血糖値が高い時にインスリンの分泌を促進するタイプの薬は3つあります。
フォシーガを飲むと尿が多く出るため、脱水になることがあります。予防のために水分をこまめにとりましょう。のどが渇いていなくても積極的に飲むようにするのがポイントです。
インスリンの効きをよくすることで、血糖値を下げるタイプの薬は2つあります。
肝臓から糖の放出を抑える、インスリンに対して感受性を高めるといった作用で、血糖値を下げます。主な副作用として、食欲がなくなる、吐き気、便秘、下痢などがあります。また、高度な心臓・肝臓・腎機能の低下がある方は使用できず、高齢者では脱水に注意が必要です。
皆さんはルセフィやフォシーガというお薬の名前を聞いたことがありますか?これらのお薬は、SGLT2阻害薬に分類される薬で、2型糖尿病の治療薬として使われています。
インスリン分泌とは独立した働きかたで血糖値を下げるタイプの薬は2つです。
血糖値を下げる薬には、飲み薬(経口薬)と注射薬があります。
ここでは、血糖値を下げる飲み薬について詳しく説明します。
糖尿病の飲み薬は、その作用から大きく分けて3つに分類することができます。
飲み方のポイントとして、ことでフォシーガの副作用であるカンジダを予防できます。
糖尿病とは、血糖値の高い状態が続き、全身のさまざまな臓器に影響が起こる病気です。糖尿病と診断されたときには、たとえ何も症状を感じなくても、様々な合併症を防ぐために、治療に取り組むことがとても大切です。
手術後は食事の前に血糖を測定します。その際血糖値が200mg/dLを超えると、血糖を下げる注射(インスリン)を打ちます。血糖値が高値で推移している場合は血糖を下げる飲み薬が追加になることがあります。
日本で発売されている注射剤には、1日1~2回用いるものと、週1回用いるものがあります。GLP-1受容体作動薬の作用の仕方は内服のGLP-1受容体作動薬と同じです。血糖値の高い時にインスリン分泌を促進し、グルカゴンの分泌を抑制して血糖値を下げます。単独で低血糖リスクは少ないという特徴があります。
糖尿病について知りたい全ての方のために、情報を提供しています。
男性 60歳代
もともと服薬コンプライアンス不良で血糖値が乱高下していた。同剤投与約2ヵ月後、患者自身が低血糖症状を訴えて来院。血糖値測定するも160mg/dLで低血糖の可能性は低いと判断し、グリメピリドを中止。4日後、倒れて救急車で搬送され、搬送先の病院で死亡。死因が不明なので、詳細を調査中。・
皆さまこんにちは、小金井つるかめクリニック 糖尿病内科の深石貴大です。
フォシーガのダイエット効果をさらに高めるための方法は以下の通りです。
今回は糖尿病治療薬の話はいったん休止し、血圧、脂質、糖尿病など、私が専門としている診療でよく話題に出る、「薬は一生飲まなくてはいけないのか?」について取り上げます。
したがって、糖尿病で血糖値が高くなると体重が減りやすくなります。
皆さまこんにちは、小金井つるかめクリニック 糖尿病内科の深石貴大です。
フォシーガダイエットを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
※長らくCKDの新たな治療薬は出てこなかったので、フォシーガの登場に関して腎臓専門医の世界では大きな注目を集めることになりました。
フォシーガは商品名で、一般名(成分名)はダパグリフロジンです。
インスリン製剤を使う必要のない時には、肥満かどうかの「体型」や「早朝や空腹時に血糖値の上昇があるかどうか」などの点を見て、薬剤を選びます。例えば、肥満や内臓脂肪(腹囲増大・脂肪肝など)があれば可能な量のメトホルミンや、経過によってはアクトス、またヘモグロビンA1c(HbA1c)が高い場合にはDPP-4阻害薬の併用などという具合です。
フォシーガ(一般名:ダパグリフロジン)の適応としては、以下が認められています。
自動車はガソリンや軽油でエンジンを動かして走ります。
また植物は、太陽の光と二酸化炭素で光合成を行う事で成長するためのエネルギーを作り出しています。
では人間はどうかというと、毎日食べる食事から身体を動かすためのエネルギーを得ています。
そのエネルギーのうちの一つがブドウ糖です。
このブドウ糖は、小腸から吸収されて血管内に取り込まれます。
血管内に取り込まれたブドウ糖は、インスリンの力を借りて細胞内(筋肉等)に取り込まれて身体を動かすためのエネルギー源となります。
糖尿病は、血管内のブドウ糖が多くなり過ぎた(血糖値が高い)状態です。
その原因は、ブドウ糖の元となる食事(特に炭水化物)の摂りすぎや、エネルギーの消費量の低下(運動不足)であると言われています。
また肥満も原因の一つと言われています。
しかし、太っている人(お相撲さんなど)が全てが糖尿病になっているかと言うと、答えは〝NO〟です。
それではなぜ糖尿病になってしまうのでしょうか?
それにはインスリン分泌が関係しています。
フォシーガの併用禁忌薬(併用が禁止されている薬)はありません。
SGLT2阻害薬は2型糖尿病の治療薬として研究開発された薬で、保険診療上も、2型糖尿病の治療薬として適応を受けています。
ルセフィとフォシーガは、です。 以下の表で、2つの薬の違いをご確認ください。
もう少し詳しく説明すると、血糖値は、すい臓から分泌されるインスリンの分泌量が減ってしまったり、出なくなってしまう事が原因で上がってしまいます。
冒頭で「ブドウ糖は、インスリンの力を借りて細胞内(筋肉等)に取り込まれてエネルギー源となる」と書きましたが、インスリン分泌が保たれている限り、食事から得たブドウ糖が多すぎてもエネルギーに変換して体内に取り込む事が出来るので血管の中には残りません。
取り込まれたエネルギーのうち余ったものは、脂肪細胞等に取り込まれて結果的に太ってしまいますが、血糖値は上がりません。
糖尿病になってしまった人は、少なからずインスリン分泌が障害されているのです。
・血糖値が高い時にインスリンの分泌を促進して、血糖値を下げる薬です。
十分な食事療法や運動療法を2~3か月続けてみて血糖コントロール目標が達成できない場合に、薬物療法の適用になります。
これらのお薬とフォシーガを併用することで、ことや可能性があります。
今までの血糖降下薬は、インスリンの量を増やしたり効果的に使われるような環境を作り出すという事で血糖値を下げてくれていました。
体重が増えやすい糖尿病治療薬には、チアゾリジン薬、SU薬があります。
以下のようなときには、体に悪影響を及ぼすことがあるので、フォシーガの服用は避けてください。
フォシーガ(ダパグリフロジン)の一般的な副作用には、以下が挙げられます。
通常、血液中の糖分(ブドウ糖)は、腎臓の糸球体(身体に必要なものと不必要なものをふるい分けるフィルター)を通して、原尿中に排泄されますが、尿細管という場所で再吸収される為、実際には尿中にはほとんど排泄されません(ただし血糖値が高くなると、尿細管で再吸収しきれなくなり尿糖として排泄されてしまいます)。
それではフォシーガは、どのようにして効果を発揮するのでしょうか?
血糖コントロールの目標は年齢や罹患期間、合併症の状態、低血糖のリスク、サポート体制などを考慮して個別に設定します。目標値の設定に使われるのが、HbA1c値です。目標値は各人によって違うので、薬物療法を始める基準になる、HbA1c値というものはありません。合併症予防の観点からの目標値は、7.0%未満と設定されています。
すい臓からインスリンがよく出るようにして、血糖値を下げるお薬です。
SGLT2阻害薬というのは薬の種類名で、実際の薬物名でいきますと、院内では、ジャディアンス、フォシーガの採用があります。また、前回紹介した阻害薬の成分をミックスした、カナリア配合錠、トラディアンス配合錠も採用しています。前者は「カナグル」という名前の薬と「テネリア」という名前の薬、後者は「トラゼンタ」という名前の薬と「ジャディアンス」という名前の薬をミックスしたものです。
・フォシーガで体重は-1.3~-2.2kgほど落ちるというエビデンスがある。
フォシーガに限らずSGLT-2阻害薬の作用とは尿細管におけるブドウ糖の再吸収を抑える事で、尿中にブドウ糖を強制的に排泄させるようにする薬剤です。
メトホルミンとフォシーガの併用が検討されるポイントは以下の通りです。
2014年に今までの血糖降下薬とは全く作用機序が異なるお薬が発売されました。
それが「SGLT2阻害薬」です。
日本では、アステラス製薬の「スーグラ」というお薬が一番最初に発売されました。
その後複数の製薬メーカーから続々と同系統のお薬が発売されて、今では6成分、7種類のお薬が発売されています。
当院では、スーグラ(アステラス)、フォシーガ(アストラゼネカ/小野薬品)、デベルザ(興和)、ジャディアンス(日本ベーリンガーインゲルハイム/日本イーライリリー)の4種類を採用しています。