「アレグラFX」は、花粉、ハウスダストなどを原因とするアレルギー性鼻炎の症状に有効ですので、秋の花粉症にも効果を発揮します。
鼻にくっついた花粉やダニなどの物質(アレルゲン)を出そうと、異常に反応して、「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」といった症状がでてしまう病気です。
[PDF] 花粉症に有効な漢方の上手な飲み方 ―早めに 多めに 熱めに―
今や2人に1人がかかる国民病になってしまったスギ花粉症。スギ花粉はアレルゲンの代表の1つです。
今回からはアレルギーや花粉症、つらい鼻漏などに効く漢方薬を取り上げていきたいと思います。ひとつめは小青竜湯です。
(抗アレルギー薬:アレジオン、クラリチン、ジルテック、タリオン、アレグラ、
では、アレルギーとはどんなものなのでしょうか。それは「免疫反応の過剰な反応」ともいえます。免疫とはヒトに有害な細菌やウイルスなどの病原体を自分とは別の異物と認識して体から排除する反応のことです。この記憶を残すことで二度目からはガードを固めて防御することができるのです。しかし花粉や、食物、ホコリ、ダニ、犬・猫の毛を異物=アレルゲン(アレルギーのもと)として反応してしまい、それを排除しようとする反応がアレルギーなのです。繰り返しアレルゲンに曝されると免疫の記憶は確かなものになり、アレルギーは治療困難になります。花粉は季節的なものですが、アレルギーの症状が続いているところに次の花粉がやってくるとこれにもアレルギーが形成されることになり、一年中存在するハウスダストやダニにも反応するようになるのです。アレルギーがなぜ起こるのかについてはいくつかの説がありますが、一つの原因で起こるというよりは複数の原因が重なって起こるようです。この原因の中には避け得ないものもあり、アレルギーの治療を困難にしています。
花粉症の方にとっては憂鬱な季節となりました。2~5月にくしゃみ・鼻水や目の痒みで来院される方はほぼスギ花粉症であり、一部はヒノキの影響も加わって6月にかけても症状が続きます。当院では以前から軽度~中等度の症状の方には、眠気の少ないフェキソフェナジン(商品名アレグラ)を、天気によって症状が強くなる時にはステロイドが少量配合されたセレスタミン(商品名)を併用する方法をおすすめしていました。フェキソフェナジンでは効果がないという方には、やや眠気が強くなりますがオロパタジン(商品名アレロック)やタリオン(商品名)をお出しすることもありました。希望者には抗アレルギー作用がより強く逆に眠気もおきにくいザイザルを処方しますが、ジェネリックがないので値段が高いのが難点です。ピラノアやデザレックスなどの1日1回投与ですむ新しい薬も発売されています。目の痒みが強い場合には点眼薬も処方します。基本的には抗ヒスタミン薬の入ったザジテン点眼薬やリボスチン点眼薬・リザベン点眼薬を使いますが、小児では目にしみるという場合があり、小児にはケミカルメディエーター遊離抑制薬のインタール点眼薬またはパタノール点眼薬をお出しします。コンタクトを使っている方にはアレジオン点眼薬がおすすめです。内服で眠気が強い方はステロイド点鼻薬がおすすめであり、フルナーゼ点鼻液とアラミスト点鼻液が一般的ですし、フルナーゼには小児用もあります。鼻閉症状が強い方にはナゾネックス点鼻液が最も効果が高いようです。点鼻液が液垂れをおこして顔のお化粧がとれてしまうことを気にされる女性では、ご希望があればパウダースプレーの点鼻薬をお出しします。妊娠中の方では基本的には局所的作用のみの点眼薬・点鼻薬を使うことが中心となりますが、症状が強い場合に内服として小青竜湯という漢方も処方します。眠気が強くなるため内服薬を嫌い、点眼薬・点鼻薬の煩雑さを避けるために、注射を強く希望される方には、ステロイド薬の筋肉注射を臀部に行っています。また即効性はないのですが、花粉症の体質を変えるアレルゲン免疫療法も行っています。これはスギ花粉のエキスを毎日舌下する「舌下免疫療法」と言い、花粉症のシーズンに合わせて前年の秋から内服を開始します。今年のシーズンには間に合いませんが、来年は是非楽になりたいという方には今年の秋からの治療開始をおすすめします。花粉症の症状は花粉飛散が終われば症状もおさまってしまう一時期のものであり、花粉症としての診断的な苦労は何もありません。しかし、ダニ・イネ・動物上皮や、卵・果物などの食物にアレルギー反応をおこすような方では、ご希望があればスギの項目以外に、心配と思われる項目を加えて採血してアレルギーの原因を特定することは可能です。花粉症の治療だけでなく、診断についても細かいご希望があればご相談下さい。
春の花粉症は4タイプ。おすすめの漢方薬をタイプ別にやさしく紹介!
花粉症では季節性ですので、春先にはスギついでヒノキ、夏にかけてイネ科植物(スズメノカタビラ、カモガヤなど)、秋にはキク科植物(ヨモギなど)が代表です。 通年性アレルギー性鼻炎のアレルゲンとしてはハウスダスト、ダニ、カビ、ペット(犬、猫、ウサギ、ハムスターなど)の毛が有名です。
9月ぐらいにはできればと思っていましたが、1年半ぶりに再開したので、ほぼ書き直しという感じで、
そこに収載するのをやめた記事や、ここぐらいは掲載しても良いだろう。というものは、少しずつ更新するようにしていきます。
いま考えている本の題名は「人のしくみと世のしくみ」です。更年期障害・花粉症・高血圧などの東西の医学について書いています。
やっぱり陰陽トロピーの概念は、どちらが良い悪いではなく、西洋医学と東洋医学を使い分けるためには重要な概念だと思い直しています。
粘り気のある鼻水?症状別、鼻炎におすすめ漢方薬と生活アドバイス
花粉症の治療には主に内服薬が用いられます。症状が出始めの頃、またはそれより1~2週間前に服薬を始めると症状が重く発症するのを防ぐことができます。このほかに点鼻薬(鼻スプレー)や点眼薬(目薬)を併用したり、花粉症アレルギーを根本的に治療する長期治療を行ったりすることもあります。
当院では、初診からオンライン診療にて花粉症の治療薬の処方を行っております。通院なしで症状に合った薬剤をお送りすることが可能です(送料無料)。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。よろしければご利用ください。
春の花粉症で代表的なスギ・ヒノキなどの花粉を始め、中国大陸からやって来る黄砂やPM2.5、さらには家に潜むダニやホコリなどのハウスダスト、猫などのペットの毛など、鼻炎をひき起こす原因となるアレルゲンは悲しいかな日常のあらゆる所に潜んでいます。
そのため、鼻炎に悩む人口も確実に増加しています。
服用するタイプで花粉症に使われるものはアレロック、ザイザル、タリオン、ディレグラ、アレグラ ..
<おすすめの漢方薬>
どちらかというと鼻づまりが中心…。鼻がつまって出て来ない…。という方におすすめなのが『』。です。
お風呂などで体が温まると楽になるのは、冷やされて起こる“寒証の症状”の特徴。まだ鼻水が無色~透明であることも“寒証の症状”のポイントです。
カラダを温めてくれる葛根湯ベースの葛根湯加川芎辛夷で温めて治しましょう。
くしゃみが連続して出る方、 鼻水が滝のように流れるような方は漢方薬の小青竜湯を併用すると良いでしょ ..
また、もしも、お薬の副作用で一時的に便秘になってしまったら、まずは原因となるお薬を中止し水分をこまめにとり、食物繊維の多い食品を摂取し、整腸剤を服用するといいでしょう。酷いようであれば下剤検討ください。
その際に選ぶ整腸剤は市販では種類も限られていますので、試してみて自分の体に合う薬を飲むのが一番かと思います。
食事療法もそうですが自分の体にあうものが一番です。人によって効く効かないというのは割と多くあります。
乳酸菌、酪酸菌、ビフィズス菌などありますので、菌を変えて試してみるといいかと思います。
配合剤を病院などで処方してもらうこともできますので、医師に相談をしてちょっと種類を変えてみるなどいいかと思います。
あまり今飲んでいる整腸剤が効かないなという場合は、こちらも薬剤師や医師に変更する相談をするということはおすすめです。
ですから、小青竜湯などの麻黄を含む漢方薬が、アレルギー性鼻炎に効くのは、一つには、このエフェドリンの働きがあるから、と言うこともできます。
日本の処方で考えて見ますと、風寒型のものには、小青竜湯,葛根湯加川芎辛夷,川芎茶調散などを用い、風熱型には越婢加朮湯や辛夷清肺湯を用い、虚弱型には補中益気湯、麻黄附子細辛湯を用いることになっています。
ところが、近年になって、漢方的にみたアレルギー性鼻炎の病像がやや変わってきました。それは、現代人の生活環境の変化(飲食物を含む)が関係しているようです。
西洋医学での治療薬としては、フェキソフェナジン(商品名アレグラ他)やロラタジン(クラリチン他)などの抗アレルギー薬が該当します。 ..
小青竜湯には「麻黄(まおう)」と「甘草(かんぞう)」が含まれています。そのため以下の医薬品との飲み合わせは禁忌ではありませんが、注意する必要があります。
[PDF] 1.アレルギー性鼻炎に対する漢方薬の使い分け トウ
花粉症は、アレルギー反応を起こす原因物質=「アレルゲン」が身体の中に侵入してきた際にできる抗体が原因です。
花粉症は、鼻の粘膜に花粉が付いたとき、体の免疫システムが過剰に反応して、鼻水、鼻づまり、くしゃみなど鼻炎症状が起こります。花粉が飛散する2月中旬から4月初旬に症状が起こり、なかでもスギ花粉による花粉症が最も多いとされています。
○ 鼻閉タイプには葛根湯(カッコントウ)がよい。効果が弱い場合には葛根湯加
患者さんは58歳男性。25年来の春の花粉症で、鼻水、鼻閉、目のかゆみなど諸症状は著しい上に、職業がゴルフのコーチであるため、野外に出ることが多く、眠気の少ないアレグラの内服や抗ヒスタミン薬の点眼、ステロイド点鼻などでどうにかこうにかやり過ごしてはいるものの、2月から5月初めまで毎年往生しているとのことでした。2009年は大量飛散年でしたが、3月11日から開始した小青竜湯と五虎湯の併用で、アレグラも不要となり快適に過ごすことが出来ました5)。
当院では年齢が低くても使いやすいザイザル、アレグラ、アレジオン、オノンなどをよく処方しています。 ..
小青竜湯には、他の漢方薬や医薬品との飲み合わせで禁忌(服用してはいけない)はありません。ただし、
[PDF] 花粉症のシーズンが始まります お知らせ インフルエンザ情報
もうひとつは「葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」。
葛根湯といえば、風邪の症状によいとしてご存じの方も多いと思います。
これは葛根湯に「川きゅう」と「辛夷」を加えたもので、アレルギーなどが原因で鼻づまりなどが起こっている場合に効果があると
いわれています。
ザジテン、タリオン、ジルテック、アレグラ、アレジオン、アレロックなど ..
小青竜湯にも、葛根湯加川芎辛夷にも、越婢加朮湯にも、五虎湯にも、麻黄細辛附子湯にも、麻黄という生薬が配合されています。麻黄の主成分はエフェドリンで、実はこの成分が麻黄の中に入っているのを発見したのは、日本人の長井長義でした。
薬は大人用と子ども用、どちらを選ぶべき? 薬を選ぶとき編 Vol.3
風邪薬として服用される方の多い、葛根湯や麦門冬湯、桂枝湯などの漢方薬は便秘の副作用は起こりません。
鼻の症状に効く薬としても漢方薬の小青竜湯は便秘の副作用なく使えます。
おもな薬:アレジオン、エバステル、ジルテック、アレグラ、アレロックなど ..
小青竜湯は、アレルギー性鼻炎による鼻水・鼻詰まりや、くしゃみや鼻水が主な症状である風邪の時に用いられる漢方薬です。特に、この漢方薬は眠気の副作用がなく、アレルギー症状を和らげる働きがあります。
例えば、グループ Aのアレグラが効かなかったのであれば、同じ ..
お薬でのコントロールがうまくいかない方、パイロットやドライバーなど職業上お薬が飲めない方、受験生など薬の副作用で眠くなりたくない方には、舌下免疫療法やレーザー治療がおすすめです。
(1)舌下免疫療法
舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)は、スギ花粉症やダニアレルギーの根治治療(完全に治す治療)です。月1回の通院で、くしゃみ・鼻づまり・目のかゆみが改善され、根治すれば通院の必要がなくなります。根治までには3~5年と長い時間がかかります。1日1回薬を使用していただくだけの治療なので、それほど負担の大きい治療ではありません。
始めるにあたって条件があります。詳しくは下記ページにてご説明しております。
左から、アレグラ(フェキソフェリジニン)、ピラノア、デザレックス、クラリチン
春のスギやヒノキの花粉症が有名ですが、秋にも私たちの日常を脅かすアレルゲン、すなわち花粉が存在します。