今回はそのメリットおよびイソトレチノインの飲み方について話していきます。
酒さ(赤ら顔)による肌の赤みや毛穴の目立ちなどに悩む方にとって、イソトレチノインは心強い選択肢のひとつです。
もともと重度のニキビ治療薬として使われてきたイソトレチノインは、酒さ特有の赤みや炎症、さらに鼻瘤(びりゅう)といった症状にも効果が期待されています。
イソトレチノインは、以下のようにさまざまな角度からニキビ改善に働きかけます。
イソトレチノインは服用を5か月続けたときに、3~5年はニキビが作られにくくなると言われています。
肌状態に個人差はありますが、イソトレチノインをやめた後でも期待した効果を実感したい方は、まずは6か月を服用期間の目安として治療をはじめるとよいでしょう。
イソトレチノインはニキビの再発を防ぐために目安となる投与量が体重から計算できます。
目安として「1kgあたりの積算量が120mg以上」になるとニキビの再発予防に効果が期待できると考えられているのです。
イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。
上記の計算結果より、体重50kgの方で1日20mgのイソトレチノインを服用した場合、ニキビの再発を抑制するために必要な服用期間は300日(約10か月)です。
症例1例目、2例目のように変形が目立つ場合、盛り上がってるところを炭酸ガスレーザーで削ってあげる必要があります。その傷が落ち着いたところで、イソトレチノインの飲み薬を開始します。イソトレチノインはビタミンAの活性型の飲み薬で、ニキビに使われることが多いですが、酒さの3型にも非常に効果的です。
酒さの3型は皮脂腺の過剰な働きが原因となっていることが多いのです。皮脂腺が皮膚の中で大きくなりすぎて鼻瘤を形成しているのです。そのため皮脂腺の働きを抑制して皮脂腺を小さくするイソトレチノインは特効薬と言っていいくらい非常に効果が高く、炭酸ガスレーザーで盛り上がりをきれいに削る&イソトレチノインを飲むという治療法が最も効率的なのです。
これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。
ただごく軽症の場合、ほぼ変形や盛り上がりが目立たないような症例の場合は、イソトレチノイン+ポテンツァ、またはイソトレチノイン+ダーマペン、という組み合わせも悪くない印象です。
こちらの写真は前述の症例1例目の治療経過です。男性の方で、大きくなっていた鼻を炭酸ガスレーザーで削った後の写真ですね。美容にはあまり関心がなく、 術後のイソトレチノイン内服はされませんでした。炭酸ガスレーザーで削っただけでも、日常生活を送るには全然問題ないレベルに落ち着いています。毛穴や凹凸は若干目立つものの、ご本人は非常に満足されていました。術後のイソトレチノイン内服していれば、もっと綺麗な鼻になっていたと思います。
イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?
もう一例お見せします。炭酸ガスレーザーで削って術後のイソトレチノイン内服もされた女性です。鼻の毛穴や凹凸・膨らみが完全に改善しており、毛穴も目立たず表面もツルッとした感じになってるのがお分かりいただけると思います。酒さ3型を見落とさず適切に治療すれば、これぐらい綺麗になるのです。
Q:イソトレチノインはどれくらいの期間飲み続ける必要がありますか?
A:半年ぐらいが目安です。ただ場合によっては、もう少し短くてもいいと思います。重症のニキビの方ほど沢山の量を飲む必要はないと思いますよ。
またニキビの再発を予防するためには、イソトレチノインの積算量を計算して
イソトレチノインとはビタミンA誘導体の経口薬で重症のニキビに対して効果があります。
海外では重症のニキビ治療に有効な薬剤として認知されていて保険適用ですが、日本では厚生労働省の 承認が取れていないため、保険が適用されません。
最近は毛穴の黒ずみなどでも多く使われているイソトレチノインですが
イソトレチノインの副作用は多岐に渡ります。代表的なものは皮膚、口、鼻、眼の粘膜の乾燥です。乾 燥によって皮膚炎、口角炎、口唇炎、鼻出血、ドライアイなどが起こる可能性があります。これらは症 状に応じて必要な対処療法を行っていきます。
・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。
「イソトレチノインは好転反応が出ると聞いたけれど本当?」など、イソトレチノインを飲み始めて余計にニキビがひどくなったと聞き、不安になっていませんか?
イソトレチノインは医師の診察が必要なため薬局などで市販されていません。
イソトレチノインは、アメリカで難治性のニキビ治療に使われている薬です。しかし、飲み始めの段階で、一時的にニキビの悪化がみられることがあります。この一過性の症状が「好転反応」と呼ばれています。
イソトレチノインは以下の薬剤との併用に注意する必要があります。
好転反応を知らないと、ニキビが悪化したときに「イソトレチノインが自分に合わないのでは?」と不安になり、治療を中断してしまうかもしれません。その結果、十分な効果が得られなくなる可能性があります。
目立った鼻のニキビを即効で治すためには、イソトレチノインがおすすめです。
この記事では好転反応の症状やその期間、好転反応がみられたときの対処法について詳しく解説します。イソトレチノインでの治療について理解できているとニキビ治療をスムーズに進めることができ、効果も期待できるでしょう。
イソトレチノインの治療では血液検査が必要と聞きました。なぜですか?
イソトレチノイン(当院はアクネトレントを使用しています。)はビタミンA誘導体の内服薬です。
ニキビ発症の主要な原因である皮脂の過剰分泌や角化の異常を抑えることでニキビを改善し、新しいニキビができにくくなります。
イソトレチノインは治療効果が非常に高く、6ヶ月間〜8ヶ月間内服することでニキビを大きく改善します。また、ニキビ症状が落ち着いた後もニキビの再発抑制効果がある飲み薬です。
(*再発を抑制する場合は長めに内服する必要があります。)
イソトレチノインの内服治療は有効性が高く、90%以上の方に改善がみられます。
日本では保険適用外のお薬ですので自費診療となります。
また、ニキビほどではありませんが、皮脂抑制作用により酒さ(赤ら顔)に対する治療効果もあります。
イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。
他の治療で2ヶ月ほど治療しても改善がみられない中等症から重症のニキビや繰り返し毛穴の奥深くが腫れて治りにくいニキビがある場合にイソトレチノインでの治療を検討します。
イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。
好転反応とは一般的に、薬を飲み始めてから一時的に症状が悪化することです。イソトレチノインも飲み始めの時期にニキビの悪化がみられるため、好転反応が起きると言われるようになりました。
イソトレチノインニキビ、酒さ、毛穴づまりの治療薬 イソトレチノインとは イソトレチノイン( ..
イソトレチノインは、一般的に「ニキビ治療の切り札」と呼ばれている飲み薬です。ニキビに関する肌悩みの他にも酒さや毛穴、皮脂などの悩みがある方に向いています。
重症ニキビに使用されるイソトレチノイン(アクネトレント)の効果は?
イソトレチノインは主にニキビ治療に使われる薬です。
また皮脂の分泌を抑制する働きや、毛穴の詰まりにアプローチすることにより、「毛穴の黒ずみ」や「毛穴の詰まり」、「毛穴の開き」などの肌悩みにも効果が期待できます。
ニキビや毛穴の悩みがある方は、お気軽に当院までご相談ください。
イソトレチノインの治療に不安を感じる方へ。唇や目、鼻、膣などの乾燥対策を中心に、日々のケアと生活の工夫をやさしくご紹介します。
脂腺増殖症に必要な治療の一つに、炭酸ガスレーザーでのアブレーション(炭酸ガスで、皮膚の盛り上がってる部分を削ってしまう治療)があります。ただ炭酸ガスレーザーだけでは再発する可能性があるため、その後イソトレチノインという飲み薬をしばらく飲む、という治療をおすすめしています。
にきびや毛穴の皮脂詰まりに、イソトレチノインの内服があります。
今回はイソトレチノインで期待できる効果や治療前に知っておきたい「飲み方」や「副作用」「効果はいつから出るのか」、「やめた後はどうなるのか」など治療についての疑問・質問なども解説します。
イソトレチノインとはイソトレチノインは、重度のニキビ(尋常性ざ瘡)治療 ..
中等度~重度のニキビに対して、
イソトレチノインは欧州や米国の治療
ガイドラインでは高いレベルで
推奨されており、
全世界で30~40年以上前から
使用されています。
(FDA認可は1982年)
イソトレチノインご相談希望の方はお電話で予約お願いします※中等度~重度のニキビに対して、イソトレチノイン ..
イソトレチノインは
皮脂腺からの皮脂分泌を抑制し、
さらには皮脂腺自体を縮小させる効果があるため、
一定の副作用はあるものの非常に効果の高い治療薬です。
認可されている欧米では重症ニキビに対する
第1選択とされています。
ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin
経口イソトレチノイン : 国際一般名13-シスレチノイン酸は、1982年以降、重症難治ニキビの治療としてFDAが認めた唯一の薬剤です。