インフルエンザワクチンの副反応の多くは24時間以内に出現しますので、特にこの間は体調に注意しましょう。 (3)


アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支ぜんそくなど、アレルギー体質があるというだけで、接種を受けられないわけではなく、ワクチンの成分に関係のないものに対してアレルギーのある方も接種可能です。


インフルエンザワクチン、新型コロナワクチンは、10月5日(土)から接種できます 2024年9月11日

昨年インフルエンザの予防接種を受けたとき、接種直後、接種部位に浮腫(ふしゅ:むくみ)が生じ、念のため抗アレルギー剤を服用しました。
そのことがあったため、今年は接種前にワクチンの皮膚テストを行って、局所にひどい反応が生じないことを確認してからワクチンの接種をし、同時に抗アレルギー剤を服用しています。抗アレルギー剤を服用してまで今後もインフルエンザの予防接種を続けるべきでしょうか。

アレルギーや治療中など気になることも、よ。疑問や不安は解消してから予防接種を受けましょう。

2024年は、10月5日(土)からワクチン接種を開始いたします

② 2回目の接種について
米国CDCでは、新型コロナワクチンの接種後すぐにアレルギー反応があった場合は、たとえそれが緊急治療を必要とするアナフィラキシーほど深刻でない場合でも、そのワクチンの2回目の接種を受けるべきではないとしています。
厚労省からの自治体説明会の資料(2021年4月12日)では、新型コロナワクチンの1回目接種で、アナフィラキシー以外の即時型のアレルギー反応を起こした方については、接種を見合わせるか、重度の過敏症発症時の十分な対応ができる体制のもとで接種を行うかを、慎重に判断する必要があるとしています。

ちなみに、モデルナアームは、遅延型アレルギー(IgGを介したアレルギー反応)の一種ではないかと考えられています。現時点では、重症の即時型アレルギーであるアナフィラキシーとは関連がないとされているため、仮に1回目の接種でモデルナアームが生じた人でも、2回目は予定通りのスケジュールで接種して問題ないと言われています。
また、米国Krantzらよる興味深い報告があります。ファイザー製またモデルナ製ワクチンの初回接種時にアナフィラキシーまたは遅発性のアレルギー反応を経験した被接種者において、2回目接種の安全性を検証するため投与耐性について調査を行った結果、2回目の接種を受けた患者の20%で軽度の症状が報告されたが、2回目接種を受けたすべての患者が安全に一連のワクチン接種を完了したことを明らかにしました。参加者のうち159例(84%)が2回目の接種を受け、前投薬として47例(30%)に抗ヒスタミン薬を投与しています。同氏は「今回の報告は初回投与後にアナフィラキシーや遅発性のアレルギー反応を報告する患者に対し、ファイザー製またはモデルナ製ワクチンの2回目の投与の安全性を支持する。初回投与後に反応を示した多くの被接種者がすべて真のアレルギー反応ではないか、または非IgE依存性アレルギー反応だったため、症状が前投薬で軽減できた」と述べています。
Krantz MS, Kwah JH, Stone CA, et al. Safety Evaluation of the Second Dose of Messenger RNA COVID-19 Vaccines in Patients With Immediate Reactions to the First Dose. JAMA internal medicine. 2021 Jul 26; doi: 10.1001/jamainternmed.2021.3779.

実施前の同意書となります。事前にご覧いただき、部分的にあらかじめ記載してご ..


すでに、1回目のワクチン接種(ファイザー製あるいはモデルナ製)が終わられている方で、1回目にアレルギー反応が出現した場合には、その症状や状態からアレルギーの性状を正確に評価する必要があります。神経反射などのアレルギー以外の反応や、アレルギーであっても皮膚局所の大きな反応だけであれば、2回目の摂取は可能です。また、アレルギー反応があってもアナフィラキシーに至らなかった場合には、2回目の摂取を受けるかについて、医師とよく相談した上で判断しましょう。そして、摂取する場合には投与後30分間は観察しましょう。1回目の摂取後にアナフィラキシーをきたした場合には通常同じワクチンの2回目は打たないでしょう。ですが、必要であれば皮膚テストなどで確認しても良いでしょう。(院長コメント:ファイザー製、モデルナ製でアナフィラキシーを起こしても、アストラゼネカ製は打てる可能性があります)

「喘息患者へのワクチン接種時の注意事項として、ステロイド薬治療を受けている患者が挙げられるが、次の事項に該当する場合は、生ウイルスワクチン接種が禁忌となるほどの免疫抑制状態にはならない5)
①治療期間が14日以内である。
②低~中等量の全身性ステロイド薬投与(プレドニゾン注1)換算で20mg未満)である。
③短期作用性薬剤では2週間以上の長期隔日投与である。
④漸減療法中の生理的用量による補充療法である。
⑤局所投与(塗布・点眼)、吸入、関節内など。
一方、14日以上のプレドニゾン注1)換算2mg/kg/日または20mg/日以上の場合は、終了後1か月間は生ワクチン接種を延期すべきとなっている5)」。

によれば、ワクチン接種の前にデキサメサゾンで予防したイヌと予防しない ..

はじめまして。梶山小児科・アレルギー科 院長の梶山 瑞隆です。小児科専門医、アレルギー専門医を持ち、生後間もない赤ちゃんから大人の方までを幅広く診療しております。
お子さんの場合、さまざまな身体の機能が未成熟であるため、大人とは少し違った症状の現れ方をすることがあります。「もう少し様子を見ようか、それとも受診しようか…」、あるいは「どこを受診したらいいのだろう…」と迷われることもあるでしょう。私は、そういったときこそ気軽にご相談いただける医師でありたいと願い、そのための知識・設備・環境を準備してまいりました。
また、特に人から人へと感染する病気の場合は、家族が一体となって治療・予防に取り組むべきだと考えます。お子さんの治療に加え、家族間での感染を予防するための具体的なアドバイスを送り、皆様が早く元の暮らしに戻れるようサポートいたします。
安心と笑顔を届けられるファミリードクターとして、地域の皆様の健康を支えていきます。

「インフルエンザは喘息患者における急性増悪に影響することが知られており、近年のシステマティックレビュー6)によると、インフルエンザワクチン接種は急性増悪による緊急受診や入院を59~78%予防する可能性が示されている。米国では、中等症以上の喘息患者はインフルエンザ罹患による重症の合併症を来す可能性が高いハイリスク群とされ、毎年接種を受けるべきとされている7)。なお、米国小児科学会は『鶏卵アレルギーがあっても通常通りインフルエンザワクチン接種が可能であり、ワクチン接種前に鶏卵アレルギーの有無を確認する必要はない』としている8)」。


埼玉県 ふじみ野市 小児科 内科 アレルギー科 はたクリニック

「インフルエンザは喘息患者における急性増悪に影響することが知られており、近年のシステマティックレビュー6)によると、インフルエンザワクチン接種は急性増悪による緊急受診や入院を59~78%予防する可能性が示されている。米国では、中等症以上の喘息患者はインフルエンザ罹患による重症の合併症を来す可能性が高いハイリスク群とされ、毎年接種を受けるべきとされている7)。なお、米国小児科学会は『鶏卵アレルギーがあっても通常通りインフルエンザワクチン接種が可能であり、ワクチン接種前に鶏卵アレルギーの有無を確認する必要はない』としている8)」。

食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患での初診の際は ..

卵アレルギーを有する者への鶏卵培養のインフルエンザワクチン接種に関する研究のレビューには、アナフィラキシーあるいは重度の過敏性反応の症例はないことが記載されている。一方、鶏卵フリーワクチンであるRIVを卵アレルギーがある者へ接種した後に、重度アレルギー反応が発生したことがVAERS(ワクチン有害事象報告システム)の報告に記録されている。これらの報告では、鶏卵培養のインフルエンザワクチン接種後に観察された反応は、卵たん白以外の物質によって引き起こされた可能性と、すべてのワクチンをすべての被接種者(アレルギーの既往の有無に関わらず)へ接種する際に、重度の過敏性反応を診断・治療できるよう備えておくことの重要性を強調している。

えがおの森こどもアレルギークリニック ; 2025年01月10日(金)

重症で生命にかかわるようなワクチンに対する反応は、まれではあるが、アレルギーの既往の有無に関わらず、どのワクチンでもどのような被接種者でも発現しうる。予防接種を実施する者は、どのワクチンでも、急性過敏性反応を迅速に診断・治療できる人員と設備が整った状況下で接種すべきであることを念頭に置く。すべての予防接種を実施する者は、所属施設の救急時の対応策を熟知し、心肺蘇生法を習得しておく必要がある。卵アレルギーを有する者に特別に推奨される接種後の経過観察時間は設けていない。ただし、ACIPは、患者が失神を起こした場合の受傷リスクを減らすために、どのワクチンでも接種後15分間は患者(座位または仰臥位で)の経過観察をすることを推奨する(表1)。

花粉症は症状が出る前の治療がオススメです ; 2025年01月09日(木)

卵アレルギーを有する者への鶏卵培養のインフルエンザワクチン接種に関する研究のレビューには、アナフィラキシーあるいは重度の過敏性反応の症例はないことが記載されている。一方、鶏卵フリーワクチンであるRIVを卵アレルギーがある者へ接種した後に、重度アレルギー反応が発生したことがVAERS(ワクチン有害事象報告システム)の報告に記録されている。これらの報告では、鶏卵培養のインフルエンザワクチン接種後に観察された反応は、卵たん白以外の物質によって引き起こされた可能性と、すべてのワクチンをすべての被接種者(アレルギーの既往の有無に関わらず)へ接種する際に、重度の過敏性反応を診断・治療できるよう備えておくことの重要性を強調している。

ワクチンに含まれている成分がアレルギーを引き起こしてしまいます。 ◎ワクチンを接種してから1時間以内に起こる症状

重症で生命にかかわるようなワクチンに対する反応は、まれではあるが、アレルギーの既往の有無に関わらず、どのワクチンでもどのような被接種者でも発現しうる。予防接種を実施する者は、どのワクチンでも、急性過敏性反応を迅速に診断・治療できる人員と設備が整った状況下で接種すべきであることを念頭に置く。すべての予防接種を実施する者は、所属施設の救急時の対応策を熟知し、心肺蘇生法を習得しておく必要がある。卵アレルギーを有する者に特別に推奨される接種後の経過観察時間は設けていない。ただし、ACIPは、患者が失神を起こした場合の受傷リスクを減らすために、どのワクチンでも接種後15分間は患者(座位または仰臥位で)の経過観察をすることを推奨する(表1)。