フォシーガとは?(SGLT-2阻害薬:腎臓病の新しい治療薬として)


なおフォシーガは、2型・1型糖尿病や慢性心臓病、慢性腎臓病への効能、効果が認められている医薬品です。


フォシーガってどんな薬?腎臓病に効果的?医師が解説します。 ..

フォシーガは5mgから始めることが一般的ですが、効果が不十分な場合は10mgに増量することが可能です。増量の際には、医師の指導のもとで慎重に行うことが必要です。特に、腎機能に問題がある患者や高齢者は、増量に際して注意が必要です。医師と相談しながら、自分に適した用量を見つけることが大切です。

[…] さて、2021年のトピックスは何といってもフォシーガが慢性腎臓病治療薬として承認されたこと!1991年に球形吸着炭である「クレメジン」が慢性腎臓病用の医薬品として発売されて以来、なんと30年ぶりの新薬なのです。 【関連記事】 食べる純炭きよら通信vol.29-慢性腎臓病(CKD)の承認された新薬”フォシー… […]

そしてその後2020年にフォシーガというお薬は糖尿病ではない慢性腎臓病の ..

腎臓に存在するタンパク質「SGLT2」は、人体に必要な糖が尿に排出されないように働きます。フォシーガに含まれる有効成分は、SGLT2の働きを抑制して糖を尿中に出しやすくし、血糖値を下げる役割をもっているのが特徴です。

[…] また、2021年8月に糖尿病治療薬(SGLT2阻害薬)であるフォシーガが慢性腎臓病治療薬として承認され、日本でも処方してもらえるようになりました。 関連記事:食べる純炭きよら通信vol.29-慢性腎臓病(CKD)の承認された新薬”フォシー… […]

クリニックブログ · 慢性腎臓病; CKD(慢性腎臓病)の少し昔話

同時に、血液中へ再吸収されるナトリウム量も減少するため、腎臓への負担が軽減されます。


以上の結果から、フォシーガに代表されるSGLT2阻害薬は日本人の慢性腎臓病(CKD)治療に有効であることは間違いなさそうです。しかしながら、本ブログでご紹介したAさまのように一過性にeGFRが低下してしまったり、Bさまのように脱水が生じてしまう場合があるので、検査値を見ながらより良い薬効が得られるように気長に様子を見守ってくださいね。

[PDF] 慢性腎臓病(CKD)の新しい治療 SGLT2 阻害薬について

また、フォシーガの効果を最大限に引き出すためには、適切な食事や運動も併用することが重要です。食事はバランスの取れたものを心掛け、過剰な糖質やカロリー摂取を控えることが推奨されます。さらに、適度な運動を日常に取り入れることで、フォシーガの効果を高めることができます。

フォシーガの効果を最大限に引き出すためには、毎日同じ時間に服用することが大切です。例えば、朝に服用することで、1日の活動中に薬の効果を実感しやすくなります。特に、朝食後に服用することで、食事からの糖の吸収を抑え、血糖値の急上昇を防ぐことができます。また、夜間の低血糖リスクを避けるためにも、朝の服用は有効です。


フォシーガ、スーグラ、デベルザ、ルセフィ、カナグルなど)です。これらの薬は、腎臓 ..

なお今後総合内科だけでなく腎臓内科をテーマにしたブログも定期的に上げていくつもりです。皆様の健康のために少しでもお役に立つことができれば私としては嬉しい限りですので、これからもよろしくお願いします。

なお、フォシーガが腎臓を保護するメカニズムについては、現在も研究が ..

フォシーガは、尿中に糖を排泄するSGLT2阻害薬の一種です。近年ではダイエットにも効果が期待できるといわれ、注目されています。このコラムでは、フォシーガに期待できる効果や正しい飲み方をご紹介。知っておきたい副作用や併用、フォシーガの購入方法、ダイエットに使う際の注意点なども解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

腎臓病などです。 ウゴービの効果は? 気になる体重減少の効果として ..

SGLT2阻害薬は、糖尿病治療において腎臓の保護にも効果が期待できる重要な薬です。
主な効果
・腎機能の保護と腎症の進行抑制
・体重減少と血圧低下による腎臓や心臓への負担軽減
・心血管疾患リスクの低減
使用時の注意
・ 脱水に注意:水分補給を普段より500mLほど多めに行いましょう。
・尿路感染症・性器感染症のリスク:症状が現れた場合は早めに受診してください。
・正常血糖ケトアシドーシス:全身のだるさや吐き気などがあれば医師に相談してください。

ないの?といった疑問にお答えします。うれしいことに、フォシーガは、主要な腎臓病の原疾患をカバーして腎 ..


メディカルトリビューンWeb版(2021年11月9日)で報道された川崎医科大学(長洲一先生)と横浜市立大学(矢野裕一朗先生ら)の共同研究成果によると、2型糖尿病(注)の日本人において以下のことが明らかになったとのことです。
1)eGFRの年間低下率はSGLT2阻害薬(フォシーガ以外のSGLT2阻害薬も含む)で-0.47、他の血糖降下薬では-1.22でありSGLT2阻害薬で明らかにeGFR低下は緩やかになった。
2)平均2年間の追跡期間中にeGFRが50%以上低下または透析導入に至った103例の内訳はSGLT2阻害薬で30例、他の血糖降下薬で73例であり、SGLT2阻害薬で有意に少なかった。
【参考】

期腎不全、透析施行中の患者を除く)」の治療薬として承認され、糖尿病が無い腎臓病患者さんに

フォシーガの服用タイミングについては、患者の生活習慣や医師の指導により異なりますが、一般的には朝か夕方に1日1回の服用が推奨されます。服用タイミングにより薬の効果や副作用の感じ方が変わることがありますので、自分に合ったタイミングを見つけることが重要です。

慢性腎臓病の治療薬フォシーガについて考える【腎臓内科医が解説】

ブドウ糖は、腎糸球体で原尿として180g/日 前後が出てくると、近位尿細管のS1,2 SegmentでSGLT2より160gが、S3SegmentではSGLT1より20gが吸収され、正常では尿中には出ません。しかし、高血糖の状態では、糖の再吸収能力を超え、尿糖が出現します。私たちは尿糖が出ると、どうにかして尿糖が出ないよう、インスリン製剤やDPP4阻害剤、その他多くの薬を使用し、αグルコシターゼ阻害薬のように便から糖を出してしまうことまでは考えつきますが、尿から糖を逆に出して、糖尿を治してしまおうという発想には、大変驚いた記憶があります。SGLT2は、糖を尿として多く出してしまうため、浸透圧利尿での脱水、老人ではそれに伴う脳梗塞、心筋梗塞などが出やすく、70歳以上の高齢者では原則適応外など、使用が難しい印象がありました。

このブログの目次|夫婦間腎臓移植への道と親の介護橘薫さんのブログテーマ ..

ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬は血圧を下げるお薬ですが、腎臓を保護する効果があり近年注目されているお薬です。

ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~ 2024年08月10日 18:52 ..

糖尿病合併の有無を問わない慢性腎臓病患者さんを対象に、フォシーガ錠10mgを標準治療に追加したときの結果は次の表の通りです。
(投与期間:最長39.2ヵ月)

糖尿病の薬なのに腎臓を守る?SGLT2阻害薬の腎保護作用について

[…] 慢性腎臓病に対する期待の新薬として、SGLT2阻害薬フォシーガやMR受容体拮抗薬フィネレノンの話題を紹介してきましたが、今回は「温泉や入浴が腎機能の悪化を抑制するかもしれない」という風呂好きにはうれしいお話です。 […]

前回のブログではRSウイルスについてお伝えし、予防ワクチンである ..

SGLT2阻害薬は腎臓病の治療として大変注目されていますので詳しく知りたい方は「」をご参照ください。

慢性腎臓病(CKD)を知ってほしい!|慢性腎臓病と血管の健康:腎臓を守るためにできること|長久手クリニック

ただし、“initial dip”と呼ばれ、SGLT2阻害薬の内服開始間もない期間は腎臓の機能が一時的に低下することが知られており、それを理由に即座に中止してしまうのはもったいない為、処方医は長期的視野で継続・中止の可否を慎重に決定する必要があります。

腎臓内科外来受診 2023.9.12 | 女医がIgA腎症になりました

また、血中の余分な糖を排泄したり、水分量を調節したりすることで、心臓や腎臓の負担を軽減する作用も期待されています。

SGLT2阻害薬のうち、フォシーガ(ダパグリフロジン)及びジャディアンス(エンパグリフロジン)については、

“The role of SGLT inhibitors in type 2 diabetes : when and how should we use them?”Professor Lawrence A LeiterMedicine and Nutritional Sciences, University of Toronto2016年5月20日アストラゼネカ、小野薬品共催で上記のTVシンポジウムが開かれました。Leiter教授は、糖尿病領域での代表的な臨床試験である、DCCT、ACCORD、ADVANCEなどに携わったとても有名な教授のため、今回、日本人向けにTVシンポジウムで講演していただけるとのことになりました。SGLT2阻害薬は、実に多くの製薬会社が競い合って開発・販売しているため、どんなものを使ったら良いか、どのように使ったら良いか、世界的権威の先生から、TVを通して直接教えていただけるとのことで、とても楽しみにしておりました。ブドウ糖は、腎糸球体で原尿として180g/日 前後が出てくると、近位尿細管のS1,2 SegmentでSGLT2より160gが、S3SegmentではSGLT1より20gが吸収され、正常では尿中には出ません。しかし、高血糖の状態では、糖の再吸収能力を超え、尿糖が出現します。私たちは尿糖が出ると、どうにかして尿糖が出ないよう、インスリン製剤やDPP4阻害剤、その他多くの薬を使用し、αグルコシターゼ阻害薬のように便から糖を出してしまうことまでは考えつきますが、尿から糖を逆に出して、糖尿を治してしまおうという発想には、大変驚いた記憶があります。SGLT2は、糖を尿として多く出してしまうため、浸透圧利尿での脱水、老人ではそれに伴う脳梗塞、心筋梗塞などが出やすく、70歳以上の高齢者では原則適応外など、使用が難しい印象がありました。今回、Leiter教授より、カナグリフロジン(カナグル)、ダパグリフロジン(フォシーガ)、エンパグリフロジン(ジャディアンス)3種の差異についての講演で、現在の試験データを元に以下のような説明がありありました。①(メトフォルミン+フォシーガ)投与群は、102週経過後、メトフォルミン単独群と比べて、体重が平均3kg減少した。②フォシーガ(5)+インスリン療法群は、インスリン単独投与群に比べてHbA1cが0.6%減少する。③上記3種のSGLT2阻害剤とメトフォルシン併用群では、HbA1cの減少が、フォシーガ(-1.2%)>カナグル(-0.73%)>ジャディアンス(-0.5%)となった。④HbA1c 8.5%以上の群では、HbA1cの減少が8.5%以下群に比べ有意差をもって良好である。(-1.22% vs -0.4%)⑤EMPA-REG Outcome study(ジャディアンス)での心不全、Cardiovascular deathに関してリスクが35%低下した。⑥Dapagliflozin CV meta-analysis にても心不全入院を明らかに抑制した。⑦SGLT2のpleiotropic effectについての説明⑧SGLT2阻害剤が心不全を抑制した理由⑨現在、教授が行っている患者1.7万人を4~5年追跡調査した最大規模の試験DELCARE-TIMI 58(Dapagliflozin Effect on CardiovascuLAR Events)についての中間報告においても、特に著明な副作用はみられず、とても安全な薬である。当院にも多くの糖尿病患者様がいらしており、今後の診療にとても役立つ講演でした。

HOME · ブログ; 糖尿病薬物治療その3:SGLT2阻害薬について

あくまでこれは2-3年の新しい研究成果であり残念ながらまだまだ世間ではこれらの薬剤は使用されていないのが現状です。SGLT2阻害薬は慢性腎臓病による透析導入を減らすための大きな武器の一つです。今後かかりつけ医の段階で投薬することが普及することが、透析患者数減少に大きく寄与するのではないかと考えております。