リベルサスを飲んだ後に二度寝がダメな理由は「低血糖」のリスクがあるからです。
人間の試験であれば食事量の減少はもしかして論文のために意識的に我慢しているのでは?等思う方がいるかもしれませんが、その効果は動物実験でも証明されており、動物の餌の摂取量も自然と減っています。ここからも、いかにこのGLP-1受容体作動薬が我慢なく自然に食欲を抑えてくれるかがわかるかと思います。
リベルサスの効果的な飲み方とは、どのようなものなのでしょうか?
元々リベルサス(GLP-1受容体作動薬)は2型糖尿病の血糖値のコントロールや体重減少での心血管リスクなどを減少させるために有効なお薬で、日本では2020年に承認され、2021年2月から販売が開始されました。
肥満は予防医学が発達したアメリカなどでは日本以上に重大なリスクファクターとして捉えられており、心筋梗塞や脳梗塞のリスク、脂肪肝の罹患につながるとされています。そこで、食事療法や運動療法でもなかなか体重減少が見込めない患者さんのために開発されたのがGLP-1受容体作動薬(リベルサス)等の医薬品で、アメリカやヨーロッパなどの世界各国で『抗肥満薬』として承認されています。
このような作用を持つGLP-1飲み薬リベルサスは、ダイエットに効果があり、。
リベルサスは、GLP-1という元々体内に存在するホルモンの働きを模倣したGLP-1受容体作動薬です。GLP-1は食後に血糖値が上昇した際、さまざまな臓器に働きかけ、満腹感を感じたり、血糖の急上昇を抑えたりする働きを持っています。2020年に日本でも2型糖尿病の治療薬として承認を受けており、2021年1月から販売されるようになりました。
国内の承認は2型糖尿病となってはおりますが、健康保険適応外の自費診療として肥満予防やダイエット目的として使用されています。血糖値をコントロールしたり、胃の動きを緩やかにすることで、自然と食欲が抑えられるので、摂取カロリーが減り自然な体重減少効果を期待できるからです。
私は朝5時起きて、まずリベルサス3mgをコップ半杯で飲みます。
上に記載した通り、GLP-1は元々は食後に分泌されて満腹感を感じさせる作用を持っているので、GLP-1受容体作動薬は満腹感を普段より長く感じることができ、自然と空腹感を抑え、ストレスのある食事制限をすることなく食事量を減らすことが可能です。また、GLP-1の働きは多岐に渡り、肝臓に働きかけ脂肪肝のリスクを減少させたり、褐色脂肪組織に働きかけ代謝を上昇させるといった報告もあります。
リベルサスは医薬品であり、使用する前には禁忌事項や既往歴、他の薬剤との併用などを確認する必要があります。そのため、リベルサスを服用するには、必ず医師の診察と処方が必要です。
しかし、発売から日も浅くリベルサスについての情報が少ないのも確かです。
リベルサスは空腹時に1日1回内服するだけでGLP-1の効果を期待できます。注射に抵抗があり、なかなかGLP-1ダイエットに踏み出せない方や、注射だと携帯しにくい方、まずは手軽に開始してみたい方も安心して使用することができます。
ご覧の通り、プラセボ(偽薬)を投与された患者さんと比較して、セマグルチド(リベルサス)を投与された患者さんの方が容量依存的に体重減少を認めた=効果が大きいことがわかります(14mg>7mg>3mg)(2*)。
では、リベルサスを飲み忘れた場合はどうすればよいのでしょうか。
この制約が守れないと胃で十分に吸収することができずにお薬の効果を全て発揮できなくなるので必ず守ってください(もし、生活習慣的にこの制約が困難な方は、注射薬のGLP-1受容体作動薬はこの制約がありませんので、注射薬の方がおすすめです)。
リベルサスの効果は、服用開始から2〜3ヶ月で現れることが期待できます。
①なぜ内服後に絶食時間をもたないといけないのか?:同じ飲水量(50mL)で比較した時、絶食時間を長くした方が薬の血中濃度が上昇していることがわかります(12.6→33.4 nmol/L)。これはつまり、絶食時間を保つことによってリベルサスをより吸収する事ができるという事を示しています。
リベルサスの効果や副作用については、下記ページもご参照ください。
②なぜ少量の水で内服しないといけないのか?リベルサスを50mLと240mLの水で内服した時の血中濃度の差がこちらです。240mLで内服した時より50mLで内服した時の方が血中濃度(効果)が高いことがわかります。つまり、①と②から
リベルサスの効果が期待できるまでの期間について、以下の表にまとめます。
また他の論文では特殊なカメラを用いてリベルサスの胃での吸収を観察しています。この写真でもわかるように120分で多くが吸収されて140分でほぼ全てなくなっているのが見てとれます(*4)。
体内のホルモンであるGLP-1は、すぐに分解されるため効果は短時間です。
この図は、リベルサス公式添付文書から抜粋した図ですが、1回内服しなかった場合でも、薄いグレーの線が、灰色のエリア(推奨されるリベルサスの濃度)から著しく外れる事がない事がわかります。これは、リベルサスの半減期(*)が長く、1日の内服忘れによる影響が小さいことを示しています。
リベルサスと併用の方は、一緒に飲まずカナグルは朝食後にしてください。
実はよく患者さんから質問があるのが『リベルサスを内服して二度寝をしても低血糖になったりしませんか?危険ではありませんか?』という内容です。
リベルサスは、空腹ではない時に服用しても効果が得られないからです。
これに関しては、公式文章にははっきりとした言及があるわけではなく、また二度寝について検証した論文があるわけではないため予想の範疇を出ませんが、結論としては二度寝をしてはいけないというだけの根拠はないと考えております。
リベルサスを飲んでから30分程度は眠らず、安静に過ごすよう心掛けましょう。
その理由ですが、リベルサスをはじめとしたGLP-1受容体作動薬は血糖の上昇に依存してインスリンを出すという働きを持っており、内服したらすぐにインスリンを出すお薬ではありません。そのため、リベルサスを服用した後に2度寝をしてはいけないというだけの根拠は今のところありません。
リベルサスは、服用をやめるとそれまで得られていた効果が徐々に薄れていきます。
この事からもGLP-1受容体作動薬は、血糖値に依存してインスリンを分泌し、むやみやたらにインスリンの分泌を促すお薬でないことがわかります。つまり、低血糖を起こしにくいと言えます(5*)。(●:GLP-1受容体作動薬投与群 ○:プラセボ群)
そのため、リベルサスは服用の直前にシートから取り出し、ようにしてください。
「リベルサスを飲むだけで痩せる」という広告を時々目にしますが、そうではありません。リベルサスは、自然に無理なく摂取カロリーを減らして体重減少をサポートするための補助的な薬剤に過ぎません。基本的に、痩せる方法は、バランスのとれた食事と適度な運動であることは多くの方が知っています。
リベルサスは、BMIが高い人にとっても効果に期待できる選択肢です。
リベルサスは、GLP-1の効果を使用し『どうしても食べ過ぎてしまう』を自然に防ぐことでバランスのとれた食事に近づけ、体重減少に導きます。リベルサスに頼るのではなく、食事と運動が基本ということを重視する必要があります。
リベルサスは、起床後の空腹時に服用することが推奨されています。
リベルサスを服用しても全く痩せない人は、自分が好きなものを好きなだけ食べ過ぎている可能性があります。どんなに有効なお薬を使用していても、摂取するカロリーが消費したカロリーを上回ってしまえば体重は増加してしまいます。
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リベルサスは、普段より少量の食事でも満腹感を得られ、空腹感を感じにくくするお薬です。自然と摂取カロリーが減る方は結果が出やすいですが、お腹がいっぱいと感じても食べ続けてしまう方は結果が出にくいかもしれません。
は、です。リピーターも多く安心してリベルサスを処方してもらえます。
食事量を減らすだけで徐々に体重減少していくことは可能だと思いますが、より効果を加速させるためには日々の消費カロリーを増やす必要があります。臨床試験でも運動指導されていることが多く、それは短時間のウォーキングなことが多いです。運動と聞くとハードな運動を想像してしまいますが、まずは少しずつ取り入れることが大事だと考えます。定期的な運動を習慣にすることは非常に重要です。
リベルサスは「2型糖尿病」の効能・効果で承認がおりているため、です。
リベルサスを使っても痩せない人は、内服の使用期間が短い可能性があります。効果の項目でも触れたようにリベルサスは服用を続けることで食欲を抑え、自然な体重減少を目的としたお薬です。そのため、体重減少の結果がすぐに現れるものではなく、約3ヶ月かかると言われています。実際、急速に体重を減らすことは健康に良くありません。リベルサスを最近始めた人は、少なくとも3ヶ月間待ってから結果を確認することをおすすめします。
リベルサスは、起床後の空腹時に服用することが推奨されています。
もともとかなり痩せている人がリベルサスを内服しても大きな効果は期待できません。