に使われることが多いです。ロゼレムは効果に時間がかかることも多く、あります。
そして、快い睡眠時間を7時間とることは長寿の秘訣でもあります。図6は米国の100万人を対象として6年間に渡る調査結果を示しています。7時間睡眠の人を基準にして、睡眠不足でも、寝すぎでも、死亡率は高まっていきます。
また、睡眠中には食欲抑制効果のあるホルモン「レプチン」も分泌されています。
季節の変わり目やその季節の気候は、身体とこころの健康に影響を与えます。
暑さ・寒さがストレッサーとなってストレスが溜まりやすくなったり、日々の気温の変化により自律神経が上手く働かなくなって心身の不調になったりすることには、日本のはっきりした四季も深く関係しています。
さて、この時期、「なぜだか気持ちが落ち込む」「たくさん寝ても眠たくて、朝起きるのが辛い」といったことを感じる方はいませんか。
季節の変わり目による不調かもしれませんが、そこには冬特有のメカニズムが関係している可能性があります。
「冬の朝はなかなか布団から出ることができない」と言う方は、寒いからだけでなく、「眠たくて起き上がれない」からではないでしょうか。
冬になると「眠くて仕方がない」、「ついつい甘いものを食べ過ぎてしまう」ということが他の季節より増えます。
これは、厳しい寒さを乗り切るためにエネルギーを蓄えようとする身体の生理的な現象です。
しかし、こうした状態に加えて、気分の落ち込みなどが増し、日常生活に支障をきたすほどのうつ症状となってしまう人がいます。
季節によって症状が出たり出なかったりするうつ病は「季節性感情障害」と言われています。季節性感情障害の中でも、特に秋から冬の間(10月頃から3月頃まで)に症状が出る場合が、「冬季うつ病」と呼ばれています。
ヒトの体には、ふだん時間などを意識しなくても、朝に目覚め、日中は脳も体も活発に活動し、夜になると体が休息を求め眠りにつくというような、自然に備わっているリズムがあります。このようなおおよそ24時間で繰り返されるリズムを「概日リズム(日周リズムあるいはサーカディアンリズムともいう)」といいます。
ヒトの体には概日リズム(睡眠と覚醒、体温や血圧・脈拍の日内変動、ホルモンの分泌など)のほかに、90分周期のリズム(レム睡眠とノンレム睡眠など)、30日周期のリズム(月経、皮膚の新陳代謝など)、1年周期のリズムなど、一定の周期を刻むさまざまなリズム(生体リズム)があります。体内で日々繰り返し行われるさまざまな生体リズムの活動は、生命を維持していくためのたいへん重要なシステムといえます。
これらの生体リズムを調整する役割を担っているのが「体内時計」です。
レプチン:食欲抑制ホルモン。食事を摂り満腹になると分泌されます。催眠 ..
本記事では、睡眠のメカニズムをはじめ、睡眠の質が下がる要因やそれによる健康リスク、睡眠の質を上げるために実践したい5つのポイントについて解説します。
ところで、食欲を亢進させてしまうグレリンはダイエットにとっては悪者というイメージですが、最近の研究では不整脈を引き起こす心臓の交感神経を鎮静化させる働きがあることがわかり、心筋梗塞等の有効な治療薬になる可能性も期待されています。肥満やメタボリック症候群によって危険性が高まる心筋梗塞に、食欲を亢進させるホルモンであるグレリンが治療効果を発揮するなんて、なんとも皮肉な、というか、非常に興味深い話ですよね。いやー、人間の身体って奥が深いですねぇ。。。。
睡眠と食事って関係ある!?|お役立ち情報|お知らせ | 江古田の森
食欲を抑えるホルモンとしては、レプチン、セロトニンだけではなく、食後血糖値を下げるために分泌されるインシュリンも同様の食欲抑制作用を持っています。しかし、インシュリンは血中の糖分をエネルギーとして消費・代謝させる反面、余った分を体脂肪として蓄積させる作用も持っていますから出すぎると肥満を招く方に働き、過剰な状態が続くと今度はインシュリンを受ける作用がうまく働かなくなって(インシュリン抵抗性といいます)糖尿病につながる危険もあります。食欲調整と脂肪蓄積・エネルギー消費の作用はとても複雑に絡み合っているのです。
寝入りばなから90分ほど深いノンレム睡眠が続き、その後約90分周期でレム睡眠とノンレム睡眠が繰り返し出現します。レム睡眠は睡眠の後半から起床前にかけて増え、この時間帯は心身ともに覚醒への準備状態になるといわれています。
睡眠不足で太る!? ダイエット のためには質の高い睡眠が必要な理由
休日に午後まで寝てしまって、身体がだるかった経験はありませんか?睡眠時間はとっているのに、不思議ですよね?これは、みなさんに備わっている体内時計のせいです。
近年、体内時計は皮膚、肝臓、心臓、血管などあらゆる部位にそれぞれ備わっており、その体中に備わっている体内時計に指令を出しているメインの体内時計が、視床下部の視交叉上核(しこうさじょうかく)という部分にあることがわかってきました。視交叉上核にある体内時計は他の体内時計をコントロールする働きを持っていることからマスタークロック(主時計)と呼ばれています。
実は、生体リズムのそれぞれの周期は機械の時計のように正確ではありません。たとえば、概日リズムの周期はちょうど24時間ではなく24時間数分~数十分であり、個人差があります。これが、概日リズム(おおよそ1日のリズム)と名づけられている理由なのですが、この数分~数十分の周期のずれを修正しないままでいると、24時間かけて自転する地球の周期(生活サイクル)とどんどんずれていくことになります。
このずれを生活サイクルの周期と合わせるように修正するカギになるのが朝の太陽の光です。朝日を浴びることで眼から入った太陽の光の情報を、網膜を通して視交叉上核が受け取ると、視交叉上核にある体内時計がリセットされ、24時間という一定のリズムに調整されるのです。リセットされた情報は、すぐさま全身の体内時計に伝達されます。
十分な睡眠は食欲を増進させるグレリンというホルモンを抑え、食欲を抑制して代謝を促進するレプチンを分泌させます。 ..
メラトニンは視床下部に働きかけることによって自律神経を調節しています。睡眠と覚醒・食欲・体温・心肺機能・性欲などをコントロールしています。また体内の代謝や免疫なども調整しています。メラトニンは睡眠だけでなく、様々な身体の機能に影響を与えているのです。
食欲を高めるというSpiegelらの報告があります。睡眠不足になると、レプチンという食欲抑制 ..
不規則な生活を送ることで体内時計は簡単に乱れてしまいます。体内時計の乱れに最も影響を受けやすいのが睡眠です。
朝の強い光の情報によって体内時計がリセットされると、その信号により眠りを促す睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制されます。メラトニンは抑制されてから14~16時間後に再び分泌され始め、メラトニンの分泌量が増えるとその作用で深部体温が低下し眠くなります。これが「朝の強い光」と「体内時計」と「睡眠」の正しい関係です。ところが、夜中に照明やパソコン・テレビの画面などの強い光を浴びてしまうと、夜にメラトニンの分泌量が減少することになり、睡眠覚醒リズムが乱れ、不眠などの睡眠障害の原因となります。
不眠は、肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病などに悪影響を及ぼし、また、脳卒中や心筋梗塞など命にかかわる病気を引き起こす危険性も高まります。
体内時計の乱れは、睡眠だけではなくホルモンバランスや自律神経の働きのリズムにも影響を及ぼし、食欲や意欲の減退などの体調不良を引き起こしたり、骨粗しょう症、がん、抑うつなどの原因になったりすることがわかっています。
ストレスが溜まると、食欲を促進させるホルモンであるグレリンの分泌が増えて、食欲を抑制するホルモンであるレプチンの分泌が減少します。 ..
冬季うつ病に見られる症状の多くは、季節性ではない一般的なうつ病と同じです。
しかし、一般的なうつ病では、眠れない・食欲がないといった代表的な症状が出ますが、冬季うつ病では、逆に、睡眠時間が長くなる・食欲が増するといった症状が出やすくなります。
のより低強度の運動よりも、食欲増進に関連するホルモンであるグレリンの抑制 ..
くられます。基本は、同じ時刻に起き、日光を浴びることです。睡眠不足でも極力ふだん通りの時間に起きることが望ましいでしょう。
とりわけ就学前1~5歳の年齢のこどもはメラトニンがシャワーのように沢山分泌されます。明るいところでは分泌が抑制されます。
目からブルーライトが入ると、その刺激でメラトニンというホルモンの分泌を抑えます。
メラトニンは通常、朝日を浴びることで分泌が抑えられて活動的になり、夜になると徐々に分泌され始め眠気を感じるようにするホルモンです。人間の身体は日の出とともに起きて、夜は眠るという生体リズム(サーカディアンリズム)があるため、夜に刺激の強いブルーライトを浴びると脳がその刺激でメラトニンの分泌を抑制してしまい、寝つきが悪い、眠りが浅いなどの睡眠のトラブルを起こすと考えられています。
ここまで「食欲を抑える」作用のホルモンについて紹介してきましたが、今度は反対に食欲を増進させる方へ働く「グレリン」という物質のハナシです。
厚生労働省の調査では、1か月間で週3回以上、日中に眠気を感じた人の割合が、男性では32.3%、女性では36.9%でした。
また、「就寝前に携帯電話、メール、ゲームなどに熱中すること」が睡眠の妨げになっていると答えた人は男女ともに12%程度ですが、20代の男女は42%を超えています。
寝ながらスマホを楽しむことで、睡眠の質に影響を及ぼし、
日中に眠気を感じるということが起こっているのかもしれません。
食欲抑制作用をもたらす。 トリプトファン → セロトニン(精神安定)
例えば、冬の間、朝起きるのがとても辛くなり、日中にも眠気を感じることが多くなる、また、チョコレートなどの甘いもの、菓子パンなどの炭水化物食品に対する食欲が非常に強くなる、といった症状です。加えて、運動量が低下しがちであるなため、太りやすくなります。
このような症状が強く出ていて、日常生活に支障をきたす状態が2シーズン以上続くようなときは、冬季うつ病の可能性があります。
冬季うつ病は季節性のもので、冬以外の季節は健康な状態である人が多いです。また、20代くらいの比較的若い女性が罹りやすくと言われています。
毎年繰り返し症状が出る場合、症状が重たく日常生活に支障が出るほどであるときは、精神科や心療内科など専門の医療機関に相談すると治療につながることもあります。一度相談してみてはいかがでしょうか。
また、睡眠不足が続くと、食欲増進ホルモン「グレリン」を増やして、食欲抑制 ..
食事制限や運動などダイエットのためにできることは数多くありますが、それ以外にダイエットは睡眠ととても深い関係があります。本記事では、ダイエットと睡眠の関係や理想的な睡眠時間、効果的な睡眠方法、さらに今、女性達の間で話題の空腹睡眠ダイエットについても紹介します。
抑制され睡眠が妨げられてしまいます。 メラトニンの作用 就寝前になりメラトニン ..
生活習慣の1つとして睡眠時間を7時間とることは、肥満・糖尿病予防、そして、認知症予防につながり、その結果、長寿効果もあるようです。
レプチンは、白色脂肪組織から分泌され、摂食中枢に作用して食欲を抑制する。 ..
近年、睡眠に関する意識が高まり、睡眠を向上するためのグッズや食料品が増えています。
睡眠は身体や心の健康を保つために重要なことは知っていても、なかなか毎日良質な睡眠をとることは難しい・・と思っている人は少なくないようです。
今回は、スマートフォンのブルーライトが睡眠に及ぼす影響について解説していきます。
「体内時計のリセットに重要なのが、目から入る光に制御されているメラトニンというホルモンです。 ..
・免疫機能の低下
免疫機能は自律神経の「副交感神経」と関係があります。傷ついた細胞を修復する作用や内臓の機能を高める作用がある、副交感神経はリラックスしている夜間に優位に働く傾向があります。睡眠不足により副交感神経の働きが弱まり免疫機能が低下することで、感染症などに罹りやすくなるのです。
薄暗い部屋にいる時よりもメラトニンの分泌が抑制され、寝つきに時間がかかってしまう。 ..
異常な食欲を引き起こす原因の一つとしてストレスが挙げられます。ストレスを抱えると身体は危機が起こったと認知し、身体全体で連携して対応しようとします。体内で「抗ストレスホルモン」と言われるコルチゾールが副腎皮質から分泌されます。コルチゾールは血糖値を上昇させ、一時的にストレスへの耐性を高めます。そのため、コルチゾールを出動させるためのエネルギー源として、血糖値を急上昇させるための高カロリーで甘い食べ物を欲しやすくなります。
それは、睡眠不足が続くと、食欲を抑える「レプチン」というホルモンが減少し、反対に食欲を増進する「グレリン」というホルモンが増えるからです。
冬季うつ病の発症は、日照時間と深く関係していると考えられています。
人間は、朝起きて明るい太陽の光を浴びると目から脳に信号が伝わり、脳内で働く神経伝達物質の一つ「セロトニン」の合成が活発になります。すると、「メラトニン」という睡眠に関係するホルモンの分泌が抑制され、体内時計が調整されます。
ところが、十分に太陽の光を浴びることができないと、「セロトニン」の合成が促されず脳の活動が低下し、「メラトニン」が正常に分泌されなくなり、体内時計が狂います。
こうして、睡眠リズムが乱れ、疲れやすい、食欲が抑えられない、気力が落ち込む、といった症状が現れやすくなるという仕組みです。