副作用がマイルドで中止もしやすいことから、使いやすい抗うつ剤になります。
レクサプロでよくある副作用や気にされる方が多い副作用について、症状ごとに対策をお伝えしていきます。
レクサプロは、セロトニンを増加させる作用にしぼったお薬になります。
④エスシタロプラム(レクサプロ):
セロトニンに対する選択性が高い。
脳内移行が強い→末梢性の副作用が少ない。
「アロステリック作用」により、作用部位であるセロトニン・トランスポーターに長時間結合(結合半減期130時間)→効果が強く持続し、離脱症状が出にくい。
初回投与量のまま増量不要。
女性に対する有効率がセルトラリンに次いで高いとのデータがあります。
ヨーロッパではうつ病以外に全ての不安障害の適応(スウェーデンでは月経前不快気分障害(PMDD)にも適応)となっています。
(4)SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)(ミルナシプラン(トレドミン)、デュロキセチン(サインバルタ))、イフェクサーSR(ベンラファキシン) 三環系抗うつ薬と同等な抗うつ作用を持つ。
SSRIに比べると、効果発現が少し速く、1週間以内に効果がみられ、2週間後は効果が少しずつ高まってくると言われます。
三環系抗うつ薬のような抗コリン性の副作用や、心毒性、鎮静作用が少ない。
ノルアドレナリン特有の副作用→排尿障害、頻脈、血圧上昇
それ以外に、なかなか相談しづらいために我慢されている方が多い副作用が、
またレクサプロは、です。とはいえ、長い間服用していた方は少しずつ減量していく必要があります。
末梢血管の収縮を妨げる作用が出現することがあり、起立性低血圧(立ちくらみ)が出現することがあります。もともと起立性低血圧の傾向がある人、血圧が低い方、利尿剤を内服している人は特に注意が必要です。
頻脈(脈が速くなる)ことや心電図上、QT延長という所見が出現することで不整脈が発生することがあります。
レクサプロの特徴としては、効果と副作用のバランスが良いことがあげられます。
副作用として眠気が強く出る薬の代表例は、NaSSAのリフレックスや三環系のトリプタノールです。
レクサプロの添付文章(薬の説明書)では、QT延長に注意するように記載されています。
ですから、セロトニンが過剰に作用してしまって、副作用となるのです。
レクサプロは副作用が少ないため、治療に必要な量まで早く増量できるという特徴があります。
副作用は、口渇、倦怠感、傾眠、便秘、めまい、頭痛、アカシジア、食欲亢進、高プロラクチン血症、口内乾燥、体重増加があります。
レクサプロは、効果と副作用のバランスのよさに定評のある抗うつ剤です。
MAO阻害剤といわれるモノアミン酸化酵素阻害剤とエスシタロプラムを一緒に服用すると、脳内のセロトニン濃度が異常に高くなってしまう可能性があり、副作用が強く出てしまう恐れがあるため併用できません。
レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
③セルトラリン(ジェイゾロフト):
ドーパミンにも作用→非定型うつ病に対する第一選択薬(Stahl)との記載もあり。女性に対する有効率が高いとのデータがありますが、非定型うつ病の7割が女性である事が要因とも考えられます。
半減期が長く、代謝産物も活性をもつ→退薬症状が出にくい。
アメリカではうつ病以外に全般性不安障害を除く全ての不安障害(パニック障害、強迫性障害、社交不安障害)、PTSD、月経前不快気分障害(PMDD)の適応となっています。
といった症状が目立ちます。 お薬承認時のレクサプロの副作用頻度は、
レクサプロ錠(製剤名:エスシタロプラムシュウ酸塩・フィルムコーティング錠)エスタロプラムとして1錠(10mg)を1日1回夕食後に経口投与します。
なお、レクサプロが初めての場合や年齢・症状により適宜増減しますが、用法の半錠5mgから始めていくこともあり、効果が不十分な場合は5mg~10mgずつ増量します。増量は1週間以上の間隔をあけて行い、1日最大は20mgを超えないこととします。
傾眠(眠気):6%; 浮動性めまい(体がふわふわする感じ)、頭痛:5%以上 · 消化器
◆副作用の頻度(臨床試験時)
レクサプロ:傾眠22.6%、悪心20.7%、浮動性めまい8.5%、頭痛8.2%、口渇6.3%、倦怠感5.7%
ジェイゾロフト:傾眠15.2%、悪心18.9%、浮動性めまい5.0%、頭痛7.8%、口渇9.3%、下痢6.4%
傾眠15.0%(18/120例)、悪心13.3%(16/120例)、浮動性めま
※具体的な副作用への対処法について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
レクサプロはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)として作用する抗うつ ..
◆小児に対する注意喚起
レクサプロ:の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること
ジェイゾロフト:18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること
抗うつ薬の種類・効果効能・副作用の解説 | 国分寺 精神科 心療内科
レクサプロについて詳しい情報は、下記をクリックの上ご覧ください。
なお、レクサプロ以外のSSRIの薬として、他にも、、、があります。
傾眠389例(6.0%)、めまい107例(1.7%)、便秘95
【レクサプロの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】
例(1.5%)であった(再審査申請時[社会不安障害])。 (1) 重大な副作用
レクサプロの副作用として中心になるのは、セロトニンを刺激してしまうことでの副作用です。
(SSRI)であり、気分の落ち込みや不安を軽減する作用に優れています。日本では、レクサプロ ..
*抗コリン作用(アセチルコリンの働きを抑えることで出現する副作用)
年齢によってレクサプロの効果/有害事象の出やすさは違いますか?
・傾眠
・嘔吐や下痢といった胃腸障害が多い
・男性では性機能障害が起きやすい
・心電図異常(QT延長症候群)の注意喚起がなされている
・傾眠・嘔吐や下痢といった胃腸障害が多い・男性では性機能障害が起きやすい・心電図異常(QT延長症候群)の注意喚起がなされている
③イフェクサーSR(ベンラファキシン):
デュロキセチンよりも更にセロトニン優位で、投与後まずセロトニンの効果が発現します。
アメリカではうつ病以外に強迫性障害を除く全ての不安障害(全般性不安障害、パニック障害、社交不安障害)の適応となっています。
脳内移行が強い→末梢性の副作用が少ない。
高度の肝障害・腎障害には禁!
は傾眠20.2%(24/119例)、悪心21.0%(25/119例)、浮動性めまい10.1%
・効果と副作用のバランスが良い
・離脱症状が比較的少ない
・セロトニンを集中的に増やす
(レクサプロ錠:2011年4月22日承認、申請資料概要2.6.2.2.1)
その他に、たくさんの相互作用に注意する薬があります。最近まで飲んでいた薬や、現在飲んでいる薬は必ず医師に申告し、指示に従いましょう。また、薬の副作用の発現、既往歴、アレルギーの有無について伝えておくと安心でしょう。
レクサプロ (エスシタロプラムシュウ酸塩) 持田 [処方薬]の解説、注意
副作用としては、月経異常、乳汁分泌、女性化乳房、錐体外路症状(歩行障害、筋強剛、嚥下障害など)、肝障害、ジストニア、ジスキネジア、高プロラクチン血症、掻痒感があります。
眠気がある ・パキシル・レクサプロ・ルボックス・デプロメール(SSRI)
痙攣・セロトニン症候群※1・抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)※2・QT延長・心室頻拍(torsades depointes含む)・倦怠感・異常感・発疹・湿疹・悪寒・頭痛・傾眠・浮動性めまい・あくび・睡眠障害(不眠)・異常夢(悪夢含む)・アカシジア・悪心・口渇(口の渇き)・味覚障害・腹部不快感・下痢・動悸・精神運動不穏・RBC・Ht・Hb減少・肝障害(肝機能異常)※3・排尿困難(尿が出にくい)・頻尿・耳鳴り・多汗症・回転性めまい・血小板増加、血小板減少など