(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウムとして 2.2mg)を含有
【A】以下にそれぞれの薬剤の等量換算を記載する。
コルチゾン(商品名コートン)→ 25mg
= ヒドロコルチゾン(商品名コートリル) → 20mg
= プレドニゾロン(商品名プレドニン他) → 5mg
= トリアムシノロン(商品名レダコート) → 4mg
= メチルプレドニゾロン(商品名メドロール)→ 4mg
= デキサメタゾン(商品名デカドロン他) → 0.5~0.75mg
= ベタメタゾン(商品名リンデロン他) → 0.5~0.75mg
デキサメタゾンリン酸エステルからデキサメタゾン換算量に含量表示変更。 ..
副腎皮質ステロイドによる精神症状は、多幸感、そう状態、情緒不安定、不眠、抑うつ、行動の変調、自殺企図など多様である。コルチゾール、デキサメタゾンが最も発現頻度が高く、次にプレドニゾロンが高い。発現時期は、早期出現型(治療開始後2週間くらいまでに出現し、減量で急速に消失)、中期発現型(治療開始後2週間~1ヶ月くらいから発現し、投与量がある程度減量されるまで持続)、後期発現型(治療開始後数ヶ月してから問題となる)に分類され、早期と中期が多い。危険因子として、①女性、②プレドニゾロン換算で40㎎以上の高用量、③長期投与等があげられるが、投与量と精神症状の発現の潜時、持続時間、程度、病像の種類との関係に相関はない。投与後の経過と神経症状の特徴については、以下の3群に分類される。
通常、成人に対する用法・用量は次の通りである。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1). 静脈内注射:デキサメタゾンとして1回1.65~6.6mg、3~6時間毎。
2). 点滴静脈内注射:デキサメタゾンとして1回1.65~8.3mg、1日1~2回。
3). 筋肉内注射:デキサメタゾンとして1回1.65~6.6mg、3~6時間毎。
4). 関節腔内注射:デキサメタゾンとして1回0.66~4.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること。
5). 軟組織内注射:デキサメタゾンとして1回1.65~5.0mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること。
6). 腱鞘内注射:デキサメタゾンとして1回0.66~2.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること。
7). 滑液嚢内注入:デキサメタゾンとして1回0.66~4.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること。
8). 硬膜外注射:デキサメタゾンとして1回1.65~8.3mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること。
9). 脊髄腔内注入:デキサメタゾンとして1回0.83~4.1mg、週1~3回。
10). 胸腔内注入:デキサメタゾンとして1回0.83~4.1mg、週1~3回。
11). 腹腔内注入:デキサメタゾンとして1回1.65mg。
12). 局所皮内注射:デキサメタゾンとして1回0.04~0.08mg宛0.83mgまで、週1回。
13). 卵管腔内注入:デキサメタゾンとして1回0.33~0.83mg。
14). 注腸:デキサメタゾンとして1回0.33~5.0mg。
15). 結膜下注射:デキサメタゾンとして1回0.33~2.1mg、その際の液量は0.2~0.5mLとする。
16). 球後注射:デキサメタゾンとして1回0.83~4.1mg、その際の液量は0.5~1.0mLとする。
17). 点眼:デキサメタゾンとして1回0.21~0.83mg/mL溶液1~2滴、1日3~8回。
18). ネブライザー:デキサメタゾンとして1回0.08~1.65mg、1日1~3回。
19). 鼻腔内注入:デキサメタゾンとして1回0.08~1.65mg、1日1~3回。
20). 副鼻腔内注入:デキサメタゾンとして1回0.08~1.65mg、1日1~3回。
21). 鼻甲介内注射:デキサメタゾンとして1回0.66~4.1mg。
22). 鼻茸内注射:デキサメタゾンとして1回0.66~4.1mg。
23). 喉頭・気管注入:デキサメタゾンとして1回0.08~1.65mg、1日1~3回。
24). 中耳腔内注入:デキサメタゾンとして1回0.08~1.65mg、1日1~3回。
25). 耳管内注入:デキサメタゾンとして1回0.08~1.65mg、1日1~3回。
26). 食道注入:デキサメタゾンとして1回0.83~1.65mg。
〈多発性骨髄腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法〉
点滴静脈内注射:ビンクリスチン硫酸塩、ドキソルビシン塩酸塩との併用において、デキサメタゾンの投与量及び投与法は、通常1日量デキサメタゾンを33mgとし、21日から28日を1クールとして、第1日目から第4日目、第9日目から第12日目、第17日目から第20日目に、投与する。
なお、投与量及び投与日数は、年齢、患者の状態により適宜減ずる。
〈抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)〉
静脈内注射、点滴静脈内注射:通常、成人にはデキサメタゾンとして1日3.3~16.5mgを、1日1回又は2回に分割して投与する。
ただし、1日最大16.5mgまでとする。
(用法及び用量に関連する注意)
悪性リンパ腫に対する他の抗腫瘍剤との併用療法においては、併用薬剤の添付文書も参照すること。
デキサメタゾン換算の投与量中央値12mg[範囲︓6〜16mg]
新型コロナウイルス感染症で「酸素が必要な中等症II」の患者はステロイド投与が必要になる場合も。今回、日本鋼管病院薬剤部と田中希宇人氏協力のもと作成したデキサメタゾン換算表と患者向けスライドを紹介。
今回、日本鋼管病院薬剤部と田中希宇人氏協力のもと作成したデキサメタゾン換算 ..
1 バイアル 2mL (8mg):10 バイアル、50 バイアル