「XXIc.-21世紀人」 21_21 DESIGN SIGHT
PIZZA KOBRA(ピザコブラ)というこの照明は、写真を見ての通り伸ばした状態は「コブラ」、平らにすると「ピザ」になるから。
ロン・アラッド『ピザコブラ』(ロンドン/2007)
PIZZA KOBRA(ピザコブラ)というこの照明は、写真を見ての通り伸ばした状態は「コブラ」、平らにすると「ピザ」になるから。
『XXI c. ― 21世紀人』構想において、三宅は3人の作品をスタート地点とした。イサム・ノグチが北京滞在中に描いた墨絵のドローイング『スタンディング・ヌード・ユース』、ティム・ホーキンソンによる今にも浮き出そうな迫力の絵画『ドラゴン』、そして、三宅一生が「星の王子さま」に登場する“ウワバミ”を思い出したという、眼光鋭く輝く照明器具『ピザコブラ』である。次の時代へと視線を向けた生命力に溢れる3つの作品。さらに誰もが感じている疑問や課題に向き合いながら新しい表現に取り組んでいる国内外の作家作品を加え、会場を訪れた人たちと一緒に考え、最後には希望を感じられる、祝祭のような展覧会を作り上げた。空高く飛翔するような、内に秘めたパワーが感じられる作品の数々。メタファーとして機能するするこれらの作品は、これからのものづくりや暮らしについて考えるひとつのきっかけとなり、これから私たちが歩む道に温かい明かりを灯してくれる。
IGuzzini
お話の方は、ツチノコという世間的にはUMAとしての認識の方が強い妖怪が登場。・・・お恥ずかしい話ですが、自分は「土の子」のカタカナ表記だとばかり思っておりました>ツチノコ。
言われてみれば、槌(木製ハンマー)に似た形状してますよね〜(^^;;
で、今回登場する妖怪の槌の子は、お馴染みのピザコブラ(笑)型ではなく、まさに木槌型の大蛇で(これは原作といいますか、水木しげる氏の描いたデザイン意匠をそのままアレンジしているのかもしれませんが)、UMAとしてのイメージを見事に覆すものです。
しかし、劇中で「未確認生命体」という言い方もされていましたが、ついついそうした呼称をされるとグロンギ怪人を連想してしまう自分がいたりヽ(´ー`)ノ
「妖怪は非現実」なんてセリフもありますが、実際、妖怪ってUMAなんですけどねww・・・流石、男子小学生理論!みたいな。
本展には三宅氏が多くの刺激を受けたという、3人の作家の作品が特別に参加している。ティム・ホーキンソン氏の『ドラゴン』は2007年のロサンゼルスのゲティ・ミュージアムで開催された個展「Zoopsia」に出展された作品。365×269cmの大作で、クラフトペーパーに描かれた後にネットに貼られ、梱包用のナイロンの紐で木の棒に括り付けられている、水墨で描かれたような味わいの龍の力強さが伝わってくる作品だ。デザイナーのロン・アラッド氏が制作した『ピザコブラ』はデリバリのピザボックスのようなパッケージに収められており、使用する際に自由に形を変えて使う事ができる照明器具だ。