イトラコナゾール,クラリスロマイシンなどとの併用(CYP3A)
統合失調症治療薬「ロナセン」(一般名:ブロナンセリン)、不眠症治療薬「ベルソムラ」(一般名:スボレキサント)は、抗菌薬「ノクサフィル」(ポサコナゾール)と併用禁忌とする―。
鼻炎でクラリスロマイシンを処方されて飲んだのですが今日は寝れそうになくて、ベルソムラも飲もうと思う…
実は私が以前、クラリスの併用禁忌を見逃してスルーした経験がありますので自戒もこめて、クラリスロマイシンと併用できない薬剤をまとめてみました。
【A】以下の①〜④の理由より理論上、ピロリ菌の一次除菌 (クラリスロマイシン含む) 後のベルソムラ錠の開始はクラリスロマシンの不可逆な阻害を考慮した約1日以上 (体内から消失する時間) から可能と考えられます。ただし、患者個々で薬物動態が異なるため、年齢や代謝機能を考慮する必要があります。
DIクイズ5:(A)ベルソムラ服用患者に処方された抗菌薬:日経DI
①ベルソムラ錠 (スボレキサント) とクラリス錠 (クラリスロマイシン) は併用禁忌である。ピロリ菌の一次除菌にクラリス錠 (クラリスロマイシン) が使用されるため併用に注意が必要である。
②併用禁忌理由はベルソムラ錠 (スボレキサント) の血漿中濃度が顕著に上昇し、その作用が著しく増強する可能性があるためである。
に電話で連絡したところ、クラリスロマイシン錠200「MEEK」をす
鼻炎でクラリスロマイシンを処方されて飲んだのですが今日は寝れそうになくて、ベルソムラも飲もうと思うのですが、間隔をあけてもダメですか?(30代/女性)
クラリスロマイシンと併用することによって、CYP3A4阻害作用によりベルソムラ(スボレキサント)の代謝が阻害されベルソムラ(スボレキサント)の作用が著しく増強するとされています。
DIクイズ5:(Q)ベルソムラ服用患者に処方された抗菌薬:日経DI
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬からベルソムラに切り替わるケースもあるかと思いますので、その際はクラリスロマイシンの併用がないか要チェックです。
外国人健康成人を対象とした本剤(4 mg 単回)とスボレキサントの代謝酵素であるCYP3Aを強く阻害するケトコナゾール(400 mg 1 日1 回経口反復)との薬物相互作用成績45)でスボレキサントの最高血漿中濃度(Cmax)の上昇はわずかであったものの(23 %上昇)、濃度‐時間曲線下面積(AUC)は顕著に上昇した(179 %上昇)。本剤の作用を著しく増強させるおそれがあるため、設定した。本剤とCYP3A を強く阻害する薬剤を併用しないこと。
(ベルソムラ錠 インタビューフォーム 第6版 )
[PDF] ベルソムラ錠 10mg ベルソムラ錠 15mg ベルソムラ錠 20mg
(8) 経口避妊薬
外国人健康成人に、本剤(40 mg 1 日 1 回反復)とエチニルエストラジオール(0.035 mg 単回)及びノルエルゲストロミン(0.25 mg ノルゲスチメート単回)を併用した薬物相互作用試験では、薬物動態には影響を及ぼさなかった。
(ベルソムラ錠 IF より)
【Q】ピロリ菌除菌薬使用後 (クラリス) のベルソムラ錠の ..
抗生物質のクラリスロマイシン、抗真菌薬であるポサコナゾール、ボリコナゾール、およびイトラコナゾールなど、CYP3Aを強く阻害する薬剤を服用している場合は、スボレキサントの血中濃度が著しく上昇するため、併用禁忌となっています。
のほか,クラリスロマイシンは,ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤トリアゾラム(ハル.
個人差はありますが、超短時間型の睡眠薬と比較して、ベルソムラの作用時間が長いという理由によって起こり得る副作用の一つです。人によっては、薬による眠気が仕事に影響することがあります。
[PDF] オレキシン受容体拮抗薬 不眠症治療薬 スボレキサント錠
不眠治療薬としては、非ベンゾジアゼピン系、メラトニン受容体作動薬に続く新しいタイプの薬剤のため、期待も大きな薬剤といわれています。
[PDF] ベルソムラ 錠 10mg、同 15mg、同 20mg に関する資料 MSD 株式会社
アルコールは、中枢神経系を抑制する作用がありますが、ベルソムラも同様の働きがあります。そのため、飲酒をした状態でベルソムラを服用すると、作用が増強して副作用の発現が高くなるので、注意してください。
† 30分の解析間隔での活動的覚醒、浅睡眠、デルタ睡眠及びレム睡眠の持続時間を ..
インタビューフォームではスボレキサント(ベルソムラ)とクラリスロマイシンの併用データはありませんが、CYP3A阻害作用を有するケトコナゾールのデータはありましたので参考にアップします。
クラリスロマイシンの処置は不明。本剤の服用を止めて3週間経過してい
(2) CYP3A を強く阻害する薬剤(イトラコナゾール、クラリスロマイシン、リトナビル、サキナビルネルフィナビル、インジナビル、テラプレビル、ボリコナゾール)を投与中の患者
外国人健康成人を対象とした本剤(4 mg 単回)とスボレキサントの代謝酵素である CYP3A を強く阻害するケトコナゾール(400 mg 1 日 1 回経口反復、経口薬本邦未発売)との薬物相互作用成績でスボレキサントの最高血漿中濃度(Cmax)の上昇はわずかであったものの(23% 上昇)、濃度‐時間曲線下面積(AUC)は顕著に上昇した(179% 上昇)。本剤の作用を著しく増強させるおそれがあるため、設定した。本剤と CYP3A を強く阻害する薬剤を併用しないこと。
(ベルソムラ錠 IF より)
クラリスロマイシン; 抗ウイルス薬:リトナビル・サキナビル・ネルフィナビル ..
このため他のお薬との飲み合わせが比較的によく、ベルソムラでは抗生物質のクラリスと併用禁忌となっていますが、併用注意となっています。
ベルソムラ®の上限が15 mgなので,2回目以降は別の薬にする
これらをクラリスロマイシンと併用することでCYP3A4が阻害され、代謝が阻害されることで、エルゴタミン製剤による血管攣縮等の重篤な副作用を起こすおそれがあるとされています。
ベルソムラは服用開始から比較的早期に効果が出始め、ロゼレムより ..
▽併用「禁忌」薬として、新たに▼統合失調症治療薬の「ブロナンセリン」(販売名:ロナセン錠2mg・4mg・8mg、ロナセン散2%、ロナセンテープ20mg・30mg・40mgほか後発品多数、)▼不眠症治療薬の「スボレキサント」(販売名:ベルソムラ錠10mg・15mg・20mg)—を追加する(ブロナンセリン、スボレキサントの血中濃度が上昇し、作用を増強させる恐れがあるため)
このためCYP3Aの働きに関係するお薬には、併用に注意が必要です。 【併用注意:CYP3Aを阻害するお薬】
肺動脈性高血圧症治療薬のアドシルカ(タダラフィル)のみがクラリスロマイシンと併用禁忌となっています。
薬物相互作用検索ツール | ゾコーバ | 塩野義製薬 医療関係者向け情報
クラリスロマイシンを併用することで、オーラップ(ピモジド)の代謝が阻害され、QT延長、心室性不整脈( Torsades de pointesを含む)等の 心血管系の副作用が報告されているため併用禁忌となっています。
の最新の電子添文等をご覧いただけます。 ベルソムラ錠(MSD) ..
「ベルソムラを処方された患者さんですが、呼吸器科からびまん性汎細気管支炎治療のためクラリシッドを服用中です。クラリシッドはベルソムラの肝代謝を強く阻害しますので、ベルソムラとクラリシッドは併用禁忌となっています。ベルソムラを御変更頂けないでしょうか?なお、他のベンゾジアゼピン系睡眠薬の多くはCYP3A4 で代謝されますので、少なからずクラリスロマイシンの影響を受けると予測されます。CYPを介さない睡眠薬としては、ロラメット(エバミール)<ロルメタゼパム>があります。」と疑義照会したところ、以下に処方変更となった。
・ベルソムラ<スボレキサント>の併用禁忌薬をチェックする。
クラリスロマイシンと併用することで、肝臓に関連した副作用が発現、重症化するおそれがあるため併用禁忌となっています。
ベルソムラの併用注意とその理由を下記に示す。
抗生物質のエリスロマイシンおよびクラリスロマイシン、抗真菌薬のフルコナゾールおよびイトラコナゾール、カルシウム拮抗薬のベラパミルなどの薬剤は、代謝酵素のCYP3Aを強力に阻害します。
[PDF] クラリスロマイシンの併用禁忌医薬品
クラリスロマイシンと併用することで、バニプレビルの血中濃度が上昇し、悪心、 嘔吐、下痢の発現が増加するおそれがあるため併用禁忌となっています。