健常人(男性 5 名及び女性 3 名)にコルチゾール、プレドニゾン又はデキサメタゾン
ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :1
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :0.8
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :0.5
デキサメタゾン(デカドロン) :0
ベタメタゾン(リンデロン) :0
(デキサメタゾン) · プレドニゾロン(プレドニゾロン) · プレドニン(プレドニゾロン).
ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :1.2-1.5 h
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :2.5-3.3 h
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :2.8-3.3 h
デキサメタゾン(デカドロン) :3.5-5.0 h
ベタメタゾン(リンデロン) :3.3-5.0 h
ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :1
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :4
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :6
デキサメタゾン(デカドロン) :30
ベタメタゾン(リンデロン) :30
デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム(注射剤) ..
ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ):20 mg
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :5 mg
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :4mg
デキサメタゾン(デカドロン) :0.5-0.7 mg
ベタメタゾン(リンデロン) :0.5-0.7 mg
(1) プレドニゾロン・メチルプレドニゾロンが第1選択薬
(2) ヒドロコルチゾンは塩類蓄積作用があるため、通常用いられないが、即効性があり、ショックの治療に最適
(3) デキサメタゾン、ベタメタゾンは局所投与が基本
(注)デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム(注射剤)、プレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム及びメチルプレドニゾロン酢酸
さて、セレスタミンにはどんな種類のステロイドが含まれているのかというと、「ベタメタゾン(betamethasone)」です。このベタメタゾンは、ステロイドの中でどのような立ち位置にいるでしょうか。私たち医業者は、ステロイドの強さや効き目の目安(ステロイドの力価)として「プレドニゾロン(プレドニン)換算」ということをやります。プレドニゾロン(プレドニン®)は、生物学的半減期が12~36時間の中間作用型のステロイドであり、その適度な作用時間から用量調整がしやすく、外来診療では最も多く処方されるステロイドです。したがって、他の種類のステロイドがどれくらいの力価を持つのか?を知りたいときには、このプレドニゾロン換算というのをやるとイメージがつきやすいのです。下表()によると力価はプレドニゾロン:ベタメタゾン = 4 : 25~30 ですので、一般的なプレドニン錠5mgは、べタメタゾンだと0.75mgに相当します(海外の正書や論文等では、4:25という比率の記載が多く、プレドニン錠5mgは、5 × 4/25 ~ 0.8mgのべタメタゾンと同程度の力価となります)。逆に言えば、セレスタミン配合錠に含まれるべタメタゾンの量は添付文書によると0.25mgですので、これは、プレドニゾロン換算だと、ちょうど0.75mgの3分の1なので、プレドニン錠5mgの3分の1相当ということになります(5 × 1/3 ~ 1.7mgのプレドニン)。
・治療開始後1週間以内の再診率はコントロール群で17.8%、デキサメタゾン低用量群で19.5%、プレドニゾロン群で21.7%だったが、コントロール群と比較して有意な差は認められなかった (デキサメタゾン低用量群 P=.59, プレドニゾロン群 P=.19)。
オルガドロン注射液19mg(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液)
あれ? おかしいですね、プレドニゾロン換算で 2.5mg とあります。これだと5mgのプレドニン錠の半分ですね。私の計算だと3分の1で1.7mg相当量だったのですが。べタメタゾン 0.25mg がプレドニゾロン換算で 2.5mgということは、べタメタゾンの力価はプレドニゾロンの10倍ということになり、どうも文献等での力価(4 : 25 ~ 6.25倍)と乖離があります。どちらが正しいのでしょうか。
──経口投与 プレドニゾロン5日間投与と比較し,非劣勢が示されている3)。エリキシル製剤では量が多いので,デカドロン錠®0.5mgを粉砕し,シロップを付けて救急外来で内服してもらう。中発作なら投与を前提として行動する:吸入の指示をしつつ全身性ステロイドの処方を行うぐらいでよい。52 ■(喘息急性増悪と診断すれば)喘息として対応投与例・酸素投与:前記のとおり。・ ・ 気管支拡張薬吸入:ベネトリン®0.3mL+生食1mL。救急外来では効全身性ステロイド・即効性はない。静脈投与と経口投与では効果に差はない2)(表3)。中発作以輸液・経口摂取ができていれば必ずしも必要ではないが,呼吸苦が続き脱水になる果を判定し,改善不十分であれば30分毎に3回反復する。上で投与。こともよく経験する。その場合は輸液を考慮する。・大発作以上では静脈路を確保し血液ガス測定,各種薬剤投与ルートとして使用する。表3 全身性ステロイド薬の投与方法経静脈投与薬 剤ヒドロコルチゾンプレドニゾロンorメチルプレドニゾロン0.5〜1mg/kg薬 剤プレドニゾロンデキサメタゾン0.3mg/kg(単回)初回投与量5mg/kg定期投与量5mg/kg,6-8時間ごと0.5〜1mg/kg,6-12時間ごと初回投与量定期投与量1-2mg/kg(分1-3)デキサメタゾン単回投与0.3mg/kgについて
メチルプレドニゾロンやデキサメタゾンなど異なる特性を持つステロイド薬が選択肢となるでしょう。 薬剤名, 特徴
デキサメタゾン抑制試験は、クッシング症候群(「」の項参照)が疑われた場合に行う検査で、デキサメタゾン(商品名:デカドロン)は副腎(腎臓の上にある小さな内分泌臓器)で作られるコルチゾールの作用を強力にした内服薬です。
デキサメタゾン製剤及びその代替薬(プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン等).
プレドニン眼軟膏(一般名:プレドニゾロン酢酸エステル)は、抗炎症作用や抗アレルギー作用のあるステロイド眼軟膏で、炎症による目の腫れや赤み、かゆみなどを改善する作用があります。
ステロイド外用薬は強さにより5段階に分けられますが、プレドニン眼軟膏の強さは最も作用のおだやかなウィーククラスに相当するとされています。
プレドニン眼軟膏と同じようにステロイドを主成分とする眼軟膏は、他にサンテゾーン0.05%眼軟膏(デキサメタゾン)などがあります。
メチルプレドニゾロンとトリアムシノロンが5倍、デキサメタゾンが25倍、ベタメタゾンが25~ ..
もし、毎食後に1錠ずつで1日3錠を内服すると、プレドニゾロン換算で7.5mgを内服することになります。このプレドニゾロンで7.5mgというのは、要注意な数字です。というのも、長期にわたるステロイドの投与は、と密接に関係しており、骨量の減少はステロイド薬内服量に依存し、プレドニゾロン換算 7.5mgで内服している時には脊椎骨折相対危険度が5倍になると報告されているからです。また、骨量の減少は、ステロイド内服後3 ~ 6カ月以内に急激に進行します。逆にいえば、期間限定での内服であれば、ステロイド性骨粗鬆症のリスクに関しては、そこまで気にすることはないともいえます。勿論、ステロイドのリスクは、骨粗鬆症だけではなく、長期でなくても出てくる副作用はあるので、処方する側としては、患者さんの基礎疾患も踏まえつつ、適切な用量を心がけます。
プレドニゾロン 125 mg 静注群とプラセボ群に無作為に割り付け,LASA(各 0~
○デキサメタゾン:デカドロン
プレドニゾロンの約10倍の抗炎症作用
血中半減期が300分前後であり、ステロイド薬の中では最長
→局所投与でよく用いられる、長期投与で副腎萎縮
チルプレドニゾロンまたはデキサメタゾンを1.5 mg/kg/24h(相当量)以上 ..
3.経口投与ができない場合には、デキサメタゾン7.5mg(デカドロン®など)、もしくはベタメタゾン6.5mg(リンデロン注®など)などのリン酸エステル型ステロイドを静注してもよい。その場合は、急速静注は禁忌であり、1-2時間以上かけて点滴投与が望ましい。(3)
3.ステロイド薬として、デキサメタゾン製剤だけでなく、プレドニゾロン系製剤
注意:ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロンなどのコハク酸エステル型ステロイドを静注で用いると、喘息発作を誘発することがある(特にアスピリン喘息の患者)ので勧められません。経口ステロイドにはこのような危険性は少ないとされています。(4)
[研究の目的] 当院において、デキサメタゾン及びプレドニゾロンで初回治療を行っ.
がん薬物療法を行う医療者のstate-of-the-art は,最適な治療方針のもとに適切な薬物療法を選択し,安全に,苦痛と後遺症を最小限にしながら,治療強度を維持して最大限の効果を導くことである。各がん種における治療ガイドラインが整備され,Cancer Board も充実してきたことで,適切な薬物療法の選択が容易になされるようになった。さらに各施設内では薬物療法のレジメンを登録制にして管理するようになり,電子カルテの普及による自動計算も導入され,処方に至るまでは一般化され安全性も担保されてきている。しかし,投与後の反応には個体差があり,副作用として出現する苦痛に対してはさらに個別の対応になるため,各種支持療法は熟知しておく必要がある。がん薬物療法によって発現する悪心・嘔吐(chemotherapy-induced nausea and vomiting; CINV)は,催吐の機序が解明され,そこに作用する薬剤が開発された現状においても,患者が苦痛と感じる代表的な副作用であるため,これを適切に制御することは重要な意味をもつ。わが国では,海外のガイドラインを参考に,現状に即したガイドラインを作成し,評価も行なってきた, 。の登場や新たな制吐に関するエビデンスの新出があり,これらを含めた制吐薬適正使用ガイドライン2015 年10 月(第2 版)一部改訂版(ver.2.2)の公開に至った。
DIクイズ1:(A)妊娠時に経口ステロイドを変更する理由:日経DI
患者の症状があまり改善していないことから、処方予定であったプレドニン錠を全て中止するのは適切ではないように思えた。そこで、医師には、セレスタミン配合錠にはリンデロン錠と同じ成分のステロイドが配合されており、プレドニゾロン換算では5~7.5mg相当になることを伝え、セレスタミン配合錠からステロイドを除いたポララミン錠での代替を提案した。すると、セレスタミン配合錠はポララミン錠2mgに変更されて、プレドニンは40mg/日のまま処方されることになった<処方3>。
で,プレドニゾロン 20mg/日以上の投与では感染症のリスクは 2 倍以上に
今回のような疑義照会を行う場合、単にステロイドの重複を伝えるだけではなく、異なるステロイドが含有されていた場合には、プレドニン換算などで力価を比較しやすいように伝えることが必要である。また、疑義照会を行う前に、代替薬の提案も検討しておく。
副腎皮質ステロイド | 一般社団法人 日本リウマチ学会(JCR)
○コハク酸メチルプレドニゾロンNa:ソル・メドロール
血中半減期が180分前後であり、使用しやすい
ヒドロコルチゾンに比べ、塩類蓄積作用が弱い
プレドニゾロンの約1.2倍の抗炎症作用
[PDF] DIニュース2020年12月2号 当院採用の副腎皮質ステロイド注射薬一覧
ステロイド内服薬は多数ありますが、主な違いは効果持続時間です。
また各薬物によって糖質コルチコイド作用と鉱質コルチコイド作用の強さが異なります。
臨床で期待される抗炎症、免疫抑制などの効果は糖質コルチコイド作用の強さに依存しています。
鉱質コルチコイド作用はナトリウムの再吸収亢進とカリウムの排泄亢進があり、高血圧や電解質異常等の副作用として現れることがあります。
下の表に、当院採用薬の生物学的半減期、糖質コルチコイド作用の等価用量、糖質コルチコイド作用と鉱質コルチコイド作用の効力比(ヒドロコルチゾンを1とした場合)をまとめました。
等価用量とは、同等の効果を発現させるのに必要な用量(mg)のことです。
デキサメタゾンは内服でも可、リツキシマブはGDPと同日に投与する場合あり
わが国では悪心・嘔吐に対して承認されていない薬剤は背景を着色している。なお,用量は制吐薬として一般的に使用される量を記載した。
*注射薬中の含量はデキサメタゾン3.3 mg/mL,リン酸デキサメタゾンナトリウム4 mg/mL である。
**効果不十分には同用量を追加投与可。
[PDF] ソル・コーテフ注射用 100mg 製剤の出荷停止に伴う代替案
注意:ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロンなどのコハク酸エステル型ステロイドを静注で用いると、喘息発作を誘発することがある(特にアスピリン喘息の患者)ので勧められません。経口ステロイドにはこのような危険性は少ないとされています(7)。