に効果を期待して使われるお薬であることがお分かりいただけると思います。


患者は海外在住だが現在は一時帰国しており、初めての来局であった。レクサプロ錠の日本における1日最大量は20mgであるが、それを超える40mg/日で処方されていた。患者にこれまで本剤を服用した経験があるかどうかを尋ねたところ、海外では本剤を40mg/日で服用していたとのこと。また、日本最高用量の20mg/日だと急激な減量となるので、それを避けることを医師と話し合ったとのことであった。


レクサプロの特徴としては、効果と副作用のバランスが良いことがあげられます。

その結果、患者が海外で服用していたのはシタロプラムであり、医師はエスシタロプラムとシタロプラムが等価だと思っていたことが判明した。そこで、シタロプラムはラセミ体であり、エスシタロプラムはその活性本体であるエナンチオマーのS体であることを説明し、当該患者にシタロプラム40mg/日と等価になる処方はエスシタロプラム20mg/日であることを伝えたところ、レクサプロ錠は20mg/日へ変更になった。

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

※レクサプロの効果について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。

看護師2年目のものです。去年の10月半ばから、非回転性めまい、脳の圧迫感、動悸、胃痛、憂鬱などの症状が出だし、近所の心療内科に受診し、パニック障害、自律神経失調症との診断を受けました。症状自体は軽いタイプだとは言われましたが、家事もままならず、ましてや仕事を頑張れる状態になかったため2ヶ月休職させてもらいました。休職して1ヶ月間は症状と闘うので必死で、しんどくて自殺願望が出たりしていましたが、ほぼ症状はなくなっていき、残りの1ヶ月は心を休める期間に当てることができたと思います。このままなら仕事復帰もできる!と前向きに思い1月から復帰しました。しかし、仕事の前日や起床時は仕事に対して頑張ろうという前向きな考えがあるのに、通勤時間が近づくにつれて、何が嫌というわけでもなく、心の中は頑張ろうという気持ちがあるものの、憂鬱な思いが大きくなり、ベッドから出ることもできず、あっというまに通勤時間を越してしまい、休むことの罪悪感に苛まれます。休みの電話を入れた後も夕方までベッドにいたり、ベッドからでれても、夜まで何もする気になれません。人付き合いもとても減りました。けど、今は誰かと遊びたい!出かけたい!と思うことも少ないです。会うのが億劫になってドタキャンすることも増えました。そうかと思えば、サッと仕事に行ける日もあります。活動的に動く日もあります。こうなる前は、仕事がしんどくても周りもそうだ!と思って粘って頑張っていたし、休むことの方が嫌だと思っていました。それが社会人として当たり前だと思って過ごしていました。人付き合いも、休みの日があれば誰かと遊んだり、一人で出かけたりと活動的でした。以前との差に、自分自身悲しく、不思議です。仕事にいけていないことも辛いです。病的な問題なのか、私自身の甘えなのかもわからず困っています。是非、先生方から客観的な意見をもらいたいです。

うーかなさん、こんにちは。症状のコントロール、プライベート、仕事にも支障をきたしてしまい、おつらいですよね。まず、先に一つ質問させて下さい。「これまでの人生で、気分が高揚し、ハイテンションで、怒りっぽく、普段の調子(100%)を超えた時期が数日以上続いたことがありますか?」この質問に対してYesだった場合、双極性感情障害(躁うつ病)を疑う必要があるので、服薬内容の見直しが必要になります。とくに、抗うつ薬を服用している場合、精神症状のコントロールがうまくいかなくなり、慢性化していってしまうことがあるので、その点はご注意ください。現在、パニック障害、自律神経失調症、に対して、休養をとったこと以外にどのような治療をなさっておりますか?まず、何が原因でそのようなことが起きているのか、をしっかり精神科的に精査していく必要があります。たとえば、看護師の場合、病棟勤務からスタートすることが多いかと思いますが、夜勤は精神的に不安定にさせる要因の一つです。現時点ですでに3交代のシフトに入って再発させてしまっているようであれば、生活パターンの安定化、つまり、就寝・起床時刻を一定にしていくことが必要かもしれません。また、職場の人間関係はいかがでしょうか。看護業界は女性社会で超タテ社会なので、そのような体育会系のノリについていくのがしんどいなんて方もいらっしゃいます。また、患者さんとの対応が自分のイメージしていた仕事と、実際の看護業務とのギャップで悩んでしまう可能性とかも人によってはストレスになる場合もあるかもしれません。いずれにせよ、きっかけは3交代のシフト勤務で、まだ、脳の疲れがとり切れておらず、再発予防の手立てがとられていない状況での復帰になってしまった可能性があります。脳の疲れを取り、再発予防の効果が期待できる薬剤としては、SSRIやSNRIと言われる抗うつ薬です。パキシル(パロキセチン)、ジェイゾロフト(セルトラリン)、レクサプロ、サインバルタ、イフェクサーSR、リフレックス(レメロン、これはNaSSAと言われる抗うつ薬です)などを服用していない場合は服用が有効と思いますし、通常は副作用にがまんできる範囲で十分量まで引き上げることが有効です。これらの薬剤の服用を行って、まずは症状の消失、ひいては再発予防の手立てを十分行ったうえでお仕事を続けていくのがよいかと思います。現状ではすでに再発している可能性があるので、できれば、再休職を考えた方が良いかもしれません。基本的には「甘え」ではありません。脳の疲れが何らかの形で生じてしまい、身体症状、精神症状、をきたしていると思います。あと一つ絶対に自殺してはいけません。ちゃんと治療すれば、改善しますし、仕事も問題なく行うことができます。自殺しないことは必ず約束してくださいね。自殺さえしなければ、立て直すことはできますから。追加でご質問などございましたら、遠慮なくおっしゃって下さいね。同じ、医療者として、うーかなさんが、立て直せて、お仕事に問題なく取り組めるようになることを心より願っております。

そうはいっても、といわれています。性機能障害のうちでもレクサプロで多いのは、

不安・イライラ・抑うつ気分・不眠など、メンタル症状の治療に漢方薬を処方することがあります。漢方薬のメリットは次の通り。
①メンタル症状に使う西洋薬に多い眠気がない、
②西洋薬では効果が強すぎるときに調整しやすい、
③西洋薬に比べて副作用のリスクが少ない、
④西洋薬との併用で薬の量が増えすぎることを予防できる、
⑤依存性がなく症状改善時に薬の減量・中止がし易い、等です。
デメリットは、毎日服用し体質改善していく薬なので次の通り。
①西洋薬に比べて即効性がない、
②味やにおいが独特で飲みにくいことがある、等です。

澤田教授
四半世紀にわたって医療・介護現場へ高感度のアンテナを張り巡らし、薬剤師の活動の中から新しい発見、ヒヤリ・ハット・ホット事例を収集・解析・評価し、薬剤師や医師などの医療者や患者などの医療消費者へ積極的に発信している。最近は、医薬分業(薬の処方と調剤を分離し、それぞれを医師と薬剤師が分担して行うこと)のメリットを全国民に理解してもらうためにはどのような仕組みとコンテンツが必要かや、医療・介護の分野でDXが進む中で薬剤師はどのような役割を果たすべきかなどを、日々考えている。

レクサプロは、効果と副作用のバランスのよさに定評のある抗うつ剤です。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI:Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)は、脳内神経伝達物質のセロトニン濃度を高め、神経伝達能力が上がることにより、抗うつ作用および抗不安作用を示すと考えられています。うつ病のほか社会不安障害など適応が広く、内科領域でも使用する場面が見られます。警鐘事例であげた「自殺念慮」は、プラセボと有意差がないことを理由に添付文書に副作用として記載されていません(「注意」事項として記載)。若年者への適用や攻撃性リスクの追記など、今後も重大な副作用への警戒が必要な薬効群です。また、発売当初は「依存性がない」と宣伝され、離脱症候群も充分に警告されていなかったと言えます。

5ヶ月位前から、鬱病と不安障害で、レクサプロ10mgを夕食後に1錠・ロラぜパム0.5mgを寝る前に1錠服用していますが、レクサプロを服用していても、一向に効き目が感じられません。主治医の先生に先日お話したのですが、とりあえず、このままの薬でいってください。と言われました。
やる気が出ず、何かするにも億劫で、何もしたくなく、寝てばかりいます。昼間も3時間位寝てしまうのですが、大丈夫でしょうか?昼寝を何時間もすると、死亡率が上がると聞いたのですが、本当ですか?昼間眠くて仕方ありません。このままレクサプロで大丈夫でしょうか?
よろしくお願いいたします。


レクサプロは初期用量から効果発現するため、使いやすいですが、QT延長が ..

メンタル症状に使われる漢方薬のいくつかをご紹介します。
●半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):
不安感や緊張感・イライラ・抑うつ・不眠・神経性の動悸等の症状に効果がある。特に不安症状で喉の詰まったような感じ、喉が圧迫されるような感じがある時によく使うためパニック障害の治療に使い易い。
●酸棗仁湯(さんそうにんとう):
昔から睡眠薬として使われ精神を落ち着かせ、安らかに眠りを誘う働きがある。思い悩んで眠れないタイプの不眠症に適しており一日数回服用する。
●加味逍遙散(かみしょうようさん):
冷えのぼせ・生理不順・更年期障害等に用い、自律神経失調に伴う不安・不眠・イライラ等の症状と肩こり・頭痛・頭重・上半身の熱感・下半身の冷え等の症状を和らげる。女性の精神神経症状に効果があり。
●抑肝散(ヨクカンサン):
神経の高ぶりを鎮める薬で、イライラ感や不眠等のメンタル症状の他、赤ちゃんの夜なき・ひきつけ等に使われる。体への負担が少ないため、最近は高齢者のイライラや不安感等にも使用され、全年齢層に使える薬。

障害で、レクサプロ10mgを夕食後に1錠・ロラぜパム0.5mgを寝る前に1錠服用していますが、レクサプロ ..

うつ病・うつ状態、社会不安障害。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1.〈効能共通〉抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること〔8.1-8.4、9.1.3、9.1.4、15.1.1参照〕。
5.2.〈うつ病・うつ状態〉本剤を12歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること〔9.7.2参照〕。
5.3.〈社会不安障害〉社会不安障害の診断は、DSM*等の適切な診断基準に基づき慎重に実施し、基準を満たす場合にのみ投与すること。
*)DSM:AmericanPsychiatricAssociation(米国精神医学会)のDiagnosticandStatisticalManualofMentalDisorders(精神疾患の診断・統計マニュアル)。

レクサプロも効果を感じず、少しずつ減薬していきたい気持ちもあるのです ..

2011年の時点で、日本で使える抗うつ薬は16種類あります。
そのうち、うつ病での使用頻度が圧倒的に高いのがSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)です。 パロキセチン(パキシル)、フルボキサミン(ルボックス、デプロメール)、セルトラリン(ジェイゾロフト)があります。 さらにSNRI(セロトニンーノルアドレナリン再取り込み阻害薬)として、ミルナシプラン(トレドミン)があります。
それに続くのが、旧世代の三環系抗うつ薬であるアミトリプチリン(トリプタノール)など、そして四環系のミアンセリン(テトラミドなど)や、それとは機序の異なるスルピリド(ドグマチールなど)です。 SSRIやSNRIは、セロトニンや、ノルアドレナリンのトランスポーターというポンプをブロックして、神経と神経の間のセロトニン、ノルアドレナリンを増やすことで、セロトニン5-HTIA受容体を刺激して、うつを改善します。
ただし、患者さんによっては、これらの薬がセロトニン受容体を過剰に刺激しすぎることがあるため、セロトニン症候群(下痢や吐き気、硬直・けいれん、興奮・錯乱など)という副作用を起すこともあります。 セロトニン5-HT3受容体は、下痢や吐き気などの消化器症状、5-HT2C受容体は不安焦燥感の増悪、5-HT2A受容体は性機能不全に関係するといわれています。 また、うつ病の患者さんがSSRIを飲むのを急に止めたり飲み忘れたりしたときも、下痢や吐き気、めまいといった中断症候群が出ることがあります。

エスシタロプラム)の効果や副作用について | 水戸メンタルクリニック

気分安定薬は、躁状態とうつ状態の治療と予防に効果のある薬で、双極性障害薬物治療の基本となる薬です。現在、日本では気分安定薬と呼ばれているものには、炭酸リチウム(Li)、カルバマゼピン(CBZ)、バルプロ酸ナトリウム(VPA)、ラモトリギンがあり、使用されています。左側は一般名で、()は商品名です。処方時には()内の商品名が使用されることが多いです。

コップ 1 杯程度の水またはぬるま湯で飲んでください。 ○飲み忘れた場合の対応

夜になると不安になるので眠れなくなっていたのですが、レクサプロは不安な気持ちを落ち着けてくれるので気持ち穏やかに眠れることが出来ます。

決して 2 回分を一度に飲んではいけません。気がついた時に、できるだけ早

警鐘事例のほか、副作用モニターで集約したグレード2、3の副作用には、パロキセチン塩酸塩による躁転、不眠や肝機能障害、発疹、エスシタロプラムシュウ酸塩による徐脈、血圧低下などが報告されています。エスシタロプラムシュウ酸塩は海外において過量投与により胃腸障害、心血管障害(低血圧、頻脈、QT延長、不整脈)が報告されており、QT延長のある患者では禁忌、著明な徐脈等の不整脈またはその既往歴のある患者では慎重投与になっており、製造販売後調査で検討が必要とされています。

エタネルセプトBS皮下注10mgシリンジ1.0mLTY 1mL

うつ病歴は10年以上です。
いろいろな抗うつ剤を試してきましたが、無気力状態が強過ぎるためか、効果を感じたことは、ほとんどありません。が、現在は、レクサプロを服用しています。
これまで、さほど気にしていなかったのですが、10年くらい前は、正常の血圧だったのが、最近、病院で測定したところ、90-60くらいでした。
立ちくらみがひどく、最近、階段付近でクラっとなって、倒れることが2回あり、測定したものです。
貧血気味でもあるので、鉄剤も服用していますが、レクサプロが低血圧を助長している可能性はあるでしょうか?
レクサプロも効果を感じず、少しずつ減薬していきたい気持ちもあるのですが、とりあえず、続けたほうが無難でしょうか?
回答、よろしくお願いいたします。

通常、成人にはエスシタロプラムとして10mgを1日1回夕食後に経口投与する

レクサプロでPMDDが落ち着いたという方の体験談を見て購入を決めました。生理前のイライラや気分の浮き沈みもほとんどでなくなって、感情をコントロールできるようになりました。生理前にはいつもギクシャクしていた彼氏との関係もとても良くなりました。レクサプロは日本でも処方されているし離脱症状も起こりにくいらしいので、安心して服用できます。

レクサプロ錠20mg(持田製薬株式会社)| 処方薬 | お薬検索

アドレナリン受容体をブロックして抑制をはずし、神経細胞からのセロトニンの放出を促進しながら、ヒスタミン受容体(HI)とセロトニン受容体(5-HT2C、5-HT2A、51HT3)をブロックするため、セロトニン5-HTIA受容体への刺激を選択的に増強し、不安・焦燥や下痢や嘔吐などの消化器症状、および性機能障害といったSSRIでよく見られる副作用を出さないで抗うつ作用を発揮する作用機序をもっています。
とくにセロトニンについては、

レクサプロ錠20mg(持田製薬株式会社)のお薬情報です。主 ..

ご相談ありがとうございます。レクサプロで低血圧を引き起こす可能性はあります。多いのは起立性低血圧といって立ちくらみを起こすパターンです。抗うつ薬によっては血圧を上げる副作用のあるものもあります。サインバルタや最近出たイフェクサーSRです。これらはSNRIといわれるタイプの抗うつ薬で、ノルアドレナリンという物質を引き上げる効果があり、ノルアドレナリンは昇圧剤としても使われる薬剤でもあります。
おっしゃるように効果を感じられないようであれば、レクサプロの減薬中止も検討の余地ありです。
まずは主治医の先生と相談しながら、決めていってくださいね。
あと、余談ですが、なかなか治らないうつ病に双極性障害が隠れている場合があります。
いままで、2日以上ハイテンション、イライラしたり、することはありませんでしたか?
また、そのときは自信過剰、興味が次々とうつる、買い物や性に依存する、寝ないでも平気、だったりしましたか?
この質問にイエスであれば、双極性障害を疑いますので、その場合はうつ病とがらっと薬を使う方法を変えないといけません。
その場合もしっかり、主治医の先生と相談して下さいね。