糖尿病の薬(SGLT2阻害薬)~スーグラ、フォシーガ等~
SGLT2阻害薬は、比較的新しい糖尿病の薬です。腎臓で作られた尿からブドウ糖が再吸収されないようにすることで、血糖値を下げるという仕組みの薬です。体重を減らす効果もあり、肥満の方の糖尿病治療にはぴったりです。世界的な研究で、ことが分かりました。
飲み方のポイントとして、ことでフォシーガの副作用であるカンジダを予防できます。
血圧の基準値は、年に診療ガイドラインの変更があり、目標値が厳しくなりました。歳未満の患者さん、あるいは歳以上でも糖尿病・慢性腎臓病・心臓や脳の血管系の病気があるなどリスクの高い患者さんであれば、家庭血圧未満、病院での血圧未満という目標値になっています。
あとは、糖尿病の薬も高くなって来ました。 金銭面のことも大事だと私は思っています。 処方するだけ、ではなく、そういったことも相談にのる雰囲気作りが大事だと思う次第です。
この薬を使いながら人にもよりますが、血圧130/80mmHg以下を目指しましょう。
また、水分量の調節などの作用があるため、慢性心不全や慢性腎臓病の治療にも使われます。
フォシーガによって体重が減少するという報告があり、ダイエット薬として処方されることもあります。
ルセフィとフォシーガは、です。 以下の表で、2つの薬の違いをご確認ください。
糖尿病の患者さんで、すでに心筋梗塞や脳梗塞を起こしてしまった方や、その危険が高いと考えられる方では、ことがすすめられます。
心不全は心臓のポンプ機能が障害された結果出現するため、心外膜、心筋、心内膜疾患、弁膜症、冠動脈疾患、大動脈疾患、不整脈などさまざまな要因により発症する。しかし、心不全の多くの症例に左室機能障害が関与し、左室機能によって評価法や治療が異なるため、左室駆出率(LVEF)による分類が多用されている。
薬の名前としてフォシーガ、ジャディアンス、カナグルあたりが有名です。
・三環系・四環系抗うつ薬、ノルアドレナリン再取込み阻害薬、ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤 アミトリプチリン塩酸塩、 マプロチリン塩酸塩 、 ベンラファキシン塩酸塩 、 デュロキセチン塩酸塩 、 ミルタザピン等 臨床症状・措置方法:使用経験が限られており、血圧上昇等を起こすおそれがある。
機序・危険因子:これらの薬剤はノルアドレナリン取込み阻害作用あるいは放出促進作用を有する。本剤はノルアドレナリン等のカテコールアミンの代謝を阻害するため、併用によりノルアドレナリン等の作用を増強させる可能性がある。
糖尿病とは血糖値(血液中のブドウ糖)が慢性的に高くなる病気です。血糖値が下がるといけないので、人間にはもともと血糖値を上げる仕組みが備わっているのです。食料に困った時代はそれでよかったのですが飽食の時代になり今度は血糖値が上がりすぎて困っているのが糖尿病です。
糖尿病ではインスリンの分泌量が減少したり、インスリンの働きが弱くなったりするため、血糖値が高い状態が続きます。この状態が長期間に及ぶと全身の血管に障害が起こるようになり腎臓、目、心臓などに病気をもたらします。
血糖値を下げるために工夫された様々な薬が開発されてきました。しかし血糖値を下げるだけが目標ではなく、糖尿病の合併症である心血管合併症や心不全発症を低下させることが本来の目標です。
副作用には、血圧が下がりすぎる、脈が遅くなりすぎるなどがあります。
肝機能障害がある方では、フォシーガの代謝が遅延するおそれがあります。また、フォシーガは、重度の肝機能障害がある方に対して長期の使用経験がありません。
そのため、肝機能障害がある方へフォシーガを使用する場合は、慎重に投与を進めていきます。
ちなみにSGLT2阻害薬を飲むと、尿糖の排泄量は、1日 60g-100g 増えます。
当院では、ご来院・オンラインのどちらでもフォシーガをご購入いただけます。
オンライン診察をご希望の患者様は以下のリンクよりお申し込みください。アプリのインストールやシステム使用料は不要です。
フォシーガの併用禁忌薬(併用が禁止されている薬)はありません。
フォシーガを妊娠中の方に投与した場合の安全性は確立されていません。
なお、動物を対象とした試験では、フォシーガが胎児へ移行することが確認されており、出生児の腎盂および尿細管の拡張が認められたとの報告もあります。
したがって、妊娠中の方や妊娠している可能性のある方にはフォシーガを投与せず、糖尿病がある場合はインスリン製剤などを使用します。
これらのお薬とフォシーガを併用することで、ことや可能性があります。
血糖値の目標は、ヘモグロビンエーワンシーを上記のごとくキープするのが目標です高齢者については別途目標値がありますが、複雑なのでここでは割愛します。糖尿病のため合併症で体を悪くしないためには、ひとまず未満を達成することが重要です。余談ですが、私はについて「たとえ話ですが、を足すと体温になると思ってください。台なら平熱、台は微熱、以上は高熱、という感じなので、まずは台を目指しましょう」とよく説明しています。
それではフォシーガは、どのようにして効果を発揮するのでしょうか?
心不全(しんふぜん)とは、心臓が正常に働かず、身体に必要な血液や酸素を適切に供給できなくなる状態のことを指します。心臓は、血液を体全体に送り出すポンプの役割を持っていますが、心不全ではこのポンプ機能が低下し、血液や酸素の供給が不十分となります。
心不全の主な症状は、息切れ・むくみ・疲れやすさ・食欲不振・吐き気・動悸などです。進行すると夜間に発作的な呼吸困難となり、横になると呼吸が苦しいため座って呼吸をする状態(起座呼吸)になります。
激しい呼吸困難などが急激に生じている状態を急性心不全、心臓に障害があるものの一定の安定が得られている状態を慢性心不全といいます。
体質や持病の種類・程度によっては、フォシーガが服用できないケースがあります。
前述の通り、フォシーガは腎臓で糖を血液中に戻すこと(再吸収)を抑え、尿に排出し、血糖値を調整するお薬です。
定期的にESA製剤という造血剤の投与が必要となる場合があります。
フォシーガは、授乳中の方を対象とした臨床試験を実施しておらず、安全性が確立していません。一方で、動物を対象とした試験では、フォシーガが乳汁中へ移行することが明らかになっています。
したがって、授乳中の方にフォシーガを使用する場合は、授乳を中止するのが望ましいとされています。
また造血剤としてHIF-PH阻害薬も新たに誕生して注目を集めています。
動脈硬化のある糖尿病患者さんでは、現在飲んでいる薬に加えて、SGLT2阻害薬も飲むことを積極的に考えてよいでしょう。
フォシーガの一般的な副作用としては、以下のようなものがあります。
SGLT2阻害薬には、empagliflozin (ジャディアンス)、dapagliflozin (フォシーガ)などがあります。いずれも心筋梗塞や脳梗塞を減らす効果があります。心収縮力が低下している場合に、心不全による死亡率を下げる効果もあります。
GLP-1受容体作動薬とフォシーガの主な違いは以下の通りです。
低血糖症状、脱水症状、頻尿、膀胱炎などの尿路感染症
性器感染症、口渇、便秘、血圧低下、腎機能障害、ケトアシドーシス
フォシーガは糖質制限ダイエットに近い働きをしていると言えるでしょう。
なお、フォシーガを使うと1ヶ月で1~2kgほどの減量を目指すことができますが、お薬をやめるとリバウンドすることがあるので注意してください。(クリニックフォア糖質カットプラン・内服バランスプランでの減量目安)
フォシーガを使用すると、脂肪をため込みにくくなると言えるでしょう。
当然ですが、SGLT2阻害薬だけに頼るのは治療としては不十分です。食事や運動などの生活習慣を改善すること、また他の糖尿病薬も併用して、血糖を十分に下げることが重要です。
フィットクリニックでは、ルセフィと同じSGLT2阻害薬のフォシーガを含む
血液中の糖は、尿のもととなる原尿にいったん出た後、SGLT2というタンパク質の働きによってまた血液中に戻ります。SGLT2阻害薬は、このSGLT2を阻害することで、糖が血液に戻らずに尿として排出され、血糖値を下げるというメカニズムのお薬です。
また、体液量の補正や血圧低下、血行動態の改善などさまざまな作用により、慢性心不全や慢性腎臓病を改善する効果も期待できます。
フォシーガは、小児などを対象とした臨床試験を実施していません。
ご家庭ではお子さまの誤服用を防ぐため、フォシーガの保管場所などにご注意ください。
フォシーガ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
です。血糖正常化に相当するHbA1c 6.0%未満を目標にして治療すると、心筋梗塞や脳梗塞がかえって増えてしまうというデータがあるためです。もちろん、低血糖を起こしてしまうようなら、もっとゆるめの目標にします。