※レクサプロの効果について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。


有効性、忍容性および許容性の点で、大うつ病の急性期治療に対しシタロプラムと他の抗うつ薬との間にいくつかの統計学的有意差が認められた。シタロプラムは、パロキセチンとレボキセチンより有効で三環系抗うつ薬、レボキセチン、ベンラファキシンより許容性が高かったが、エスシタロプラムより有効性が低かった。精神薬理学における大半のシステマティック・レビューと同様に、レビュー所見を解釈する場合には、スポンサーバイアス及び出版バイアスによる投与効果の過大評価の可能性を念頭に置くべきである。選択した研究で経済学的分析の報告はなかったが、抗うつ薬試験の分野では費用対効果の情報が必要である。


レクサプロは、効果と副作用のバランスのよさに定評のある抗うつ剤です。

米国と英国の最近の臨床ガイドラインでは、うつ病エピソードに薬物療法を適用する場合、第2世代の抗うつ薬が第一選択肢の中でも最良であると推奨している。システマティック・レビューにより、第2世代の抗うつ薬の間にも有効性に差があることが既に明らかになっている。シタロプラムは、最初に市販された選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)の一つで、臨床医がうつ病治療にルーチンに用いる抗うつ薬の一つである。

レクサプロ錠<エスシタロプラム>が40mg/日で処方されており、医師の但し書きがあった。本剤の用法用量は『通常、成人にはエスシタロプラムとして10mgを1日1回夕食後に経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行い、1日最高用量は20mgを超えないこととする。』であり、最高用量を超えていた。

レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

●レクサプロ錠10mg・20mg<エスシタロプラム>
うつ病・うつ状態、社会不安障害

患者は海外在住だが現在は一時帰国しており、初めての来局であった。レクサプロ錠の日本における1日最大量は20mgであるが、それを超える40mg/日で処方されていた。患者にこれまで本剤を服用した経験があるかどうかを尋ねたところ、海外では本剤を40mg/日で服用していたとのこと。また、日本最高用量の20mg/日だと急激な減量となるので、それを避けることを医師と話し合ったとのことであった。

レクサプロ錠<エスシタロプラム>が40mg/日で処方され ..

その結果、患者が海外で服用していたのはシタロプラムであり、医師はエスシタロプラムとシタロプラムが等価だと思っていたことが判明した。そこで、シタロプラムはラセミ体であり、エスシタロプラムはその活性本体であるエナンチオマーのS体であることを説明し、当該患者にシタロプラム40mg/日と等価になる処方はエスシタロプラム20mg/日であることを伝えたところ、レクサプロ錠は20mg/日へ変更になった。

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤を投与中あるいは投与中止後14日間以内〔[10.1,11.1.3参照]〕【2.3】ピモジドを投与中〔[10.1,11.1.4,16.7.2参照]〕【2.4】QT延長のある者(先天性QT延長症候群等)〔心室頻拍(torsade de pointesを含む),心電図QT間隔の過度な延長を起こすおそれ。[8.7,11.1.4参照]〕

有効性及び安全性の検討-(レクサプロ錠:2011 年 4 月 22 日承認、CTD2.

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤を投与中あるいは投与中止後14日間以内〔[10.1,11.1.3参照]〕【2.3】ピモジドを投与中〔[10.1,11.1.4,16.7.2参照]〕【2.4】QT延長のある者(先天性QT延長症候群等)〔心室頻拍(torsade de pointesを含む),心電図QT間隔の過度な延長を起こすおそれ。[8.7,11.1.4参照]〕

エスシタロプラムはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)に分類される抗うつ薬で「レクサプロ」という商品名で販売されています。ジェネリック医薬品も多く販売されており、その場合は名前に「エスシタロプラム」とつきます(以降「エスシタロプラム」にて統一します)。


44)海外臨床薬物動態試験-エスシタロプラム及びシタロプラムの薬物相互作用試験-(レクサプロ.

エスシタロプラムはデンマークで開発された抗うつ薬です。2001年にスウェーデンで初めて承認され、その後ヨーロッパ全土に広まり、日本でも2011年に「うつ病・うつ状態」の効能・効果で承認されています。2014年12月末までに、米国、英国、カナダ、オーストラリアなど世界98の国と地域で使用され、約3億5千万人以上に対して投与されたと推定されています。

33)海外臨床薬物動態試験-腎機能障害患者におけるシタロプラムの薬物動態-(レクサプロ錠:2011.

古くから使われてきた三環系や四環系といわれるタイプの抗うつ薬は強力な効果がある反面、副作用も強いため使いどころが難しいお薬でした。しかしエスシタロプラムは副作用を起こす頻度が低く、それでいて治療効果も三環系や四環系と同程度なので患者さんにとって使いやすく、継続しやすいお薬になっています。飲み始めてすぐに効果はあらわれませんが、飲み続けると徐々に脳内で作用を発揮し、抑うつ気分や不安をやわらげてくれます。

7) 海外臨床薬物動態試験-シタロプラムの生物学的利用率-(レクサプロ錠:

レクサプロ(成分名:エスシタロプラム)はS S R I(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という分類に属します。

Comfort Colors のエシタロプラム (レクサプロ) T シャツ。 (11)

レクサプロは、うつ病・うつ状態、社会不安障害に保険適応されているお薬です。

エスシタロプラム(レクサプロ)は、精神科で使われる抗うつ薬SSRIの1つです。うつ病、社会不安障害等に使われます。

ブプロピオンbupropion(NDRI;ウェルブトリン) 国内未
シタロプラムcitalopram(SSRI;セレクサ) 国内未
デュロキセチンduloxetine(SNRI;新☆サインバルタカプセル)
*一日一回投与のセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
エシタロプラムescitalopram(SSRI;レクサプロ) 国内未
フルオキセチン fluoxetine(SSRI;プロザック) 国内未
フルボキサミンfluvoxamine(SSRI;デプロメール、ルボックス)
ミルタザピン mirtazapine (NaSSa;新☆レメロン、リフレックス)
*ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬
ネファゾドンnefazodone(SNRI;サーゾーン) 国内未
パロキセチンparoxetine(SSRI;パキシル)
セルトラリン sertraline(SSRI;ジェイゾロフト)
トラゾドンtrazodone(SARI;デジレル,レスリン)
ヴェンラファキシン venlafaxine(SNRI;エフェクサー) 国内未
☆ネファゾドンnefazodone(SNRI;サーゾーン)には肝細胞毒性あり

【抗うつ薬】レクサプロ、エスシタロプラム| 精神科医のお悩み相談室

さて、昨日は、ブログにも書きましたとおり、学部長のY先生に、退職を申し出させてもらいました。実は、もう少し、なにがしかの感慨があるかと思っていましたが、案外そうでもなく、淡々と1日を過ごせましたし、今朝もいつも通りの目覚めでした。老化のせいで、感情鈍麻を呈しているのかもしれません(笑)。同僚の教職員の皆様方には、「これだけ迷惑をかけておいて、何だ!?」と思われるかもしれませんが、なにとぞご容赦くださいますようにお願い致します。ただ、春くらいから、あれこれと自分なりに、自分の中で考えて続けてきた結論でもありますし、最終的には、昨日も書きましたように、「休職期間までに、復職可能な体調に戻ることができなかった」という事実から、論理的に帰結される結論ですから、反論のしようも、気の迷いの示しようもないということです。まさに、That's all.でありますし、This is quite in the natural order of things.なのであります。

シタロプラムそのままが、セレクサであり、シタロプラムの中で光学異性体で効果がない薬物を減じたものが、レクサプロである。 ..

S S R Iという分類のお薬は、セロトニンという脳内の神経伝達物質を増やすことで、効果を発揮します。セロトニンは、脳内でドーパミンやノルアドレナリンと共に、感情や気分のコントロールに関連している物質です。
うつ病や社会不安障害の症状と、セロトニンの低下が関連していると言われており、レクサプロはセロトニンを増やすことでうつ状態や不安な気持ちを改善させていくと言われています。

エスシタロプラムはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)に分類される抗うつ薬で「レクサプロ」という商品名で販売されています。

副作用
・第二世代を評価した203の試験のシステマティックレビューではmirtazapine and paroxetineが他の第二世代抗うつ薬に比べて、体重増加がおこりやすい。
・ うつ病自体が、糖尿病を進展させるリスク要因である。65歳以上の1000人を10年追跡した前向き研究では、うつ病の人は、抗うつ薬による治療に関わら ず、うつ病を持たない人に比べて2倍以上糖尿病に罹患する率が高かった。(hazard ratio 2.3, 95% CI 1.3-4.1)
・ ケースコントロール試験において、うつがあり、糖尿病がないおよそ166,000人の患者のうち、抗うつ薬の中等量~高用量の長期間(2年以上)の使用 が、顕著に糖尿病のリスク増に関係した。(incidence rate ratio 1.8, 95% CI 1.4-2.5)
糖尿病のリスク 増加の見積もりは、amitriptyline (incidence rate ratio: 1.43, 1.03-1.98), fluvoxamine (incidence rate ratio: 4.91, 1.05-23.03), paroxetine (incidence rate ratio: 1.33, 1.02-1.73), and venlafaxine (incidence rate ratio: 2.03, 1.18-3.48)
・他の副作用については一般的な内容であったので割愛。

エスシタロプラム)の効果や副作用について | 水戸メンタルクリニック

S S R Iの中では最も新しいお薬です。レクサプロは、セロトニン以外の他の脳内の物質への作用が少ないため、他の抗うつ薬と比べると副作用が少ないことがメリットです。
レクサプロは効果が感じられるまでに数週間かかることが一般的なので、飲み忘れず続ける必要があります。レクサプロは1日1回の服用で良いため、飲み忘れる心配が少ないメリットがあります。

レクサプロは、うつ病・うつ状態、社会不安障害に保険適応されているお薬です。 3.レクサプロの作用メカニズム

【新薬】エスシタロプラムシュウ酸塩
レクサプロ:セロトニン選択性を?めた4成分目のSSRI

通常、成人にはエスシタロプラムとして10mgを1日1回夕食後に経口投与する

2011年4?22?、抗うつ薬のエスシタロプラムシュウ酸塩(商品名レクサプロ錠10mg)が製造承認を取得した。適応症は「うつ病、うつ状態」で、?法・?量は「1?1回??後に10mgを経?投与で、1?最??量は20mgを超えないこと」となっている。

レクサプロはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)として作用する抗うつ ..

エスシタロプラムはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)に分類される抗うつ薬で「レクサプロ」という商品名で販売されています。ジェネリック医薬品も多く販売されており、その場合は名前に「エスシタロプラム」とつきます(以降「エスシタロプラム」にて統一します)。