最後に、手術前に休薬すべきSGLT2阻害薬をリストにまとめました。


というのが、イマイチわかりにくくないですか?もちろん、「手術日」や「手術後」にやめるのは理解できます。絶食または食事量が少ないときには低血糖症状のリスク(単独では低いけど)が懸念されるからです。でも、手術前のイメージは湧きにくいですよね。


[PDF] 糖尿病用薬(ビグアナイド製剤,SGLT2阻害薬)の術前休薬期間

糖尿病に対してSGLT2阻害薬を投与すると、尿中への糖排泄増加により血糖および血中インスリンが低下し、肝臓での糖新生が増加します。脂肪分解が亢進し、遊離脂肪酸が肝臓でケトン体に代わり、体内にケトン体が増加します。
そのような状況で、周術期に絶食による糖質摂取不足や、侵襲に伴う体への極度のストレスを伴うと、脂肪分解がより亢進して体内のケトン体が急増し、ケトアシドーシス発症のリスクが増大する。
SGLT2阻害薬服用者では、高血糖を来さずにケトアシドーシスを呈するケースも問題視されている。

今回はSGLT2阻害薬について、なぜ術前休薬の認知度が低いのか、その背景を考察しながら「手術前からやめるべき理由」と「休薬期間」について共有したいと思います。

指示や管理の煩雑さを回避するため、ビグアナイド製剤と休薬期間を統一し、術前2日前とした。 【添付文書】記載なし.

抗血小板薬、抗凝固薬、低用量ピル(経口避妊薬・一部の月経困難症治療薬)、経口糖尿病薬、一部の骨粗鬆症治療薬は手術前に投与中止が必要です。
※投与中止期間は目安のため、手術の種類、侵襲の程度、患者リスクによって異なる場合があります。
※抗血小板薬、抗凝固薬中止基準は、麻酔科学会のガイドラインの推奨に基づいています。
※消化器内視鏡検査前の抗血栓薬中止基準は、学会のガイドラインの推奨に基づいています(詳細は内視鏡部へご確認ください)。

※経口糖尿病薬も手術前後禁忌のため注意してください(インスリンによる血糖管理が望まれる)。

また、手術が予定されている場合には、術前3日前から休薬し、食事が十分摂取できる ..

だが、SGLT2阻害薬は、投与中止後にもケトアシドーシスが遅延する報告も相次いだため、日本糖尿病学会の「」に「手術が予定されている場合には、術前3日前から休薬し、食事が十分摂取できるようになってから再開する」と2020年12月25日に追記された。

SGLT2阻害薬が、心血管疾患のハイリスク2型糖尿病患者における心不全予防のみならず、2型糖尿病の合併や左室駆出率を問わず、心不全患者での標準的治療薬のひとつとして、その使用機会が増加している。

術を受ける場合には、手術 3 日前から休薬し、術後は食事摂取が可能 ..

そこで両学会は、日本循環器学会と日本心不全学会は、「心不全治療におけるSGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation」を公表した。

手術前後は、食事が中止になることが多く、低血糖のリスクも高いので、そのタイミングで糖尿病治療薬は服用中止となる。血糖値に基づいた量のインスリンを投与して血糖コントロールを行うことが多い。


[PDF] 手術・検査前に休薬を要する薬剤(内服薬)一覧(2024年7月現在)

糖尿病治療薬は、「重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者」に禁忌となっている。

術前4週~術後2週まで休薬、産後4週以内及び⾧期間安静状態の患者は禁忌(添付文書 ..

「心不全患者にSGLT2阻害薬を使用する場合には、本Recommendationをもとに、心不全診療ガイドラインや、日本糖尿病学会および日本腎臓学会のSGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendationもあわせて参考にしていただきたい」としている。

[PDF] Ⅲ.術前に投与中止する薬剤 ① 出血のリスクがある薬剤(薬効別)

これを受けて、日本循環器学会と日本心不全学会は「急性・慢性心不全診療ガイドライン」(2017年改訂版)で、SGLT2阻害薬について、心血管疾患のハイリスク2型糖尿病患者での心不全予防として、推奨クラスI・エビデンスレベルAに位置づけた。

[PDF] 茨城県立中央病院 手術部運営委員会 術前中止薬一覧

このように、SGLT2阻害薬は、注目度アップにより処方量が増加傾向です。手術を受ける患者さんがSGLT2阻害薬を服用しているケースも多くなっています。

ここに示した「周術期に休薬を考慮する薬剤一覧」は、手術をおこなう医療機関において術前に休薬を考慮する薬剤を抜粋しています。 ..

SGLT2阻害薬は、2015年以降に公表された心血管疾患のハイリスク2型糖尿病患者を対象とした心血管アウトカム試験で、入院を要する心不全イベントのリスクを低下させることが、相次いで報告された。

る患者では、少なくとも手術前 3 日間は本剤投与を一時的に中止

スーグラ(イプラグリフロジン L-プロリン)
カナグル(カナグリフロジン)
フォシーガ(ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物)
ジャディアンス(エンパグリフロジン)
アプルウェイ/デベルザ(トホグリフロジン水和物)
ルセフィ(ルセオグリフロジン水和物)

重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者[輸液、インスリンに

SGLT2阻害薬が、心血管疾患のハイリスク2型糖尿病患者における心不全予防のみならず、2型糖尿病の合併や左室駆出率を問わず、心不全患者での標準的治療薬のひとつとして、その使用機会が増加しているのを受けたもので、SGLT2阻害薬の位置づけや使用上の注意点などをふまえた内容になっている。

✓ 手術のために食事を摂取できない場合、手術前にSGLT2阻害薬を一時休薬すること.

しかし、「手術前にSGLT2阻害薬を止める、その理由は……?」と聞かれたらどうでしょう。私もこの記事を書くまでは答えられませんでした。

フォシーガの成分に過敏症の既往歴がある方 · 糖尿病性昏睡や前昏睡の方 · 重症な感染症がある方 · 手術前後など重篤な外傷がある方.

SGLT2阻害薬は術前に休薬しないといけないのに、その記載は添付文書内にしれっと紛れ込んでいるし、その理由もイメージしにくいのが、認知度を下げる要因だと思います。

1日の最初の食事や飲水の前に空腹の状態で服用します。服用時は120mL以下 ..

SGLT2阻害薬が心不全患者に対する標準的治療薬のひとつとして使用機会が増加しているのを受け、日本循環器学会と日本心不全学会は、日本循環器学会と日本心不全学会は、「心不全治療におけるSGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation」を公表した。

[PDF] ≪手術前後の投与に注意を要する薬剤≫ 女性ホルモン関連製剤

本剤の吸収は胃の内容物により低下します。
1日のうちの最初の食事・飲水の前に、空腹の状態でコップ約半分の水(約120mL以下)で服用します。服用後少なくとも30分は、飲食及び他の薬剤の経口摂取を避けます。

フォシーガがあります。 説明に心臓の働きを助ける、腎臓病の進行 ..

1日1回 朝食前または朝食後にコップ1杯程度のお水で飲んでください。
飲み忘れた場合は2回分(2日分)を一度に飲まないでください。
利尿剤やメトホルミン、糖尿病治療のためにインスリン分泌薬との併用は避けてください。

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SGLT2阻害薬を飲んだままだと、周術期のDKAのリスクが高まります。だから、周術期(手術前後)に休薬が必要になるわけです。

糖尿病用薬(ビグアナイド製剤,SGLT2阻害薬)の術前休薬期間

先述のとおりです。webで検索すると「1日前」と決めている施設が多い印象があります。

米国麻酔科学会(ASA)は、患者は選択的手術や処置の前には、最長で1週間、GLP-1受容体作動薬の使用を中止するよう推奨している。

現在、高SGLT2選択性はジャンディアス・ルセフィ・デベルザ/アプルウェイ・フォシーガ、低SGLT2選択性はカナグル・スーグラが使用されています。
低SGLT2選択性は血糖がより下がりやすくなるため、低血糖症状がおこりやくなるのと、多数の器官で作用するため副作用も心配です。
当院では高SGLT2選択性にあたるフォシーガを採用しています。フォシーガは副作用が少なく、多くの研究・論文により医学的根拠があり、安心して使用できるお薬です。また、心血管リスクの低減や予防、腎臓の保護にも有効に働くことが報告されており、幅広い健康効果が期待されています。

また、カナグル®、フォシーガ®、ジャディアンス®などの SGLT2 阻害糖

ご存知の人も多いかも知れませんが、2020年3月にアメリカ食品医薬品局(FDA)がSGLT2阻害薬の手術前休薬について、添付文書の変更を承認しました。

尿病治療薬は、手術等による体調の大きな変化や絶食の影響による糖尿病性

個人輸入という形でネットでフォシーガを購入することができます。ただ、個人輸入はリスクも大きく、偽物の恐れがあったり、副作用が生じたときなどに対応が難しかったりするケースがあります。