AGA治療薬を服用しても、初期脱毛が起こらない方もいらっしゃいます。
「初期脱毛があった人」の方が「初期脱毛がなかった人」より、「治療効果があった」と回答した人が多く、と言えますので、もし、服用開始前より脱毛が多い状態が半年以上止まらない場合や、初期脱毛以外の「皮膚のかゆみ」や「頭皮が赤くなる」などなにか気になる症状がある場合には、薬の処方を受けた医療機関に相談しましょう。
ここでは、初期脱毛が起きる可能性のあるAGA治療薬を3つ紹介します。
集計期間:2024年6月14日~20日
調査方法:インターネット集計
対象地域:日本全国
初期脱毛の調査対象:
フィナステリドを服用したことがある方 741人
デュタステリドを服用したことがある方 505人
ミノキシジル外用薬を使用したことがある方757人
人によっては500本ほど抜ける期間もあります。 脱毛症を発症していない場合でも、ヘアサイクルの休止期を迎えた髪の毛が毎日50~100本は抜けるとされます。毎日の抜け毛の量が50~100本に落ち着いてきたら、ミノキシジルによる初期脱毛が終わりを迎えたと言えるでしょう。
ミノキシジルの外用薬の場合でも初期脱毛は起こる可能性はあります。
ミノキシジルによる初期脱毛が2回起こった方は全体のおよそ4分の1というアンケート結果も報告されています。
初期脱毛が怖くてそこで薬を飲むのをやめてしまう方もいらっしゃいますが、そうするとただ髪の毛が減ってしまうだけなので、治療を継続してください。
AGA治療における初期脱毛の代表的な症状は、以下のとおりです。
前頭部から頭頂部にかけて中央の分け目のラインに沿って脱毛するのが特徴です。また、クリスマスツリー型と言われる前髪の方に脱毛が目立つタイプもあります。通常なら2~6年ほどの毛周期(ヘアサイクル)が短縮し、本来より早いタイミングで毛が抜けてしまうことで起こります。
FAGAは、Female Androgenic Alopeciaの略語で、日本語では「女性男性型脱毛症」という病名です。以前は男性のAGAと同じような疾患と考えられていたため、Female AGA、つまり〝女性のAGA〟という呼び方でしたが、男性のAGAとは別の症状であることが分かってきたため、Female Pattern Hair Loss「女性型脱毛症(F P H L))」とも呼ばれています。
ミノキシジル使用を中止しない限りは、初期脱毛を止めることはできません。
初期脱毛は、AGAの医薬品によって起こる適切な反応ですので抜け毛を気にする必要はありません。
ただ、休止期にある髪が少ない人であれば、初期脱毛が気にならない、また気づかないレベルというケースもあります。
ここまでで、初期脱毛はミノタブの効果の裏返しであることを解説しました。
ミノキシジルによる初期脱毛で、どれくらいの本数の髪の毛が抜けるのかには個人差があり、一概に「〇本です」と断言することはできません。ただ、平均するとおよそ1日に200~300本の抜け毛が見られるようです。
とはいえ、初期脱毛が実際に起きると心配になるのではないでしょうか。
ミノキシジル外用薬によって初期脱毛が起こる期間は、2~3ヵ月が29.7%、1ヵ月あった人が20.7%、4ヵ月以上あった人が15.2%で、初期脱毛がなかった人は34.3%でした。ミノキシジル外用薬で、65.7%で初期脱毛は起こり、抜け毛が多い状態が半年程度まで続く可能性があります。
この章では、初期脱毛による影響を抑えるための対策を6つ紹介します。
、1ヵ月あった人が20.2%、4ヵ月以上あった人が19.4%で、初期脱毛がなかった人は14.3%でした。デュタステリドの服用で、85.7%で初期脱毛は起こり、抜け毛が多い状態が半年程度まで続く可能性があります。
スピロノラクトンで初期脱毛が起きるという情報はあまりないかもしれません。
2回目の初期脱毛が起こる理由としては、1回目の脱毛後に生えた髪の毛があまり強い毛ではない(ヘアサイクルが整っていない)場合に、もう一度毛が抜け生え変わろうとする、これがいわゆる「2回目の初期脱毛」というもの。
初期脱毛の出現率について、査読済みの論文からデータをみていきましょう。
ミノキシジルによる初期脱毛が起こらない方もいます。ミノキシジルによる初期脱毛は発毛効果の裏返しですが、発毛が起こるための絶対的な条件ではありません。また、ミノキシジルの薬効と初期脱毛の間には相関性はないです。
初期脱毛はやはりミノキシジルが有名で次にフィナステリドやデュタステリドでしょう。
、1ヵ月あった人が30.5%、4ヵ月以上あった人が10.5%で、初期脱毛がなかった人は23.5%でした。フィナステリドの服用で、76.5%で初期脱毛は起こり、抜け毛が多い状態が半年程度まで続く可能性があります。
AGA・FAGA・薄毛治療薬の効果・副作用・服用方法・初期脱毛について
ミノキシジルは主にや女性の産後脱毛症などの症状改善を目的とした発毛剤です。AGAでない別の原因による以下のような薄毛には、あまり効果が期待できません。
初期脱毛でどれくらいの量の毛が抜けるのかを一覧表にしてみました。
そのため、ミノキシジルによる初期脱毛が起こらなかったとしても、ミノキシジルが作用していないと考える必要はありません。初期脱毛が起こらなくても、半年ほどミノキシジルを使用し続けていれば、何らかの変化があらわれてくるでしょう。
しかし初期脱毛が起こるにはきちんとした理由があるのも確かです。
ミノキシジルによる初期脱毛について、よく寄せられる質問をご紹介します。ミノキシジルによる初期脱毛が心配な方や、抜け毛量の増加に不安をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
ミノキシジルの濃度を徐々に増やすことで初期脱毛を抑えられます。
1回目の初期脱毛発現から1ヶ月以内日:11.3%(6名)
1回目の初期脱毛発現から1ヶ月目以降〜3ヶ月まで:9.4%(5名)
1回目の初期脱毛発現から3ヶ月目以降〜6ヶ月まで:3.8%(2名)
2回目の初期脱毛はなかった:75.5%(40名)
このタイミングで抜け毛が増えた場合は、初期脱毛の可能性が高いでしょう。
ミノキシジルは頭皮に直接塗布する薬剤であるため、使用中に頭皮にかゆみや赤みが生じることがあります。頭皮の炎症やダメージが蓄積すると、それが脱毛を悪化させる原因になることもあります。違和感を感じた場合は、使用を中止し、皮膚科や専門医に相談することをお勧めします。
AGA治療における初期脱毛に関して、よくある質問を紹介します。
ミノキシジルを含有するAGA治療薬にはいくつかの種類があります。国内で最も普及しているのは、ローションタイプです。そのほかにもゲルタイプなどもあります。
具体的な使用方法については製品や容量によって異なるものの、1日2回、脱毛部に直接塗布します。朝と夜に1回ずつ塗布する形が最も効果的です。一度の使用量は治療薬によって異なりますので、注意書きをしっかりと読み、用法・用量を必ず守るようにしてください。
ただし初期脱毛がないからといって、ミノキシジルが効いていないわけではありません。
ミノキシジル外用薬では初期脱毛があったと回答した人が、フィナステリド、デュタステリドの飲み薬より少ない結果となりましたが、となりました。
そのため初期脱毛が起こりやすいですが、その分発毛効果も強いです。
AGA治療中の初期脱毛は、薬が効いて治療が成功に近づいている証拠です。過度に心配しなくても問題ありませんが、抜け毛が長引いたり、痛みやかゆみが強かったりする場合は専門医に相談しましょう。
また、AGA治療中は生えてくる髪の良い状態を保つために、生活習慣の改善も必要です。薬での治療と生活習慣の改善で、健康な髪を維持しましょう。
全てのミノキシジル使用者が初期脱毛を経験するわけではありません。
実際にミノキシジルを塗布してみると、わずかな量に感じられるかもしれませんが、それでも十分な効果が得られます。脱毛範囲が広い場合も1回あたりの使用量を守った上で、範囲を計算しながら塗布してみてください。
ローションタイプの塗り薬は垂れやすいため、少しずつ塗るのがコツです。ゲルタイプであれば、リキッドタイプのように患部から短時間で流れ落ちることなく、塗布した部位へ長い時間、滞留を確保することができます。脱毛部全体に治療薬がいきわたったら、頭皮を軽くマッサージします。
なお、使用中および使用直後は、火気を避けるようにしてください。もちろん、使用直後の喫煙も厳禁です。
初期脱毛が起こる期間について、以下で薬ごとに細かく見ていきます。
一方で、初期脱毛がなかったと回答した人は757人中260人で、大幅な改善9人 (3.5%)、改善24人 (9.2%)、やや改善50人 (19.2%)、進行が止まった29人(11.2%)、進行がやや止まった38人(14.6%)、効果がなかった110人(42.3%)と回答され、まとめると、「やや改善以上」の人は83人(31.9%)、「進行が止まった以上」の人112人(43.1%)、「進行がやや止まった以上」の人150人(57.7%)で、効果がなかった110人(42.3%)となりました。
人によっては、ミノキシジルによる初期脱毛を2回経験する方もいます。
ミノキシジル使用経験者757人中初期脱毛があった人は、497人でした。この497人のミノキシジル外用薬の治療効果の設問の回答は、大幅な改善55人(11.1%)、改善88人(17.7%)、やや改善190人(38.2%)、進行が止まった76人(15.3%)、進行がやや止まった45人(9.1%)、効果がなかった43人(8.7%)でした。で、効果がなかったと回答した人は43人(8.7%)でした。