これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。
イソトレチノインの内服は、皮脂腺を縮小させる作用があります。皮脂分泌の抑制ができるため、アクネ菌の繁殖も防ぐことができます。
イソトレチノインはマツキヨを含めた薬局の市販はされていない理由は2つです。
イソトレチノインを辞めた後に再発を防ぐためには、適切な服用期間や服用量を知っておくことが重要です。
イソトレチノインは、ビタミンA誘導体を含む内服薬で、にきびの原因となる皮脂の過剰分泌を抑制する作用と、皮膚の細胞を正常化し、毛穴のつまりを防いで炎症を抑える作用を持つ「重度のにきび」の特効薬です。アクネ菌を殺菌する作用がある抗生物質や、ホルモン剤、ステロイドなどの成分は含まれていません。
☑ あらかじめ判明している副作用を理解すれば、怖がるほどの薬ではない
この記事では、イソトレチノインを辞めた後の経過や再発の可能性について、再発しないために重要な考えまでも解説しています。
イソトレチノインはニキビ治療の切り札とも言える薬で、欧米では35年ほど前から用いられている内服薬です。アメリカでは1982年に承認されています。イソトレチノインは皮脂腺の分泌を抑制し、さらに皮脂腺そのものを小さくさせる効果があります。
効果は、16週-24週(= 4 – 6 ヶ月)で感じられます。
は難治性の治療薬として海外で注目されていますが、副作用や服用の注意事項があるので誰でも購入できるわけではありません。
アキュテイン・ロアキュテインは1980年代より、欧米で使用されている難治性ニキビの治療薬です。一般名はイソトレチノインといいます。
日本国内においては、認可されていません。
イソトレチノインの服用のタイミングや服用量の目安について解説します。
一般的には、1日1~2回、イソトレチノイン20g錠を1錠ずつ、内服します。脂肪に溶けやすい性質があるため、食後に飲むことで、効率良く吸収できます。時間帯は特に問いません。
飲み忘れがあった場合も、次の内服時に飲み忘れた分を一緒に飲むことはせず、1回の用量を守ってください。
中等度のニキビ患者638名にイソトレチノインを1日20mg(低用量)投与したところ、12~20歳の患者で94.8%、21~35歳の患者で92.6%が良好な結果が得られたと報告されています(文献1)。重症ニキビはもちろん、中等度ニキビにも優れた効果を発揮します。中等度ニキビに対するイソトレチノイン低用量での内服治療は、患者満足度が高く、かつ副作用の少ない最適な治療法であると報告されています(文献2)。ただし低用量だと再発率が高くなるという意見もあるため注意深い経過観察が必要です。
特にお薬が届きにくいしこりニキビ(嚢胞性ざ瘡)にも効果があります。
ほぼ同じだと思われがちですが、よく考えてみると両者は異なることに気がつきます。重症ニキビに対してベピオゲルやデュアックゲルなどの標準治療を適切に行えば、それなりの効果が得られ、やがて軽度~中等度の症状に落ち着きます。しかし、そこからなかなか良くならず治療が長期におよぶ場合があります。つまり症状は軽度~中等度であるが、難治性のニキビというわけです。そのようなケースではやはりイソトレチノイン内服が推奨されます。重症でなければ適応外などという保険診療にありがちな処方制限がないのが自由診療のメリットです。
・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい
男性性ホルモン(アンドロゲン)がにきびの形成に大きく影響しており、特に代謝物質ジヒドロテストステロン(DHT)が皮脂中のトリグリセリドの産生を促進し、これがアクネ菌の栄養源となり炎症性丘疹を起こします。
スピロノラクトンは抗アンドロゲン作用により女性の難治性のにきびに対して効果を発揮します。
個人輸入や通販でイソトレチノイン(アキュテイン)を購入すると、です。
イソトレチノインは、効果的に赤いニキビを改善させますが、『赤ちゃんに奇形が生まれやすい』というリスクもあります。
イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。
以下はイソトレチノインの代表的な副作用症状です。服用中にこれらの症状が出たときには、医師までご相談ください。
当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。
治療を辞めた後も理想の肌でいられるよう、イソトレチノインの正しい飲み方や服用期間を知っておきましょう。
イソトレチノインをすでに服用しているけど辞めた後が不安な方や、イソトレチノインの服用を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
効果とその後の肌質改善含め、6~9ヶ月内服する方が多くなります。
ニキビの中でもぼこぼことした頬や顎のニキビは嚢胞性ざそうと呼ばれ、非常に治りにくいです。このタイプのニキビはイソトレチノインを使った治療が有効なケースが多いです。
イソトレチノインは、毛穴の開きや黒ずみにも効果が期待できます。
1980年代にFDAの認可を受け、有効性が確認されています。また、2003年に、世界のざ瘡専門家により発表された「ざ瘡治療ガイドライン」では、通常のにきび治療では改善が難しいとされる中~重度の症状に対して高いレベルで推奨されており、欧州や欧米ではイソトレチノインの内服は第一選択肢となっています。
1日20mgから始め、治療効果をみながら40mg増量することもあります。
しかしながら現時点(2021年)では、
残念ながら未だ日本では厚生労働省から
認可はされていません。
保険治療薬にてコントロールが出来ない方に対して
当院にて未認可医薬品を手続きにのっとり
輸入して提供いたします(自費診療)。
通常の日本国内の認可医薬品
に対する副作用救済制度は適応されません。
おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。
可能であれば、イソトレチノインの開始前や治療中に適宜産婦人科で妊娠反応検査を受けられることをお勧めします。
イソトレチノイン開始前と開始後は適宜血液検査を受けていただきます。肝機能や脂質異常等の副作用チェックのための採血です。
テトラサイクリン系抗生物質(ミノマイシンやビブラマイシン等)、トレチノイン外用剤やレチノール配合剤・ビタミンA製剤とは一緒に使うことができません。
IPL(フォトフェイシャル®)やレーザーによる施術は6ヶ月間休薬をしてから可能です。その他の施術は皮膚の状態によって可能です。
夜間の車の運転や機械の操作はおやめください。
直射日光や湿気を避けて25度以下の室温で保管してください。
日本国内のクリニックで処方されているイソトレチノインの費用相場は、
毛穴の詰まりを改善する効果があり、皮脂が毛穴に溜まってしまうのを防ぐことができます。内服のピーリング薬、ともお伝えしていますが、乾燥しやすくなるのはこの角化の正常化による作用があらわれたものです。
皮膚科でのイソトレチノインでも保険適用外となるため注意が必要です。
※ニキビの状態、体重により、錠剤の種類・内服回数は変わります。医師の指示を守り、内服するようにしてください。
※通常、6ヶ月ほど継続して内服します。治療の効果、患者様のご希望を考慮した上で、継続・終了・増量などを判断します。
①イソトレチノイン治療では頻回の採血検査の必要性は否定されている
イソトレチノインが日本で未認可なのは、ニキビは身体的に不調をきたす病気ではないことから、「疾病の治療目的」というよりは「美容目的」と解されることも多く、特にイソトレチノインのような催奇形性等の重篤な副作用がある薬は、認可されにくくなっていることがその理由です。
イソトレチノインは、以下3つの働きからニキビに効果があるとされています。
イソトレチノインはニキビに対する高い有効性が知られており、難治性ニキビや繰り返しできてしまうニキビに非常に高い効果があります。
また、現在できているニキビへの作用だけでなく、新しいニキビの発生を抑えてくれる作用もあり、内服期間にもよりますが、と言われています。
ため、イソトレチノインをご検討している方も気軽に服用開始できます。
✔︎ 個人差の大きいお薬なので、効果や副作用にあわせて薬の調整を行います
イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。
ニキビの治療では、1クール(約6ヶ月間)で98%以上の患者さんが治癒、または改善するとされており、現存する全世界で処方されているニキビの治療薬として、最も強力な薬剤と考えられています。
ただ、下記のような副作用も多く報告されており、ある一定の条件を満たした場合のみ処方となります。