コブラ KING RAD SPEED XDドライバー試打評価レビュー


2020年に発売されたコブラ「」に続き、新たな初速スピード性能を搭載した「」。ソール前後にあるウエイトの距離を戦略的に配置することで、低スピン化を実現し、強い弾きと初速を生む。そんな注目モデルをヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンの評価は!?


コブラ Cobra LTDx キング ラッドスピード スピードゾーンエクストリーのサムネイル

1W:スリクソン ZX5 LS MkIIシリーズ(シャフト/グラファイトデザイン ツアーAD DI 8 TX)
3W:テーラーメイド Qi10シリーズ(シャフト/グラファイトデザイン ツアーAD DI ブラック9 TX)
5W:コブラ キング ラッドスピードツアー
4I-PW:スリクソン Z-フォージドII(番手/4I-PW)
AW、SW、LW:クリーブランド RTX4 フォージド(52度、56度、60度)
パター:スコッティ・キャメロン 009M センターシャフト
ボール:スリクソン Z-STAR XV

今までのエースドライバーはM3、9.5°にエボ4、661sを44インチで使用していました。
ここ2、3年で出たテーラーメイド、キャロウェイ、スリクソン、PING、タイトリスト等、有名どころはだいたい試打しています。
各メーカーの2020〜21年モデルもsim系エピック系は飛距離はでるがもう少し寛容性がほしい、PINGは寛容性あるけど飛距離が落ちる。と言う感じで今一つでした。
そう言えばコブラのドライバー打ったことがないなーと思い某量販店でradspeedシリーズ(純正ツアーADのsシャフト)を試打したところXB10.5°が初球からエースと同程度のデータが取れました。
(平均HS45、打ち出し角14°、バックスピン2300〜2800、キャリー245yぐらい)
radspeedはスピン量がさらに減りましたが私のHSだとスピン量がすこし少ないように感じました。(HS50近く出る人はいい感じになると思います)
XDはスライサーのひとじゃなければ特に試す必要もないかな。
他メーカーと比較するとボール初速はトップクラスかつ寛容性もかなり高かったです。
ツアーad純正シャフトも悪くはなかったですがシャフト次第でもっと良くなる可能性を感じシャフトをアッタスダース6SXで見積りをお願いしたところ思ってたよりいい値段を提示していただいたため購入しました。
(カスタムシャフトで約6万、プラス量販店のキャンペーンで5000円分のギフト券貰えました)
ネットで買うより量販店で交渉した方が安くなるのでおすすめです。
カスタム注文後3〜4週間ほどで到着しました。
(radspeedXB、アッタスダース6sx、45インチ、バランスD2、総重量318gで仕上がりました)

到着したものを打ちっぱなしで打った感想としては、やはり中、高弾道打ち出しロースピンでいい球が打てます。
捕まりは普通ですね、ドローもフェードも打てます。
寛容性が高いのでしょうがないですがインテンショナルスライス、フックは打ちづらい印象です。(曲がらないので個人的には良いんですけどね、操作感が欲しい人はradspeedがいいかも)
打感はボールがくしゃっと潰れるような印象を受け、フェースに球が乗ってる時間が長く、球持ちが良いように感じました、個人的には軟鉄アイアンでいい当たりをした時の様で好きですが弾く感じのヘッドが好きなひとには合わないと思います。
フェース面のミルド加工の溝が深くスピンが入りそうに見えますがドライバーぐらいのロフト角の場合は溝があった方がボールの横滑りを抑え、スピンが減るそうです。
実際打っていてもそのミルド加工の効果なのかヘッドが擦りぎみに入ってもあまり曲がらない不思議な感じでした。
打音は低めの落ち着いた音ですね。

他メーカーにくらべてインプレ等の情報が少ないコブラ、radspeedシリーズですが打ったことのない人にはぜひ試打して頂きたいですね!

個人的には過去最高のドライバーです!

コブラ2021年モデル「KING RADSPEEDシリーズ」をまとめて解説

「ラジアルウエイティング」で高初速・超低スピンを実現 ロフト角は±1.5度の範囲で調整可能。前方の8グラムと後方の2グラムのウエイトを交換してスピン量と打ち出し角も調整できる。標準装着シャフトはコブラオリジナルの『Speeder EVOLUTION』。また、「アーコスセンサー」が標準装備される。 ボディの大幅な軽量化で生まれたフリーウエイトの大半をソール前方、残りを後方に配置した『RAD SPEEDドライバー』。その効果はどれくらい飛距離に現れているのか高橋良明が打って確かめてみた。 初速の出るドライバーは球がどちらに飛び出すかわからない不安がつきものですが、『RAD SPEEDドライバー』はどれだけ振っても球が滑って右に行く感じはしません。

スピン量が減り過ぎると球をコントロールできなくなりますが、『RAD SPEEDドライバー』の場合はちょうどいい少なさで安定しているイメージです。

バシーンと叩きにいったときでもある程度スピンが入ってくれるので、スライダーみたいに右にすっと切れていく球が出ないし、もともと左にも行きにくいので左右どちらかOBのあるようなホールでも安心して振ることができます。 『RAD SPEEDドライバー』は構えたときの見た目がかなりきれいです。ヘッドのすわりがよく、さっとアドレスしてフェースをスクエアに向けることができます。

ロフトによってライ角が変えてあり、ライ角がフラットな9度は左に飛ぶ不安がありません。少しアップライトな10.5度なら球がつかまる感じもあります。

それでも不安な人はネックでロフトとライ角を調整することができるので、ほとんどの人がしっくりくる顔にフィッティングできるはずです。フェースの弾きがいい分、打感は硬めですが、構えやすい顔のお陰で安心感はかなりあります。 『RAD SPEEDドライバー』『RAD SPEED XBドライバー』『RAD SPEED XDドライバー』の3兄弟は、ネーミングから考えると『RAD SPEEDドライバー』がもっともベーシックなモデルと勘違いしてしまいそうです。しかし、実際はまったく逆で『RAD SPEEDドライバー』は完全にアスリートやハードヒッター向けに作られています。

平均的な40m/s前後のヘッドスピードだと球が上がらずスピンも入らないのでドロップしてまったく飛びません。性能を発揮させるためには最低でも45m/sくらいのヘッドスピード必要で、速ければ速いほどパワーを飛距離に変えてくれるドライバーです。

また、アスリートモデルにしては意外と寛容性もあるので、パワーはあるけれど球が曲がって前に飛ばないといった若い人にもおすすめできます。

つかまりのよさを実現した「ラジアルウエイティング」 ロフト角(ライ角)は±1.5度の範囲で調整できる。また、後方の6グラムのウエイトを交換することでヘッド重量、打ち出し角、スピン量を調整できる。標準シャフトはコブラオリジナルの『Speeder EVOLUTION』。ラウンド中のショットを記録できる「アーコスセンサー」は標準装備されている。 つかまりのよさ、ミスに対する強さ、そして飛距離性能。すべてを兼ね備えたドライバーを目指して設計された『RAD SPEED XDドライバー』の飛びとやさしさについて高橋良明が実打テストで検証した。 『RAD SPEED XDドライバー』は兄弟モデルの『RAD SPEEDドライバー』や『RAD SPEED XBドライバー』同様とてもきれいな顔をしているのでつかまり系の割にはアドレスがさっと決まります。

『RAD SPEEDドライバー』との違いはライ角がアップライトに見えることで、かまえたときから明らかにつかまる感じがします。とくに12度はかなりアップライトなので、右に飛ぶ不安はまったくありません。

また、ライ角のせいなのか、ヘッドが割と大きく見えるのもこのモデルの特徴です。見た目から来る安心感がかなり大きいので初心者や中級者にも使いやすいでしょう。 アップライトなつかまり顔の『RAD SPEED XDドライバー』ですが、打ってみるとかまえたときの印象通りの球がいきなり出ました。球がオートマチックにつかまって打ち出し角もまあまあ高めです。ヘッドスピード40m/sくらいの人には、ひょっとしたらもう少し打ち出し角があった方がいいかもしれませんが、基本的にはかなり易しいドライバーです。

とくにヒールのミスに強い印象です。右に切れていくボールでも耐えフェアウェイやラフに残ってくれて、飛距離も出ます。けっこうなスライサーが使っても球が右に行きながらも飛んでくれそうです。 『RAD SPEED XDドライバー』も兄弟モデルと同じようにとても弾きの強い打感で、実際に初速もかなり出ています。球離れが速いけれど、ヘッドの戻りがよく、フェースの滑りもほとんどないので思ったよりもボールがつかまります。

また、重心が深いからか、『RAD SPEED XBドライバー』と変わらないくらいスイートエリアが広く、芯を外したときでも十分初速が出ている感じがします。

スライスの曲がり幅もかなり抑えられるので、その分だけ球が前に行ってくれます。スライサーに多いヒールのミスにはとくに強い印象を受けました。 見た目も球がつかまりやすそうで、実際にボールを打ってもやさしくつかまえられる『RAD SPEED XDドライバー』はスライスを解消したい人におすすめします。

ただスライスの曲がりが小さくなるだけでなく、ボール初速が出るのでスライサーでも飛ばしたい人には最適です。また、直進性も高いのでスライスだけでなく左のミスも出てしまう人にもおすすめできます。

ヘッドスピード45m/s前後で振ったときには『RAD SPEED XBドライバー』の方が球が上がりますが、40m/sくらいでゆっくり振った場合はつかまりのいい『RAD SPEED XDドライバー』の方が上がりやすい印象を受けました。ヘッドスピード40m/s前後のアベレージゴルファーがキャリーで飛ばせるドライバーです。

COBRA RAD SPEED TOUR FAIRWAY Review with Trackman

コブラゴルフの2021年モデル「キング ラッドスピ―ド」シリーズが4月9日より発売となる。ドライバーは「キング ラッドスピード」、「キング ラッドスピードXB」、「キング ラッドスピードXD」の3モデルがラインナップされ、それぞれ固定式のウェートと取り外し可能なウェートの組み合わせを変えることでモデルごとに異なる特徴を持たせているという。

コブラゴルフのニュードライバー「キング ラッドスピード」(左)、「キング ラッドスピードXB」(中)、「キング ラッドスピードXD」(右)の3モデルをプロが比較試打!

リッキー・ファウラー、ブライソン・デシャンボー、レキシー・トンプソンなどのトッププレーヤーが愛用し、日本でも根強いファンを持つコブラ。

シャフトはすべて純正の「オリジナルスピーダーEVO for ラッドスピード」のSフレックスを組み合わせ、ボールはタイトリスト「プロV1」を使用して試打を行った。

「私はエースドライバーで計測するとスピン量が2800~3000回転ほどで、スピンがやや多めのタイプですが、ラッドスピードは平均2136回転と約700回転ほど減っていますね。それでいてドロー・フェードの打ち分けもしっかりできる操作性の高さは魅力ですよ」(中村)


コブラ「KING RADSPEED ユーティリティ」【レビュー企画】 -「スポナビゴルフ」の動画再生ページです。

つかまり度合いについては「ラッドスピードよりもややつかまりが良いでしょうか。それでも、つかまり過ぎるといった感じではありません」と中村。しっかり飛ぶしある程度つかまりもあるけど左に行き過ぎないので、「引っかけグセのある方にオススメです」と評価した。

キング RAD SPEED ドライバー Speeder Evolution for RADSPEED

2021年エースドライバー選びの新たな選択肢になりそうなキング ラッドスピードシリーズ。機会があればぜひ試打してみてほしい。