・コブラ「3Dプリント」パターシリーズは革新的な『3Dプリント構造』が特徴
プーマジャパンがコブラの新作パターをアナウンス。「新製品の『COBRA 3Dプリンテッドパター』コレクションを、取扱店にて4月13日より発売致します」と、同社。ヘッドはブレード型の『GRANDSPORT』、ツノ型の『SUPERNOVA』、ネオマレット『AGERA』の3種類で、ネック形状やトウハングで全6機種を税込49,500円で展開する。
コブラ・キングスーパースポーツ-35パターの価格は、1本5万5000円です。
コブラ『3D PRINTED PUTTER』シリーズ。超精密な設計が可能な「3Dプリンター」を活用することで、寛容性の高さやフィーリングの良さを追求している
21年から他社に先駆けて「3Dプリンター」を製造に取り入れ、製品化に役立ててきた同社。今作もその軽量化と設計自由度の高さから、高MOIでブレに強いラインナップを強化している。
「3Dプリンテッドパターコレクションは、数種類の素材を組合せたマルチマテリアル構造です。ヘッド内部には、HP社のMulti Jet Fusion Technologyによる3Dプリントで製造された複雑な構造をしたナイロン製カートリッジを内蔵することで、優れたサウンドとフィーリングと高い慣性モーメントをもたらすことを特徴とします。またフェース部分には飛行機の翼やボディにも使われる軽量で高い強度の素材6061アルミニウムをインサートし、ソリッドな打感をもたらします。クラウン部分にはカーボンファイバーを採用し、ヘッド上部の重量を軽量化し、低重心を実現しました」(同社広報)
高MOIでブレに強いだけでなく、ゴルファーの上下打点ブレにも対応する4段階のロフトも採用して、安定した打ち出しを追求できる。
「フェースにはLA GOLFが特許取得済みの【Descending LoftTechnology(DLT)】を搭載しました。このテクノロジーは、フェース上部から4段階に1°ずつロフト角を下降させています。フェース上部や下部にヒットした時でもセンターでヒット時と同じような一貫性のある転がりを実現します。また、ソールには着脱可能なウェイトを装着しています。ソールウェイトを調整することで、ヘッド重量の調整が可能で5g、10g、15g、20g、25g をオプションでご用意しています」(同)
今回は、コブラ・キングスーパースポーツ-35パターを紹介しましたが、いかがでしたか?
「イノベーティブなモノができなければ製品を出さない」という開発姿勢を持つコブラが満を持して投入した意欲作だけに、その性能がどれほどのものか、多くのゴルファーが気になるところだろう。そこで今回は、パッティングコーチとして多くのツアープロやアマチュアゴルファーを指導する南秀樹に、コブラの最新パターのテストを依頼。コブラの最新パターがゴルファーにどんなメリットをもたらしてくれるのか、分析してもらった。
ボールの順回転がカップ際までキープされる
まずは、コブラの最新2シリーズのパターを手に取り、アドレスを繰り返す南。
「どのパターも、パッと置いたときに座りが良くて、フェースが真っすぐ向くのがいいですね。モデルによっては置いたヘッドがぐらぐらしたり、フェースが変な方向を向くこともありますが、コブラのパターは非常にアライメントを取りやすい。重心設計やネックの付け方が良いのでしょうね。小さなことに感じるかもしれませんが、これはすごく大切なことで、パッティングの結果に大きく影響してきます」(南)
コブラ「3Dプリント」パターシリーズは革新的な『3Dプリント構造』が特徴。
コブラのパターは、フェース上部から4度、3度、2度、1度とロフト角が変化する「ディセンディング ロフト テクノロジー」を採用している
コブラの最新パター2シリーズには、LA GOLFが特許を持つ「ディセンディング ロフト・テクノロジー」が搭載されている。フェース上部から下部にかけてロフト角が1度ずつ4段階に変化する構造で、どんな入射角でボールをとらえても、最適な打ち出し角が得られる。
【注目】コブラゴルフが3Dプリント技術を採用した限定販売のパター
日本HP主催「HP Digital manufacturing summit 2021」の基調講演に、プーマジャパン コブラプーマゴルフ事業部 シニアマネージャーの西川伸一郎氏が登壇し、「ゴルフクラブの未来を切り開く3Dプリントテクノロジー」をテーマに、コブラブランドのゴルフクラブ「KINGパターシリーズ」の開発に3Dプリント技術がどのように生かされているのか紹介した。
日本HP主催のオンラインイベント「HP Digital manufacturing summit 2021 -3Dソリューションのエコシステムで広がるDigital Manufacturingの可能性-」(会期:2021年10月25~29日)の基調講演に、プーマジャパン コブラプーマゴルフ事業部 シニアマネージャーの西川伸一郎氏が登壇し、「ゴルフクラブの未来を切り開く3Dプリントテクノロジー」をテーマに、同社のゴルフクラブ「KINGパターシリーズ」の開発に3Dプリント技術がどのように生かされているのかについて詳しく紹介した。
3D Printed Series - A Huge Leap Forward In Putter Technology.
「パターではいろいろなミスが出ます。アマチュアゴルファーの多くはアウトサイド・インのカット軌道ですし、極端なハンドファーストでロフトを潰して打つ人もいます。そういった打ち方のエラーによって起こるミスの度合いが、フェースのテクノロジーと慣性モーメントの高さによって、かなり減ってくれるはずです。本番では1回しかボールを打てないわけですから、やっぱりミスを少なくしてくれるクラブを選んだ方が間違いなく有利です。コブラのパターはどちらのシリーズも真っすぐ構えやすく、キレイなコロがりが安定して出てくれますから、ラインに乗せやすいし、距離感も合ってきます。ぜひ、クラブに助けてもらって、パターをやさしくしてほしいですね」(南)
ヘッド形状ごとの特性を解説
【楽天市場】cobra king 3d printed putterの通販
コブラブランドを展開するコブラゴルフは、これまで主にメタルとアイアンで成長を遂げてきたが、その一方で、プーマグループの一員になって以降、パターに関しては新たな製品を発売してこなかった。
コブラ cobra 3D プリンテッド メンズ パター 3D Printed
その経緯について、西川氏は「ゴルフクラブメーカーとして、パターを含めた14本全てのゴルフクラブを提供できることが理想であるため、コブラゴルフも約7年前からパターの開発に着手していたが、“イノベーティブなもの”が出来上がるまではパターに参入しない(製品を出さない)という姿勢を貫き続けてきた」という。
Vintage - 3D Printed - Sik Face Technology.
イノベーティブなパターをどのように実現すべきか。そこで、コブラゴルフが注目したのが3Dプリント技術だ。HPとの取り組みは2019年からスタートしており、HPの金属3Dプリンティング技術「HP Metal Jet」から始まり、現在マルチジェットフュージョン(MJF)方式3Dプリンタ「HP Jet Fusion」へと移行し、ナイロン素材の特性を生かした3Dプリント技術による革新的なパター開発を推進してきた。
コブラの新作「3D プリンテッド」「ヴィンテージ」パターが登場
そして、2021年。その準備がようやく整い、コブラブランドから3Dプリント技術を活用した革新的なパターの新製品「KING 3D Printed Putterシリーズ」が発売された。講演では、ゴルフクラブへの3Dプリント技術の適用にフォーカスし、同シリーズの特徴などを詳しく説明した。
コブラ『3D PRINTED PUTTER』シリーズ、4月13日デビュー
プーマジャパンは4月13日(土)からコブラの最新パターとして『3D PRINTED パター』と『VINTAGE パター』の2シリーズを発売する。
『3D PRINTED PUTTER』は、アルミニウムやカーボン、ナイロンといった素材を複合するマルチマテリアル構造で性能を高めたシリーズだ。最大の特徴は、「3Dプリンター」で出力したナイロン製のカートリッジをヘッド内部に搭載していること。これにより従来製法のパターよりも慣性モーメントを高めながら、心地良いフィーリングを生み出すことができるという。
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コブラの最新パター『3D PRINTED PUTTER』と『VINTAGE PUTTER』は、アームロックタイプを含めるとトータル18モデルがラインナップされている。南は選び方のポイントについて、アドレスしたときの“顔”を一番大切にしてほしいと語る。
「自分に合ったパターを選ぶ上で、最も大切なのはヘッドの顔です。ターゲットに対して真っすぐ構えやすいことが大前提で、その次に振り心地や打感を考えると良いでしょう。顔の好みが合わないパターだと思わぬミスが出たりするからです。ただし、コブラの2シリーズは、どのモデルも高いレベルの寛容性が備わっています。あえて、今まで使ったことのない顔のモデルに挑戦してみるのもおすすめですよ」(南)
ここからは、ヘッド形状ごとの南のインプレッションを紹介していくので、自分に合ったモデル選びの参考にしてほしい。
安心感のある幅広ブレード『GRANDSPORT(グランスポーツ)』
1つ目は『3D PRINTED PUTTER』シリーズでラインナップされている『GRANDSPORT』。幅広でヘッド後方に突起のついた大きめのブレード型パターで、重心角35度のクランクネックとアームロックのモデルを選ぶことができる。
KING 3D PRINTED AGERA Volition リミテッドエディション パター
ドイツの大手スポーツ用品メーカーメーカー Puma(プーマ)の子会社で、米国カリフォルニア州に本拠を置くゴルフ用品メーカー (コブラゴルフ)は、HPおよびHPの金属3Dプリントサービスパートナーである Parmatech とコラボし、大幅な軽量化を実現した新しい3Dプリント製パター「King 3D Printed」シリーズの発売を開始する。
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コブラ 3D PRINTED Putter 2022年モデル
「King 3D Printed」シリーズは、HPのMultiJet Fusion(MJF)技術によるプリントプロセスを用いて3Dプリントされた格子状のデザインを採用。同シリーズのひとつ「KING Agera」パターは、オーバーサイズのマレット形状を採用し、3Dプリントされたナイロンインサート、アルミニウム、タングステンウェイト、SIKフェーステクノロジーを使用したマルチマテリアル構造により、3Dプリントシリーズの中で最も安定した打感を実現する。
3Dプリンターで作られたヘッド構造がすごい。 今までにない安定感抜群のヘッドが完成。 パターヘッドの安定感向上、 さらに打感、打音も良い。
今回コブラは、1つではなく2つの新しいパターシリーズを発表。記憶が確かなら、あまり知られていないボックスセットを除いて、コブラのパターを見るのはボビー・グレースの名前が記されていた以来だと思う。ずいぶんと懐かしい話だ。
コブラのパターおすすめ10選!人気メーカーの名器を厳選して紹介!
HP および Parmatech の共同チームが2年歳月を掛けて開発した「」パターは、3Dプリントにより、ボディに複雑な格子構造を備えたことで、重量配分を最適化して、最大限の慣性モーメントを実現したブレードタイプのパターである。「KING SUPERSPORT-35」パターは、3Dプリント技術を用いたデザインに加え、SIK Golf と提携して設計されたフェースを備えており、このフェース構造は、SIK Golf が特許取得済みの「DLT テクノロジー(Descending Loft Technology)」により、一貫性のある、正確な転がりを実現。
中古 KING 3D PRINTED GRAND SPORT 35 (US)
10種類のヘッドが用意される「King 3D Printed」シリーズの3Dプリント製ヘッドは「」パターシャフトを介して、ラウンド中のすべてのショットを自動記録するを搭載した「Cobra Connect Lamkin Sinkfit」グリップが取り付けられる。