※乳児の場合、ミルクには混ぜないようにしましょうミルクを嫌うようになり、栄養障害が問題になってしまう恐れがあります。


一番大切なことは、お子様自身が薬の必要性を理解することだと思います。お子様にも「○○ちゃんの体は、今、病気と闘っていて、病気を治すお薬だから飲もうね」と話してあげてください。その上で少しでもお薬を上手に飲めるようにお話させていただきます。

小児科や皮膚科でよく処方されるマクロライド系の抗生物質(クラリスロマイシンやアジスロマイシン)は薬自体がとても苦く、いちご味やパインオレンジ味にコーティングされていますが、それでも苦みが残る、飲み辛い薬です。


◎苦味をうまく隠せるものは、粘り気があって味や甘みが強いもの(アイス、チョコ、コンデンスミルク、ミルクココアなど)です。 ..

A:抗菌薬をのんで治療します。アジスロマイシンやクラリスロマイシンが有効で、決められた期間、抗菌薬を飲めば、他人にうつす危険はなくなります。おとなの場合、アジスロマイシン500 mgを1日目に飲み、以後5日目まで毎日250 mgずつ飲んで治療終了です。ただ、日本の保険診療の規則では、アジスロマイシンは1日500 mgを最大3日間使うことになっています。
抗菌薬は感染力をなくす効果はありますが、咳そのものには効果がありません。百日咳の咳は、百日咳菌が作り出す毒素(PT)によって気道の繊毛上皮が傷つくことで起きます。抗菌薬で百日咳菌が消えても、繊毛上皮はすぐには元に戻りません。咳に対しては、対症療法を行って様子をみるしかありません。

クラリスロマイシンはクラリスの成分名(一般名)です。エリスロマイシンと同じマクロライド系の抗生物質です。経口投与しても胃酸の影響をほとんど受けず、体内によく吸収されるため、血中濃度より高い濃度で体液や組織内に移行します。
クラリスロマイシンには、本来の抗菌作用とは異なる作用(炎症にかかわるT細胞や好中球の働きを抑えて組織の障害を防ぐ作用、過剰な粘液分泌を抑制する作用など)があることも知られています。そのため、びまん性汎細気管支炎や慢性副鼻腔炎、滲出性中耳炎などの慢性炎症性疾患に対して、比較的少量を長期間投与することもあります。
また、緑膿菌などが作る「バイオフィルム(細菌を守る防御膜のようなもの)」を破壊する作用もあります。クラリスロマイシン自体は緑膿菌に効果がありませんが、ほかの抗菌薬と併用することで抗菌作用の増強が期待できます。
なお、クラリスロマイシンには強い苦みがあります。ドライシロップには苦みをやわらげるための製剤設計が施されていますが、酸味のあるもの(オレンジジュースやゼリーなど)で服用すると苦みが出やすいため注意が必要です。お子さまが飲むのを嫌がる場合は、バニラ味やチョコレート味のアイスクリーム、プリン、コンデンスミルク、ココアパウダー、砂糖などと混ぜると飲ませやすくなります。

各項目 1 位 見た目…プリン、いちごヨーグルト 苦味…単シロップ ※混ぜてから時間が経つと、苦味が増します

ご質問ありがとうございました。
そうですね。飽きてしまいますよね…。
チョコは、チョコ自体の味で苦みが分からないですものね。

私の子供も今2歳半で、そのころは抗生物質を嫌がっておりました。
酸味のあるもの、イオン系のスポーツドリンクがNGですので、以下、いくつかご提案です。
・コンデスミルクに練り込む
・バニラアイス でも、甘いので大丈夫かと思いますが
・ホイップクリーム
・プリン
・牛乳
・ココアパウダー(でも、チョコレート味は一緒ですよね)
・はちみつや、砂糖シロップ もいいですが、ちょっと甘すぎてしまうようにも思うので。
※あとは、おくすりのめたね のような、服薬補助製品を使うのもいいですが、抗生物質用は
チョコレート味(風味だけでチョコ成分は入っていません)ですので、嫌ですよね…。

その他、うちでは、本当に少量の水でクラリスロマイシンを溶かして、スポイトで口に入れて飲み込ませて、
すぐにそれ以外の甘い薬をスポイトで飲ませる。
最後に、牛乳で流し込む。ということをしていました。

大変ですよね…。
上記、少しでもお役にたてれば幸いです。

ご質問ありがとうございます。回答が遅くなり申し訳ございませんでした。
その後いかがでしょうか。飲ませられましたでしょうか。

まず、クラリス(クラリスロマイシン、クラリシッド)と、リンゴジュースを混ぜるのは絶対にやめてください!!!
クラリスは、ジュース類(酸味のあるもの)、スポーツドリンク、ヨーグルト、かんきつ類系のおくすりのめたねと、混ぜると、大人でも飲めないぐらいの苦みになります。クラリスを飲んだ後に、リンゴジュースで流し込むのも、口の中にのこったクラリスでかなり苦くなるのでやめた方がいいですね。

※薬局でお薬をもらう時に、「クラリスの飲ませ方」というのは、もらったことないでしょうか。メーカーのURLが貼れず、個人が書いているページのURLを載せます

※一緒に出ているシロップと混ぜることもできますが、今回はアストミンなど酸性の物がありますので、クラリスを混ぜてしまうとやはり苦みが出る可能性があります。

抗生物質は、全般的に苦いのでうちも大変でした。
・クラリスをごく少量の水で溶かし、スポイトに取る (もう一本スポイトがあれば、水をすっておく)
・寝かせて、ほっぺたの横から、なるべく喉の横奥に流し込んで、反射で飲ませる。そしてすぐに、水のスポイトを流し込む
※手を抑えつけたこともありましたが…。
もちろん、飲んだ後には、本当に褒めまくります。すごいね!のんだね!えらいね!そして抱きしめたりします。

または、プリンやババロアのようなものやコンデスミルクに混ぜたりしました。これも、口に入れた後、直ぐに水を飲ませて、味あわせないようにします。

前のURLでは、チョコレートソースを使ってますね。まだ小さいうちにチョコをあげたくないようでしたら、抗生物質用のチョコ味のお薬のめたねがあります。味だけでチョコは入っていませんので、カフェインなど気にすることはないです。

以上が、クラリスの飲ませ方です。

液体の薬自体、味が嫌で飲まない、ということでしょうか。
うちは、液体の薬の味が嫌いで、飲みませんでした。
1歳3か月でしたら、粉に変えてもらえる可能性もあるので、粉にできるかどうか聞いてみてください。(今回はもう、難しいかもしれませんが、電話で聞いてみてもいいかもしれません)
粉薬を子供用の味の濃いダノン?のヨーグルトに振り掛けて食べさせていました。粉ですとフルーツ味が多いので、比較的ヨーグルトと混ぜたり、プリンに混ぜたりして食べてくれます。

液体の薬でしたらリンゴジュースでもいいですが、色々混ぜれば混ぜるほど変な味になってしまうことがあります。
好きな飲み物はありませんか。うちは飲み干せそうな量のお味噌汁などに混ぜたこともあります。あと、カレーやトマトソースが好きでしたので、混ぜたこともあります。味が濃いのでカレーは普通に食べてました。

長くなりましたが、まとめますと
できればそのままの状態で、少し抑えつけて頬の横から喉の奥に流し込む(まっすぐですと喉にあたってむせることがありますので)。
ダメでしたら、何か濃い味の物に混ぜて食べさせる。うちは、ダノンかカレーでした。

ただ、クラリスはヨーグルトや酸味のあるものがNGですので、クラリスを少量の水で溶かして、さっと口に入れて、水や牛乳や違う飲み物で流し込ませる。または、少しとけかかったアイスやプリン等に混ぜる。ということでしょうか。

最後に、変な話ですが、本当に飲まなくてはいけないのですか?と、医師に確認してみてもいいかもしれません。
中耳炎や感染症で抗生物質(この場合、クラリス)が必要な場合には、飲まないと長引いたり、悪化することがあるので、飲ませた方がいいです。

が、悪化予防として抗生剤を出している場合もありますし、絶対に飲まなくてはならない、という物でなければ、
凄いストレスになるようでしたら、一度医師に相談してみるのもいいかもしれません。

咳は、苦しそうなので、咳止め位は飲ませたいと、親だったら思いますよね。症状の酷さにもよりますが、ホクナリンテープという気管支を拡張させる貼り薬で、しのいだということもありました。(症状の酷さと医師の判断とに寄りますので、必ず相談してくださいね)

飲ませるのが、あまりにも大変でしたら、本当に必要ですか? 減らせませんか? 貼り薬など他の薬になりませんか? と、聞いてみていただき、飲ませる量を減らせる可能性もあります。
ただ、本当に必要でしたら、残念ながら、前述のように頑張って飲ませなければならなくなりますが。
※もう少し大きくなってきたら、結構、薬の味が好きになってくることもあります。

大変な状況ご察し申し上げます。早く良くなりますように。

クラリスロマイシン DS+ヨーグルト・オレンジジュース等の酸性のもの:苦味増強 ..

今回はお子さんに粉薬を飲ませる上で、混ぜると苦くなる薬についていくつかお話したいと思います。
その定番といえば「クラリスロマイシン」と「カルボシステイン」でしょうか?何故クラリスロマイシンとカルボシステインを混ぜると苦くなるのでしょうか?まずクラリスロマイシン原薬自体が苦く、苦みはキニーネに匹敵するほど強いと言われており、それをマスキングするため塩基性物質のコーティングを施したり、口腔内pH6.8程度では原薬が溶け出さないような工夫がされた製剤が上市されています。クラリスロマイシンとカルボシステインの併用で苦味がでるのは、カルボシステイン製剤が酸性であるため、前述のような製剤的工夫が施されていても酸性条件下で製剤加工が壊れ、原薬が溶け出してしまうためです。

上記のカルボシステインはドライシロップ(DS)や細粒に関してですが、シロップ(S)と混ぜても苦くならないことはあまり知られていません。シロップ剤はもともと、酸性のカルボシステインにpH調整剤を加えてpHを5.5~7.5にしているため苦くならないのです。ですので、カルボシステインをドライシロップ(または細粒)からシロップに変更する事も対策の一つになるでしょう。先発品と後発品では一部多少の違いはあれば大きな差までは無いようです。

上記は薬同士を混ぜて苦くなる例でしたが、次は薬と水以外で混ぜた時のお話です。先ほどのクラリスロマイシンですが、先程と同様の理由でヨーグルト、スポーツ飲料、果汁ジュース、乳酸菌飲料といったものと混ぜると苦みが増します。ゼリーでも酸味のある味では同様です。おススメはミルクココア、アイスクリーム(バニラ・チョコ)、練乳あたりです。クラリスロマイシン以外では同じマクロライド系抗生剤の「アジスロマイシン」でも似たような傾向にありますし、インフルエンザ治療薬の「タミフル(オセルタミビル)DS」は乳酸菌飲料、バニラアイス、リンゴジュースと混ぜると味が変化し飲み難くなります。以上の事は「乳幼児・小児服薬介助ハンドブック」が多数発売されており、薬局に常備しておく事をお勧めします。薬剤師の皆さんには、お子さんの服薬アドヒアランスを向上させるようなアドバイスをする事が求められます。

ご質問ありがとうございました。再度、ご質問いただいて、よかったです。
リンゴジュースにまぜるのは、全ての抗生物質がNGなわけではありません。クラリス(クラリシッド、クラリスロマイシン)が、NGなのです。これは、私も試しましたが、かなり苦いです。
分かりにくい回答で、申し訳ございませんでした。

今後、薬局で渡されるときに、何に混ぜたらいいかと聞いていただくといいと思います。バタバタして効き忘れてしまっても、薬の袋に書いてある電話番号に電話していただければ、回答してくれます。最近は24時間電話の対応はしてくれる薬局も増えていますので、急な時には着てみてください。

また、注射器ですが、これも、薬局にいってみると、1本無料でもらえるか、10-30-50円ぐらいで買えると思います。
注射器だったり、スポイトだったりしますが、私は、スポイト派です。
参考までに、アマゾンで「薬、スポイト」で、検索すると色々出てきます。


早く良くなりますこと、祈念しております。お大事に。お母様も、休めるように工夫してくださいね。

お薬を主食(ミルクなど)と混ぜてしまうと味が変わってしまい、受け付けなく

子ども用の粉薬は味に工夫がされている場合が多く、のようにされています。特にマクロライド系抗菌薬であるはののでコーティングしてあるです。薬剤は苦みを感じさせないように、されていますが、ドラマの中で登場したように、オレンジジュースなどのに溶かすと、オレンジジュース以外にも同様な理由で、も苦味が出ますし、である、その他なども苦味を発現するので注意が必要です。苦味を感じにくくする製剤改良の研究が重ねられ、現在では、水で服用すれば、苦味を感じにくい製剤となりました。ドラマの中でも登場したもう1つのお薬としてのと言うお薬がありました。このカルボシステインはで、です(カルボシステイン自体は苦みはありません)。とを混ぜると、この酸がコーテングを剥がしてしまってすごく苦くなり、お子さんが薬嫌いになることがあります。
を飲ませてから、などしにしてから、ようにするのがです。また、この薬の苦味をマスクするのが刈谷、みどりイチオシの起死回生のでした。アイスクリームは口当たりがよく、食欲のない子どもにも食べさせやすいという利点もあります。この他にも苦味を回避する食品として、などがありますが、があります。の原因となる菌が含まれている可能性がある為です。作り置きすることで酸性条件で苦味が発現する薬にクラリスロマイシンの他にも、などがあります。昔から言われているようにという言葉があるように、薬は元々あまり美味しいとは言えないものが多く、子供用の粉薬は飲みやすいように、味や香りに工夫が施されていることが多いのです。
私達薬剤師も同一成分の後発医薬品の中でも上記の様な酸性条件下での実際に、自分のなどの五感をフル活用し、も薬剤師の役割なのです。だから味見オタクのみどりは正にこの象徴とも言える姿なのです。小児のお薬の飲ませ方で悩んだら、何でもおかかりの薬剤師さんに相談してみると良いですね。

薬は混ぜる組み合わせによっては、味が苦くなり飲みにくくなることがあります(上表参照)。 また、食前・食後に飲んだ方が効果の高い薬もあるため、服薬方法に関して、ぜひ薬剤師にご相談ください!


子どもに根負けはNG!工夫をこらして飲ませよう-アイチケット広場

ヘリコバクター・ピロリ除菌療法の基準治療は,プロトンポンプ阻害薬(PPI),アモキシシリン,クラリスロマイシンの3剤併用である。ペニシリンアレルギーの人にはアモキシシリンは使用できないが,現時点ではペニシリンアレルギー患者への除菌プロトコルは確立されていない。保険適応外使用であるが,PPI+メトロニダゾール+ミノサイクリンやPPI+メトロニダゾール+レボフロキサシンを用いることがある。

・味が変化する薬剤が多く,ミルク嫌いの原因の十分なりうるといえる.

直訳すれば + ですが、長寿高齢化に伴い、多様な疾患を背景に持つ患者が、により、やが生じることです。
高齢者の中には現疾患によって10種類以上の薬剤を処方されている場合も珍しいことではありません。また、服用時間(朝・昼・夕)ごとにまとめて分包(一包化)することで何の薬剤を服用しているか本人も家族も理解していない場合があります。、、を検討する、、という方法により、医師と薬剤師が協議することもあります。と言うことが現在の医療現場で問題になっています。また、これはの1つでもあります。
が発生してしまう背景として、があげられます。特にはによる生理的な変化によって、肝臓や腎臓の機能が低下(肝機能・腎機能低下)しており、、一般の成人とは薬物の反応や効果の度合いが異なる場合がある点や、などから、が高いのです。高齢者は様々な疾患に罹患し、複数の医療機関にかかり薬が処方されていることは珍しくありません。また、薬の副作用や有害事象を抑えるために新たな薬を処方し、その新たな薬の副作用を抑えるためにまた別の薬を処方……というように、となっています。ことになります。特に、高齢者ではの薬剤を服用しているとことがわかっています。また、そのとしては、多いことが調査の結果、判明しています。

複数の医療機関を受診して、院外処方で異なる薬局で薬を貰い、お薬手帳も薬局ごとに違う場合には、チェックが難しくなることに時々遭遇いたします。また、入院時には「持参薬」として、紙袋や箱に詰め込まれた大量の未使用のお薬が持ち込まれることも珍しくありません。薬剤師はその薬剤を鑑別し、院内で処方される薬剤と飲み合わせや重複等をチェックします。その時に最も役立つのが「お薬手帳」です。
羽倉龍之介の父・龍一のように医者でも、ポリファーマシーの悪影響を知らず、自分の判断で薬剤を調整する患者さんが時々見受けられます。妻から手作りのお薬手帳を見せてくれたことで、薬剤による一過性の認知症症状をみどりとハクが疑いました。
医師である父に「ポリファーマシーのせいかもしれない」と伝えても、龍一は聞く耳を持たなかった。そこでみどりとハクは徹夜でDI室に籠もり、必死に文献を探し、エビデンスのある文献を見つけたのです。医師である父に認知症の原因(物忘れ、靴下が左右逆)がポリファーマシーであることを理解してもらうには、特にこのようなアプローチはをである父親に受け入れてもらいたかったからなのです。疑義照会でも触れたように、薬剤師もこのようにの違った観点から医療を安全に実施できるよう、薬物治療がより向上するよう日々努力している一旦をご理解頂けたら幸いです。

お薬手帳については、葵みどりのお薬講座でも説明していますのでご覧ください。
(葵みどりのお薬講座参照

牛乳に含まれるカルシウムのため、吸収が遅くなり効果が弱まるくすりがあります。 ジュース

飲み合わせ、食べ合わせが悪い組み合わせがあることは古来から言われています。例えば「天麩羅と西瓜」はと、を一緒に食べると、水と油は混ざらず、消化不良を起こすので良くないと言われていますが、科学的根拠は希薄で、食べる時間をずらせば避けられるでしょう。しかし、薬の飲み合わせは、薬であろうと食事だろうと、多くの場合時間をずらしても影響を避けることはできません。薬は血液の中で成分濃度が上がらないと効果がでないことが多く、薬物血中濃度の持続時間は1時間から1週間など薬剤ごとに実に様々なので、服用時間をずらしても影響は変わらないのです。
St John's Wort : SJW、和名:セイヨウオトギリソウ)は、日本では、、やを改善するなどに効果があるとして、又は等の中に含まれていることがあります。 SJWを含有する製品を摂取することにより、がされ、カルバマゼピン(抗てんかん薬)、フェノバルビタール(抗てんかん薬)、ジゴキシン(強心薬)、シクロスポリン(免疫抑制薬)、テオフィリン(気管支拡張薬)、ワルファリン(血液凝固防止薬)、ジソピラミド(抗不整脈薬)、アミオダロン(抗不整脈薬)、経口避妊薬(ピル)などの効果がすることが報告されています。そのため、(SJWに含まれる成分が、薬物代謝酵素である、特にサブタイプである及びの薬物代謝酵素をすることにより薬物代謝がされ、薬剤の効果がします)。これらに挙げた医薬品以外についても、SJW含有食品の薬物代謝酵素誘導により影響を受ける可能性があることから、医薬品を服用する際にはSJW含有食品を摂取しないことが望ましく、医師・薬剤師と必ず相談し薬物治療方針についてよく話し合いましょう。また、服薬指導の中で、常時服用している健康食品やサプリメントがないかを薬剤師が伺うのは、実はこういったお薬との飲み合わせである(お薬の効果をさせたり、させたりする)を事前に防止する為に必要だからなのです。ドラマ中では、薬剤師のくるみが患者の遠野倫さんのインスタグラムの中で映っていた(SJW含有)の摂取があることに気付き、薬剤の低用量ピル(Low dose estrogen-progestin:LEP製剤)のヤーズ配合錠((エストロゲン:E)と(プロゲスチン:P)の2つの有効成分が配合された)との薬物相互作用(作用減弱)が疑われた為、ハーブティーの摂取を中止するよう促しました。遠野倫さんは薬剤を使用する前に医師・薬剤師に服用しているサプリメントを正直に申告していれば、SJWの含有製剤の服用中止を促したり、違う薬剤を提案、選択していることになったでしょう。

健康成人において、クラリスロマイシン錠剤(250mg)を経口投

石原さとみさんが薬剤師を演じるフジテレビ系の連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」が視聴率10%前後と好調です。このドラマは、救急センターでの活躍など、私たちが普段見ることのない薬剤師の姿を描くほか、「患者さんに薬の説明をする」という慣れ親しんだ様子も描いています。たとえば、薬を飲めない子どもとその母親や、薬の効果が出ない女性患者が登場し、薬剤師はそうした人たちの相談に乗ります。こうしたシーンを見て「子どもに薬を飲ませるときにジュースに混ぜても大丈夫?」「水の代わりにお茶で薬を飲んで平気?」などと疑問に思った方がいるかもしれません。そこで今回は薬との飲み合わせに注意が必要な、身近な飲み物や食べ物についてお伝えしたいと思います。

薬物・授乳データベース(LactMed) | WHITE CROSS


喘息治療のです。があります。


気道に存在するを刺激し、気管支平滑筋を弛緩させ、お薬です。効果が長時間続くため、に用います。


LABAよりも速やかに効果が現れるお薬です。喘息のに使用します。


治療の第一選択薬です。気道に存在する(M3受容体)にアセチルコリンの結合を阻害することでし、気道を広げるお薬です。
近年では、上記を組み合わせて治療する為、アドヒアランスを向上させるため合剤が存在します。

また、吸入薬には大きく分けて3種類の形体があり、お薬によってが異なります。


お薬はになります。息を吸うことでお薬が供給されるため、しっかりと深く吸入する必要があります


ボンベの底を押すと、1回分の吸入薬がとして噴霧されるタイプです。
噴霧ガスとしてが使用されています。吸入する力が弱い方でも使用できますが、タイミングよく息を吸いながらボタンを押す必要があります。


噴霧ボタンを押すと、1回分の吸入薬がとして噴霧されるタイプです。pMDIとは違い、吸入ガスは使用しません。

[PDF] 原 著 食品による医薬品の苦味マスキング効果 城戸 克己 1,南堂 佑介 2

白血病とは血液をつくる過程の未熟な血液細胞である骨髄芽球に何らかの遺伝子異常が起こり、がん化した細胞(白血病細胞)が無制限に増殖することです。白血病は、がん化した細胞が、もし成熟したら「何」になっていたか?によって分類されます。成熟したら「リンパ球」になる細胞ががん化した場合。リンパ球以外の白血球、赤血球、血小板になる予定である骨髄系の細胞ががん化した場合はとなります。
白血病の分類の一つがとおよびとの分類です。骨髄の中にみられた白血病細胞を調べた結果によって、骨髄中の細胞全体の中でを占めるものをとし、のものをに分類します。
急性白血病のうち、がなら(acute myeloid leukemia:)、なら(acute lymphoblastic leukemia:)と分類します。ドラマ中では、心春ちゃんがAML、みどりの妹がALLでした。
が、急性白血病と慢性白血病のがん化機構は全く違っていますので、急性の病気が慢性化するというのとは違います。
また、通常といわれる検査によって、骨の中に太い針を刺して骨髄液を吸引し、薄く延ばした標本を色素で染色後に顕微鏡で検査して、白血病細胞の形により、いくつかの種類に分類します。白血病細胞に様々な検査を行い、結果は後日わかるものが多いので、まずは治療をはじめ、その結果によって治療の強さを調整します。このようにして、によってが、白血病の治療でとても大事だと考えられています。
AML治療の内容によって多少異なりますが、入院が必要な治療期間はです。ただ、か、もしくはことが多いため、になります。
急性骨髄性白血病(AML)の治療には抗がん剤が用いられます。従って熱が出た場合はたとえ元気であっても重篤な感染症になってしまう可能性があるため、抗菌薬を早めに使うことになります。また、という肺炎になってしまうことがあるため、みどりが心春ちゃんに「週3回のST合剤は欠かさず飲む。過度な運動と外出は禁止。油断しちゃダメだからね」と伝えていたのは、このニューモシスチス肺炎予防のための内服予防薬の服薬指導でした。
でしたが、薬の適切な使い方や支持療法などの進歩によって、しました。例えば小児のであればすることが期待されます。
しかし、逆に言えば、白血病の治療は100%治る段階までまだ到達しておらず、完璧な治療に至ってはいません。なるべく高い確率で治し、かつ副作用を最小限にとどめるためには、白血病細胞の性質をよく調べて分類をし、その特徴にあった薬の組み合わせと量で治療をすることがとても重要です。
小児がんは細かい用量のチェックやがんの専門知識が必要とされ薬剤師の力量の見せ所となります。

クラリスロマイシンドライシロップを食品と混和した味の官能試験では、酸味のある

粉薬の効果に影響を与える心配がないのは、たしかに、水にとく方法です。なるべく少なめの水にとかして、できれば1回で口に含ませ、ゴクンと飲ませてから水で口直しするのが理想的です。粉薬に何滴かの水を加え、ペースト状にして口の中(ほおや上あご)に塗りつけて水を飲ませる方法もあります。水のかわりに単シロップを使うと飲みやすくなります。私の勤務していた病院の小児病棟では、針のついていないプラスチックの5ml注射器に単シロップを吸って粉薬の包装の中で粉をとかして注射器に再び吸い、子どもの口の中に注射器でそのまま注入していました。子どもは口を閉じて注射器をしゃぶりながら飲んでくれるのでほとんどの場合に成功します。単シロップや注射器は、医師に相談すれば入手できるでしょう。「グレープフルーツジュースにとくとよくない」といわれるのは、高血圧や脂質異常症の薬などのことですが、小児では、ほとんど問題になることはありません。一般的に小児の薬の効果という点ではジュースも大丈夫です。私が思いあたるのは、クラリスロマイシンのドライシロップですが、この薬はもともとひどく苦いので一粒ごとにコーティングされています。かんきつ類のジュースやヨーグルトのような酸性のものでは、コーティングが外れて苦味が出るため、不適当なのです。牛乳であれば、クラリスロマイシンも含め、そのような心配はありません。ミルクも同様です。ただ、飲み物に薬が入っていると変な味に気づいて飲み残すので、なるべく少しの量で溶かし、次に薬の入っていない飲み物で口直ししてあげたほうがよいと思います。