。効果は同等なので、自分にあったものを使用しましょう。■交感神経刺激薬(、トラマゾリン)鼻づまりは鼻の粘膜が腫れて鼻水の流れが悪くなることによって起こります。鼻の粘膜の腫れは粘膜の血管が広がることが原因です。交感神経刺激薬を使うと広がった血管が縮んで、正常に近い太さになり鼻の粘膜の腫れがひくので鼻の通りがよくなります。交感神経刺激薬は鼻づまりに対しては高い効果が期待できますが、鼻水やくしゃみなどの症状には効果がありません。このため、他の症状も同時に良くしたいと考えているのであれば交感神経刺激薬以外のの薬も検討した方がよいです。花粉症の点鼻薬については「」でも詳しく説明しているので参考にしてください。花粉症で病院で処方される目薬は抗アレルギー薬とステロイド薬です。それぞれは特徴が異なるので別々に説明します。■抗アレルギー点眼薬抗アレルギー点眼薬の成分は次の2つです。馴染みのない言葉ですので説明します。 ヒスタミンはアレルギー反応に関係している物質です。抗ヒスタミン作用はヒスタミンの働きを阻害することによって症状が出るのを抑えます。 ケミカルメディエーター(化学伝達物質)はヒスタミンやロイコトリエンなどの物質のことを指します。ここでヒスタミンがまた出てきましたが、抗ヒスタミン作用とケミカルメディエーター抑制作用は違う働きです。抗ヒスタミン作用は放出されたヒスタミンの働きを邪魔するのに対して、ケミカルメディエーター抑制作用はヒスタミンなどの物質が放出されるのを少なくさせようとします。抗アレルギー点眼薬の中にはこの2つの作用を両方含んだものと片方だけ含んだものがあります。両方入っているから良い薬というのではなく、症状などに合わせて処方が行われます。点眼薬の効果が少ないときや副作用が気になるときにはお医者さんに相談すると薬の変更などが行われます。■ステロイド点眼薬症状が強い時はステロイドが含まれている目薬(ステロイド点眼薬)を使用します。目のかゆみと炎症を抑える効果に優れています。副作用の1つに眼圧の上昇があります。眼圧が急に上がると視力などに影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。など眼圧が上がる病気を持っている場合にはお医者さんに必ず伝えてください。◎コンタクトをしたまま目薬をさせる?
コンタクトレンズを利用している人は多く、着用時の目薬の使用は気になる話題だと思います。結論から言うと防腐剤の入っていない点眼薬であれば、コンタクトをしたまま目薬をさすことは可能です。以下は防腐剤(ベンザルコニウム塩化物)の入っていないアレルギー用点眼薬の製品例です。それぞれには含まれている成分や使い方に違いがあります。自分の症状や生活スタイルにあったものを選んでください。選ぶ際には医師や薬剤師などに相談するとよいです。
花粉症の点眼薬は「)」でも説明しているので参考にしてください。オンズリマブ(ゾレア®)は2020年から最重症の花粉症に使用できるようになった薬です。や慢性の治療に用いられてきました。花粉症では他の治療では十分な効果が得られない人に使用が検討されます。IgEというアレルギー反応に関係するタンパク質に結合して効果を発揮します。体重および血液中のIgE濃度に応じた量を2週間または4週間ごとに皮下注射します。すでに起きている花粉症の症状を速やかに抑える効果はないため、スギ花粉の飛散初期に投与を受ける必要があります。投与量にもよりますが、1回の注射で8万円以上の薬価になることがあります。医療保険が適応されると3割や1割の負担になり、高額医療費の対象にもなるので、負担は少し軽減されます。しかしスギ花粉の飛散時期には定期的に注射を受けるため、経済的な負担も大きいです。使用開始に際しては主治医と十分に相談してください。(2024年10月)